活動データ
タイム
05:04
距離
7.9km
のぼり
700m
くだり
751m
活動詳細
すべて見るまだ、雪が恋しい私はGW第2段として立山を早々に計画。昨年に行きそびれて期限切れになった残雪の奥大日岳を1日目に、2日目に30数年ぶりの立山縦走を計画した。 京都から夜行バスで富山へ。6時前の到着なので、地鉄の始発は無理。各駅停車に乗って、立山駅でビーコンをレンタル(1泊2日で4000円)、7:40のケーブルカー(web予約)で美女平、すぐに増発されたバスに乗れて、予定より早く8:50頃に室堂到着。 室堂09:05ー09:15みくりが池ー09:31雷鳥荘09:49ー09:56雷鳥沢ヒュッテー10:29室堂乗越ー2511mピーク11:13ーカガミ谷乗越11:20ー11:43奥大日岳ー11:54奥大日岳三角点12:21ー12:30奥大日岳ー12:42カガミ谷乗越ー2511mピーク12:52ー13:21室堂乗越ー13:44ロッジ立山連峰ー13:51雷鳥沢ヒュッテー14:08雷鳥荘G 沢山の観光客に混じって室堂に立つ。今日も良いお天気。奥大日岳の雪の緩みが気になるので早めに登りたい。とりあえず、雷鳥荘まで行こうとすると、ライチョウさんがつがいでいて、オスがメスを追いかけている。みんな立ち止まって撮影会。オスがモデルになってくれた。カッコいいわあ。みくりが池温泉を過ぎて、少々雪の下り坂。さっさと、半分滑りながら降りて、雷鳥荘にお願いして不要な荷物を預かってもらって、ここでアイゼン装着。キャンプ場には向かわず、雷鳥ヒュッテの向こうを降りて、室堂乗越の少し西へ向かうトラバース道を行く。 先行されている数名が見える。ダブルストックでトラバースを進んで先行されている女性に追いつくと、一緒に登ることになった。ルート取りやストックの長さなど、私の分かる範囲でアドバイスしながら進むが、緩みかけた雪で少し滑るようだ。10本爪アイゼンで前爪もあるのだが、私(ベツルのバサック)のより、爪は短め。柔らかい雪でも爪の長いほうが有効だろう。ゆっくりで良いのでって言って確実に高度を上げていくと室堂乗越の先に出て、剣岳がドンッと迫ってくる。こちら側から見る限り、雪は少なく、ゴツゴツしたイカツい剣だ(明日に別山から見ると雪がしっかり残っていて雪山だった)。剣を見がなら、更に急登を進むと女性がこの辺りはカガミ谷乗越ですよって教えてくれた。予習できてなかった(^^♪。 女性はそこまでにするとのこと。昨日は雄山まで登られ、今日は下山されるそうだ。時間的にはまだまだ、大丈夫だが、左側は切れ落ちた急斜面。緩んだ雪とは言え、滑ればなかなか停まらないだろう。怖くてガチガチになっては余計に危険なので自信が持てなくなるまで進むより留まるのは賢明な判断だ。一眼レフも持って居られたので、是非、剱岳のいい写真を撮ってもらえたらいいなあ。そこでお別れして先を行くことにした。ただ、下りにアドバイスできなかったので少々心配になっていた。あとでメッセージをいただけて無事下山されたのを知ってホッとした。 さて、急登やトラバースを何度も続け、崩れかけた見事な雪庇を見ていたら、足元にもクラック。そちらに近づかないようにハイマツの近くを歩く。何度もアップダウンを繰り返し、いくつものトレースのどこを行くか、見定めながら、安全なコース取りをする。そこそこの急斜面でも、多少緩んだ狭いトレースは歩きやすく、緩斜面の多数の踏み跡のデコボコには少々閉口しながらお二人ほど抜いていく。メインのトレースは奥大日岳の最高点をショートカットしていたので、数名のトレースに従って最高点に立った。特に何もないし、丸い山頂の半分北は雪庇かもしれないので、早々に退散して、三角点に向かった。富山から扇沢経由で来られた親子?が休憩しておられた。山頂横におひとり様用テーブルが作られていたので、ありがたく使用させていただいた。風よけも兼ねた背もたれもあり、これは便利。ゆっくりさせていただいた。 ここから先、大日岳への稜線はなかなか厳しそうな気がした。すぐ北には、毛勝三山が抜群の存在感で聳えている。剣の北を見ると、雪の少ない白馬岳、隣に真っ白な旭岳。その北には雪倉岳、さらに朝日岳も見える。南を見ると立山三山、浄土山、裾野を広げた薬師岳。昨年歩いた水晶から赤牛。さらに奥に笠ヶ岳。東に槍穂高の稜線も見える。凄い展望だ。 景色を堪能したら、シュッと不気味な音を立てている地獄谷をみながら下山開始。結構急斜面。でも雪面は安定しており、トレースに従って、さらに雪庇のある部分でトレースが近寄りすぎていると思われる個所は、今後の雪庇崩落も考えて、より安全なトレースを付けながら下降した。今後、登られる方が事故に遭われませんように。 と言いながら、雪に覆われた称名川への下降箇所で折り返す個所を見落としてハイマツ帯に入ってしまって、ハイマツを掴んで、クライムダウンとて正規トレースに合流した。油断禁物だ。何気にきついと言われる雷鳥荘までの登りだが、今日は急ぐ必要もないのでゆっくり登れば特に苦も無く登れた。 10人用の相部屋に一番乗り。今日は5名の使用ということだった。荷物を整理して、布団を敷いて、お風呂は沸かし湯と天然温泉。天然温泉は熱すぎず、ゆっくり入れた。これは最高だった。窓から地獄谷と登った奥大日岳が見えた。写真を撮りたかったが、他の方も居られたので遠慮した。夕食は第一弾で5:30からだったが、その時刻に食堂に行ったらすでに沢山の人が召し上がっておられた。皆さん、早い! ご飯とお汁はセルフでおかわり可能。おいしくて3杯いただきました! お風呂も食事も良くて、おトイレも温水ウォシュレットで快適。二段ベッドだけど布団も厚くてまったく寒くない。これで1泊夕食付き、モンベル(またはjRO)割引で8900円。とってもお安い! 非常に気持ちよく一夜を過ごせた。ここはリピート決まり!!
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