鳳来寺山史跡探訪

2018.04.08(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 48
休憩時間
46
距離
13.2 km
のぼり / くだり
1319 / 1320 m
1 54
10
56
43
1 58
24

活動詳細

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鳳来寺山への久しぶりの訪問。流石に行かないとまずいな、と思って以前からやろうと思っていた鳳来寺山の史跡を探す旅に出た。 参考にしたのは『三州鳳来寺山文献集成』という一次二次資料や古地図を集積したものを利用した。『石投げ地蔵』『妙法滝』『鬼の味噌蔵』実際はまだまだ確認したい所はあるものの、気になるところに絞った。 門前の駐車場に向かうと果たしてトレノさんがいらっしゃったので、今日の山行を説明し(小富士に行かなくてごめんなさい)、本堂までのルートをご一緒した。 石投げ地蔵は何となく位置は分かったが、地蔵の姿は不明。 妙法滝は階段で下るルートを探索。ルートがかなり荒れていたためこちらからは断念。中本坊跡から行ったら難なく発見。かなり小さなな滝でモリアオガエルの産卵地らしい。 本堂でトレノさんと別れ、鏡岩周辺を探索しつつ、山頂へ。瑠璃山周辺はアカヤシオやツツジが綺麗だった。 自然観察路から鷹打場へ向かい、『鬼の味噌蔵』を探す。谷道最奥から30メートルくらい下った所にあるようだが…斜面が急で取り付き方が分からない。(後調べでは行者越えの尾根から分岐があるようです)。 暫くうろうろしてましたが分からなかったので本堂へ引返す途中、GP7さんに遂に遭遇。軽く挨拶して、本堂に向かうと他のヤマッパーの方、darinさんご一行とトレノさんが登ってこられたので、仙人様コースへ向かうことをお話したら、GP7さんに虎松岩までご案内して頂くことに。 初めて虎松岩は高度感があって眺めも最高。 仙人様コースは鳳来寺山が煙巌山と呼ばれていた頃のピークがあり、一部の資料では別々の地名として記載されている。元々護摩所から昇る煙から名付けられたらしく、利修仙人の護摩所はまさしく行場らしい神聖さがあった。途中の険しい岩場はやはり修験道、山岳信仰の道と実感。地図にある鳥居と建物を探したが、よく分からなかった。 利修仙人が現在登山道としているルート、護摩所ー煙巌山ー瑠璃山ー鏡岩ー行者返し(越え)、元々遡行ルートと思われる表参道のなどおなじみのコースを修行場として原初開拓したのだと実感できる。有意義な山行になった。 今回探せなかった『鬼の味噌蔵』『腹切り地蔵』『首無し地蔵』はまたの機会調査します。

宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 シャクナゲも咲き始めた
シャクナゲも咲き始めた
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 本堂へ至る表参道石段
源頼朝寄進と伝わる
本堂へ至る表参道石段 源頼朝寄進と伝わる
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 石投げ地蔵付近。
石を投げてその地蔵に当たると、願いが叶うとかであたりの小石がなくなったとか。
石投げ地蔵付近。 石を投げてその地蔵に当たると、願いが叶うとかであたりの小石がなくなったとか。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 妙法滝。(上部)下から崩れた石段を下り荒れたルートから下部へ下りることもできるらしい。そこには廟堂などもあると記録あり
妙法滝。(上部)下から崩れた石段を下り荒れたルートから下部へ下りることもできるらしい。そこには廟堂などもあると記録あり
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 中谷坊跡から入ります。モリアオガエルの産卵地でもあり、すぐ行けます。
中谷坊跡から入ります。モリアオガエルの産卵地でもあり、すぐ行けます。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 丈六薬師仏跡。昔は銅製の薬師仏がここにあった
丈六薬師仏跡。昔は銅製の薬師仏がここにあった
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 史跡ニューマップ。隠し水、鬼の味噌蔵酒蔵も記載あり。
史跡ニューマップ。隠し水、鬼の味噌蔵酒蔵も記載あり。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 本堂。利修仙人入寂の時は使役していた鬼の首を埋めたという伝承がある。
江戸時代に焼失した本堂を建て替えの際と、平成の建て替えの際本当に骨の入った櫃が発見された。
本堂。利修仙人入寂の時は使役していた鬼の首を埋めたという伝承がある。 江戸時代に焼失した本堂を建て替えの際と、平成の建て替えの際本当に骨の入った櫃が発見された。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 キランソウ咲いてた
キランソウ咲いてた
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 本土裏手の鏡岩。巨岩信仰で古来から崇められ、経典、土師器、骨片の類が発見された。
本土裏手の鏡岩。巨岩信仰で古来から崇められ、経典、土師器、骨片の類が発見された。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 当然クライミングも禁止されているが、遺跡調査の際に登山家が登攀したらしい。
当然クライミングも禁止されているが、遺跡調査の際に登山家が登攀したらしい。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 本堂のすぐ上にある小さな社、鎮守堂です。(たぶん)
本堂のすぐ上にある小さな社、鎮守堂です。(たぶん)
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 そのすぐ上、ここの紹介が不十分だが、三社権現堂です。
そのすぐ上、ここの紹介が不十分だが、三社権現堂です。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 利修仙人像。昔はここに開山堂があってその名残らしい。
利修仙人像。昔はここに開山堂があってその名残らしい。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 白山大乗坊。白山信仰によるもののようです。これ自体はそんなに古くないもののよう。
白山大乗坊。白山信仰によるもののようです。これ自体はそんなに古くないもののよう。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 勝岳不動(院)とアカヤシオ。
利修仙人入寂の地。
勝岳不動(院)とアカヤシオ。 利修仙人入寂の地。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 説明書きのとおりです。
説明書きのとおりです。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 奥の院です。ここには白山権現、などもあったそうです。
奥の院です。ここには白山権現、などもあったそうです。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 山頂です。古地図には特段記載のない所です。
山頂です。古地図には特段記載のない所です。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 瑠璃山付近です。瑠璃山も利修仙人が瑠璃の壺を埋めたので瑠璃山と名付けられたそうです。
瑠璃山付近です。瑠璃山も利修仙人が瑠璃の壺を埋めたので瑠璃山と名付けられたそうです。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 観察路から
観察路から
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 天狗岩、天狗に似ているから、という説明書きだが、昔は天狗が住んでいたとも
天狗岩、天狗に似ているから、という説明書きだが、昔は天狗が住んでいたとも
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 巫女石と高座石。利修仙人の説法を聞きに巫女が現れたとかなんとか。
巫女石と高座石。利修仙人の説法を聞きに巫女が現れたとかなんとか。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 鷹打場です。特にエピソードなし
鷹打場です。特にエピソードなし
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 東照宮です。慶安四年(1651)に東照宮が建立されましたが、その事前調査で1630年代くらいに鳳来寺山にまつわる伝説が収集され、鳳来寺山界縁記としてまとめられたそうです。
東照宮です。慶安四年(1651)に東照宮が建立されましたが、その事前調査で1630年代くらいに鳳来寺山にまつわる伝説が収集され、鳳来寺山界縁記としてまとめられたそうです。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 二度目
二度目
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 仙人様コースの途中。古地図に牛ガ鼻と記載されている付近のようです
仙人様コースの途中。古地図に牛ガ鼻と記載されている付近のようです
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 高徳不動へは降りませんでした。また調査します。
高徳不動へは降りませんでした。また調査します。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 イワカガミも咲いていた
イワカガミも咲いていた
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 仙人様像取るの忘れた。元禄6年と読めますね。
仙人様像取るの忘れた。元禄6年と読めますね。
宇連山・鳳来寺山・岩古谷山 帰着。まだまだ調査しきれてないのでまた頑張ります。
帰着。まだまだ調査しきれてないのでまた頑張ります。

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