金精峠から尾瀬へ

2022.06.18(土) 3 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 20
休憩時間
1 時間 5
距離
14.6 km
のぼり / くだり
1493 / 1199 m
39
1 25
1 27
1 45
DAY 2
合計時間
9 時間 43
休憩時間
1 時間 38
距離
23.3 km
のぼり / くだり
969 / 1583 m
DAY 3
合計時間
3 時間 6
休憩時間
22
距離
9.7 km
のぼり / くだり
238 / 68 m

活動詳細

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今回は夏休みを一日使って三連休を取り金精峠から尾瀬を縦走した 一日目 菅沼駐車場で1,000円払い、念の為、駐車券に6/20下山予定と書いてダッシュボードへ置いておく 登山届をポストに入れて縦走開始 金精峠へ出て日光沢温泉へと続く尾根道に入る 途中2名と6名のパーティーが下山してきた根名草山方面は雪が多いとか歩きにくいとかで念仏平避難小屋までで引き返したそうだ 避難小屋手前の水場で水を確保する 冷たくて美味しい 避難小屋はとてもキレイな小屋だった 小屋付近から根名草山辺りまでは全部ではないが夏道は残雪で覆われている 密な樹林帯の中は、残雪が小さな山脈の様になっていて尾根を歩いてみたり木の枝を上手く使ったりして歩いた 根名草山を越えると日光沢温泉まで一気に下る  14時30分 縦走を止めて日光沢温泉で泊まりたい欲求を自販機のサイダーで誤魔化した どちらにしても泊まってしまったら帰りのバス代が無くなる いつかはこういう所に泊まってみたい 温泉への下り坂で足が蒸れてきたのでマメが出来ないようにサイダー休憩しながら靴下まで脱いで乾かした これこら鬼怒沼へ上がる この時間になると下山者しかいない 鬼怒沼は急登を終えたあとの緩い登りがやたらと長く感じた 鬼怒沼に着くと笛の様な声をあげて十数匹のシカの群れが白いお尻を振って去って行った 自然番組に出てきそうなワンシーンだった 16時30分頃に東電巡視小屋に着いた 鬼怒沼山から先は行ったことがない 先へ進むか悩んだ 地形図ではあと一時間かそれ以上進まないとフラットなキャンプ適地が無さそうで、実際に適地かどうかは行ってみないと分からない 残雪やルート不明瞭で予想以上に時間を取られるかもしれないと考えると、今晩は鬼怒沼がベストだろうと判断した 緊急ではないので小屋は使わないし出来れば使いたくない 巡視小屋のある森の中をグルグル歩き、出来るだけトレイルから離れたフラットな場所を探してツェルトを張った 残雪が所々にあって探すのに時間が掛かった 夕暮れ時になり鬼怒沼を散策しに行った カエルの声がとてもいい 空は薄曇りが所々取れて青空が見えている 雲が色付き始めた ウィスキーを呑みながらしばしのマジックアワーを楽しんだ ショーが終わる頃には森の中は闇の中だった スキットルは持ってきたくせにヘッドライトをザックの中に忘れたアホがいる 来た道を戻ったつもりがツェルトが見当たらない 月明かりの無い夜の森の中はどこも同じに見えた 暗闇の森の中を歩き回りポツンと張られたツェルトを見つけた時は安心した 二日目 真夜中、上空を強い風が吹く音がするが森の中までは風が入ってこない 月明かりが出ている 木立の揺れに合わせてツェルトの幕をユラユラと照らす 風の音がするだけで妙に静かな夜だった 4時に目を覚ましたはずが気付いたら5時だ 6時に出発 鬼怒沼山をサクッと登り小松原湿原を目指す 鬼怒沼山から先は倒木が多く、歩きやすい所を選んで進むと簡単にルートを外す 小松原湿原の水場で1.5L補給 水場の少し先で沢登りをしてきたという単独男性に会った 黒岩山は立木がザックに引っ掛かるし残雪でルートが分かりにくい 山頂は見晴らしが良く登ったかいがある 下りは進む方向を良く確認しないとこれまたルートを簡単に外してしまう 黒岩山から先はピンクテープの数が減った 獣道の様な踏み跡で間違っていないか地形図とGPSで確認しながら進む ルートを外す要素は沢山ある 見通しの効かない森 倒木の迂回に継ぐ迂回 ちょっとした残雪 幸いなことに藪こぎは一箇所だけでほんの数メートル泳いだだけだった 赤安山辺りで倒木をかわす為に後ろを振り向いたら真後ろにトレラン姿の白人男性が立っていて思わず叫んでしまった 心臓が飛び出るかと思った このルートで二人も会うとは 袴腰山を回り込む様に登る所で沢が雪渓になっている ここで上の方からワッという叫び声がした後にササの斜面を駆け下りてくる音がした さっきの白人男性がクマに遭遇したのかと思った 駆け下りる音がこちらに向かってくる様に感じたのでこっちに来るなとホイッスルを吹いたら音が止んだ 目の前には雪渓があり、クマに遭遇する可能性を考えて迷わずピッケルを持って登った 全体を通してピッケルを使ったのはここだけだ 何のためのピッケルだったんだろう 雪渓を登った先の音がしたであろう場所には特に何もなかった 白人男性が倒れてなくて良かった 東京電力の送電線を越えた先に大清水へ降りるマイナールートがあるが入口は背丈程のササが行く手を阻んでいる 小淵沢田代まで来るとようやく尾瀬に入ったと感じる 尾瀬沼へ降りる途中でご夫婦に会った 登山口に置いてあるような簡易マップを見ていた 小淵沢田代の方向がこちらで合っているのかと言うので合ってますよと伝えて、小淵沢田代より先に進むと帰れなくなるので田代まで行ったら引き返すようにと伝えた 尾瀬沼の湖畔で燧を見ながら軽い昼食 ここまでくれば今日の目的地の見晴は目と鼻の先のようなもんだ 見晴は日曜日の午後ということもあって人は少なめ ツェルトを張り終えたと同時に雨が降り出した 尾瀬小屋でレアステーキを奮発した 後は日没までノンビリ過ごした 夜7時に雨が本降りとなった 三日目 5時に出発 雨は降ったり止んだりを何度も繰り返す 尾瀬ヶ原をノンビリと歩き山ノ鼻経由で鳩待へ向かう 雨の尾瀬は良い 8時半には今日の行程が終わってしまった 乗合バスの停留所へ向うと夏は尾瀬のガイドをしているボード仲間の先輩に会った GW以来だ 鳩待峠から乗合バスで尾瀬戸倉へ降りて、戸倉から路線バスで道の駅尾瀬かたしなで降りた 金精峠へ向かう湯元線は隣の停留所の鎌田を12時頃出発なので道の駅で2時間程時間を潰した 近くのほっこりの湯にでも入ろうかと思ったけど13時からだった 道の駅の奥のテラスで本を読んだ 11時にレストランのアナウンスが流れたんで思わずピザを頼んでしまった 8時半に下山して駐車場に戻ったのは午後だ 今日はガツガツ歩かずノンビリな日だった たまにはいいでしょ とても充実した縦走だった

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