活動データ
タイム
06:07
距離
14.7km
のぼり
1788m
くだり
1789m
活動詳細
すべて見る2018/04/19(木) 篠井山(しのいさん) 標高:1,394m 所在地:山梨県 グレーディング: 3A(篠井山奥山登山口) 名山:甲信越百名山,山梨百名山 山域:安倍東山稜 天気:曇り 登山第百十八弾! 時系列がぐちゃぐちゃですみません💦 今回は、悪い某ブログの影響を受けたせいか、それともフラストレーションが溜まった山行だったからか、心の声が文章に漏れでてるかもしれませんが、気にせずスルーして下さい笑笑 さて、ついに避け続けていた篠井山へ行ってまいりました。 篠井山については、以前から大変参考になるブログの記事がありますので、そちらを一部引用させていただきます🎶 〜篠井山(しのいさん)は、山梨県南巨摩郡南部町にある標高1394.4mの山である。 富士川の西岸に、どっしりとした山体を横たえたこの山は、南峰と北峰の二つ頂をもっている。 北峰にはお堂と小さな祠が建ち、篠井(四ノ位)大明神が祀られているが、展望は無い。 三角点のある南峰は、富士山はもちろん駿河湾から伊豆半島までを見渡すことができる。 篠井大明神のご神体は諸説ある。 ある天皇の第四子(四之宮)説、歌人で従四位の凡河内躬恒説など。 「しのい」の名はこれらに由来があるという。 引用記事(https://yama2iruyo.exblog.jp/25739497/) 〜 このブログ、山のこと、アクセスについて、植物などなど、とても詳しく書いてあり、読んでいても楽しいのでオススメです(*^◯^*) さて、当日の朝、急遽山に登れることが発覚。 「うーん、どこに行こうかしら、、」 とりあえず、山梨県の山が一望できるところに行って、天候を確認。 「八ヶ岳はどピーカン。 確か、奥秩父、大菩薩方面も雲なし。 富士山は、見えるけど後ろに雲あり。 南アルプスはガスってる。」 普通なら、八ヶ岳でシーズンラストの雪山を楽しむところだけど、自分は考えがひん曲がっているので、あまり惹かれない、、 《八ヶ岳なんてチャラついたところ行くかよ!》 個人的に、今月は安倍東山稜月間に決めていて、前回も六郷の方に行ったところだった。 「だけど、ガスってんだよな〜」 結局、安倍東山稜月間が勝り、行こう行こうと考えて行けていなかった篠井山に行くことにした。 《あーほんとなんで天気の良いところに行かなかったんだろう、、自分でも頭おかしいと思う、、大人しくチャラついとけば良かった》 しかし、個人的にはルートも大切。普通の人は奥山温泉から登っている。 《みんな揃いも揃って、あの鉤爪のような軌跡。そんなのもう見飽きた。》 しかも、自分の嫌いなピストンだし、、 そんなんじゃ面白くないƪ(˘⌣˘)ʃ ということで、地形図を見てみると、あるではないですかやばそうな尾根が⤴︎⤴︎ 南部町役場から少し西に入ったところから篠井山へ続く尾根がキラリと光って見えた笑笑 しかし、よくよく尾根を辿ると崖マーク多く、アップダウンもあり、中々えぐそう、、 正直なところ、前回、醍醐山に行った時も、最初は篠井山に行こうとしたけど、歩ききれる自信がしなくてチキった経緯があるのは内緒😊 まぁ、南アルプスはガスってるけど、家からは見えない安倍東山稜は晴れてるかも⁉️っていう謎の証拠もない根拠を頼りに家を出発した。 《家から1時間もかかるんだぞ?まったくもって愚かな考えだよ》 出発地点の六地蔵公園に10時過ぎに到着。 公園まで細い急斜面の道を上がらなければならず、面倒だったので、路肩のスペースに停めた。 ここで一つ篠井山について、言い忘れていたことがあった。 先程のブログに書かれていることでもあり、知ってる人は知ってるであろうが、、、 〜注意すべきは『あれ』の存在だ。 