活動データ
タイム
21:09
距離
35.2km
のぼり
3200m
くだり
3201m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る梅雨入り前の貴重な晴れ間を生かすべく、お初の飯豊山へ。3年目の目標としてコツコツ道具を揃えていたテント泊装備一式をザックに詰め込む。初心者にありがちで、あれもこれも酒も酒も、と詰め込んだ結果25㎏…。担いでみると異次元の重量、こんなん平地でも歩きたくない。ま、帰りは軽くなるからなんとかなるか。 当初の計画がまたずいぶんずさん。せっかくのチャンス、行けるだけ全部詰め込む!と初日に大日岳まで登り、御西テント泊。2日目は梅花皮小屋ピストンで19時下山。これで南飯豊の稜線が繋がるぜ!ええ、夢物語でしたとも。 大日杉口スタート。ザンゲ坂で懺悔ナウ。なんでこんな荷物で登れると思ったのよ?さすが飯豊、倒木も巨大。ザック前面に設置したマットが引っ掛かりまくり。イツモノニモツナラナンテコトナイノニ…。やっとたどり着いた地蔵岳展望台から飯豊の勇姿を正面に捉えた時は、まだ序盤だということを忘れさせてくれるほど圧倒的でした。 地蔵~種蒔はザレ+雪のミックス。標高上がらないアップダウンに音を上げつつ、御坪周辺のダケカンバの林を過ぎたら稜線まで雪渓歩き。夏道は完全に雪の下で、夏道に沿って進むとすり鉢状の雪渓に出て万事休すみたいなんで、稜線までは直登がおすすめ。滑落危険は低いためツボでも可だが、歩きやすいのでチェーンおすすめ。 稜線は切合の先にロング雪田。草履塚を越えると短い岩稜の御秘所。おー、これもよくレポで見るやつ。本山小屋までの最後の急登ではザックのベルトが肩に食い込む。本山小屋では管理の方2人とお話。明日ヘリの荷揚げ予定とのこと。御西でテント泊すると伝えたら、強風とクマの危険あるから小屋泊のほうがいいんじゃない?平日は貸し切りだよ、とのこと。お言葉はありがたいが、それじゃここまで重量ザックを背負ってきた意味がない!断固たる決意で先へと一歩踏み出す。 飯豊山からの360度の絶景は言わずもがな。ゆったりと景色を堪能して御西へと。ところが駒形過ぎたあたりからはガスガス、御西小屋もすっぽり包まれており風も強い。視界悪く何も見えない。途中で断固たる…を落としたみたいで、あっさりと小屋泊に変更です。 小屋には先客が1名、関東からお越しのEさん。お話伺うとオンベマツ尾根から大日岳越えて来たとのこと。これから向かうルートの状況聞けてラッキーでしたが、ガスが取れないことには向かう気がしない。結局、ガスは一瞬取れたりはするものの、あっという間に包まれたりと安定しないためこの日の山行は終了。Eさんから教えていただいた水場の情報は貴重でした。ありがとうございました。 結局夕焼けも見れずに無念のまま就寝したが、翌日は期待以上の朝焼け。ダイグラが染まるマジックアワーを満喫、大日岳への稜線からは滝雲も。杁差へ向かうEさんとお別れして、アタックザックで大日へ。遠望していた頂上直下の雪斜面はピッケルないと無理だろうなぁ、と撤退覚悟で向かう。Eさんはピッケルなしで下ったとのこと。万が一に備えて持ってきた12本アイゼンがここで役に立つとは。しかしEさん、ここを重量ザックで下るとはすごすぎ。 大日岳を下る途中からガスまみれ、2日目チャンスあればと考えていた梅花皮までの南飯豊稜線歩きはおあずけ。復路は曇り空一辺倒のためテンションも下がり気味だが、皆さんのレポ見てダイグラ、北飯豊もいつの日かチャレンジしたい。テント泊でゆったりとの望みは叶いませんでしたが、やはり稜線歩きを楽しむには、焦らずに水場が出てからでしたね。
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