五月連休は尾瀬に行こう

2018.04.29(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 17
休憩時間
1 時間 7
距離
22.8 km
のぼり / くだり
1345 / 1347 m
4
1
8
19
2 28
1 26
15
45
36

活動詳細

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実は尾瀬に行くのは初めてなんですよ。 いや、何度か計画はあったんですが天候が邪魔をしまして。 そして連休どうしようか悩んでいて色々と調べてました。 そこで尾瀬ですよ、なんかそんな感じです。 さて、尾瀬って広いじゃないですがアプローチするルートどうしようかなと。 シーズンじゃないしどこでもいいかと思いました。 じゃあ大清水に決定! 理由はどうせどこからも登ったことが無いなら一番行きやすそうだった大清水かなと。 そうすると今度は尾瀬ケ原はちと遠い。 なあんだ燧ヶ岳登って尾瀬ケ原の方に下山すれば・・・・・ なんて考えてルートを決める。 しかし距離がなあ、しかも雪があるし。 そこで体調を考えて出発は前日の昼過ぎ、駐車場で前泊する事に。 沼田のベイシアで夕食とお酒を調達して駐車場で前泊だ。 底冷えしたのと早い時間の就寝で眠りが浅かったけど前日もグダグダしてたからそれほどダメージはなかった。 そして朝4時に起きて暗い中準備をする。 準備をしているうちに夜が明けてくる。 出発だ。 薄暗い夜明けの中林道を歩いて行く。 この林道が単調で長い。 この長い林道は雪解け水の沢のわしゃわしゃした音でとてもうるさい。 この季節だと気になるんだよね。 クマが。 こんなに音がしてるとどっちも気が付かないから近くでバッタリとかいやだし。 という事でトレッキングポールでひたすら突きの練習をしながら歩く。 はたいても効果ないだろうし・・・・ていやぁああ! なんとかクマにもご対面せず一ノ瀬休憩所まで来ることが出来た。 ここからは林道じゃなく登山道になる。 やっと登山に来たって道だよ。 やっぱり沢で水量が多い。 そんな道をひたすら登って行く。 さすが尾瀬だよね、登山道の整備が行き届いているし道幅が広い。 暫く登って行くとそろそろと積雪が増えてくる。 そして上を見る。 そうすると空と山の境目が近い。 あ、これはそろそろだなと。 山頂ではないけど尾根には出るだろうって感じだ。 積雪量も増えてきた。 そして尾根筋へと出る、すると辺り一面の雪景色だ。 もちろん残雪であり真っ白ではないんだけどね。 そうそう、ふみ跡もしっかりあるしテープもしっかりと途切れないから迷う事はない。 さすが尾瀬だね。 -------------------------------------------------------------------- そろそろかなあなんて考えながら歩いている。 今向かっているのは尾瀬沼、という事は周りは山に囲まれている。 風景は尾根筋からゆるゆると尾根筋じゃない森林に変わってきている。 するとなんだか看板が見えてきた。 三平峠だ。 峠という事でここからは下りですね。 下りの勢いでどんどんと進んでいく。 すると少し蒼い雪原が木々の合間から見えてくる。 気勢が上がると言うのかな? やっと着いたという感情とどんな風景なのだろうという高揚感を織り交ぜた気持が沸いてくる。 尾瀬沼のほとりまで来た。 ひとまず朝食食べよう。 尾瀬沼の畔で一人なんとかデニッシュをかじってペットボトルのカフェオレで流し込む。 まだ雪に覆われた尾瀬沼を眺めながらなんか味なんて分からない朝食だ。 -------------------------------------------------------------------- さて沼周を歩いて行こうか。 