進まない歩みの常念岳・蝶槍・蝶ヶ岳

天気よし！仕事の休みよし！一泊して鳳凰三山だ！ 意気揚々と鳳凰小屋に電話を掛けたら、17日は用事があって小屋を開けていないと(ㅇㅁㅇ;;)ｴｯ 天気と休みの前に小屋確認が先なのか！ 行き先変更して常念岳〜蝶ヶ岳へ。 蝶ヶ岳はピストンで行こうとしていたが、折角休みを取ったから小屋泊したいと思い、行けるのではという後押しもあって決めた。 常念小屋に泊まる運びとなった。 三股駐車場に木曜夕方に乗り込む。 三股第一駐車場は場所により電波が入る（docomoの場合）。 この時点で停まっている車は数台。下山時には、路肩、第二駐車場にも沢山。 駐車場に着くまでの数カ所に「熊出没注意」の黄色い看板が設置されており、不安を煽る。 初っ端から猿の軍団に遭遇した。その後、前方の道路脇に黒い塊を発見した。 熊だった！しかも子熊！子熊の近くには母熊がいるはず。減速して様子を見ながらノロノロ進んだら逃げていった。 車内にいてもかなりビビる😱 常念岳は去年、一昨年と熊が目撃されている。しかも駐車場には大きな熊の落とし物が。一晩車内で過ごせるかしら〜と登る前から不安しか無い。 夜間に到着するヘッドランプと身近な熊の存在で眠れぬ夜を過ごし、熊鈴2つに熊スプレーを持って出発。 蝶ヶ岳ピストンなのか、蝶ヶ岳〜常念岳の周回なのか、話に聞いても圧倒的に蝶ヶ岳へ行く人の方が多い気がする。ハードな登り以外に登ってみて思ったのは、蝶ヶ岳から歩くと、稜線で北アルプスの山並がずっと視界に入るからかも。常念岳からだと振り返らないと見えなくなる。なので更に足が進まない。 今後の縦走に向けての訓練だ、と重いザックにキツイ常念岳周りを選んだのがそもそもの間違い。1日目の急登とガレ場続きで体力の消耗が激しく、ご褒美展望で自分を誤魔化しながら歩いたが、2日目には本気で蝶ヶ岳は無理なのでは？と思った。 登りの足が上がらな～い！ザック捨てていこうかと思った程肩も痛い。タオル挟んでも意味無い位に。 下山後の食事で、箸を口まで持っていくのも困難だった。軽い怪我の域…。 私にとってはハードな2日間だったが、達成感と景色は十二分に堪能出来た。 綺麗な日の出も拝めたし、熊さんにも雷鳥さんにも会えたし、槍様もキレット様も見られたし、ずっと見ていられる壮大な景観がすぐ間近に！ 歩いて来た稜線を振り返り、降りてきたガレ場を見上げ、稜線でも足が進まな～い♡ 銀座と呼ばれる山々はアタックザックで縦走したいꉂ(ˊᗜˋ*) 今後テント泊でも小屋泊でも、縦走する時は限りなく荷物は減らそうと決心した。 来週早々に皇海山予定だったが、ザック背負えない為断念。