活動データ
タイム
07:28
距離
12.1km
のぼり
1039m
くだり
1042m
活動詳細
すべて見る✻✻✻ 白倉山峡~白倉山 ✻✻✻ 国道から県道「白倉西川線」に入ると、とたんに明かりが途絶えた。眠い目をこすりながら、白倉峡へと車をあげた。 明るくなるのを待ち、「六つの沢」に沿う作業道に入る。あっけなく稜線に立った。高みを目指して北東尾根へ。白倉山の一等三角点は、林床にひっそり埋まっていた。 南東へと居場所を変える。ふと目をやった先に白い峰が見えた。一呼吸置いて「富士山だ!」と気づいた。期待してないところに舞い込む吉報は、お得感がある。足取りも軽く、展望地に立った。 遠州灘が空を映して光り、アクトタワーがどこか誇らしげだ。きらめく三河湾を遠景に、三河本宮山がぺたんと座り込んでいる。その左が登記野の前衛らしい。 手前が弓張山地。電波塔でわかる浅間山周辺から、ひとつひとつ山の名をあてていく。富幕山・尉ヶ峰・竜ヶ石山・霧山・風車の三岳山・観音山。浜名湖の左が、大日山や春埜山エリアだ。 ✻✻✻ 白倉山~登気野 ✻✻✻ 白倉山の山頂に戻り、今度は凍りついた北面斜面を下った。林道に降りると、風況観測タワーがあった。これって、風力発電施設を建設するためのデータ収集用なのか? 林道を北西に取ると、すぐに林道詰め。それを合図に林道を捨てる。登気野への尾根を選ぶが、冷凍庫の中みたいな寒さが身にしみる。北面は、手前が出馬川と川内川を隔てる長い尾根。その奥が、竜頭山・大無間・塩見岳周辺。奥三河の碁盤石山・大野山・大鈴山・鹿島山も思った以上に大きい。 ここは林道が網の目だが、残された二次林も美しい。状況を読んで尾根を守ったり、有利そうなトラバースに持ち込んだりするうち、登気野の山頂に立つ。 葉を落とした冬の木々の山頂で、樹間を透かしてみる。防寒着を着込んで、のんびりタイム。渋山が似合う男になりたくはないのがヤマヤマだが、それが妙にしっくりする自分が嫌いだ(笑)。 ✻✻✻ 登気野~白倉峡 ✻✻✻ さあ、帰ろう。白倉山南西の980ピークを避けて、地図にない新設林道に足を踏み入れた。地図にない林道は鬼門だ。予想外のルートに誘導されることがあるからだ。林道に頼らず、下降ラインを意識しながら、積極的に下降ラインを引いていく。林道とは、幾度かコンニチハとサヨナラを繰り返した。 境界道やら防獣柵沿いやら、変化に富む下降になった。最後は、荒れた間伐帯を下り、六つの沢に降り立った。 長寿の水を詣でて一休みする。それから、ふと思い出して、留守宅に下山報告を入れた。
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