活動データ
タイム
03:33
距離
8.9km
のぼり
669m
くだり
676m
活動詳細
すべて見る京都の岳人に愛され、立命や府立大、産大の山小屋がある北山の関西百名山、雲取山に登りました。 雲取山は右京区京北ですが、 登山口は、左京区花脊にあり、大型バスも止めれる位の広い駐車場(料金普通車300円)があります。閉鎖された花背スキー場の駐車場やと思います。その斜め前の公民館に観光トイレ🚻として男女別の洋式トイレが開放されています。 以下備忘録ですので、読み飛ばして下さい。 1. アクセス(駐車場🅿️あり、バス路線もあるが、道路事情やや悪し) 酷道マニア以外全線走行する意味のない、三重県四日市市から大阪府池田市まで続く国道477号を途中(大津の地名)まで進む。途中トンネル近くは山﨑砂利の採石場があり、ダンプカーが頻繁に行き交う。 途中から大原に入ると下り坂となる。ここでナビは国道477号百井(ももい)方面を案内する。しかし、ナビどおりに行ってはダメ。酷道477号最凶区間の百井峠や百井別れを通る区間となる。案内標識にも百井方面離合困難との表記あり。狭隘路と峠のヘアピンカーブが連続する酷道区間となる。 ナビの案内を無視し直進して、大原の里の駅から江文峠や静原を越えて二ノ瀬まで府道40号を通る。二ノ瀬から府道38号を通り、二ノ瀬トンネルを抜けて叡電貴船口駅から鞍馬方向は、府道こと腐道区間となり、幅員が狭くなる。鞍馬温泉を過ぎると家はなくなり、峠道となる。 鞍馬の集落を過ぎると前に京都バスが見えた。定期バスではなくて、この先にある花背山の家に向かう団体バスであった。バスの後ろの窓には子供用のリュックサックが並んで整然と置かれている。小学校の校外学習に行く貸し切りバスなのであろう。なんだかほほえましい。 校外学習といえは、滋賀県は学習船うみのこに乗船するが、京都市内の小学生は花背山の家に行くのかな。 バスの後について行ったら狭い道なので、虎の威を借る狐状態で対向車も道を譲ってくれると思ったが、この区間は平日1日2本のみの出町柳駅から広河原まで京都バスの秘境路線があり、道路状況を熟知するバスの運転手は、広い所で後続車に先を譲ってくれた。 サンキューハザードでバスを追い越すと、花脊峠に差し掛かり、上り坂となる。しばらく行くと酷道マニアの聖地となる百井別れに差し掛かる。ここで先に大原から百井を通る酷道477号と合流。花脊峠は京都バスが通るので、1.5車線の幅員で、普通車同士なら離合は可能となる。花脊峠を越えると花脊の集落となり、幅員が狭くなる。左側に駐車場が見えた。 車を止め、登山の支度をしていると静かな集落からメロディが聞こえてきた。広河原から出町柳駅に向かう京都バスがメロディを鳴らして走行している。メロディが鳴る区間はバス停以外の場所でも乗り降り自由であり、バスの走行を知らせるメロディのようだ。広い駐車場には、他に1台の車が止まるのみで、無人で駐車料金300円はポストに入れるようになっている。お釣りは出ず、周囲に自販機や商店もないので両替できない。 2. 雲取山へ 駐車場の斜め前の公民館の観光トイレで用を済ませ、その前にある京都バス花背高原バス停🚏から続く林道が登山口だ。 しばらく林道をあがって行く。左手に花背スキー場の跡地が見える。景色に見とれていたら、林道真ん中にヘビがいて踏みそうになった❗️なんとカエルを飲み込んでいるところであった。ビックリして、走ってその場から退散した😱登山開始早々自然の摂理を見た。 途中木材の集積所を通る。上にはワイヤーのクレーンがあり、山の上の方から伐採された木をつり上げて運搬できるようになっている。作業中であり、迂回路もあった。この迂回路は寺山峠まで続くが急登で一気に標高を稼ぐ。登山口から20分程で寺山峠に到着。 ここからはYAMAPにない道でピークハントで地蔵杉山を目指す。YAMAPにない道と言っても、なだらかな林道が続く。右手には大原の山やその奥には蓬莱山などの比良山系もはっきり見える。下には花背山の家も見え、なかなか気持ちの良い道だ。 林道が終わり、尾根道にとりつくと、凌雲荘という山小屋が見えた。京産大のワンゲル部の山小屋のようだ。このあたりから地蔵杉山のピークに向かうが道がわからず、適当に杉林の急登で上に進む。地蔵杉山は眺望はなく、山名板もなく、メモ紙ようのもので地蔵杉山と書かれあるだけであった。 山頂に適当に登ったので、下りる方向がわからなくなった。プチ迷い状態でYAMAPでは分かりにくいので、同時起動しているヤマレコを頼り、ハタカリ峠に到着し、雲取峠に向かい、YAMAPルートに合流。この近くにも京都府立大学の山小屋であるりょうぶの小屋が見えた。 まずは、雲取山北峰を目指す。 山頂からは登った地蔵杉山や比良山系が一望でき、幾重にも山が連なる景色から北山の山深さを知ることができた。 今度は道迷いしないように来た道を戻り、雲取峠から雲取山山頂を目指す。倒木がひどいが、山頂に到着。山頂には三等三角点があり、911メートルの標高となる。 眺望はなく、ひっそりしている。ここからYAMAPルートで二の谷に下りる。なかなか急で浮き石でスリップしないように下りて行く。 途中に立命館のワンゲル部の山小屋があった。トイレは厚意で開放されて紙も置かれていた。 ここで昼休憩とした。渓流の音と鳥のさえずりが心地よい。ここからは数えきれないくらいに渡渉を繰り返し、二の谷出合いから一の谷出合いを経て寺山峠を目指す。水辺にはクリンソウが咲き乱れ、踏まないように歩く。 快適な谷ルートだ。ヤマビルの遭遇に備え、忌避剤を念入りするも、ヤマビルの遭遇はなかった。 一の谷出合の分岐に気づかず、行きすぎて、引き返し、緩やかな登りで寺山峠に到着。来た道を駐車場まで戻る。 途中に山小屋におられた方に出会ったが、登山道では誰とも会わずに静かな山行で、京都の山の奥深さを感じることができた。
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