大崩山　

【大崩山】 キャンプ場から1時間ほどかけて午前8時、上祝子登山口に到着。 地元の方に今からだと日没前になるよとありがたい前情報を頂き、ならば急がねばと水のペットボトル1本腰に軽装な出立ちで颯爽と入山！（これが後に最悪な事態に…） 序盤、山小屋まではほぼ横移動の楽勝トレッキング。そこからワク塚コースの岩峰を渡り歩き山頂へ到達。帰りは坊主尾根の梯子、ロープのオンパレード、ぬかるんだ赤土に足を取られながらパンツ靴泥だらけに… お楽しみの象岩トラバースにガクブルしてから沢まで降りると増水された濁流。斯くなるうえはと素足で渡り案の定つるっ！ドボン💦 身を呈して笑いをとりに！？🤣 そんなこんなで、約9時間30分ほどかけ、なんとか降りてきました。 実は今回、山頂を目前にハンガーノック（食べ物を口にせず激しいエネルギー消費を行うと急激に血糖値が下がり山の中で動けなくなる現象）を起こしてしまい、他の登山者二名に助けられるというアクシデントがありました。 完全に安易な気持ちでいた自分の不徳の致すところであり、救って頂いた御二方、本当に有難う御座いました。👏 念のため下山は3人で降りましょうということになり、この御二方に動向させて頂きました。😂 5時間登って来て山頂到達もあわや断念か… いやいや、もうそれどころではなくなりこの時の心境としては、筋肉に力が入らず動けないのでこのまま日没に間に合わず誰にも会わなければ最悪ここで終わるのかと非常に危険な状態に恐怖を感じました。 症状としては、登り初めてから4時間過ぎたあたりから少し空腹感を感じはじめ、そして突然きます。手足の痺れ、悪寒、吐き気、めまい、痙攣等、 熱中症？　でも水まめには飲んでましたし… 登る意思はあるのに筋肉に力が入らず、今体の中で確実に何か異常事態が起きていることへの不安… ふらふらとなる中、朦朧としていると偶然山頂から降りてこられた二人の登山者の方に声をかけられ助けて頂きました。 それぞれのリュックから行動食を分けて頂きエネルギーを速チャージ。しばらく休んでいると嘘のように正常な状態に。🥹 山頂までは行きたいんです！（執念）と告げると、では私たちはここで待ってますので！ まさに神様✨ 御二方にことの経緯を説明すると私も経験があります、それ以降は行動食は多少重くなっても必ず持ちます、というお話をされていました。 たかが行動食と思いがちですが、特に山の難易度が高くなるほどその判断ミスによって自分の命を落とすことになりかねません。 身をもって経験することで、今後このことを深く考える良いきっかけになりました。 最後に、助けて頂いた御二方本当に有難う御座いました。✨