活動データ
タイム
04:00
距離
10.1km
のぼり
548m
くだり
546m
活動詳細
すべて見る鈴鹿の二つの静かな三角点峰、黒谷山と花平(はなひら)のレポートです。この二つの山は、鈴鹿中北部の西側にある山で、どちらにも三等三角点があります。黒谷山685mは滝谷山~サンヤリ~天狗堂と続いてきた稜線の南端近くから少し北に派生した尾根上の峰です。一方、花平562mは日本コバ~衣掛山から北に延びる尾根の末端近くの峰です。黒谷山は他からはほとんど目立たず、ほとんど登山者はいない山です。ただ、ここからの天狗堂の姿は一見に値します。花平は惟喬親王御陵のすぐ近くから10分ちょっとで登れる山で、散歩のついでに登れる山です。旧永源寺町の蛭谷と廃村・百済寺甲を結ぶ県道の峠にある旧・皇(すめら)学園から登り、天狗堂から延々と延びる稜線を東に進み、700m峰で左折して黒谷山。さらに、黒谷山から南西に延びる尾根を伝って犬上川・南谷へ出て、県道を惟喬親王御陵近くまで登り、花平を往復して、旧・皇学園に戻りました。 山行記録:日時-2008年4月6日、天候-晴れ。11:30 木地師山の子の家(旧皇学園)の道路わきPに駐車後、12:00 650m峰⑥、12:25 700m峰⑨にて昼食。12:40 700m峰⑨出発、13:00 黒谷山・山頂⑪、13:45林道⑮、14:25 県道三叉路⑯、14:50 花平入口⑰、15:00 花平・山頂三角点⑲、15:20 惟喬親王御陵⑳、15:30 駐車地P着。 4時間ほどの周回コースです。県道を歩く時間の長いことが欠点ですが、この地味な二峰を巡るには、多少は我慢でしょう。さて、かつて習字の皇学園は、いまは東近江市の「木地師山の子の家」として生まれ変わっています。この中を通らせていただいて650m峰⑥に登っていきます。無名峰ですが、なかなかいい形をしていて、勝手に、「スメラ峰」と名付けたいほど。この峰から北東に延びる稜線は、なんとあの天狗堂から延びてきている稜線です。いつか、ここから天狗堂に登ってみようかな?なんて思いながら、あまりに歩きやすい稜線なので、ちょっとびっくりです。やがて今日の最高点・700m峰⑨です。ここは木々の隙間から東山が見える以外に眺望はありません。ここで、向きを変えて、北西に、黒谷山を目指します。この山も、三角点がある以外は、まったく何も無い山で、よそから同定するのも難しいでしょう。でも、その間の⑩あたりからの眺望は値千金です。天狗堂の堂々とした山容に、息をのみました。これだけでも、黒谷山の価値は十分でしょう。さて、下山は山頂から南西に延びる尾根を伝いました。踏み跡はありませんが、ほとんどが植林帯なので、歩きやすい尾根でした。ただし、最後の右への降下はいい場所を選ばないと、ズリ落ち状態になります…結構急で、厳しい斜面でした。ただ、尾根を先まで詰めても、コンクリートで被覆された絶壁ですから、途中で降りる必要もあります。ここから長い林道~県道歩きです。ただいい季節だったので、スミレや、キブシ、ネコノメソウなどの花を楽しみながらのんびり歩きました。県道といっても、車はめったに来ませんし。県道三叉路⑯に着いてからは、けっこうな登りになります。花平を巻きながら登るルートです。山頂直下を過ぎて、少し進むと、右のコンクリート壁がしばらく途絶える場所があります。そこが花平の入口。10分もあれば、山頂三角点のある小さな広場⑲に。ここからも、木々の隙間から、天狗堂が見えていました。県道に戻り、惟喬親王御陵⑳に参って少し進むと、車をとめた木地師山の子の家に戻ってきます。
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