活動データ
タイム
10:25
距離
30.4km
のぼり
2419m
くだり
2417m
活動詳細
すべて見る☆☆本日のメニュー 段ヶ峰山塊7座めぐり 生野高原登山口~達磨ヶ峰~フトウガ峰~段ヶ峰~基幹林道~千ヶ峰~大段山~笠杉山~途中一部基幹林道~杉山~段ヶ峰~フトウガ峰~エスケープ路~杉谷登山口~市道栃原宍粟線~起点へ 昨日と同じ時刻に起床。今日は「朝カレー」を食べ腹ごしらえ。空は曇っている。星は見えない。 生野高原登山口(旧国民宿舎生野荘跡)駐車場に4時過ぎに到着。車一台もなし。 昨日とほぼ同時刻に出発。気温は18℃とあたたかい。無風。 達磨ヶ峰第2ピークと最低コル間で、予想に反して太陽が顔を見せた!! 稜線上は東北東方向に視界が悪く、木々の隙間から「日の出」を撮る。 いつもと勝手が違う・・・これも自然相手のこと。 思わぬ朝陽に気を奪われ、ロングトレイルの事をすっかり忘れてしまっていた。 昨日より少しでも前に進まねばならないのに段ヶ峰到着は昨日より10分も遅い・・・でも綺麗な朝陽を見ることができて幸先がいいってことにしよう。 今日のロングトレイルは、左ひざ完治を確信するためのトライアル。これで問題がなければ、少しずつ強度を上げて行こう・・・但し体が絞れない間は「トレラン」紛いの駆け足は封印する・・・もちろん今日も「走らない」。 当初、生野学園(旧高星放牧場)から町境尾根伝いに南縦走路:高星山~平石山~千町峠へと至り、後はほぼ本日の行程で段ヶ峰~達磨ヶ峰間は帰路も同じコースの予定だった・・・距離は35km近くとなる。まだかなり不安があったので、距離を短縮し難易度を下げてのトライアルとなった。 スタートから達磨ヶ峰までは、以前とほぼ変わりなく動けた。達磨ヶ峰~段ヶ峰~千町峠も問題なし。 ただ段ヶ峰では昨日よりも10℃近くも気温が高く、水分補給のペースが速い。簡易浄水器をリュックに入れているのでどこかで補給しよう。また、朝カレーで腹ごしらえしたのに、千町峠でバナナ2本を食べてしまう。あとは「薄皮クリームパン」と「エナジージェル」のみだ・・・もう一品加えるべきだった。 千町ヶ峰へはほぼ直登だ。距離は短いが「ふくらはぎ」に負担が大きい・・・それでもノンストップで傾斜の緩くなるところまで駆け上がる(気持ちだけ)。今回各ピークでは記念写真のみ。基本休憩はしない・・・ゆっくりでも歩き続けるのだ。千町ヶ峰から「こぶしの村」までは、岩塊流あり涸れ沢の渡渉ありなかなか変化がある。基本ふかふかの杉葉の上を歩く。この辺りまでは順調だ。問題はこの後の大段山への上りだ。標高差約350m、ほぼ直登に近い。距離は約1000mだが、達磨ヶ峰の上りよりきつい!! 傾斜が緩むところが極わずかなんだ。大きく分けて4段階。3段までは頑張ったが、4段目の手前でペースダウン。ふくらはぎから「筋肉」が飛び出てきそうなくらいだ。大段山頂上は日の当たらない鬱蒼とした空間だが、おかげで噴出した汗は一瞬で引いてしまった。この辺りから太陽は雲に隠れ気温は思ったほど上昇していない。18℃辺りで推移。 ・・・つづく 大段山から「上千町」へ下山途中、尾根が二股に分かれる地点がある。左が正解なのだが右の尾根の方が魅力的なのだ。標識を見落とすと右へ行ってしまいそうになる・・・右の尾根はどこへ降りるのだろうか?(後で地図を見るとお宮さん辺りに達するよう) 上千町から笠杉山へ向かう。渓流に沿って遡り「千町小屋」を経由してさらに沢を詰める。