数ある南部のヒル山の中でも、古くから王者に君臨し続けているのがこの山なのである。 その証拠に、5~10月までのヤマレコにはほとんど記録がない。 雨上がりの6月なんてキチガ.... さあ、ヒルを避けるために傘をさしながら歩く登山者も居るという篠井山の実力や如何に。〜 と、《変た、、キチガ、、》おっちゃんも仰っている。 そう、篠井山を含め、南部の山はヒルの巣窟なのである。 それゆえ、登るならヒルが活動しない冬に登るのがセオリーであり、正常な人間の考えである。 自分は、どこかの《頭のおかしい》ブロガーと違い、好んで冬に登らなかった訳ではない。 めんどくさかったのだ。南部に行くのが笑笑 その証拠に、篠井山と並んでヒル山とされる高ドッキョウ、貫ヶ岳には冬に登ってる。 ただ、そこで、あの52号を1時間かけて登山口まで運転し、寂しく登る辛さを脳が記憶してしまったのである。 登らなければと思いつつも、今シーズンも南アルプスや八ヶ岳で楽しい思いをして、避け続けていた。 しかし、自分は正常な考えを持つので、ヒル山に登りたいとは思わない。 4月ならまだ間に合うかな?と思いつつ、重い腰をあげて今回の山行に至った訳である。 しかし、今年は異常なほどの暖春。ヤツがいるかもしれない、、 だからといって、めんどくさいのでヒル対策はほぼ行わず、タイツを履いたくらい。 《タイツを履いたって噛まれるものは噛まれると、まだこの頃は知る由もなかった》 ということでスタート。 麓から篠井山の方向をみるけど、 「あれ?山頂が見えないぞ?」 というか、一帯、厚い雲が覆っていて明らかに天気悪そう、、 取り付き点は、予想外にも踏み跡あって、簡単に尾根に乗れた。 序盤は植林地帯で、踏み跡リボン明瞭。 しかし、地面の状態が非常によろしくない。 「ぬかるんでる、、」 「あれー?昨日雨降ったっけ?(^◇^;)」 そして、今の天気はどんより雲で、ジメジメっとしていて、非常にヤツが出そう。 《い、いや、ヒルは川沿い谷に多く居るイメージだから、きっと尾根にはいないだろう、、》 頻繁に靴の状態を確認しつつ、登り続ける。 しかし、何故だか、今日は歩いていてすごく辛い。 ヒルを恐れているのか、天気が良くないからなのか、1人で話し相手がいないからなのか、とにかくいつもよりきつかったなぁ。。 森山まで、そんな感じで怯えつつなんとか到着〜 森山手前もの藪も刈り払われていて、「本当に誰が整備してくれているんだなぁ、、」 感謝、感謝。 森山を超えると、未舗装路にでる。 車ではこれなさそうな道路状況だけど、、 ここで小さなアップダウンがあり、未舗装路で巻道を歩くか、忠実に尾根を歩くかの選択肢があった。 「ここまできたら、尾根を歩いてやる‼️」 気が合うのか、尾根にも踏み跡リボンあった。 東海自然歩道と交わるポイントがあり、そこで未舗装路とはお別れ。 尾根を辿ります。 ここで遂に悲しいお知らせが😭 ふと、靴を見てみると、 「な、なんと、や、やつがおるーー」 丹沢の札掛ぶり、10年ぶりの再会でした。 立ち止まって見つめると、視線に気づいたのか、丸まっていたヤツは急に動き出し、地面にポトリと落ちた。 その後も観察してみると、ぐねーぐねーと足?を伸ばし、恐ろしいスピードで動く。 動きは尺取り虫みたいなんだけど、スピードがえげつないです。 残念ながら、ヤツは既に動き出していました。 《あぁ、久々に見たけど気持ちわるかったなぁ、、》 気を取り直して、山頂を目指します。 途中、降りる尾根を間違えそうになりました(^◇^;) あるところまで行くと、植林地帯が終わり、明るくなります《ガスだから何も見えない》 ツツジが丁度満開で、美しかった。 ささやかなご褒美だった。《花はいいから、山を見せてくれ》 予想通り、崩落地点の脇を歩く箇所が増え、岩場も出てきます。 登りの核心部は、写真で見ればわかりますが、両脇崩落してるコルのナイフリッジを歩きます。 