活動データ
タイム
01:28
距離
2.3km
のぼり
174m
くだり
173m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る本日の探し物 ミズチドリ:ラン科ツレサギソウ属 (別名:ジャコウチドリ) ササユリ:ユリ科ユリ属 サプライズ ホソバノヨツバムグラ:アカネ科アカネ亜科ヤエムグラ属 「チドリ」とつく花は、花が野鳥のチドリ科の鳥たちの飛ぶ姿に似ているからだそうです。 そんなチドリの鳥たちのような花、代表的なのはハクサンチドリでしょうか、似た花ではノビネチドリやテガタチドリもあります。 去年はそんな「チドリ」のつく花を探していました。 ハクサンチドリに始まり、ノビネチドリ、テガタチドリ、+αでホソバノキソチドリ、そして偶然にもガッサンチドリ(現地で気付いてなかった、帰宅後写真を整理していて気付いた)と出会うことが出来ました。 色んな「チドリ」に会えてよかったと思っていた8月中頃、調べものをしていた際にミズチドリを知ったのでした。 その名とおり、水辺に咲く白い花のチドリです。県内でも見れるのかなと調べたらいもり池で僅かに咲くようですが花期は終わっており、翌年の重要課題となりました。 今年は初夏の二王子岳と中々縁がありません。6月下旬は大雨で、その数日後は自身の偏頭痛が酷くて中止に、そして今回だったのですがどんどん黒い雲が集まる山頂を見て撤退しました。 撤退と言っても南俣集落を過ぎた所までしか行ってませんが、何時でも来れると直ぐ諦めることが出来るのが近くの山の良いとこですね。 毎年の楽しみの登山口のタマガワホトトギスは、何度か様子を見に来ていましたが、稜線のハクサンシャクナゲは登らないと見れません。今後の予定もあるので今年はどうやら諦めることになりそうです。 本日も元々、二王子岳かミズチドリにしようかと迷っていてた事もあり、今からならまだ間に合うと二王子岳を諦めていもり池へ向かいました。 下越から上越へ、距離だけなら仙台の方が若干近いって太平洋見に行けんじゃん…、何時もの事ながら新潟県の長さを実感させられながらいもり池に到着しました。 隣接する妙高高原ビジターセンターは、この春に県営から国営になりリニューアルオープンしたばかりの綺麗なセンターで、修学旅行でしょうか丁度中学生位の団体と入れ違いでした。 いもり池は一周500m程の小さな池ですのでゆっくり歩いても15分もあれば一周出来ます。なので2周しましたよ、2時間弱かけて…(笑) 反時計回りで歩きだしたのですが、中々ミズチドリが咲いていません。ビジターセンターのHPで数日前に咲き始めたとの記事を確認していたので、ビジターセンターの方に訊いてみようかな思いながら一周が終わろうとしたところでミズチドリの登場です。 逆周りで歩いてたら直ぐ咲いてたみたい… 別名はジャコウチドリ、漢字で書くと麝香千鳥とることから分かるように、芳香のするチドリなので、一年間目だけではなく鼻でも楽しみにしていたのです。 約一年前に長年鼻でも楽しみにしていたクロユリとのドキドキの初体面は、自分の鼻が悪いのか、クロユリの調子が悪いのか残念なことに何も感じず空振りに終わってしまいました。 そんな事もあったので今回もドキドキです、周囲に人が居ないのを確認しマスクを外してそっと顔を近付けます……、 すると、おっ!おお〜!!何とも言えない心地よい香りがするではありませんか、強すぎることも無く鼻を近付けると仄かに香ります。 花の前に腰を下ろしてしばし鑑賞、時折風に乗って漂う香りと共に楽しみました。 「麝香千鳥」 の名に偽り無しですね。 あまり長い間居座っいて完全に不審者と思われたのかマイマイガの毛虫が猛スピード接近してきてので、一旦立ち上がりゆっくり池をもう一周し、再び座り込みました(笑) で2周に2時間弱となったのです。 平日ということもあり、ほぼ貸切だったので存分に楽しめましたね。 帰る前に、ビジターセンターで花の本を購入、その際にここのミズチドリは自生ですかと訊ねると自生との事で、また以前は周りの葭を機械で刈っていたため一緒に刈り払ってしまう事があったそうで、それを手で刈るようにしてからミズチドリの数も増えてきて今年は特に沢山咲いたと嬉しそうに話されていました。 また、ミズチドリの香りやササユリの香りも好きだのやたら花の香り話をしました(やっぱり不審者)。この時に男性と女性のスタッフの方が対応して下さったのですが、女性のスタッフの方は後でビジターセンターのHPを見ていて知ったのですが、プロの登山ガイドの方で、百名山の妙高山の回にガイド役で出演されたり、ヤマップマガジンにも記事が掲載された事もあるようでして、小柄な方でしたが秘めたるお力は凄く沢、岩、雪、海外とオールラウンドにこなされる方でした。 そんな事とは露知らず、不審者全開で花の香りの話しばかりしてきた…、恥ずっ💦 まあ、旅の恥はかき捨てと言うことにしときましょうか(笑) この後、せっかく上越まで来たのでひと山、直ぐ登れるお気に入りの城山(鮫ヶ尾城趾)に登って帰りました。 ログは城山の分です。 1年越の念願のミズチドリを視覚、嗅覚共に堪能する事が出来ましたね。 白いチドリで2年に渡ったチドリ旅も一段落ですかね……、ん!?白いチドリがあれば青いチドリもあるの…、その名もアオチドリって、恐るべしチドリ沼(笑) ※おまけ動画は風に揺れるミズチドリとノハナショウブに食べられる蜜蜂です。
動画
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