宝剣岳・中岳・木曽駒ヶ岳(西駒ヶ岳)・木曽前岳

2022.06.12(日) 日帰り

残雪期の木曽駒ケ岳へ行ってきました。 初の3000m弱の山をどこにしようかな?と考えましたが 上までロープウェイで上がれて負担の少ない 木曽駒ケ岳をチョイスです。 いざとなればすぐに戻れるとか 道中、山荘が多いのでやばくなったら 退避できるというのもポイントです。 前日の天気予報までは予報がコロコロ変わり ひどくなったり、まぁまぁましだったりと 迷う感じでしたが当日の天気予報が とても良くなったので向かうことにしました。 ※当日は登山天気でB 木曽駒ケ岳はふもとまではマイカーではいけないので 菅の台バスセンターに車を止めて バス→ロープウェイで登ります。 時間は30分間隔ぐらいなので うまく合わせていけると待ちが少なくなります。 ロープウェイで登ると事前の調査通り 千畳敷カールは残雪だらけ。 当日、暖かかったからか 結構、柔らかくなっています。 アイゼンは必須。 子供の脚力でアイゼンなしは登れないと思います。 アイゼンを選ぶときは10本とか12本とか あった方がよいと思います。 アイスピッケルは悩みましたが ショップ店員と相談の上、 ストックの方が良いだろうとのことに。 木曽駒ケ岳の千畳敷カールだと アイスピッケルよりストック2本遣いの方が 安定して上り下りできる感じでした。 ストックを刺し一歩一歩登る姿は 見ていてとても良かったです。 道中は青空も見えました。 時々、雲に包まれることがありますが それも、子供は楽しんでいました。 アイゼンはどこで外すのかな?と最初悩みましたが カールを抜けて木の階段のところで 脱ぐのが一番よさそうです。 千畳敷カールを登るとすぐに 宝剣山荘につきます。 山荘の方に伺ったところ、 凍っている箇所はたぶんないだろうとのこと。 天気もかなり晴れて風も穏やかだったので 宝剣岳に登ることにしました。 道中、かなり危険なところがあるので 風が強い、雨のあとなどの場合には やめた方がよさそうです。 今回、道中を見るに 鎖をかなりまめに新しくしているようでぴかぴかでした。 本当は鎖に頼りすぎると危険なのですが ここは鎖さえ離さなければたぶん大丈夫です。 天気はかなり良くなり周りの山が良く見えました。 宝剣岳の後は中岳→駒ヶ岳です。 ここはなだらかなので、結構、すんなり進めます。 その後、木曽前岳を目指します。 木曽前岳までが予想以上に大変でした。 高山で思った以上に疲れがたまっていました。 子供も息苦しく感じる部分も多かったです。 木曽前岳のあとは駒ケ岳を避けて中岳へ。 避けるルートは少しがけ崩れがあるので 注意が必要です。 最後は千畳敷カールの下りです。 私は途中で足元が崩れ滑らせ少し滑落。 息子は親切なクライマーに降り方のレクチャーを受けながら すべることなく降りていました。 降りきってロープウェイ乗り場からカールを見ると 雲が晴れてとても良い天気になっていました。 降りた直後なのに走り回り もう一度、登りたいととても元気にしていました。 バスの中で行きは鹿を 帰りはカモシカと猿を見かけました。 行きのバスの中では山の説明もいろいろしてくれるので 何気に飽きません。 全体的に初の高山だったので ゆっくりペースで進むことを意識しました。 息子も少しずつ、そういったことを学んでくれたようで ぴょんぴょん下らずゆっくりと降りていました。 特に最後に千畳敷カールを下らないといけないので 脚が残っていないと降りられない可能性があったので。 全体的にアルプスの景色はとてもきれいでした。 低山にはない魅力が詰まっているなぁと感じました。

この活動日記で通ったコース

木曽駒ヶ岳(千畳敷)

  • 03:29
  • 3.5 km
  • 446 m
  • コース定数 12

木曽駒ヶ岳の鉄板コースである、駒ヶ岳ロープウェイの千畳敷駅から登山するコース。ロープウェイを降りると、目の前には千畳敷カールと宝剣岳のアルペンな雰囲気抜群の絶景に包まれ、序盤からテンションアップ間違いなし。千畳敷カール周辺は遊歩道が整備されており、観光にも楽しめる。登山者も途中までは遊歩道を歩くことになるが、途中から本格的な登山道となり、岩稜の急坂に差し掛かる。乗越浄土までたどり着けば一安心。この周囲にはいくつかの山小屋が立ち並ぶ。乗越浄土は、木曽駒ヶ岳、宝剣岳、伊那前岳など各方面への分岐点となっているが、今回はもっとも向かう登山者が多いであろう木曽駒ヶ岳方面へ行こう。中岳を越えた先にあるなだらかなピークが、木曽駒ヶ岳頂上だ。山頂は360度の大展望が広がる。