一度転べば、止まらないでしょう。 自分はできると言い聞かせて渡りました。 《ナイフリッジの後の一枚岩を登る感じのところが一番怖かった》 なんとか、難所を超え、岩場を登ったり下ったり。 滑るし、グローブ忘れるし、コンディション悪すぎた。 ツツジも見飽きて、無心で登ってると、急に山頂が現れました‼️ 「おぉ、感動、、見慣れた山百標柱だ、、」 展望は0。 でも、あの長い尾根を歩ききった達成感で十分でした。《降りてみれば、なにガスってんだよ》 良く整備された山頂で、先程のブログにも書かれていますが、「ふるさとの百名山に親しみ守り育てる会」がヒルに吸われながら整備してくれたそうです。 感謝、感謝。 あとは、下るのみ。《まーたこいつが曲者だった》 予定では、最短で下れる、御堂登山道。 まったくリサーチせずに来て、とりあえず、山頂の看板に御堂登山道の文字があって一安心。 閉ざされた神社にお参りして、下山です。 「ん?御堂登山口の下に上級者の文字が、、」 《ははっ、まぁおじぃおばぁからした上級者だろうから、まぁ変な尾根歩いて登れた自分にはよゆーでしょ》 まぁ、大丈夫だろうと、進みます。 「というか、この道で下らないと車の回収がめんどい」 どうやら100mごとに看板が立てられていて、本当よく整備されてるなぁ、、 といっても、最短で下れるだけあって、急斜面💦 そして、緩めの坂を気持ち良く下ってると道間違えた。 「まぁ、地形図みたらこの後、登山道に合流できそうだし、このまま進むか!」 って思いで尾根を下った。 《これが間違いだった。》 尾根を歩いたけど、下まで続いてなく、急斜面で谷の方に吸い込まれていってる。 途中まで下ったけど、そこで地図見て正しい尾根を視認して、ここからあそこの尾根に合流するのは無理だと判断り このまま下っても別の谷に合流し、めんどくさそうだったので引き返すことにした。 《急がば回れとはまさにこの事》 ここまで、緩い気持ちだったので、これではまずいと肩掛けしてた一眼レフをザックにしまい、本気モードになった。《これが後々運命を分けることになるとは、、》 ということで、間違えた分岐まで戻ってみると確かにトラバース道の手前にリボン着いてた。 いやーあれを見つけるのは至難の技。 そのトラバース道も、伝付峠へのトラバース道より怖い道で神経つかった。 看板も見つけ、どうやら登山道に戻れたみたい、、 そっからは、まぁ歩きやすい尾根道だった。 それで終われば良かった《終わらせてほしかった》けど、そうはいかなかった、、 あと少しで、登山口!ってところで、急な九十九折に倒木があり、それを避けて通ろうとしたら、、 ふかふかの土がごっそり滑って、滑落!?!?!? しかも、捕まる木もなく、 「マジで?いつ止まるんだ??」 ってくらい、、 なんとか木があって、そこで止まった〜 左脇腹と右臀部にほんのすこしの擦り傷出来たくらいだったけど、一眼レフ掛けてなくて良かった〜 丁度いつも一眼レフがあった場所に擦り傷出来てて、もし一眼レフ掛けてたらと思うと、、《カメラか自分の肋骨が壊れていた。某ブロガーのブログが頭をよぎった。https://yama2iruyo.exblog.jp/24979078/》 「あっぶっね〜」 その後はなんとか下山できました。 篠井山、はんぱない、、 でも、リベンジを誓いました。《次は絶対、ピーカンの時行く》 おまけ その後、なんぶの湯にて汗を流した。 ここで、左足をみたらなんと!?出血していた。 どうやら、ヤツに噛まれていたようです(ー ー;)《ヤツらの子孫繁栄に自分の血を与えてしまうとは、、》 そんなこんなで、色々思い出になった山行になりました。 《すげー長文になってしまいすみません💦》
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