次の目的地は燧ヶ岳だからね。 あいにく溶けかかっている沼上は歩いて行けない。 行ければ楽だったけどね。 歩き始めはとても快適だった。 沼のすぐ横を歩くとが出来た。 暫く歩いているとそんな安全地帯が途切れて水面になってしまう。 それでもふみ跡が一つ残っている、そのふみ跡をたどって先へと進んでいく。 するとふみ跡がUターンしている。 何故かと言うと雪に埋もれた片斜面の沼側は急斜面だ。 一つ誤って踏み外せば間違いなく10メータほど下の尾瀬沼にドボンと落ちる。 こんな所で沼に落ちたらまあただじゃすまない、との判断で引き返したのだろう。 わたし? アイゼン付けて更に行ける所までは行きますよ。 まだ引き返す時間じゃない、時間を掛ければ危険性も低くなる。 そして何とか危険地帯を抜ける。 なにせ木道も遊歩道も関係ないのだ一番安全そうなルートを探して進む。 そしてようやく沼尻休憩所へと到着した。 かなり体力を消耗した。 結構厳しい。 ちと悩む、燧ヶ岳にこのまま予定通り登るか尾瀬ケ原へと向かうか二つに一つだ。 尾瀬ケ原までここからだと5㎞遠い。 燧ヶ岳山頂まで無雪時で2時間かなり厳しい。 う--------------------------------------------------------ん。 燧ヶ岳登りたい。 行こう!! こ、これでいいんだよね? ヤマップの地図と睨めっこしながら道を探す。 そしてナデツ窪で間違いない事を確認。 しかしこれがきつい体力的にきつい。 尾瀬沼で削がれた体力が効いてきている。 最初は直登していた。 息が上がる。 次は斜行しながら登る。 息が上がる。 そして横向きに足をクロスで直登して。 息が上がる。 最後は歩数を数えて20歩動いたら休憩とか目標で登る。 ここで初めて燧ヶ岳から下山して来る登山者と遭遇した。 挨拶しながらその人を見ると・・・・・ ああああああああああああああああああああああああああああああああ ピッケル忘れた------------------。 なんとこんな所で気が付くとは! とんだお笑い種である。 それでも気力、気力のみで登頂を続ける。 やばいかな、やばいかな。 そんな傾斜角度になってくる。 蹴りこみで剥がれた切片がころころからガーって加速しながら落ちていく。 いまでも危険なのに更に高度をあげればアウトかな。 この時点で気力と体力両方切れた。 あと蛮勇もね。 と言う訳で2100mミノブチ岳下で戻る。 下り? 最初の危険地帯を抜けると早かった。 危険地帯を下るのは登るのより逆に危険だ。 慎重に体重を任せられるだけの足場を作りながら一歩一歩降りていく。 ピッケルがあればもう少し安心できたのに。 そして沼尻休憩所で昼食、暫く休憩。 休憩しながら考えてしまう、またあの危険地帯を抜けないと帰れないのかと。 そしてここで何名かの登山客と遭遇する。 さて、戻ろうか。 また尾瀬沼ドボンのリスクを抱えながらの行程。 だけど幸運なことにふみ跡新しいのがある。 どうやら私より先に尾瀬沼山荘に向かった人がいるみたいだ。 助かる、助かる、助かるわー。 雪上では一番最初の人より次の人の方が体力と安全両方から6倍位は楽だ。(自分実績比) このまま山荘まで向かっていれば助かる。 これは成就した。 ありがとう先行者の人。 そして尾瀬沼山荘から下山するため登る。 ここまで来ると他の登山客も多い。 ここから燧ヶ岳に向かう人ってあまりいないようだ。 だからふみ跡が付いてないんだ。 帰りは締まった雪でとても歩きやすい。 長い帰り道をピストンして大清水登山口へと到着、久しぶりの10時間越えの登山だった。 そして温泉で疲れを癒して次の目的地へと向かう。 金精峠へと向かう道は行違う車も多い。 連休中だからだろう。 つづく

