活動データ
タイム
32:19
距離
19.6km
のぼり
2826m
くだり
2828m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る日本三大急登として知られる黒戸尾根に初挑戦。これまでの最高峰は千頭星山(2,138 m)、最長(?)は丹沢山系縦走(距離26.8 km、累計標高2,631 m)、テン泊自体も初めてという素人。 道具を揃えてみたら驚異の22.5 kg。これを100 Lザックにぶち込んでいざ登山口へ。 最初は力づくで何とかねじ伏せてきた登山道。しかし宿泊地の七丈小屋の手前のクサリやハシゴが辛すぎて、最終的には5分前進5分休憩を繰り返さねばならないほどに。七丈小屋がめちゃ遠く感じた。やっと到着すると今日の小屋番しのぶさんがお出迎え。当初の予定ではその日のうちに甲斐駒ヶ岳に一度登頂する予定だったが、そんな体力はなくテント設営を終えてぐったり。遮るものがなく直射日光を浴びて外気温が35℃、テント内が30℃。熱中症になるかと思った。え、ここ標高2,400 mだよね? テント場が登山道のすぐ脇なので、登頂してきた方々にお話を伺いコンディションを確認。事前に小屋の方からアイゼン、ピッケル持参を推奨されたので冬靴も含めて持ってきたが、そんな登山者は他におらずチェーンスパイクで登ったという方が多く、ツボ足で登る猛者も。ただ、「怖かった」とのこと。雪渓は2,550 mで終わり、その後アイゼン、ピッケルは必要なく頂上まで登れるという具体的な情報も頂いた。情報をくださった皆様ありがとうございました!その辺りでアイゼン、ピッケルをデポしようと計画に。 結局1日目はアルファ米のチキンライスを食べて19時就寝。この時間になると気温はしっかり下がってきていた。七丈小屋のインスタを見ていると最近の早朝の気温は5℃前後らしい。一日の寒暖差えげつないでしょ。 2日目は0:30頃起床。迷ったが頂上を目指そうと決意。己の体力と技術、写真撮影時間を考えて更に早く出ることに。登り始めてすぐに雪渓が登場。深夜でヘッドライトも弱く、どこまで雪渓を直登すればいいのかわからないままYAMAPでルート確認しながら進んだ。自分で登ったからわかったけれど、今の時季でさえこんな状況下で滑り止め器具付けずに行くのは考えられない。皆さんすごすぎ。 名物二本剣が見える場所に到着すると日の出のちょっと前の状況だったようで、ここで撮影することに。この時点で気圧が740 hPaくらいだったかな?頭痛がしていたが日の出を見たら吹き飛んでしまった! 頂上には5時過ぎに登頂。山頂の日の出には少し届かず。しかし他に誰もいなかったので山頂と周りの山々独り占め。風も弱くたくさん写真撮った。下山時には山頂に一番近いクサリ場で休憩後に荷物を忘れてしまい170 mほど下ってから気付いて登り返す羽目に。余計体力を使ってしまった。 テント場まで下りて片付け。時間がかかってしまい、七丈小屋を後にしたのは当初の計画の2時間遅れ。荷物も重いので頂いた水は5 L程度。登りの時と同じくらいの量なので何とかなるっしょと考えてしまったのが問題。体力を消耗しての下山は10分行動5分休憩の繰り返し、黒戸山への登り返しは5分行動5分休憩しないと肩と酸素と水分がもたなかった。休憩の度にガブガブ飲んでいたら、「このまま飲み続けていたら最後までもたないんじゃね?」と気付き少しセーブすることに。結局最後はPlatypusソフトボトルに200 mL程度。ギリギリだった。後半は気になる植物もあったが気持ちの余裕がなく撮影できず黒戸尾根終了。 おつかれ山! 〇わかったこと ・日本三大急登はしんどくてしんどくてしんどかった ・22.5 kg背負うとコースタイムの1.5倍あるいはそれ以上の時間がかかる ・肩が引きちぎれそう→後日mont-bellの方に伺ったら、ウエストが細すぎるのでレディースを購入した方がよかったって⤵️→男女兼用モデルでレディースないやん... ・標高2,400 mでも快晴なら炎天下で35℃(体感温度?)超える ・夜はしっかり下がって5℃前後(=寒暖差30℃以上! ・今の時季でも雪渓があり、(私程度の浅い経験では)12本爪アイゼン、ピッケル必須 ・七丈小屋に引かれた水がうますぎて二日間で10 L消費(泊まればタダ ・飲み水は命の水→七丈小屋が唯一の水場ってところが難易度高い ・9,000 kcal消費(YAMAP調べ→さすがに22.5 kg背負ってることは考慮していないので実際は10,000 kcal超えてるんじゃないかな ・体重は3 kg減(→下山後たくさん食べて戻りました ・900 m~2,400 mまで(=黒戸尾根のほとんど)日中はハエなどの虫が絶え間なく飛び交っていて休憩のたびに顔面にアタックされるので行動食を食べにくい(虫の世界に我々部外者がお邪魔しているので…
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