甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根チャレンジ 2

2022.07.17(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 10
休憩時間
13
距離
18.2 km
のぼり / くだり
2547 / 2545 m

活動詳細

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 三連休は天候が良ければ槍の北鎌尾根へ行く予定であったが、生憎の天気。 せめてどこか登れる所は無いかと探してみると、南と八は比較的良さそうな感じであったのでトレーニングがてら甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根を久しぶりに登る事にした。 前回はグループで登ったので登りで7時間を掛けたが、今回は待望のソロ。 果たしてどれくらいの時間で登れるのか改めてチャレンジとなる。 (標準コースタイムは登り9:30) 4:30頃に尾白渓谷の駐車場に入り5:00過ぎにスタート。 まずは吊り橋を渡り長い長い笹薮の林道を進む。 笹薮がいつしか南アルプスらしい苔の林道に変わるとルートの1/4を通過した目安となる。 この辺りまでは比較的歩き易い。 そして苔の林道がら岩場が出で来たら5合目は近い。 5合目からは日本三大急登と言われる所以が堪能できるが、大抵の登山者はこの辺りでへばり、ペースが格段に落ちる。 ここからは角度のある梯子が目立つが、これも急登過ぎて無くてはならない設備だ。 5合目から約1時間程で7合目の七丈小屋に到着し、ここで3分間の休憩と水を補給する。 黒戸尾根はトレラン愛好家が多く、この日は1人だけ追い抜かれたが、後は追随を許さずぶっちぎって抑える事が出来た。 目標4時間に対して1時間弱遅れたが、何とか5時間以内に登頂する事が出来たのは上出来であった。 しかしこの代償は大きく、登りで既に膝の違和感を感じていた。  山頂で一通り写真を撮影し、持参したおにぎりを食べようとしたところ雨がポツポツと降りだしてきた。 結局、食べる間もなく下山を開始する。 途中で腹の虫が騒ぎだしシャリバテを訴えていたので、岩場で登りとの離合待ちを使いおにぎりを一つ頬張る。 七丈小屋に到着した頃には雨もいよいよ本格的となってきた。 レインの上着だけ羽織り、すぐさま下山を再開する。 5合目を過ぎた辺りから膝も悲鳴を挙げ初め、ペースがガクッと落ちる。 長い長い長い林道。 痛みが激痛に変わってきた膝。 降り続く雨に泥んこ祭の道。 靴も浸水しパンツもベトベト。 この終わりの見えない苦行に段々と腹が立ち、独り怒りながら下山をしていた。 ようやく下界に帰って来た時には青空が広がり、さっきまでの雨は何だったんだと思いながら片付けを済まし、温泉へと急ぐのであった。

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