いつの日かdistanceも抱きしめられるようになれるよ (宇多田ヒカル『Distance』) やってみたかったオークラからのヒルトンに挑戦してきました。自己最高の距離、獲得標高の予定でちょっと心配でしたが、前回の常念岳〜蝶ヶ岳周回のような辛さが勝る山行ではなく、歩きごたえ、登りごたえを感じながら楽しむことができました。 今回の核心部は、雷鳴かと思う轟音を遠くに聞きながら恐怖と闘った最初の大倉尾根の登りでした。塔ノ岳山頂でご一緒したハイカーさんに自衛隊の演習だと教えていただいた時は、安堵で膝から崩れ落ちんばかりでした。 【大倉→塔ノ岳】 いわゆるバカ尾根というやつですね。石ゴロゴロあり、階段あり、木道あり、とバリエーションに富んでますが7kmあって長いです。でも、バカに出来ないから「バカ尾根」というネーミング(wikiより)はちょっと可哀想ではないですか? 【塔ノ岳→丹沢山】 アップダウンがあります。本当は登りなんでしょうが、登りと下りが同じくらいある感覚です。丹沢らしい木道や木の階段が多いです。 【丹沢山→蛭ヶ岳】 引き続きアップダウンがありますが、どちらかというと登りです。3.3kmあり、結構長いです。岩場はゆっくり落ち着いていけば問題ないと思います。 【その他雑感】 ✔︎ハイドレは便利!買って良かった! ✔︎特段危険箇所はありませんが、梅雨のせいか、石や木道が湿って滑りやすいので注意が必要です。何度か滑って転びかけてひやっとしました。 ✔︎頻繁に山小屋とトイレがある安心感!トイレは100円です。 ✔︎日焼け止め塗っても汗かくので、どうしたら良いでしょうか…それでもめげず頻繁に塗る?布で覆う?
前日夜のてんくら。強風でC。どうだろう?
前日夜のYamaYamaGPV。雲は出るが雨は降らない、と。
前日夜のWindy。同じく曇るが雨は降らない、と。行ってみましょう。
大倉駐車場。平日この時間はガラガラ。
レストハウスと綺麗なトイレあり。スタートします。
ひたすら林道。ガスってます。
観音茶屋は土日祝日営業らしい。トイレあり。
ちょっとした休憩スペース。
見晴茶屋。トイレあり。山小屋とトイレが豊富なのは嬉しいです。
徐々に斜度が上がる。
地図にないけど分岐。すぐ合流。 ここを過ぎたあたりから、ドゴォォォォ……という地響きが西の方から聞こえてくるように。 え…まさか…雷? もう結構登ってきちゃったんですけど。
駒止茶屋。ドゴォォォォ……が引き続き聞こえる。雨や雷の予報出てなかったはず、と天気アプリいくつも確認するが、やはり雨雲や発雷は無し。でも、恐怖しかない。
堀山の家。引き続き轟音が定期的に聞こえる。昔ネットで見た、確か瑞牆山登山中に山が雷雲に覆われて自分の横で雷が鳴ってたとかいう異次元レベルのホラー体験談を思い出し、しなくていいのに自分の恐怖心に自ら花を添える。今更下山しても途中で雷雲に包まれたらまずいし、山小屋やトイレが頻繁にあるのは幸いなので、いざとなったら迷惑承知で営業前の山小屋に転がり込む、もしくはトイレに避難することにする。
登りもだんだん厳しくなってくる。心なしか、冷たい風も吹いてきたような。そしてあの轟音。
一瞬富士山見える。周りを見ると、雲は多いが空は晴れている。大丈夫なんじゃね?天気アプリでは雨雲も雷雲もないし、そういえばさっきから轟音止んでるし!
花立山荘。トイレあり。またドゴォォォォが聞こえるようになる。もしかして、雷鳴じゃなくてアレなんじゃね?てか、アレであってほしい、と思うが、自分に都合の良い思い込みは禁物なので、いざとなったらここのトイレか尊仏山荘に逃げ込むつもりでいる。
花立山荘から。雲海だけど、空は明るい。本当に雷鳴?
塔ノ岳山頂。数名のハイカーさんがゴハン食べてたりゴハンの準備してたり。近くにいらしたハイカーさんに、即座に、あの音雷ですか?と聞くと、自衛隊の演習です、このあたりではよくあることです、と教えていただく。 物凄く安堵!良かった〜!クッソ怖かった〜〜!!
安堵して眺める富士山と雲海も良いですね。
尊仏山荘。塔ノ岳の頂上は広いし眺めも良い。さあ丹沢山に向かいますよ! 恐怖から解放されてウキウキ。
これから登る山たち。
大きめの水たまり、いくつかあります。
丹沢っぽい木道。
丹沢山頂。木々に遮られてあまり眺望なし。
みやま山荘。トイレあり。
広くて休憩できます。ヘリも来るのかな?真ん中にそれっぽい荷物が。
あの奥まで行きます。
常に富士山が見えて良い感じです。でも、結構下ります。
これから登る道が見えます。
さっき見た道を登っています。
休憩所。丹沢山から蛭ヶ岳までの1/3来ました。
休憩所はこんな感じ。
右に見えるのが蛭ヶ岳です。
丹沢っぽくない岩岩した下り。
あと一息。
蛭ヶ岳山荘着きました。
山頂着きました。広いですが人は少なめ。
東は雲海。
右が塔ノ岳、真ん中が丹沢山。あそこを歩いてきました。
丹沢の山々。雄大ですね。
富士山と西丹沢。
秩父、奥多摩方面。
下山します。蛭ヶ岳山荘前から見た東側の雲海。
あそこまで戻ります。
丹沢っぽくない岩岩した登り。
蛭ヶ岳がもうあんな遠くに。
丹沢山までの登り返し。
東側は絶賛雲海中。
みんな撮るや〜つ。
大きなカエル。ヒキガエル?
丹沢山を過ぎ、塔ノ岳が近づいてきました。
結構登ります。
再度、塔ノ岳山頂。さっきまで団体さんがいて賑やかでした。
少しガスが出てきました。
湿っているので滑ります。最後まで気が抜けません。
大倉駐車場よりも登山口に近い駐車場。システムが分からない…
戻ってきました。ちなみに、レストハウスは本日休みでした。
靴を洗えるのが有難いです。
朝早く登り始めるなら大倉駐車場を使用します。
ヤマビルはいませんでした、と書こうとしたら、クルマの運転席にいた!外に出して撮影。君、いつの間に何にくっついて侵入した?てか、君そんなに小さいの?ナメクジくらいあるのかと思ってました。
距離も獲得標高も自己最高なのに先日の常念岳〜蝶ヶ岳周回のほうが消費カロリーが高い。登山は登ってみるまで分からないものですね。
この活動日記で通ったコース
大倉バス停発着|塔ノ岳往復コース
- 08:05
- 13.1 km
- 1338 m
- コース定数 32