幌尻岳(幌尻山荘ピストン)

2022.07.14(木) 3 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 51
休憩時間
1 時間 2
距離
10.0 km
のぼり / くだり
803 / 358 m
2 28
DAY 2
合計時間
10 時間 32
休憩時間
1 時間 38
距離
7.9 km
のぼり / くだり
1129 / 1135 m
4 50
4 56
DAY 3
合計時間
6 時間 14
休憩時間
58
距離
10.4 km
のぼり / くだり
323 / 798 m

活動詳細

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トムラウシに行ってから、次は幌尻岳へ行きたいというご依頼。 圧倒的感謝!2年越しの念願成就でした。 ◎前泊日 昼に新千歳空港入り、とよぬか山荘に前泊する。 とよぬか山荘が食事提供中止ということで、平取町の「味処いこい」さんで食事。 地元に愛される良店。おすすめ。 とよぬか山荘はもともと学校で、二段ベッドが用意されていた。 この日の宿泊者、合計4名。12月時点では争奪戦だったのに、何故。天気予報の影響か。 事前に熊スプレーとODガスなどは郵送済み。飛行機に持ち込めないのです。 ところが、とよぬか山荘では、「中古ガスの貸し出しあります」という取り組み。衝撃的。 本州からは用意するのは郵送するか買うかしかなく、余ったものも廃棄か郵送なのでとても素晴らしい取り組み。 勝手ながらとよぬか山荘という名前からして、 ガンコ親父が経営しているルールガチガチの山小屋かと思っていたが、思ったより気軽な感じで過ごせる場所です。 受付のおねえさんも山好きな模様。 お風呂も入れます。 明々後日までの天気予報はパッとしないが、核心である渡渉については、増水して渡れないことはなさそうだ。 食堂でひとりビールを飲んでさっさと就寝。 ◎1日目 3:00に起床。沢装備に着替える。 4:00に送迎車に乗り込む。既に外は明るい。北に来たなと感じた。 車に揺られて50分で登山口へ。 登山口にはトイレと待合室あり。 予想に反して超いい天気。 林道を2時間ほど歩くと渡渉地点へ。 沢靴に履き替えて渡渉開始した。 水温がとても低いのでネオプレンソックスは必要かも。沢靴もあったほうが良いだろう。 この日あまり水量多くなく助かった。 なお渡渉を危なげなく行けた一番の成功要因は、渡渉練習にある。 胸までどっぷりつかった沢泳ぎトレーニングの効果がとても出ていた。 15回の渡渉という話だが、何度渡ったか覚えていない。 何をもってして一回なのか、よくわからず、回数を数えること自体ナンセンスな気がする。 渡渉そのものよりも、ヒグマとの遭遇が一番のリスクか。 渡渉から4㎞で幌尻山荘へ到着。 この時点で11:00。 明日のアタック準備をお願いして、今日は私、営業終了のお知らせです。 昼から青空の下、ウイスキーで完成し、知らぬ間にテーブルの上で寝ていました。 幌尻山荘はマット無料。毛布もしっかりしたものが500円で借りられる。 寝袋運搬するよりも、毛布を借りる方が楽か。 バイオトイレ利用料500円/1日。ただ大きいのは男女共通でひとつしかないので、朝は混んでいた。 水は沢水なので要煮沸。というか、ろ過機など必須か。 ◎2日目 3:00には幌尻山荘宿泊者のみなさんもガサゴソ起きだしていた。 4:00に幌尻岳山頂へアタック開始。 2日目も僥倖!超いい天気! ずーっと急登、大好物です。 山頂でまったりしてから、下山開始。 カールが見下ろせる稜線は、とても気持ちが良い。 カールではヒグマを双眼鏡で探しまくるも、発見できず。この時点ではのんきに一度は拝みたいなどと思っていた。 幌尻山荘に下山したら14:00だった。 下山後、ちょうど同じタイミングで幌尻岳→戸蔦別岳へ周回したお兄さんたちが、山荘すぐそばでヒグマと超接近したとのお話。 お話を聞く限り、改めてヒグマに対しては、ガイドの力ではどうしようもないと認識…。遭遇しないことを祈るのみ。 ◎3日目 前日に幌尻山荘から上流300mぐらいのところで、ヒグマが鹿を狩っていたと。 さて、みんなが行ってから下山開始することとしようか。 下山の渡渉も楽しくクリア。 11:00頃にはゲートに到着した。 百名山の中でも最難関と言われる所以は、 渡渉という天候に左右される不安定さと、ヒグマとの遭遇にあるだろう。 素晴らしい山でした。

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