昔、こんな林道がなかった時代「笠杉山」は秘境だった。特に今も残る「尼崎山の会」のポールは、上千町と全く逆側の朝来市奥田路にも設置されている。ぼくも、奥田路から大乢(おおたわ)までの点線路(もと林道)を歩いたことがあるが、林道は随所で崩落し寸断され全く点線路とも言い難い状況だった。その点線路で先の「笠杉山」へのポールを見かけたのだ。先人たちが何とかルートを切り拓いて「笠杉山」に達したいという気概が伝わってきたんだ。今や国道429号線から基幹林道を使えば、30分足らずで頂上に達することができる。もう「秘境」ではなくなってしまったのだ。 残念なのは大乢で「笠杉山」と「杉山」を結ぶ尾根が林道建設のために寸断されてしまったこと。この尾根は単なる尾根でなく、日本列島の背骨:中央分水嶺の尾根なのだ。この尾根は降った雨を「日本海」と「太平洋」に分ける尾根だ。北海道稚内から鹿児島佐多岬をつなぐ1本の中央分水嶺が生野北峠から菖蒲沢の北側の尾根を走り、段ヶ峰北尾根の最北端のトンガリ山に達する。 ここで変針し段ヶ峰三角点付近まで達する。中央分水嶺は「杉山」への登山道でもある尾根を使って先の「杉山」~「笠杉山」を繋ぐ尾根に乗る。「笠杉山」からは「藤無山」~「氷ノ山」を経由し県境を越えるのだ。 今日は大乢から基幹林道を歩き、「どうどう橋」近くの「杉山・段ヶ峰」登山口からまず「杉山」をめざす。足も疲労が蓄積し「笠杉山」から「杉山」への尾根で、久々に「しりもち」をつくスリップ、そこで距離は伸びるがアップダウンの少ない林道歩きに切り替えることにした。 ペースは上がらないが確実に一歩を重ねる。杉山が近づくにつれて中央分水嶺の尾根は広く明るくなる。どこでも歩けるがピンテに沿って最短距離を歩く。 ほどなく「杉山」到着。空は完全に「くもり」。風も出てきた。気温は相変わらず18℃。視界は落ちてきたなあ・・・朝の段ヶ峰からは、久々に六甲の山並み、瀬戸の海、淡路の島影を見ることができた。勿論、氷ノ山も。 「杉山」は雪の季節に、登山道が全く雪に覆われている中、獣たちの足跡を辿って頂上に達して以来だ。いつも登っている「段ヶ峰」を違う方向から見ることができる。それにしても段ヶ峰は平らな稜線が続いている。遠方からだとなかなか判別がつかない山だ。それでも先日、氷ノ山三の丸からは、はっきりと「段ヶ峰」と認めることができた。 『さあ、段ヶ峰へ向かおう!! 最後のアップダウンだ!!』 少し空腹感はあるものの、水分は足りている。あと2時間程度は充分に動ける。今のところ「ふともも」の疲労感はあるものの、膝をはじめ「筋肉」「関節」に「痛み」や「違和感」はない。 『ゆっくりでも確実に一歩を刻もう!!』 天空の回廊から鞍部、そしてフトウへ駆けあがる・・・ここからエスケープ路を杉谷登山口へ下る。途中ロープ箇所・巨岩区間もあるが、ゆっくり下りれば問題はないだろう。 無事杉谷登山口へ到着。あとは林道+アスファルト道=約4km 当初25km程度と思い込んでいたコースは、約30kmもあった。 山とたっぷり過ごした1日となった。 ☆千町小屋→笠杉山登山口 伐採作業で登山道が一部使えません。 今日は日曜日だったので作業がなかったのかもしれませんが、伐採作業のために重機が稼働している場合は大変危険だと思われます。事前に下記関係機関へ問い合わせた方がよいかも? しそう森林王国観光協会 0790~64~0923
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