東北の人が登る焼石岳といふものを

2022.06.18(土) 2 DAYS

活動データ

タイム

14:55

距離

27.7km

のぼり

2017m

くだり

2016m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 13
休憩時間
1 時間 27
距離
15.0 km
のぼり / くだり
1455 / 726 m
3
1 13
1 14
1 24
1 3
14
58
DAY 2
合計時間
6 時間 41
休憩時間
1 時間 26
距離
12.6 km
のぼり / くだり
561 / 1289 m
20
1 25
57
2

活動詳細

すべて見る

かねてから東北の名山として気になっていた焼石岳、東北に来てみて分かったことは、当地の人は6月に我も我もと焼石岳に花畑を見にいくということ。それでは、地元の人でない私も行ってみるか、ということで花の最盛期を狙って計画。ついでに、立派で水の豊富な金明水小屋泊も組み込んで、当初は夏油から往復するつもりでしたが、2日目の天気予報が悪かったため、青空の初日土曜日に花畑を見るべく、つぶ沼スタートに変更。 銀明水手前の合流までは人もまばらな、木漏れ日のブナ樹林歩き。 途中、地図では寄り道コースのある岳山を踏もうとコース右の踏み跡に入ると、既に藪化しており、何とか踏み跡をたどり、途中からはコース不明に陥りつつ、ピークらしいところを踏んで、ついでにギンリョウソウ発見!初めて見ました。雪渓を越え、藪を漕いで下降を始めるとしばらくしてコース跡に遭遇。ここまではまあ順調だったのですが、その時点で、帽子が頭に載っていないことが発覚。雪渓付近まで戻ってもみつからず、これはご縁がなかったのかと諦めて先を目指します。 中沼コースとの合流以降は、好天の土曜日だけあって人がたくさん。 合流地点前後から雪渓が断続し、登山道は川の如し。慣れた人が長靴で登るのも納得の水の豊富さ。 姥石平手前からシラネアオイが出現し、姥石平ではハクサンイチゲにチングルマ、ミヤマシオガマが花盛り。そのまま焼石岳山頂を目指し、遠方はやや霞がかりながら、青空の展望を楽しみました。その後、南本内岳を目指して北に下り始めると、とたんに人が極端に少なく、というか周囲にゼロ、東成瀬コースとの十字路付近でやっと数名といった感じ。南本内岳は、途中の雪渓でコースが分かりにくかったのと、金名水小屋まで4時台に到着するのに時間が足りなくなったことから、断念して東焼石岳に進路変更。東焼石と姥石平の分岐付近も人影はなく、2時台でもう日帰りの人は下山を始めた様子。金明水小屋まで90分間に会ったのは、東焼石山頂の2名のみ。静かで孤独な稜線歩きでした。 金明水小屋に到着してみると、利用者は15名余りと結構な賑わい。今回、情報提供でお世話になった管理人さんに是非ともご挨拶をというミッションも負っていましたが、残念なことに本日はご不在とのこと。夕飯後、山慣れたお二人の男性にお酒とおつまみ(そこらで採ったというユキザサ、定義の油揚げなど、どれも美味でした!)をごちそうになり、下弦の月の明るい夜に気分よく寝ることができました。 翌日は、チシマフウロが花盛りとの情報のあった経塚山往復も考えにはあったのですが、天気の崩れが早そうなのと、六沢山からみる経塚山のデカさに前日から心折れたのとで、のんびりペースで直帰することを選択。5時出発で、まだ人の少ない東焼石岳、姥石平でゆっくり休憩し、銀明水小屋で2度目の朝ご飯をいただいて、正午下山を目指して下降再開。 時間に余裕がありそうだったので、つい欲が出て、1日目に落とした帽子発見が新規ミッションに追加。 逆ルートをたどり、雪渓を越えた先の藪で無事に帽子を発見したまでは良かったのですが、ここから先、藪でコースをロストし、ヤマップで地図と前日の軌跡を参照しながらなんとかコースを修正し、目の前に現れた沢状の下り道発見! 数分ほど下っていくと、しかし何かおかしい。倒木が道をふさいでいるし、昨日の記憶とも合わない。ヤマップを起動すると、南に下る登山道の手前で沢地形に入り込んで、東に下降中。引き返して再び西方向に藪漕ぎししていると、無情にもスマホのバッテリー残量低下のアラーム。さらに、雨が降り出し、遠くに雷鳴も。あせりながら次に出会った沢状地形にほっとし、下り始めたもののやはりおかしい。神頼みのヤマップ起動で、やはり別の沢を下降中と確認。3度目の正直と信じてさらに藪漕ぎすると、やっと人跡確かな登山道に復帰。(軌跡に迷走ぶりが表れています) その後は、安心のんびりと小雨の樹林帯歩きを楽しみながら下り続け、いつしか小雨は止み、下山前には再び空は明るくなっていました。 沢状地形の誤認の怖さ体感という思わぬおまけのついた、花の名山の1泊2日となりました。 結構遠かったので、次に登るときは、やはり中沼コース、それから西からのすずこやの森コースがいいかな。 銀明水小屋の管理人さん情報では、今年秋には、夏油からのコースの崩落した橋は架け直しされるとのことで、ハードですが夏油コースも魅力的です。 花の名前、一晩でできるだけ調べましたが、分からないものも多数。詳しい方の情報提供、大歓迎です。

焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 国道沿いの分かりやすい登山口からスタート
国道沿いの分かりやすい登山口からスタート
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 明るい樹林帯の緩やかな登り。気分もあがります。
明るい樹林帯の緩やかな登り。気分もあがります。
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 名もない湧水。美味
名もない湧水。美味
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 標高を上げると視界も開けてきました
標高を上げると視界も開けてきました
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 藪の中で遭遇のギンリョウソウ
藪の中で遭遇のギンリョウソウ
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 目指すピークも見えてきた
目指すピークも見えてきた
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 雪解けの水辺のお約束
雪解けの水辺のお約束
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 こんな雪渓が連続
こんな雪渓が連続
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 リュウキンカとの共演
リュウキンカとの共演
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 雪渓登りは疲れるなぁ
雪渓登りは疲れるなぁ
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 姥石平では見かけないのは、標高帯が違うから?そういえば、水芭蕉を見るのは樹林帯ばかりですね。
姥石平では見かけないのは、標高帯が違うから?そういえば、水芭蕉を見るのは樹林帯ばかりですね。
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 多くの人が登ります
多くの人が登ります
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 森林限界を過ぎ、いよいよ高山植物帯に
森林限界を過ぎ、いよいよ高山植物帯に
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 ミヤマシオガマ
ミヤマシオガマ
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 シナノキンバイ?黄色の花は区別が難しいです
シナノキンバイ?黄色の花は区別が難しいです
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 いよいよハクサンイチゲの登場
いよいよハクサンイチゲの登場
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 ムシトリスミレ。食虫植物だって
ムシトリスミレ。食虫植物だって
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 焼石岳もいよいよ目前に
焼石岳もいよいよ目前に
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 黄色い何かの花。名前調べも難しいです。
黄色い何かの花。名前調べも難しいです。
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 横岳。登山道ははっきりしないけど、実はあちらのほうが標高は高い?
横岳。登山道ははっきりしないけど、実はあちらのほうが標高は高い?
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 横岳西側の池塘
横岳西側の池塘
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 ピークに到着。花はなく、展望が見どころだけど、残念ながら遠くはかすみ
ピークに到着。花はなく、展望が見どころだけど、残念ながら遠くはかすみ
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 三界山と手前の八合目付近の池塘。昔は放牧地だったとか
三界山と手前の八合目付近の池塘。昔は放牧地だったとか
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 北側に下って、9合目の焼石神社
北側に下って、9合目の焼石神社
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 9合目十字路先の雪渓の淵がドラゴンアイ。上から見たときは、もっと不思議なブルーでした
9合目十字路先の雪渓の淵がドラゴンアイ。上から見たときは、もっと不思議なブルーでした
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 同じ雪渓の淵も、光の方向が違うとただの水たまり
同じ雪渓の淵も、光の方向が違うとただの水たまり
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 ミツバオウレン
ミツバオウレン
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 ん?君の名は?
ん?君の名は?
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 お花畑
お花畑
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 アップでお花畑
アップでお花畑
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 ん?ヒナザクラ?
ん?ヒナザクラ?
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 こちらはユキワリコザクラ。小さくて可憐
こちらはユキワリコザクラ。小さくて可憐
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 白のミヤマシオガマ。レアらしい
白のミヤマシオガマ。レアらしい
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 金明水小屋までの一人稜線独占
金明水小屋までの一人稜線独占
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 マイヅルソウ
マイヅルソウ
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 ヒナウスユキソウ
ヒナウスユキソウ
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 アップダウンが厳しい中間地点
アップダウンが厳しい中間地点
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 ムラサキヤシオ
ムラサキヤシオ
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 ミネザクラ
ミネザクラ
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 ん?君の名は?
ん?君の名は?
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 サラサドウダン。ベニではない?
サラサドウダン。ベニではない?
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 白も苦手になってきた。君の名は?
白も苦手になってきた。君の名は?
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 あなたはツマトリソウですか?
あなたはツマトリソウですか?
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 やっと小屋が近づいてきた
やっと小屋が近づいてきた
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 立派な3階建て
立派な3階建て
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 小屋の名前が背負う明水=名水
小屋の名前が背負う明水=名水
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 夕焼け。明日も天気が持つといいけど
夕焼け。明日も天気が持つといいけど
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 朝4時。幸いまだ空は青い。
朝4時。幸いまだ空は青い。
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 5時に出発
5時に出発
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 牛形分岐。夏油温泉近くの牛形山まで続く稜線だけど、分岐といっても道はなさそう
牛形分岐。夏油温泉近くの牛形山まで続く稜線だけど、分岐といっても道はなさそう
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 君の名は?もう調べるのも疲れてきた
君の名は?もう調べるのも疲れてきた
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 なんかのつぼみ?紫のなにか
なんかのつぼみ?紫のなにか
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 今朝も楽しめたお花畑
今朝も楽しめたお花畑
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 ユキワリコザクラ、好きかも
ユキワリコザクラ、好きかも
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 ミヤマシオガマの見事な株
ミヤマシオガマの見事な株
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 ハクサンチドリ
ハクサンチドリ
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 花にみえないホソバイワベンケイ
花にみえないホソバイワベンケイ
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 何かが咲きそうな何か。名前は?
何かが咲きそうな何か。名前は?
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 葉っぱの形が特徴的。たぶんコミヤマカタバミ
葉っぱの形が特徴的。たぶんコミヤマカタバミ
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 君の名は?
君の名は?
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 君の名は?2連発
君の名は?2連発
焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 君の名は?3連発
君の名は?3連発

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