白馬岳⇒清水谷⇒鑓ヶ岳⇒鑓温泉周回 スキー

2022.05.04(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 39
休憩時間
1 時間 34
距離
19.7 km
のぼり / くだり
2632 / 2643 m
51
1 9
9
5
2 11
51
1 9

活動詳細

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GW後半は特に何も計画していませんでしたが 急に思い立って白馬方面に向かいました。 清水谷左俣を滑って鑓ヶ岳に登り返す計画です。 予報では稜線上は風がキツイみたいです。 数日前に降雪があったので雪質も期待できません。 白馬岳周辺の素敵な景色が見れたらいいかな。 前日の午後に猿倉の駐車場に到着。 滑り終えて戻ってくる人たちを眺めながら夕食。 日が暮れる頃には寝てしまいました。 翌朝は3時半起床。準備して5時前に歩き出します。 午前中は稜線に雲がかかりやすい予報なので 景色を楽しみながらのんびり進みます。 金山沢出合はまもなく雪が切れそうでした。 主稜末端に向かう行列が出来ています。 白馬尻小屋周辺はテント村状態。 さすがGWです。 大雪渓を少し登ると、新雪ゾーンに入りました。 積雪量もそこそこあり、やはり滑りは 期待できなさそうです。 大雪渓の中間あたりを過ぎると今度は向かい風が 強くなってきました。 稜線を見上げると雪煙が舞っています。 傾斜が増してきたあたりでクトーを付けました。 標高を上げるほど風が強くなります。 村営頂上宿舎を通過すると山頂が見えてきます。 お天気は良く展望は申し分ありません。 風が強くて、雪が顔にビシビシ当たります。 白馬山荘までシールで登り切り、風の当たらない 場所にスキー板をデポさせてもらいました。 白馬岳の山頂までは歩きで往復します。 強風に煽られながら、山頂に登りきると 360度の大展望です。 しばらく景色を楽しんでからスキーデポ地まで 戻りました。 建物の陰で滑降準備をしながら ちょうど登って来られた方と少しお話し。 同じく清水谷を滑る計画とのことでしたが 強風で力尽きて大雪渓を戻られるとのことでした。 結果的に鑓ヶ岳での暴風を考えれば それで正解と思います。 さて、滑降の準備は出来たものの稜線は 雪が飛ばされているので少し歩いて下ります。 旭岳との鞍部方面に下っていくと ようやく雪がついたので滑降開始。 清水谷左俣源頭に入ります。 最初からコントロールしづらい湿雪ですが 風はおさまってよかったです。 先行のシュプールが2本あります。 滝が出ているところは左岸から通過できました。 その先で沢の流れが出ている部分があります。 先週の雨でだいぶ融雪が進んだようです。 先行のシュプールに倣って右岸の雪壁を 越えた斜面から迂回します。 その後も流れが出ている箇所がありましたが 谷沿いに下れました。 標高2,280mの右俣出合で滑降終了。 ここから鑓ヶ岳に登り返しです。 出合は風もなく暖かくて居心地の良いところです。 シールを貼ったり、おにぎりを食べたり しながらまったり。 目の前の雪壁を先行の方が登られているのが 見えています。 この方とは猿倉まで抜きつ抜かれつ同じ行程で 進みました。 鑓ヶ岳までは600m強の登り返しです。 先行者のトレースを使わせていただきながら 登ります。 鑓ヶ岳に続く尾根に乗り上がると 雪が切れていたのでシートラーゲンにチェンジ。 黒部峡谷の深い谷を挟んで剱岳や毛勝三山が 眺められます。 鑓ヶ岳の山頂に近づくほど再び風が強く なりだしました。 鑓ヶ岳頂上では暴風状態です。 風上に顔を向けると息をするのもきついです。 頂上では写真を撮るので精一杯。 すぐに頂上を後にしました。 しかし稜線歩きはもっと大変です。 西側からの暴風に耐えながら下ります。 鑓ヶ岳の頂上近くから滑ろうと考えていましたが、 滑降準備なんて出来たものではありません。 ヨロヨロ歩いて、何とか鑓温泉への分岐に到着。 大出原側に下って行くとだんだんと風が弱く なってきました。 雪が繋がったところで、ようやく滑降準備。 まずは大出原の広い雪原を滑り降ります。 相変わらず重い湿雪でコントロールできません。 鑓沢に入り標高を下げていくと 今度はストップスノー化。 もう足がガクガクです。 大賑わいの鑓温泉で小休止。 水着を着た男女が集団で入っている中に タオル一枚でお邪魔する勇気はありませんでした。 鑓温泉からは茶色いザクザクの雪が 出てきて滑りやすくなりました。 しかし、白と茶色が連続する部分は ストップ&ゴーで足に負担がかかりまくります。 小日向のコルへの登り返し地点まで滑り降り シールを貼り付けます。 本日最後の登りは杓子岳の岩壁や唐松岳方面など 素晴らしい景色を眺めながら。 小日向のコルでシールをはがして滑降準備。 悪雪や暴風で踏ん張ってばかりでしたので 足がパンパンです。 猿倉までは消化試合みたいな気分で滑りますが 雪質は滑りやすくて良かったです。 とても楽しい周回ルートですが、 今日は雪質と暴風でキツイ1日でした。 また条件の良い時に再訪したいものです。

