活動データ
タイム
29:25
距離
35.6km
のぼり
3105m
くだり
3056m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る登山始めて9ヶ月。ついに憧れの北アルプスへ。 初心者でも大丈夫というパノラマ銀座縦走にチャレンジ。週末挟んだ金曜月曜の休み取って、4日間で走破を目指す。すべて山小屋泊の贅沢登山。同行者に歴戦の2人と。 中房温泉-燕岳-燕山荘泊-大天井岳-常念小屋泊-常念岳-蝶槍-蝶ヶ岳ヒュッテ泊-蝶ヶ岳-徳沢-上高地 前日。 木曜夜に新宿から松本まで特急あずさ、ローカル線に乗り換え穂高駅。穂高のビジネスホテルへ前泊。穂高は飲食店もあるし、スーパー西友もあるので、夕食も買い出しも問題なし。 1日目。 早朝タクシーを手配して中房温泉まで。8,740円 早い時間のタクシーはなかなか見つからないので早めの予約がベター。 北アルプス三大急登からのスタート。全ルート分の体力配分が分からないのでゆっくりペースを常に意識。等間隔のベンチにもペース助けられて、難なく合戦小屋へ。名物のスイカで水分チャージ。 ここから少し行った先から燕山荘が見えてくるも、霧がかってきて、やや不安な気持ちに。山頂付近はガスなのかしら…。 そんな思いを抱えながら、最後の登りを終えた先に、いきなりアルプスのパノラマビューが飛び込んでくる。不安を一気に吹き飛ばす圧倒的な景観に思わず声を上げて感動してしまう。 すごい!綺麗! ボキャブラリーなく、シンプルワードでただただ声上げ、小走りに。憧れ期待を裏切らない絶景。 燕岳は北アルプスの女王というだけあって、独特の色合いの美しさ。気高い。 しばらく放心したあと、こちらも念願だった燕山荘へチェックイン。ランチが13:45までということだったので、食べてみたかったチキンインドカレーで腹ごしらえ。絶品。 荷物も置いて軽装で燕岳までルンルン散歩。絶景横目にイルカ岩、メガネ岩、高山植物。あっという間に燕岳山頂へ。 夕食まではケーキセット食べたり、昼寝したり、写真撮ったり。夕食後も19:00の日の入り時間まで外でまったり。夕焼けに照らされた燕岳も、赤く染まった空と雲とアルプスの山容もどこを切り取っても絵になる。日が沈んだら夜景と星空鑑賞。山小屋泊ならではの楽しみは続き、1日目が終了。 2日目。 4:30の日の出前に起き、外のデッキテラスでご来光待ち。薄い雲海で綺麗なグラデーション。陽に照らされた燕山荘の美しさ。 朝食を食べたら、2日目の縦走スタート。 大天井岳までの稜線歩き。右にアルプス、左に町並みを見ながらの絶景歩き。稜線の強い日差しと羽虫対策に、燕山荘で購入した手拭いを頭からかぶる。今回の最大の気付き、手拭いは万能。 スタート時から大天荘が見えるだけに、すぐ着くのか?という錯覚と誤算。実際はだいぶ距離あり、ラストの登りもツラい!早くも2日目で暑さにヘロヘロになりながら大天荘に到着。荷物を置いて、気を取り直し、徒歩数分の山頂へいざ。 今回ルートの最高峰の大天井岳は360度パノラマビュー。穂高連峰、裏銀座見渡せて気持ちが良い。今回一番のお気に入りだったかもしれない。ぐらい絶景パノラマ。 大天荘の10:30からのランチ開始を待ちながら、付近の残雪に寝転んで身体冷やしたり、コーラ飲んでは冷やしたり、暑さ緩和して、今日もカレーをいただく。美味! 常念小屋までは色んな顔色の道のりを。草をかき分け、乾いた砂地を。延々と歩くもなかなか小屋が見えない。口数も無くなり、一歩一歩ただ前に進んで横通岳を超えて、ついに赤い屋根が!山小屋の赤茶けた屋根、今回好きになりました。砂漠の中のオアシス遭遇の気分。 常念小屋ではもう1人の同行者と待ち合わせ。無事に合流。こちらは一ノ沢ルートから。2日目の無事と合流を祝して乾杯。祝杯あげた食堂では、登山系youtuberの方との出逢いもあり、2日目最高のフィナーレ。 3日目。 朝から小雨がパラついているので、念には念をで、レインカバーとレインウェアで出発。目の前に立ちはだかる百名山常念岳へ。綺麗な形の山容でジグジグと標高を上げる。途中から雨が強まり、レインウェアで正解。 常念岳山頂からは雲はあるものの視界は良好。 薄暗い中でも遠くの富士山までも見通せて、逆に幻想的な世界。百名山の貫禄。 雨が強まる前に蝶槍、蝶ヶ岳ヒュッテへ。まずは大きな岩場をどんどん下る。トレッキングポール持たない方が良かったかな。岩場を過ぎると突如として緑の世界へ。また違う世界。北アルプス奥が深い。蝶ヶ岳へ向かう道は樹林帯。雨を受けつつ森の中を進む。体力はほぼ限界でアミノ酸も補給してなんとか前に。 あいにく蝶槍からはガスで何も見えないので、急ぎ蝶ヶ岳ヒュッテへ。霧の中から突如山小屋の形が現れたときは本当に救われた想い。体力も気力も使い果たして到着。そのまま即栄養補給にランチのカレーをかきこむ。喫茶店のカレーみたいで好みのタイプ。人生で初めてカレーで整った。 その後、雨風激しくなり、大人しく山小屋時間を楽しむ。おはぎを食べ、本を読み、お茶をして、夕食後にはビールとワイン。夜中に激しい雷で誰かの熊鈴が震え鳴る夜。山にはそんな顔も。明日の天気はどうなるのか。 4日目。 いよいよ縦走の最終日。ほぼ下りのみのルートとはいえ、天気レーダー睨みつつ雨が弱まるのを待つ。そのおかげで朝食後もコーヒーでのんびり。蝶ヶ岳ヒュッテの温かみある空間がとても落ち着く。 視界ゼロだった昨日とは違い、周りが眺め渡せるように。蝶ヶ岳山頂からこれで今回最後となるアルプスの山容を目に焼き付け、いざ下山へ。 雨の中、樹林帯をただ下る。それも悪くない。嫌いじゃない。長距離歩行を最終日の疲れと戦いながら、頭の中は今回の縦走思い出プレイバック。 そうこうしている内に、いつのまにか徳沢へ。もうここからは整備された素敵空間。徳澤園ではピザとソフトクリームとコーヒーですっかり下界の雰囲気。ありがたや。 河童橋手前のキャンプ場にある小梨の湯で4日間の疲れと汚れを一気に洗い流す。究極の解放感。何度感嘆のため息をついただろうか。最高。 身支度を整え、yamapも終了して、街へ帰るモードに。初めての上高地は天気がすぐれず、河童橋の上から再訪を誓いました。それでも美しい。 まだまだ後ろ髪引かれながら、さわやか信州号で新宿へ。膨大な写真を眺めつつ、大きな余韻を残したまま都内に帰還。次はどこ行こうか。
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