活動データ
タイム
11:49
距離
15.8km
のぼり
1966m
くだり
1956m
活動詳細
すべて見る土曜日に Tsutomun さんと、猿倉から白馬岳に行ってきました。 前日入山で別経路から白馬に迫る A さんと稜線で合流することも見込み、集中登山という風味も加味して。 金曜日に入山し、赤岩尾根から鹿島槍~五竜~唐松(泊)~白馬鑓ヶ岳~杓子岳を越えてくるという A さんと白馬岳で合流、ということですね。 我々日帰り組は、猿倉出発し白馬に達したのち大池から栂池に下山すべく、栂池にもう一台の車を残置してあります。 A さんの計画、登山口から白馬岳までで歩行距離 28 キロ、累積登高距離 4900m(YAMAP 地図で算定)を二日間で歩き抜くという大縦走。 土曜日なん時に白馬に達するかという見立てをもとに、猿倉入山組が調整します。 金曜夕刻、唐松岳頂上山荘に到着したという A さんの報告と翌日の出発時刻を確認したうえで、8 時から 9 時に村営頂上宿舎直上の稜線で合流と見立て、猿倉組は土曜日 4 時に出発。 猿倉駐車場からはヘッデンスタートだったものの、林道を歩くころには夜は完璧に明け、抜けるような青空の元、木々のまにまに白く輝く白馬の稜線を遠望しました。その白い輝きは、その後ちょっとの間赤く遷移しモルゲンロートとなりました。 白馬尻を超えてしばらくすると雪渓に乗り込みます。 不眠でこの日を迎えた Tsutomun さんはやや苦しそう。当然です。ペースを合わせてゆっくり登ります。 雪渓にはベンガラで経路を示してくれていますのでどこを歩くかは明瞭ですが、みなさん思い思いのルートで歩いています。 石室すぎたあたりで夏ルートをはずれて右岸の小さな岩稜を登り、しばらく登高したのち雪渓に戻ると同時に左岸にトラバースします。結構な距離。朝一はツボ足の跡が残るだけでしたが、午後の下山時には雪切りされたようにきれいな通路になっていました。 ほどなく傾斜も緩み村営頂上山荘が見えてくれば、A さんとの合流予定場所に到着です。午前8 時。 雪渓登高中は、白馬の輝く稜線を仰ぎ、振り返れば遠く青くかすみながら飯綱山・四阿山・浅間山を眺めていました。稜線に達するとこれに加えて杓子・鑓の白馬三山、その向こうに明瞭に槍の穂、右に視線を移せば剱岳、毛勝三山が居並びます。素晴らしい天候です。 腰を据えてスマホをみると A さんから LINE で連絡が。0808AM「天狗山荘で休憩しています」。 見込みよりだいぶ差が出てしまっていますが、不帰嶮・不帰キレットを超えてくるので当然ですよね。 A さんの超健脚さから過剰にコースタイム補正をしてしまっていました。 ともあれ、10 時半に合流見込み時刻を再設定。協議の結果、猿倉組は真横にどっしり構える旭岳を往復することにしました。 旭岳。しばしば YAMAP の山行報告に出てきます。 素晴らしいお山でした。視点が変わるだけで後立山・立山連峰の見え方がグッと変わります。心なしか劔の見え方も、こっちからのほうがかっこいいように思えます。 そして雪倉岳・朝日岳・朝日小屋を一望できたことが大きなお土産。 7 月中旬のプランへのモチベーションを爆上げさせてくれました。 旭岳往復に 2 時間かけ、再び白馬稜線の分岐点で休憩していると、11 時前、来ました、A さん。 スピードが落ちているので故障や体調不良を心配しましたが、いつも通りの飄々とした感じ。 三大キレットのうちの二つを、二日のうちに越えてきた姿には見えませんでした。 さて、ここから三人で白馬岳山頂をつめます。一応、変則集中ってことで。 残念ながらもはや栂池まで抜けることはできません。 白馬大雪渓を再び下って帰りましょう。 下山後、大町の俵屋でおなか一杯中華を食べて今日の山旅終了です。 ▶足回りのこと 雪渓歩きにチェーンスパイクをもってきてしまっていました。なぜか 6 本歯を捨てて。考え事しながらのパッキングで、ミスりました。 返す返すも 12 本歯をもっていけばよかったと思います。もっと楽に下りられたのに。 もちろん周りを見るとチェーンスパイク/6 本歯で悠々と下っている方もたくさんいます。 ご自分の好みや力量でご判断ください。 ▶虫のこと きついです。あやうく口に入ります。周りには口に入ったと思われる方の嗚咽もありました。 並みの携行用虫避けなど何の効果もありませんでした。 有効成分二倍という虫避けと、モンベルの防虫ネットを下山後買いました。次回のために。 ▶旭岳のこと 旭岳へは一旦鞍部におり、雪稜に導かれるまま直登してゆき、最後には左手のハイマツ帯に遷移してつづら折りを登っていく、と思います。 今回チェーンスパイクしか持ってきていなかったためこの雪稜の登高を避け、旭岳南面の雪上のトラバース路を裏旭岳方面に進み、裏旭との鞍部から回り込んでガレ場を登りました。 参考になさらないでください。植生へのダメージには極力気を使ったつもりです。
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