白馬岳・小蓮華山 猿倉の駐車場は満車状態
猿倉の駐車場は満車状態
白馬岳・小蓮華山 白馬岳の名前の由来
代掻き馬の雪形
白馬岳の名前の由来 代掻き馬の雪形
白馬岳・小蓮華山 まずは白馬岳を目指します
まずは白馬岳を目指します
白馬岳・小蓮華山 金山沢出合はもうすぐ雪が切れそう
金山沢出合はもうすぐ雪が切れそう
白馬岳・小蓮華山 主稜末端には行列
主稜末端には行列
白馬岳・小蓮華山 大雪渓に入りました
大雪渓に入りました
白馬岳・小蓮華山 白馬尻小屋付近のテント村
他にも多数建てられています
白馬尻小屋付近のテント村 他にも多数建てられています
白馬岳・小蓮華山 大雪渓を登って行くとだんだん新雪が出てきました
大雪渓を登って行くとだんだん新雪が出てきました
白馬岳・小蓮華山 稜線から吹き降ろしてくる風が強い
稜線から吹き降ろしてくる風が強い
白馬岳・小蓮華山 大雪渓も行列
大雪渓も行列
白馬岳・小蓮華山 まもなく村営頂上宿舎に到着
まもなく村営頂上宿舎に到着
白馬岳・小蓮華山 杓子岳と後ほど登る鑓ヶ岳
杓子岳と後ほど登る鑓ヶ岳
白馬岳・小蓮華山 白馬山荘の奥に白馬岳山頂
白馬山荘の奥に白馬岳山頂
白馬岳・小蓮華山 山頂に到着しました
風が強いです
山頂に到着しました 風が強いです
白馬岳・小蓮華山 頂上から見下ろした景色
頂上から見下ろした景色
白馬岳・小蓮華山 雪倉岳、朝日岳方面展望
雪倉岳、朝日岳方面展望
白馬岳・小蓮華山 旭岳との鞍部の向こう側が清水谷
旭岳との鞍部の向こう側が清水谷
白馬岳・小蓮華山 松沢レリーフから山頂振り返り
松沢レリーフから山頂振り返り
白馬岳・小蓮華山 それでは滑降開始
それでは滑降開始
白馬岳・小蓮華山 清水谷左俣に滑り込みます
清水谷左俣に滑り込みます
白馬岳・小蓮華山 新雪の所為で滑りにくいです
新雪の所為で滑りにくいです
白馬岳・小蓮華山 新雪のおかげで景色は綺麗です
新雪のおかげで景色は綺麗です
白馬岳・小蓮華山 小滝は左岸から通過できました
小滝は左岸から通過できました
白馬岳・小蓮華山 完全に流れが出ています
完全に流れが出ています
白馬岳・小蓮華山 先週の雨の影響でしょうか
けっこう沢割れしてました
先週の雨の影響でしょうか けっこう沢割れしてました
白馬岳・小蓮華山 右俣との出合が見えてきました
右俣との出合が見えてきました
白馬岳・小蓮華山 出合に到着
穏やかで気持ちの良い場所です
出合に到着 穏やかで気持ちの良い場所です
白馬岳・小蓮華山 鑓ヶ岳に向けて登り返し開始
鑓ヶ岳に向けて登り返し開始
白馬岳・小蓮華山 トレースが左右に分かれています
間をとってど真ん中を進みました
トレースが左右に分かれています 間をとってど真ん中を進みました
白馬岳・小蓮華山 尾根にあがると雪切れ
尾根にあがると雪切れ
白馬岳・小蓮華山 白馬岳と杓子岳
白馬岳と杓子岳
白馬岳・小蓮華山 黒部川を挟んで剱岳
黒部川を挟んで剱岳
白馬岳・小蓮華山 黒部川を挟んで毛勝三山
黒部川を挟んで毛勝三山
白馬岳・小蓮華山 尾根を鑓ヶ岳まで登ります
尾根を鑓ヶ岳まで登ります
白馬岳・小蓮華山 清水谷の左俣と右俣出合を見下ろし
清水谷の左俣と右俣出合を見下ろし
白馬岳・小蓮華山 鑓ヶ岳に到着
暴風のため写真とって退散
鑓ヶ岳に到着 暴風のため写真とって退散
白馬岳・小蓮華山 鑓ヶ岳から見る杓子岳と白馬岳と旭岳
鑓ヶ岳から見る杓子岳と白馬岳と旭岳
白馬岳・小蓮華山 暴風の中、下っていきます
暴風の中、下っていきます
白馬岳・小蓮華山 大出原まで降りてほっと一息
大出原まで降りてほっと一息
白馬岳・小蓮華山 大出原を滑り降ります
やっぱり滑りにくい雪質です
大出原を滑り降ります やっぱり滑りにくい雪質です
白馬岳・小蓮華山 鑓沢に入りました
鑓沢に入りました
白馬岳・小蓮華山 グサグサの雪
グサグサの雪
白馬岳・小蓮華山 鑓温泉が見えてきました
鑓温泉が見えてきました
白馬岳・小蓮華山 鑓温泉から流れ出たお湯が雪を溶かしています
鑓温泉から流れ出たお湯が雪を溶かしています
白馬岳・小蓮華山 小日向のコル方面展望
小日向のコル方面展望
白馬岳・小蓮華山 滑ってきた方向振り返り
滑ってきた方向振り返り
白馬岳・小蓮華山 唐松岳と八方尾根
唐松岳と八方尾根
白馬岳・小蓮華山 小日向のコルから最後の滑り
小日向のコルから最後の滑り
白馬岳・小蓮華山 小日向のコル振り返り
小日向のコル振り返り
白馬岳・小蓮華山 猿倉に戻ってきました
猿倉に戻ってきました

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