双耳峰の燧ヶ岳(柴安嵓) 32/100名山 〜滑落注意⚠の柴安嵓~

2022.06.05(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 21
休憩時間
40
距離
9.2 km
のぼり / くだり
1043 / 1044 m
1 6
50
1 8
3
45
36
50

活動詳細

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【一口メモ】 ☆一泊二日で会津駒ヶ岳と燧ヶ岳(ひうちがたけ)に登りました。この記事は二日目に燧ヶ岳に登った時のものです。 ☆燧ヶ岳は東北最高峰の山です。いくつか登山ルートがありますが、迷いやすかったり、急斜面があったりで難易度が高いようです。特にこの時期は雪が残り、YAMAPの標準時間(夏場)はあてになりません。少なくともプラス1時間くらい余裕を持った方が良さそうです。 ☆どのルートも登り標準4時間、下り標準3時間前後(計7時間)なので、ある程度の経験と体力が必要です。 ☆燧ヶ岳と言う名前のピークはなく、登頂可能なピークは、柴安嵓(しばやすぐら、2,356m)・俎嵓(まないたぐら、2,346.0m)・ミノブチ岳(2,220m)の3つです。今回登ったのは、時間の関係で柴安嵓と俎嵓です。 ☆この時期はアイゼンは必携です。12本爪がベスト。急登はチェーンスパイクは不向きです。 【活動日記】  昨日、過酷な縦走路を歩き、御池ロッジで泊まりました。ロッジは素泊まり5800円。ご飯や牛丼、カレーなどのレトルト食品が売っているので、自分で温めて食事できます。大浴場があり、疲れが癒やされます。  5時起床、5時半出発です。天候は曇り。駐車場の奥に御池登山口があります。最初は尾瀬らしく木道を歩きます👍木道の脇には白い水芭蕉が群生していて、とてもきれいでした✨✨✨そんなのんびりムードも終わり、大きな岩が露出した急登が始まり、残雪が見られ始めます😓そこそこの急坂ですが距離が短いので、ここはノーアイゼンで頑張ります💪雪のためルートが見つけにくく、少し迷いました💦この急登を抜けると、展望が開けます。最初の池糖(ちとう)、広沢田代に到着し、地獄(本当の地獄はまだ先にあった)から天国に来たかのように思えます😃👍湿原の中、長く続く木道を歩くのはとても気持ちがいいです😍  広沢田代を過ぎると、かなり傾斜(30度を超えるような傾斜もある)のある雪山にぶつかります。ここもノーアイゼンで頑張りました💪ダケカンバなどの広葉樹林を登ると、再び展望が開け、2つ目の池糖、熊沢田代が目の前に広がります。ここは傾斜湿原なので、木道がはっきりよくわかります👍ここも気持ちよく歩け、気分を持ち直しました😃途中、少し雨も降ったのですが、しだいに天候は回復し、よいお天気になったこともよかったです✌️  熊沢田代を過ぎると、いよいよ真打ち登場、燧ヶ岳です。ここまでが結構長く感じました。そびえる雪山、上の方まで雪景色。さすがにここはアイゼンなくしては厳しいと思い、左に3回トラバースしたあたりでアイゼンを装着しました。勾配はしだいに急となり、何度も小休止を取りながら登りました。俎嵓の山頂は岩場です。石祠があり、「明治22年」と彫られていました。360度の眺望は素晴らしく、至仏山から会津駒ケ岳、眼下には尾瀬沼が眺望できます🤩✌️最終目的地の柴安嵓もバッチリ見えます✋雪で覆われた急登で危険を伴うので、そこまで登る方は少ないようです。  柴安嵓まではいったん鞍部に下ります。この道が急斜面の上、岩ゴロゴロでとても歩きにくいです😓雪のあるところに出て、上を見上げるとかなりの斜面であることがわかります😨ラストの斜面はたぶん40度くらいですが、見た目はほぼ垂直です。アイゼンの前爪でステップを作りながら慎重に登りました。柴安嵓の山頂も岩場ですが、俎嵓より広いです。アイゼンを装着したままなので、岩場を歩くのに苦労しました。別のルートから登ってきた方に記念写真を撮って頂きました。時間がないのですぐに下山です。下りは登りの数倍怖かったです😰前爪頼りです。私が登る少し前に、ここで20m滑落した方の話を聞きました。確かによく見ると、その痕跡が残っていました。十分時間をかけ、無事、柴安嵓を下りたところでアイゼンを脱却しました。ここから先はノーアイゼンで下りました。木道や岩場での着脱の時間を省略するためです✋  下山は登りよりは時間がかかりませんが、アイゼンなしなのでとても滑ります。斜面で”尻ソリ”のように2,3回数m滑り落ちました。いずれも笹藪に突っ込んだので怪我はありませんでした👍最後の方の下りは急斜面で大きな岩がゴロゴロの上、大量の雪解け水が流れていて、沢の中を歩いているようでした😓雪の上も雪が溶け出しているので集中していないと踏み抜けます。  登りに4時間近くかかりましたが、下りは3時間で下ることができ、13:10分の会津高原尾瀬口行きのバスに間に合いました✋その後特急リバティ会津144、下今市で特急日光8号と乗り継ぎ、新宿まで帰ってきました。  今回は、2日目の午後には足が上がらず、もつれる場面もあったので、だいぶ筋力、体力の衰えを感じました。夏は北アルプス槍ヶ岳から奥穂高、西穂高への縦走を考えていますが、練り直します。

