登山開始直後から下山まで終始雨、 ここまで雨に降られる山行は初めてだったのでなかなか新鮮でした。 備えが甘すぎた点が多々あり反省も多かったがひとまず無事完走できたのでとりあえず良し。 てんくらで15時までは曇り(AとB)とのことで予定をピストンから縦走に変更。 空港近くの宿から淀川登山口まではタクシー 値段は10,560円 帰りは荒川登山口から15時のバス乗車を目指して出発。
登山口の駐車場は意外にも満杯。皆さん宮之浦岳ピストンだろうか。 来る途中のタクシーは雨だったが止んでいる。てんくら流石だぜと思いつつスタート
歩き始めて30分ほどでヘッドライトが要らなくなる。と同時に雨が降り始める。おかしい、雨は昼過ぎのはずなのだが…
淀川小屋到着、さっと朝飯を済ませる。雨は止む気配が無い。ある程度の覚悟を決める。
雨なので木の根やこういう階段も滑りやすい。
雨脚が強まっている…?
湿原その一。雰囲気があって良い。既に天気については諦めている。
湿原その2。小がつかない方。
ここら辺から急登が増える。手袋を装着する。
雨がなければロープ不要かもしれない。浅い川を登っている感覚。
ようやく尾根に出る。わかりにくい(というかわからない)がサクラツツジ?のピンク色が綺麗だった。
どうやってああなったのか不思議なロボット兵?的な岩
山頂到着。直前まで雷の轟音が聞こえておりどうなることやらと思っていたが、この山行通してこの時が一番雨が弱まったかもしれない。 山頂まで割と同じペースで登っていたソロのおじさんがフレンドリーでありがたかった。目の前でズッコケてすいません。
北側は眺望が大分ましだった。登った甲斐がある。
ここからはひたすら下山。眺望もないため寄り道も無し。
岩と砂利と水とハイマツ(?)の道をひたすら降る
デカい
新高塚小屋には人影なし。行動食を食べて小休止。
既に頭から足の先まで濡れてない所がない。この写真だけで反省点だらけ。
縄文杉に到着。新高塚小屋まで誰にも会わなかったが、高塚小屋辺りから大量のツアー客やガイド連れの方々とすれ違うようになる。縄文杉から夫婦杉くらいまでがピークか。 こんな天候なのに皆さんウキウキで写真をとっていらした(確かに良かったけど)。 ガイドの方が連れのお客の写真を撮ってあげながら「お父さんのそのポーズいいですねぇ!」とめっちゃ盛り上げていて客もまんざらでもない顔しているのを横で見ててサービス業って凄いなと思いました。
ひたすら降ります。
例のハート型になると言うあれ。単純な直径だけなら縄文杉よりデカいのでは?(調べてません)というくらいデカい。 いちおうハート型になる撮影ポイントはわかったがオッサンが一人でハート型に撮ろうとしてる絵に若干の寒気を覚えたので中止。
ウィルソン杉外観。頑張れば10人くらい入れそう。
ようやくトロッコ道に到着。ここからひたすらゴールの荒川登山口までトロッコ道を歩く。
若干わかりにくいが屋久シカ。 いつの間にかトロッコ道を歩く私のすぐ前を歩いていて、30秒くらいたってやっと私に気付いて逃げていった。本州のシカに比べてやや丸くて角も丸みがある印象。カワイイ。 今日はシカにもサルにも会えなそうだなと思っていたので良かった。
これを含めて2カ所、もう一つはたしか扇岳だったか。 徳の積み方が足りないと見えないそうです。 ちなみに私は2カ所とも見えませんでした。
屋久杉の切り株が多くなってきます。切り株になっているのは木材として優良な木で、縄文杉など現存している(切られていない)屋久杉は木材としては使えないものだから残っている、とベテランのタクシー運転手の方から聞きました。
ここで白谷雲水峡との分かれ道。また別の機会に。
大正から昭和にかけ屋久杉の伐採搬出で栄えていた国営集落跡。 この集落が出来る前に現地の方々が屋久杉の伐採を阻止しようと国と裁判で争ったそうですが実らずだったとのこと(例のタクシー運転手さん談)
集落跡地入り口。すぐ横をトロッコ道が通っています。
橋感はないですが橋の上から。 橋を多分20回くらい渡った気がする。雨なので手すりがない橋は怖いです。
ゴール直前のトンネル。2時間あるいてトンネルはここだけでした。
15時のバスに乗りたかったので1時間前到着は上出来。良く頑張った私。 体感的には丹沢主脈やった時位の疲労度か。 雨は山頂から強まるばかりだったけれど風がほとんど無かったのは幸でした。 登りで1回、降りで1回づつこけました(悔しい)。 バスは700円+入山協力金1,000円 リムジンバスで屋久杉記念館まで行きます、 そこでバスを乗り換えて合長前まで(240円) そこからもう一度乗り換えて空港前のホテルまで(400円)戻ってきて今回の登山は終了。 読んでくださった方ありがとうございました。