尾瀬・燧ヶ岳 ここで食料を調達
ここで食料を調達
尾瀬・燧ヶ岳 午後7時に登山口に到着
午後7時に登山口に到着
尾瀬・燧ヶ岳 今日は満月、明るい
今日は満月、明るい
尾瀬・燧ヶ岳 4時に起床5時前に出発する
4時に起床5時前に出発する
尾瀬・燧ヶ岳 誰もこの時間に出発する人はいない
誰もこの時間に出発する人はいない
尾瀬・燧ヶ岳 この後もう少し気温は下がり-1度弱に
この後もう少し気温は下がり-1度弱に
尾瀬・燧ヶ岳 林道が長い飽きてくる、右下に遊歩道があるのを帰りに気が付く
林道が長い飽きてくる、右下に遊歩道があるのを帰りに気が付く
尾瀬・燧ヶ岳 一ノ瀬休憩所に到着、バス停でもある
一ノ瀬休憩所に到着、バス停でもある
尾瀬・燧ヶ岳 ここから登山道になる、相変わらず盛大な水音だ
ここから登山道になる、相変わらず盛大な水音だ
尾瀬・燧ヶ岳 石清水を一口飲んでみる
石清水を一口飲んでみる
尾瀬・燧ヶ岳 よく整備された登山道は登りやすい
よく整備された登山道は登りやすい
尾瀬・燧ヶ岳 尾根筋に出るとこんな感じに盛大な残雪だ
尾根筋に出るとこんな感じに盛大な残雪だ
尾瀬・燧ヶ岳 ふみ跡がしっかりある踏み抜くほど緩くも無い
ふみ跡がしっかりある踏み抜くほど緩くも無い
尾瀬・燧ヶ岳 リボンも多く迷うことは無い
リボンも多く迷うことは無い
尾瀬・燧ヶ岳 三平峠に到着だ
三平峠に到着だ
尾瀬・燧ヶ岳 そして見えてくる尾瀬沼
そして見えてくる尾瀬沼
尾瀬・燧ヶ岳 尾瀬沼山荘は閉鎖中
尾瀬沼山荘は閉鎖中
尾瀬・燧ヶ岳 湖上を歩けないか考えていたけど無理だね
湖上を歩けないか考えていたけど無理だね
尾瀬・燧ヶ岳 これ落ちたら助からないだろうな
これ落ちたら助からないだろうな
尾瀬・燧ヶ岳 薄氷が張っている
薄氷が張っている
尾瀬・燧ヶ岳 さて燧ケ岳へと向かおう
さて燧ケ岳へと向かおう
尾瀬・燧ヶ岳 最初はこんな感じで歩きやすい
最初はこんな感じで歩きやすい
尾瀬・燧ヶ岳 これ登れるのかなあ
これ登れるのかなあ
尾瀬・燧ヶ岳 湖面クラック
湖面クラック
尾瀬・燧ヶ岳 魚の骨(みたい)
魚の骨(みたい)
尾瀬・燧ヶ岳 雪が溶けて比重が重い方向に引っ張られてるクラックが出来るのかな
雪が溶けて比重が重い方向に引っ張られてるクラックが出来るのかな
尾瀬・燧ヶ岳 なんか戻って行く足跡にやな予感
なんか戻って行く足跡にやな予感
尾瀬・燧ヶ岳 うわーこれ危ないやつやん
うわーこれ危ないやつやん
尾瀬・燧ヶ岳 登山道は雪に埋もれてる
登山道は雪に埋もれてる
尾瀬・燧ヶ岳 アイゼン装着行きますよ
アイゼン装着行きますよ
尾瀬・燧ヶ岳 ワンミスで尾瀬沼寒中水泳決定
ワンミスで尾瀬沼寒中水泳決定
尾瀬・燧ヶ岳 なんとか危ないルートを抜ける
なんとか危ないルートを抜ける
尾瀬・燧ヶ岳 小沼湿原は雪に埋もれた木道がうっすらと確認できる
小沼湿原は雪に埋もれた木道がうっすらと確認できる
尾瀬・燧ヶ岳 結構時間と体力を尾瀬沼で持っていかれる
結構時間と体力を尾瀬沼で持っていかれる
尾瀬・燧ヶ岳 沼尻平に到着
沼尻平に到着
尾瀬・燧ヶ岳 どうしようか悩む
どうしようか悩む
尾瀬・燧ヶ岳 燧ケ岳に行こう!
燧ケ岳に行こう!
尾瀬・燧ヶ岳 むちゃくちゃきついのですが。
むちゃくちゃきついのですが。
尾瀬・燧ヶ岳 何度も振り返る(休憩してる)
何度も振り返る(休憩してる)
尾瀬・燧ヶ岳 この辺りはまだ安全
この辺りはまだ安全
尾瀬・燧ヶ岳 スノボの後が付いている
スノボの後が付いている
尾瀬・燧ヶ岳 ここまで来てピッケル忘れた事に気が付く(おいおい)
ここまで来てピッケル忘れた事に気が付く(おいおい)
尾瀬・燧ヶ岳 あまりに危険なのでここで引き返す
あまりに危険なのでここで引き返す
尾瀬・燧ヶ岳 あと少しなんだけど
あと少しなんだけど
尾瀬・燧ヶ岳 登りより下りの方が危険
登りより下りの方が危険
尾瀬・燧ヶ岳 危険地帯から脱出
危険地帯から脱出
尾瀬・燧ヶ岳 よしお昼にするか
よしお昼にするか
尾瀬・燧ヶ岳 時間的にも尾瀬ケ原は今回パス
時間的にも尾瀬ケ原は今回パス
尾瀬・燧ヶ岳 尾瀬沼が来た時より水っぽくなってきた
尾瀬沼が来た時より水っぽくなってきた
尾瀬・燧ヶ岳 これは良く判る木道
これは良く判る木道
尾瀬・燧ヶ岳 なんかこう染み出して来たって感じだ
なんかこう染み出して来たって感じだ
尾瀬・燧ヶ岳 ふみ跡を発見、私のではない
ふみ跡を発見、私のではない
尾瀬・燧ヶ岳 このふみ跡がわりと安全なルートを歩いていて助かる
このふみ跡がわりと安全なルートを歩いていて助かる
尾瀬・燧ヶ岳 行より少ない労力で戻ってくることが出来た
行より少ない労力で戻ってくることが出来た
尾瀬・燧ヶ岳 随分と水っぽいでしょ
随分と水っぽいでしょ
尾瀬・燧ヶ岳 山荘に到着
山荘に到着
尾瀬・燧ヶ岳 そこそこ人がいる
そこそこ人がいる
尾瀬・燧ヶ岳 山頂はまた今度という事でさらば燧ケ岳よ
山頂はまた今度という事でさらば燧ケ岳よ
尾瀬・燧ヶ岳 帰りはクマの心配いらないね
帰りはクマの心配いらないね
尾瀬・燧ヶ岳 遠いなあ
遠いなあ
尾瀬・燧ヶ岳 雪が途切れた
雪が途切れた
尾瀬・燧ヶ岳 やっと着いたぞ
やっと着いたぞ

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