段ヶ峰からミズナラの巨木に逢いに行く!!

2022.06.26(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
13 時間 15
休憩時間
4
距離
63.0 km
のぼり / くだり
2555 / 2713 m
23
19
54
22
20
12
1 8
4 10

活動詳細

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目が覚めるとすっかり夜は明けていた。 窓から古城山東から朝陽が光っている。 もう日の出の時刻だ。 今日も実家(生野駅近く)からスタート。 先週スルーしてしまった「ミズナラの巨木」に逢いに行くんだ!! 生野高原カントリークラブへのアクセス路は何度歩いても「キツイ」。 が、今朝は「ルロロロ」と艶やかな鳴き声が林にこだましている。 もちろん鳥の姿など見えるはずもない。 小型の鳥たちのかん高い鳴き声ではなく、共鳴体がもっと大きな鳥ではなかったか・・・? 今日は彼(彼女?)のおかげで強い傾斜も知らぬ間に登り終えていた。 登山口駐車場到着 まだ誰もいない。 さあ、きょうも達磨ヶ峰までの急登の始まりだ。 朝露で登山道わきの草は濡れているものの、登山道自体は良く乾いている。 「達磨の肩」の手前で振り返ると、空は秋のように澄み切って「ブルー」「ホワイト」「オレンジ」のストライプの雲たちが見える。 達磨頂上まで封印のためリュックに仕舞っていた一眼レフカメラ、あまりの清楚な風景についつい取り出してしまう・・・今日も先が長いのに・・・まあいいのだ、最優先は「ふるさとの山:段ヶ峰山塊」の魅力発見だ!! 歩く距離や歩速は、残った時間の許される範囲でチャレンジすればいいのだ!! 「ミズナラの巨木」は千町峠から基幹林道を福知川に沿って下り、一つ目の分岐を「草木」方面へ下る。次にぶち当たる「千町集落」・「百千家満」をつなぐ道路の脇に「巨木」は立っている。 巨木は樹齢300年を超えてはいるものの生命力に溢れ、緑の葉をたわわに湛えている。 段ヶ峰のミズナラたちも、こんなふうに時を経ていくのだろう・・・我々はその様子を確かめることはできないのが残念だが、「つながる命」を想像することはできるんだ。 段ヶ峰山塊で300年にもなろうかという「巨木」は見たことがない。 南縦走路には樹齢100年くらいだろうか・・・モミの大木が結構ある。 段ヶ峰山頂標識から少し千町峠側に下った処にもモミの大木があるが、あれより一回り大きい。 又、先日から歩いている「旗ノ谷」にも100年くらいの樹齢の「スギ」の大木はある。 余談だか播但道生野インターの近くの延應(えんのう)寺には、樹齢400年と言われる「ケヤキ」の巨木がある。 300年、400年生きることは樹木にとっても、幾つもの「偶然」が重なった「奇跡」なのだろう。 良い季節に巨木探しに山麓を歩くのもいいかも・・・。 さて、今日のルートは以下のようだ 生野の実家スタート→達磨ヶ峰→フトウガ峰→段ヶ峰→千町峠→基幹林道→草木方面→ミズナラの巨木→草木ダム→国道429→県道6→県道39→砥峰高原→基幹林道→分岐「太田池・峰山方面」→分岐「峰山方面」→分岐「寺前駅」方面→JR寺前駅ゴール 結局スタートが遅かった分、最後は時間との闘いとなってしまった。 ラスト21kmで、ナビは「寺前駅」到着18:19と表示。 18:13の列車で生野へ帰る予定だったので6分の短縮が必要だ。 『6分くらい大丈夫、もう少しのぼれば後は下りだ、時速5kmで押せば余裕で到着できる』 しかし、この読みが甘かった。 砥峰から峰山リゾートまでの上りは予想より長かった。 おまけに、太陽は燦燦と真夏の光を浴びせてくる。 その前の10kmつづく「砥峰高原」への登りもずっと晴れていて、気温は32度まで上がっていた・・・自分が思っている以上に体力を奪われていたのかもしれない。 寺前駅への最後の10km 、傾斜が緩くなると途端に体が「重い」。 時速4kmをキープするのがやっとだ。 ラスト1時間で、のこり「6.7km」・・・『無理すればいけないこともないが・・・』 ちょうど「姉」が実家に今日帰ってきているはずなので、「姉」に寺前駅まで「迎え」を頼む。 『これであとはマイペースで歩けばいい』 結局 18:13の列車の出発時刻には、寺前駅まで1km地点を歩いていた。 次回は、できる限り舗装道路歩きから「点線路」歩きに切り替えようと思う。 しかし、地図上の点線路はほとんどの場合、現在使われていない「作業道」か、ずっと以前に人々が歩いていた「生活道」である。踏み跡程度は残っていることはあるが、それ以上は期待しない方がよい。時間に十分ゆとりのある際にチャレンジするか、点線路区間を事前踏査するのが無難だ。 実際、半世紀以上も前にも既に踏み跡すらわからなくなっていた「点線路」が、現在も地図上では記されたままになっている。これは、達磨ヶ峰~段ヶ峰の稜線の北側を流れる、「菖蒲沢」に沿って付けられている「点線路」のことだ。また、神河町川上から平石山の西鞍部へと延びる「点線路」も然りだ。 また、細い「実線路」についても同様に、現在は使用できないものも少なくない。以前、朝来市田路から笠杉山の北:大乢(おおたわ)への実線路を踏査したことがある。実線路だからあわよくば四駆で上れるかも・・・期待は簡単に裏切られ、徒歩での踏査となった。以前は立派な「林道」だったのだろう、その名残が随所に見られる。しかし、大部分は洪水で抉られ、コンクリート舗装は90°に傾き、沢に架かっていた橋は「橋脚」のみを残して跡形もない。ゴールの「大乢」直前、垂直に100mが涸れ沢となって抉られている。それもかなり谷は深く対岸へ渡れないのだ。結局、抉られた谷に沿って直登し、比較的浅い個所を渡って対岸へ着いた。こんなふうに、地図の「点線路」、細い「実線路」は歩いてみないとわからない。だから初めてChallengeの際は、遠回りでも「舗装路」を歩いた方が「時間」と「手間」だけを考えるとその方が楽ちんだ。それでも、「点線路」「実線路」にも「味」がある。 無味乾燥な舗装路ばかりを歩かず、時には「点線路」に足を踏み入れてみるのも一興なのだ。 ☆☆ 反省しきり・・・実は「栃原トンネル」に入ったところで、900mlのスポーツドリンクを忘れたことに気づく。 幸い小型浄水器を持っていたので、登山口の水道で800ml給水。スポーツドリンクではないが、千町峠まではしのげるだろう・・・千町峠で再び給水。次の給水ポイントは草木集落の自販機だ。 スタート時、生野市街は気温25℃、段ヶ峰の気温は22℃・・・前半は気温の低さに救われた。 30kmを過ぎるころから、晴天となり真夏の太陽のお出ましだ!! 遮るもののない舗装道路は過酷な状況になる・・・こまめな給水が唯一のこの状況を乗り切る手段だ。 結局 水1.5L スポーツドリンク2.4L(すべて幹線道路沿いの自販機で調達) 食糧 スタート時しっかり「朝カレー」 スポーツドリンク500ml みそしる    1回目補給 バナナ2 2回目 おにぎり1 3回目 揚げあられ 4回目 大福もち    5回目ういろう 3本 (5回目のみ休憩して食べる。他は行動食として) 実は、砥峰高原で「そば」を食そうと思っていたのだが、到着が13:40になり「そば」は売り切れていたのだ。   

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