MMP当日-2022-05-29

2022.05.29(日) 日帰り

活動データ

タイム

12:26

距離

24.1km

のぼり

1767m

くだり

1767m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
12 時間 26
休憩時間
0
距離
24.1 km
のぼり / くだり
1767 / 1767 m

活動詳細

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【まず】  YAMAPの記録を見たら、軌跡が一部しか取り込まれていませんでした。(距離が24kmに対し、時間が12時間以上かかっているのはそのため)  これがiPhoneによる不具合なのかな?と思いつつ、「まあ、いいっしょ!」と深く考えない私。一応ロングコース完走の証明を写真につけています〜。 【ランニング障害の連鎖を断つ】  私は2020年にはじめてトレイルランニングのレースに出ています。レースのレベルを毎回上げていくなかで、ランニング障害も重くなっていました。この障害による機会損失は大きく、夢や目標を諦めつつある中で、悪循環の連鎖を断つ必要を感じていました。  なにも変わらなければ、2022年も故障することでしょう。私は次の2点を新たに取り入れてみることにしました。  1) マフェトン理論の実践  2) ワラーチRUN 以下それぞれについて記します。 ◆マフェトン理論の実践について  YAMAPでフォローいただいているYamahitoさんが、あるレースのレポートで、マフェトン理論の効果について書かれていました。これに注目した私は、藁をもすがる思いで、2022年1月よりマフェトン理論に取り組みました。理論の柱は大きく次のとおり。  ・心拍管理によるエアロビックベースの醸成  ・食事管理・ストレス管理  ランニング障害による悪循環の連鎖を断つという、新たなモチベーションを得た私は、2022年1月4日より、練習日誌をつけて真面目に取り組むことにしました。 ◆ワラーチRUNについて  私が毎年苦しんでいるランニング障害の原因の一つに、フォームが関係していることは間違いありませんでした。色々な図書を読み、動画を視聴してランニングフォームの知識を得ましたが、自分自身で矯正することはできません。   私は最後の手段として、メキシコの山岳民族が履く「ワラーチ」という履物を模したサンダルを活用してフォームを矯正することにしました。  ワラーチは薄いので、真下にフォアフットで着地しなければ足腰で衝撃を吸収することができません。レース前約一ヶ月ほどワラーチRUNをやりましたが、確実に足の着地が変わり、足さばきも向上したように感じます。   【MMP参加の経緯】  実はMMP参加を決めたのは締切の1週間前です。この経緯はYAMAPに掲載している「MMP試走編」を参照ください。5月1日の第1回目試走はショートコースについて結果を載せていますが、第一関門に40分オーバーの状況であり、そもそも私の実力がレースに不適合の状態でした。これは「多良の森」以来のピンチかも。 【危険な情熱】  レース約1ヶ月前で実力不適合が判明したため、マフェトン理論の第一の柱である、心拍管理でのエアロビックベース醸成で、タイムを短縮するのは時間的に困難と判断しました。そのためナビゲーション能力とタイムやペースのマネジメント能力を向上させることで、タイム短縮を試みるしか選択肢はありませんでした。  当初は、試走はできて2回かな。。。などど弱腰でしたが、このままでは完走すらできないと分かった途端、5月1日に加え、5月14日・15日および5月21日・22日の2回の土日、計5日間をすべて試走に費やしました。ショートコースは3回、ミドルコースは2回走り、毎回記録を取りながらノウハウを蓄積しました。この危険な情熱のおかげで、前半のショートコースのタイムを短縮すれば、なんとか完走できる見込みがついたのです。 【もはや仕事どころではない】  土日を水上村へ遠征して走り込んだため、翌月曜日は疲労で起き上がることができず、自主的にテレワークとし、老猫のように終日寝て過ごしました。  更にマフェトン理論の第二の柱である、栄養管理とストレスコントロールには細心の注意を払いました。まずストレスの最大の根源である仕事について、細かなことを考えないようにし、ちょうど5月24日・25日に社長が東京から九州支店に来た際も、ランチは社長よりも高額(=低糖質高タンパク)なメニューを注文、更に5時半きっかりに一方的に社長の相手を切り上げて帰宅するなど、もはや仕事どころではない状況。 