活動データ
タイム
04:44
距離
8.9km
のぼり
1072m
くだり
1070m
活動詳細
すべて見る【一口メモ】 ☆石鎚山は、最高峰に位置する「天狗岳」、石鎚神社頂上社がある「弥山(みせん)」、「南尖峰(なんせんぽう)」の一連の総体山のことです。 ☆石鎚山は、山自体が神と崇められている神聖な山です。かつては弘法大師空海も修行としたと言われ、現在でも厳しい修行をする修験の山の一つとして有名です。今日も修験者の方と一緒になりました。 ☆長い鎖場があることでも知られています。4か所の鎖場はいずれも難度が高いですが、迂回ルートもあるので、鎖が苦手な人でも弥山(山頂)までは行くことができます。この鎖は「難所」だから鎖を付けたのではなく、“行場”として存在するとも考えられます。 【活動日記】 四国百名山2座登頂の旅も最終日となりました。朝から小雨が降っていて気分は下がり気味です😢でも、いいこともありました!それは後で話します。 石槌山へのアクセスもなかなか難度が高いです。昨晩は伊予西条駅前の「エクストールイン西条駅前ホテル(☆☆☆☆)」に泊まりました。なぜなら、この駅前のバス停から「石槌ロープウェイ前」までバスが出ているからです。日帰りなら7時47分のバスに乗るしかありません。8時41分に到着します。この日はあいにくの天候だったので、私と女性ひとりしか乗っていませんでした。ロープウェイ乗り場まで少し登りますが、9時の発車に間に合いますので、慌てなくても大丈夫です。雨が降り続いているので、レインウェアを着込みました。 8分ほどで山頂成就駅です。まずは石鎚神社中宮成就社⛩を目指します。ここまでの道はスニーカーでも歩けます。実際そうしたカップルに会いました。故事にならい「不屈の精神を培い、物事の成就を祈り、またその願い事を叶えるお社」、それが文字通りの「成就社」だそうです。 成就社から左を見ると神門があります。その門が登山道入口です。門をくぐると、なだらかなずっと下りが続きます。八丁坂です。頂上遥拝の鳥居をくぐると、八丁小屋🚻です。このあたりから登りとなります。 突然現れる『試しの鎖』(上り48m)。鎖の輪が大きいことに目がいきます。「試し」という言葉は「山の神様が石槌山に入山することを試している〔NHK 日本百名山〕」と言っていましたが、迂回しても全然大丈夫だと思います👌。危険なので⚠️。雨のせいで岩肌はツルツル、足場が少ないので、輪につま先を突っ込みますが、入らない輪もあります。三角の輪もありますが、これは固定されていないのでグラグラ動きます。なので、できれば三角の輪は使いたくないです。途中で3か所ほど安定して両足で立てる場所があるのが救いです👍緊張からか恐怖心からか、とにかく息切れが激しいので、息を整えながら登るのがいいと思います。なんとか登り切ると、すぐに下りの鎖(19m)です。短いですが、足元が見えにくいので、よく足場を確認してから降りていきました。「いいこと」なのかわかりませんが、他の誰も登っていないので、渋滞することもないし、上から人や物が落ちてくることもないし、焦る必要もないので、自分のペースで登れるのは良かったです👍😃 次の鎖場までは、木の階段が続きますです。 こうして『試しの鎖』で試されたのだから、もうこれ以上大変な鎖はないだろうと思いましたが、とんでもなかったです。『一の鎖』(33m)は、夜明峠と二の鎖小屋の中間点に位置します。短くて、傾斜もきつくなく、比較的足場があるので、他の鎖場よりは登りやすいです。ここだけ登ってみるのもいいかもしれません。 『二の鎖』は「二の鎖小屋」の鳥居の奥から岩場に取り付くようにあります。全長65mです。私が最も恐怖心がおぼえた鎖です😰長い、急傾斜、足場が少ない、滑る😭鎖は上り専用と下り専用があります。上りやすい、下りやすいように鎖が配置されているからです。もちろん上り専用鎖で登っていったのですが、途中から下り専用鎖を使っていました。登る術がなくなり、もうパニック寸前でした💦落ち着いて、一度少し下って、右に2mほどトラバースして上り専用鎖にたどり着きました。私の鎖経験上、最も困難な鎖場でした😓 『 三の鎖』は、三の鎖小屋横から取り付きます。全長68mあります。垂直の岩壁に鎖が垂れ下がっている感じです。何ヶ所か休めそうな場所もあるし、あの『二の鎖』も経験したので、すぐに覚悟を決めて上り始めました。休み休み登ったので、時間はかかりましたが、わりとすんなり登れました。 いずれの鎖場も迂回ルートがあります。そちらを使えば、30分は時間短縮できたと思います。 三の鎖を登りきったところに頂上社と頂上山荘があります。山頂は広く、岩場に立つと天狗岳が見えます。天気が良ければ、眺望も素晴らしいと思います。 さて、切り立った岩場ナイフエッジの先の天狗岳を目指します✋ただでさえ、危険な岩場ですが、雨でツルツルの岩場なのでとても緊張しました😨山頂には鎖場手前で抜かしたカップルが先に着いていました。やはりすべて迂回ルートを使ったそうです。写真を撮って頂きました。😃 下山は2時間ぐらいでしたので、約5時間の山行でした。15:17(標準6時間コースなのでちょうどいい)までバスがないので、うどんを食べ、着替えをして待ちました。温泉もありますが、今日はやっていませんでした。 雨の中、きれいな景色を見れなかったのは残念ですが、すべての鎖を体験し、天狗岳山頂まで行けたことはとても良かったです👍😃 蛇足ですが、松山空港の機内持ち込み検査の際に、登山靴を脱いで調べられました。かかとまである靴は全国的に調べられるようです。初めてだったので、びっくりしました😮
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