会津駒ヶ岳 会津駒ヶ岳方面から見た燧ヶ岳
会津駒ヶ岳方面から見た燧ヶ岳
会津駒ヶ岳 御池登山口
御池登山口
会津駒ヶ岳 登山口を入ってすぐのところ。少し曇ってます。
登山口を入ってすぐのところ。少し曇ってます。
会津駒ヶ岳 木道に出ます。
木道に出ます。
会津駒ヶ岳 水芭蕉。癒やされます👍🤩
水芭蕉。癒やされます👍🤩
会津駒ヶ岳 水芭蕉が群生してます🤩
水芭蕉が群生してます🤩
会津駒ヶ岳 大きな石ゴロゴロスポットに入ります。
大きな石ゴロゴロスポットに入ります。
会津駒ヶ岳 また木道。うれしいです。
また木道。うれしいです。
会津駒ヶ岳 積雪スポットに入ります。
積雪スポットに入ります。
会津駒ヶ岳 そしてまた大石ゴロゴロスポット。
そしてまた大石ゴロゴロスポット。
会津駒ヶ岳 広沢田代。気持ちがよいスポットです🤩👍
広沢田代。気持ちがよいスポットです🤩👍
会津駒ヶ岳 広沢田代。
広沢田代。
会津駒ヶ岳 広沢田代。
広沢田代。
会津駒ヶ岳 積雪スポット。どこまで続くのか・・・。
積雪スポット。どこまで続くのか・・・。
会津駒ヶ岳 まだまだ続きます。
まだまだ続きます。
会津駒ヶ岳 一部木の階段が見えています。
一部木の階段が見えています。
会津駒ヶ岳 見つけるとうれしい木の階段。
見つけるとうれしい木の階段。
会津駒ヶ岳 水芭蕉群生地。木道の脇です。
水芭蕉群生地。木道の脇です。
会津駒ヶ岳 積雪スポット。
積雪スポット。
会津駒ヶ岳 木の階段。雪、木道、木の階段と交互にあるので、アイゼンはつけません。
木の階段。雪、木道、木の階段と交互にあるので、アイゼンはつけません。
会津駒ヶ岳 もうすぐ熊沢田代。
もうすぐ熊沢田代。
会津駒ヶ岳 熊沢田代。山、木道、湿原のコラボは素晴らしい🤩👍
熊沢田代。山、木道、湿原のコラボは素晴らしい🤩👍
会津駒ヶ岳 熊沢田代。木道の左側。
熊沢田代。木道の左側。
会津駒ヶ岳 曇り空だけど、山々はよく見えます。
曇り空だけど、山々はよく見えます。
会津駒ヶ岳 急登の手前。まだいいほうです。
急登の手前。まだいいほうです。
会津駒ヶ岳 眼下に熊沢田代。
眼下に熊沢田代。
会津駒ヶ岳 昨日歩いた会津駒ヶ岳からの縦走路。
昨日歩いた会津駒ヶ岳からの縦走路。
会津駒ヶ岳 まだ8合目。本当の戦いはここから始まる。
まだ8合目。本当の戦いはここから始まる。
会津駒ヶ岳 俎嵓(まないたぐら)の山頂手前に大きな岩。
俎嵓(まないたぐら)の山頂手前に大きな岩。
会津駒ヶ岳 山頂から見た尾瀬沼👍🤩
山頂から見た尾瀬沼👍🤩
会津駒ヶ岳 尾瀬沼。
尾瀬沼。
会津駒ヶ岳 気になって撮った石碑。難しい漢字が書かれています。読めません。
気になって撮った石碑。難しい漢字が書かれています。読めません。
会津駒ヶ岳 石祠。
石祠。
会津駒ヶ岳 俎嵓から見た柴安嵓。急角度の険しい山容。
俎嵓から見た柴安嵓。急角度の険しい山容。
会津駒ヶ岳 柴安嵓(拡大)。右の急斜面を登ります。
柴安嵓(拡大)。右の急斜面を登ります。
会津駒ヶ岳 柴安嵓(拡大)。急斜面を登る黒い人影が見えますか。若い女性です。彼女が下りてきた時、私がこの斜面を登り始めました。
柴安嵓(拡大)。急斜面を登る黒い人影が見えますか。若い女性です。彼女が下りてきた時、私がこの斜面を登り始めました。
会津駒ヶ岳 鞍部に下り、これから登ります。
鞍部に下り、これから登ります。
会津駒ヶ岳 柴安嵓(しばやすぐら)山頂。
やったぁ~🤩✌️
柴安嵓(しばやすぐら)山頂。 やったぁ~🤩✌️
会津駒ヶ岳 柴安嵓山頂からの景色👍。前方の山は至仏山かな。
柴安嵓山頂からの景色👍。前方の山は至仏山かな。
会津駒ヶ岳 至仏山。4月末に登ったときよりだいぶ雪の量が減っています。
至仏山。4月末に登ったときよりだいぶ雪の量が減っています。
会津駒ヶ岳 柴安嵓山頂からの景色🤩。
柴安嵓山頂からの景色🤩。
会津駒ヶ岳 柴安嵓山頂からの景色。
柴安嵓山頂からの景色。
会津駒ヶ岳 下山時の会津駒ヶ岳縦走路。空が明るくなってます。
下山時の会津駒ヶ岳縦走路。空が明るくなってます。
会津駒ヶ岳 下山時の熊沢田代。空が明るいのでより美しいです✨👍。
下山時の熊沢田代。空が明るいのでより美しいです✨👍。
会津駒ヶ岳 下山時の広沢田代👍。
下山時の広沢田代👍。
会津駒ヶ岳 下山時の広沢田代✨👍。
下山時の広沢田代✨👍。
会津駒ヶ岳 下山時の広沢田代。平和な感じが好き。😍
下山時の広沢田代。平和な感じが好き。😍

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