安達太良山・箕輪山 奥岳ルート

2022.06.04(土) 日帰り

ここ数週間悩まされた膝の痛みが、ようやく消えました。しかし、すぐに激しい運動をしてぶり返しては元も子もないため、様子見できるところを歩かないとなりません。その一方、しばらく続いた運動不足を解消するため、長い距離も歩きたいところです。つまり今日登るべきは、基本的にはサクッと歩けるものの、調子が良ければ途中からロングルートのオプションを選べる山。そんな都合のいい山は、ここしか知りません。 午前中は風が強そうな予報ですが、東向き斜面のこのルートには影響なし。4月には雪だらけだった登山道は昨日の雨の影響もなくほぼ乾いており、雲と青空が半々な空模様の下は寒くも暑くもなく、脚がどんどんと進んで行きます。くろがね小屋まで飛ばし気味に歩いても膝は何ともなかったことから、今日の方針を決定。ロングルートを歩くこととします。 いつもの道を歩き矢筈森。そこから進路を北に、荒涼とした岩の稜線を鉄山方面に進みます。いつもは避難小屋で引き返すことが多いですが、今日はその先の箕輪山まできつい登り返しを越えて行きます。まだシーズン始めなせいか、登山道に突き出す枝が多く半袖から伸びる腕は生傷だらけになります。箕輪山までを計画する方は、お気をつけて下さい。山頂からは、磐梯山や裏磐梯の湖沼群、吾妻連峰の眺めがバッチリ。喧騒から離れた静かな絶景の展望台です。 帰路を進み始めると、足の豆と爪先痛で少しペースを乱されますが、体力的にはまだまだ余裕です。折角なので、船明神山のオプションも追加します。こちらは、箕輪山以上に歩く人がいません。難しい所もなく、沼の平をたっぷりと眺められる絶景の道なので、あまり知られていないのが勿体無く感じます。 後はサクッとピークハントし、ゴンドラで帰還。どうやら膝は完治し、体力もあまり落ちていないようです。これで来週からは、「挑む山」に出かけられそうです。