先週末に猛太さんが河内越(大阪側は「いちはら越」と呼ぶ)を草刈り整備なさいましたので、歩きに行ってきました。 みずのみハイキング道が急斜面になって、池のところで一息つく場所に分岐の道標が立っています。写真5の中央の石の道標がソレですね。2014年頃、まだ「おと越」の堰堤が工事中で歩けなかった頃に、一度綺麗に草刈りされました。あれから月日が立って、倒木や土砂崩れが重なり、通行が困難となっていました。人が歩かないと、道は急速に荒れて行きます。この道も「もうダメ」と思っていたのですが。。。 道標からの道は無理でも、自動車道を横切ってからのルートは古道の雰囲気が良く残っています。古道と言っても、このルートは河内(神立・大窪)と大和(平群町櫟原)を結ぶ生活道路でした。往時は、牛馬に引かれた大八車(荷車)が往来したと云います。 しか~し、道路を横断して擁壁沿いに進んだところで、またまた「壊滅災害」が酷くなっています。猛太さんの草刈り作業もここで寸止め。さすがに、体力と時間が尽きた模様。幸い冬枯れの後で、笹の反発力は弱くなっています。その分、埃や塵が舞いますので、今季初めての虫よけネットを使用しました。ヤブ漕ぎ区間は10メートルもありません。踏み越えると、かつての賑わいを感じさせる道が待っています。もっとも、現在ではイノシシが大活躍してますけれど。 ここで不思議体験をご報告。このルートを歩いていると、必ずと言ってよい程「オバサン達の話し声」が聞こえます。ほぼ、毎回聞いています。「そんなの、アタリマエやろ」と言われそうですが、このルート上で実際に人と会うことは一度もありませんよ。これまでは、管理道の手前辺りで聞いていました。なので、「あ、もう登り着いたか」と思って、現在地を確認すると「まだ半分も過ぎていない」ことが2度ほど。 今回は、みずのみ自動車道へ出るツヅラ折れ最後の箇所、斜めになった溝を越える手前です。自動車道に出ると、路肩に車が止まっていましたので、ワラビ採りなどの方が近くにいたのかもしれません。「オバサン達の話し声」は、いつも楽しそうな感じなので、直後はなんとも感じないのです。あとから、「アレ? 誰にも逢わなかったよなぁ?」 不思議ですね。「2度あることは3度」あると云いますけれど。。。これで5回目ぐらいの体験なのです。それも、同じルートで。信じて頂けますか?
心合寺山古墳から出発。桜は満開を過ぎて散りかけになっていました。桐はまだこれからです。
神立地蔵、水呑さんの参道を歩きます。
野いちごがいっぱい咲いていました。
分岐に到着。丁寧に草刈りされています。
中央の道標は江戸期のモノ。「左、いちはら村、右、たつた」と刻む。
ため池の水抜きが行われていました。倒れこんでいた笹はなくなっています。
何コレ? この黒い紐は? ここは、ちょっと渡れませんねぇ。
土管の出っ張りに左手をかけ、お尻をすりすりしながら、ゆっくり着水します。
無事に渡河したら、土嚢が積んである地点までよじ登ります。
堰堤の右岸側を越えますが、滑りやすくて歩きにくいです。
越えて来たところを振り返る。ほとんど道がない。
ようやく道らしくなってきた。草刈りがしっかりされてます。ありがとうございました。
スミレ~かな。
黄色のビニールひも。これは、かなり前からあります。恐らく、この下で水汲みしていたと思われます。
二つ目の堰堤が見えたところで、斜面をツヅラ折れで登ります。
お、ここも綺麗に草刈りされてます。
この溝を越える辺りは、プチ難所です。溝は必ずまたぎましょう。
水呑自動車道へ出ました。横断します。
楽音寺道方向を眺めます。桜が綺麗です。
河内越の続きです。擁壁沿いに進みます。
擁壁沿いはスッキリした様子。
ぐへ~。ほとんど行き止まりやん。今日は突っ込むしかないな~。今季初のアレを取り出す。アレ。
これがアレです。虫除けネット。塵や埃を除けます。
抜けた~。折れ枝が上から押さえているようです。
古道が出現しました。
イノシシが大活躍しているようです。
クラーケンの木
ちょっとヤブっぽいところは残ってますが、こんな感じの広い道です。
管理道に登り着きました。ちょっと休憩してさらに古道の続きを登ります。
ぐるぐる渦巻~。
かなり広い道が続きます。
信貴生駒スカイラインに到着。
お花畑になっていました。
小さなヒメオドリコソウがいっぱい出迎えてくれました。
モクレン畑~。今年は満開を過ぎていました。
モクレン(コブシかも)は、大きく開くとすぐに痛みが始まります。今年は見頃を過ぎています。
水呑地蔵さんのフジ棚と桜
テラスからの眺め。
年に一度のお楽しみ。今年はなんとか間に合った。
桜アップ その1
桜アップ その2
桜アップ その3
桜アップ その4
池の水面に桜の花びら浮かんでいます。
桜吹雪の参道です。また、来年あいましょう。