活動データ
タイム
11:30
距離
25.6km
上り
2681m
下り
2173m
活動詳細
すべて見る2018年の「ぐんま県境稜線トレイル」開通時からうっすらと頭の中で描いていた三国峠~野反湖までの縦走を遂行してみました。 ※以下頻繁に登場する"馬蹄/主脈"とは本ルートとの比較対象にしている谷川岳馬蹄形縦走と谷川岳主脈縦走のことを指しております。 このルートは通りぬけ設定のため日帰りでも小屋/テント泊でもアクセスには工夫が必要となります。 ■先ずソロで行う場合 ▼登/下山口まで、或いはその片方を送迎をしてもらう(してもらえる方うらやましい) ▼公共交通機関を使う 現時点では野反湖を午後3時11分発のバスが最終でJR長野草津口駅まで向かっているようです。今回下山後に帰り支度をしている際にちょうどそのバスが登ってきていました。 ただ三国峠へのアクセスも含めまして少々調べてみましたが公共交通機関のみを使用してこのルートにアクセスするのは中々大変なように見受けます。 ▼自転車を下山口にデポして車で登山口まで移動し帰路は自転車を使う 両登山口の間が舗装路最短で約85km、万沢・秋鹿林道などを使用しても約67km。自転車に乗り慣れた方でも4時間~は見ておかなくてはなりません。 私はロードバイクなども所有しておりますが自転車をデポしての通り抜け縦走は今まで何故かやったことはありません。 ▼歩いて戻る 通る道は自転車と同じになりますがこのルートで歩いて戻るのはほぼ現実的ではないでしょう。 因みに私は主脈縦走をしてから歩いて登山口まで帰った経験(総移動距離60km超)はありますので真剣に検討したうえで現実的ではないという結論に達しました。 ■二人以上で行う場合 ▼車デポ作戦一択😆 ただ車デポ作戦に協力してくれる同行者がいたとしても本ルートの踏破には他にも困難が伴います。 ・馬蹄/主脈と匹敵するロングルートでありながら途中に(現実的な)エスケープルートがないので同行メンバーの体力/脚力はある程度揃っている必要がある ・天候含めた少々のトラブル等でも歩き切るという強い意志や逆に撤退判断の共有も求められる ・登山口間の車移動に概ね2時間は掛かるので活動時間にプラスして山行前後に2時間以上の拘束時間が発生する というわけで困難な要因も考慮して車デポ作戦を行うべくいつもの相方さんにお声かけをして同行快諾していただいてましたヽ(´▽`)/ あとは相方さんとのスケジュールの都合と気候・お天気を眺めて本日決行の運びとなりました。 ~・~・~・~・~・~・~・~ 実際に縦走してみての細かな感想はキャプションにて記しますが大観として ・馬蹄/主脈と比べて距離/累積標高は匹敵するものの長い登り/下りはありません。その分細かなアップダウンが続き足に堪えました(実際前週に馬蹄形縦走をしている相方さんはこっちのが堪えたと語っています) ・初めて本ルートを歩かれる方が自らの馬蹄/主脈のCTを基準にCT設定する場合には注意が必要と考えます。私も想定CTは10~12時間程度と設定していましたが実際には思っていたよりも結構押しました。 ・稜線トレイル整備に伴って新しく通された三坂峠~白砂山の特に三坂峠側の部分が歩きにくいと感じました。 それはまだ通る方がさほど多くない為か急坂部分にステップの様なものが出来てなく登りで常にふくらはぎの伸展が続く場面があったのと、刈払いされた笹原を登る際その倒れた笹が結構滑るために余分な体力を奪われた感じがしました。 ・概ね○○新道などと呼ばれる新しく切られたルートなどによく見られる"結構無理やり通された"と感じる一部急すぎる所がありました。 そんな急な所にはあって欲しい木や根っこなどの手掛かりもほとんどありませんでした。 ・進行方向逆も考えてみましたが、三国峠→白砂山へ向かった方が前半に標高低めで眺望も地味な部分を通過して後半に眺望が開けるので個人的にはオススメです。 途中何度も振り返りながら歩いて来ましたが進行方向の眺望はいいのに振り返ると地味というシーンが結構ありました。 ・ルート上に目印/マークや標識類は十分にありますし特に迷いやすいと感じるようなところはありませんでした。 強いて迷いそうなポイントを挙げるとすれば①鉄塔の巡視道に入り込まないようにする(踏み跡の強さが違うので分かりやすいかと考えます)、②稲包山に立ち寄ったら稜線トレイルへは一旦元に戻る(南下しないこと)、③残雪のある所では目印を注視する、この3点くらいでしょうか。 ・すれ違いはムジナ平避難小屋近くで小屋泊帰りの方1名と会っただけであとは白砂山付近までどなたともすれ違いませんでした。その方のお話だと小屋泊から白砂山方面に行かれた方が3名いらしゃったとの事でした。白砂山以降は流石に10名くらいの方をお見かけしました。
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