【ターゲットタイムの設定】  試走の結果から次のターゲットタイム(TT)を設定しました。各関門には約30分〜40分程度の余裕しかありませんが、まあ当日はマフェトン理論の要である心拍管理のリミッターを解除するので、これよりはタイムを詰めることができるでしょう、というところ。(註:場所の名称は個人的に自由に名付けています。距離も個人計測値です) <場所>    <距離> <TT> <関門> スタート          5:00 元野集会所    2.40km 5:18 鳥居登山口    4.07km 5:34 第2鳥居     4.55km 5:43 市房登山道分岐  5.14km 5:55 直登激坂     5.36km 5:57 稜線到達     5.71km 6:15 林道標識     6.76km 6:38 三角点      9.15km 7:14 AS1      13.17km 7:58 人吉盆地展望  16.60km 8:42 林道と盆地展望 18.38km 9:10 東屋      20.79km 9:39 AS2      24.92km 10:11  10:50 集会所     25.52km 10:35 林道分岐    26.40km 10:46 分岐矢印    27.99km 11:03 分岐矢印三叉  29.69km 11:20 人家      31.34km 11:38 九電施設    34.96km 12:23 AS3      36.74km 13:05  13:40 川口公民館   39.84km 13:32 WA1      45.49km 14:54 舗装路交差   48.29km 15:28 基地局     50.79km 15:59 WA2      52.64km 16:22 AS4      57.61km 17:19  18:00 ゴール     64.00km 18:19  19:30 【シューズの選択】  MMPのコース特性に合うシューズを決めるため、試走の段階で、3足持っているシューズを交互に使用して、マッチングを確認しました。私が今回選んだのは「Asics Gel-Fuji Trabuko Sky」、軽量・薄底のシューズです。  アウトレットで7000円程度で購入し、練習用に使用していたもの。64kmの距離に対し薄底は不安ですが、舗装路の走行感覚はASICSだけあってロードシューズに並ぶものがあり、テクニカルなコースでも厚底シューズより引っかかりにくかった点を評価して採用しました。 【スタート〜AS2:ショートコース】  この区間は計3回試走したので、ナビゲーション・ペース配分ともノウハウは蓄積できています。とにかくロストポイントせず、ペースのムダを抑え、体力を残したままAS2以降のミドルコースに繋げることを意識しました。   AS1に7:30ごろ到着。TTに対し約30分程度のアドバンスを確保しました。水分を少しだけ補給して出発しました。  AS2は9:30ごろ到着、ここでもアドバンスを維持しました。この日にむけてピーキングしてきた成果は確実に出ており上出来かな。 <比較>  5月1日記録 5月14日記録 5月29日記録(本番) AS1 3:48 3:04    2:30 AS2 6:30 5:23    4:31 【AS2〜ゴール:ミドルコース】  この区間は計2回試走しており、ナビゲーション・ペース配分とも概ね理解はできていました。ショートコースほどナビゲーションが難しくないため、走れる区間は走り、登りはパワーをセーブしました。  設定したTTからは概ね30〜60分程度のアドバンスであり、縁あって親しく会話するようになった選手とともにゴールを目指しました。 【成果】  昨年の「霧エビ」では、ゴール10km手前から身体のいたるところで痛みが発生している状態で、その後半年以上も回復に時間を費やしました。  しかし今回は、激下りで消耗した大腿四頭筋以外に身体の疲労はなく、不思議なほど力が湧いている状態でした。もちろん上位選手と比べられる水準ではありませんが。おそらく距離があと20kmあっても、レースを継続できたと思います。  レース後2日が経過し、この記事を書いている現時点でも、身体の故障はありません。これがマフェトン理論を実践した成果だと感じています。

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