⛺ツェルト泊をしてみよう！ in 💯恵那山 えなさん

🎈子供の頃からずっと見続けていた恵那山　「地元だからいつでもいける」と先延ばしになっていましたが、萬岳荘(ばんがくそう)でツェルト泊デビューをしようと決めていた為、ついに登ってみることに！ 今回は１日目に富士見台へ登頂後、南沢山で折り返し、萬岳荘のテント場にて宿泊　２日目に恵那山へ登るという、恵那山とその周辺一帯を楽しみ尽くす計画としました 「頂上からの風景が良くない！がっかり百名山！」 と言われてしまう恵那山ですが、果たして眺望は得られるでしょうか・・・！？ また、テント泊や小屋泊では夕日やご来光、そして星空観測も楽しみの一つです　すぐ近くの 「ヘブンスそのはら」 ではナイトツアーが行われるほど星空の観測がしやすいという事なので、どんな景色が見られるか期待に胸が膨らみます！ ✏今回のツェルト泊の装備をモーメントにて公開していますので、よろしければご覧ください！ １日目 5:50～7:56【駐車場から萬岳荘まで】 広河原登山口駐車場ではＹＡＭＡＰの起動ができず、途中からのスタートとなりました　この日ご一緒させて頂いた方に伺ったところ、電波が入るエリアにいるうちにアプリの起動をしておけば電波状況に関係なく「登山をスタート」できるそうです(バッテリーはその分早く消費する)　教えて頂きありがとうございました！ 広河原登山口から萬岳荘まではずっと舗装路なので体力的には楽でしたが、崩壊しそうなトンネルや不安定ながけ崩れ跡、陥没した道路脇を通らなければいけないので注意が必要です 8:24【神坂山 みさかやま】 標高1,684ｍ 萬岳荘から最短で神坂山へ登るルートは案内看板がなく分かりづらく、ＧＰＳを活用した方がいいでしょう　始めは暗い樹林帯で石がゴロゴロしていますが、すぐに視界が開けます　山頂のすぐ手前約２０ｍは背の低い笹が覆い茂っていてちょっとした藪漕ぎですが問題なく進むことができます　山頂からは少し木がかかるものの、御嶽山や乗鞍岳、中央アルプスなどを望めます 8:55【富士見台 ふじみだい】 標高1,739ｍ 今回４度目の登頂となる山、直近は雪山のスノーシュー登山でしたがその雪もすっかり解け、笹原の美しい景色を楽しむことができました　ここからの眺望の良さは抜群！白山、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、中央アルプス、南アルプスなどを望むことができます　こちらは乗り物を使えば比較的簡単に登ることができますので、誰でも気軽に山頂からの眺望を楽しめます 9:47【湯船沢山 ゆふねさわやま】 標高1,570ｍ 富士見台から一旦標高を下げ、一部崩れかけている樹林帯の道を進み登り返すと山頂　船をひっくり返したような台形の山で、山頂からの眺望は少し木がかかって見えます　山名看板はひっそりと木にかかっていて分かりづらく、一度通り過ぎてしまいました 10:12【横川山 よこかわやま】 標高1,620ｍ 湯船沢山から一旦標高を下げ、絵本の中の世界のようなメルヘンチックな笹原の美しい道を進み、登り返すと山頂　眺望はなかなか良く、個人的には富士見台の２番目に良いように感じました　皆さんこちらでランチをとっていましたので僕もご一緒させて頂きました 10:39【南沢山 みなみさわやま】 標高1,563ｍ 阿智セブンサミットの一つなので期待してきましたが、眺望は無く少々がっかりしました　ただ、冬季にはスノーモンスターが出現し素晴らしい景色を見ることができるという事なので、雪がある時期にもう一度登って、今回との違いを楽しみたいと思います！ ⭐夜景撮影 天候：晴れ 気温：０℃ 北の空：ひしゃくを伏せたような形の北斗七星を確認 南の空：21:30頃は萬岳荘の照明があったため全体的に明るい画像になりましたが、日付が変わった0:30頃には消灯し暗闇になると天の川を見ることができました　後からの調べによると射手座とサソリ座も見えていたようです 周りに目立った光源もほとんどなく暗闇での撮影に成功しました　初めてにしてはなかなか良くできたと思いますが、未だに設定をよく理解していないので、他の方の撮影方法などを勉強しながら色々な景色を撮影してみたいです　また、使いこなせるようになれば流れ星も撮影できるそうなのでいつか挑戦してみたいところです！ この内容を見て「もう少しこうした方がいいよ」などのアドバイスを頂けると大変嬉しいです！ カメラ：GoPro Hero 10 モード：ナイトフォト レンズ：挟角(特定の星座をアップ)、リニア、広角(全体を撮影) シャッター：15秒 出力：写真、. jpg形式 スケジュールキャプチャー：オフ タイマー：オフ ズーム：1.0× EV値：なし ホワイトバランス：2300Ｋ (最初は6500でしたが落ち着いた色合いにしたかった為、最終的にはこちらに) ISO最小：3200 (100から変更し最終的にはこちらに　ノイズは大きいです) ISO最大：3200 (ノイズは大きいです) シャープネス：高 カラー：ビビッド ２日目 4:55【ご来光】 キラっと輝いた瞬間から完全に登り切るまでの時間は尊く、空の色が徐々に変わっていく様は美しいとしか言いようがありません　また、夜間寒かったので太陽の温かさが身に沁みました 6:33【千両山 せんりょうやま】 標高1,662ｍ 萬岳荘から約３０分で到着　ここからの眺望は抜群で、ここだけでも登る価値は十分にあります　ここから見える恵那山は圧倒的な迫力があり、今から登る者としては気を引き締める景色でもありました 6:51【鳥越峠 とりごえとうげ】 標高1,546ｍ 次の大判山まで標高差が約１５０ⅿの登りなので、ここで行動食などを補給します 7:34【大判山 おおばんやま】 標高1,696ｍ 鳥越峠から「ウバナギ」を通過し、先へ進むとベンチがある山頂に到着　眺望はまあまあです　ここから前宮ルート分岐点までは標高差が約５００ｍの長い登りとなるため、ここでも行動食などを補給します ⚠「ウバナギ」は眺望が良いですが崩壊地のすぐ横です　通行は可能ですがすれ違いや写真撮影などの際には足元に注意して下さい　この後の「テングナギ」と「テングの頭」も同様です 7:37～9:35頃【大判山から避難小屋まで】 残雪は標高約１，８００ｍ付近から徐々に現れ、標高約２，０００ｍ付近ではずっと雪の上を歩いている状況でした　滑り止めとしてチェーンスパイクを装備しましたが、山頂稜線では傾斜が緩いことと、避難小屋裏側の岩場は危険なので前宮ルート分岐点に着いた辺りで一度外したほうが良いかと思われます　その後の広河原登山口までの下山途中にも雪の上を歩くところはありましたが、量は少ないので再装備はしなくても良いかもしれません 登山道は険しく、”歩く”というよりは木の根や岩を”よじ登る”といった様子で全くペースが上がらず、体力と精神が徐々に削られていく感覚でした　周りの方々も挨拶するのが精いっぱいといったところでした やっとの思いで山頂部分の始まりでもある前宮ルート分岐点までたどり着きました　ここから先は息が切れるような登りはありません　ちなみに山頂付近一帯には恵那神社の本社を含め７つの社があり、これらを巡るのも良いかもしれませんが、一乃宮社だけは前宮ルートの方へ標高差約５０ｍを下った後に登り返す必要がありますので、体力に自信がある方やどうしてもコンプリートしたい方は是非どうぞ 避難小屋の裏にある岩場の上に登ってみましたが、中央アルプスが何とか見られる程度でそれほど眺望が良いとは感じませんでした　ここから避難小屋がある広場へ行くために直接岩場を降りようとすると危険ですので、一度来た道を戻って回り込んだ方が安全です　大勢の方が休憩をされていて 「ここが頂上かな？」 と思いがちですが、ここからさらに１０分ほど進んだところが恵那山山頂となります 10:51【恵那山 えなさん】 標高2,191ｍ 山頂部分が広く山頂自体も分かりにくい為、展望台や山名看板などを見て「ここなの？」という印象でした　展望台からの眺望はありませんでした 10:56～13:23【恵那山から駐車場まで】 ここから標高差約８００ⅿを下山すると広河原登山口ですが、登山口手前の川を渡るために本来設置されていた橋は流されてしまい使用不可でした　少し川上に臨時の道板が設置してあるので渡ることができます ⚠不安定ですので一人ずつ渡るなど注意して渡って下さい　僕は落ちるのが怖いのでトレッキングポールを綱渡りの人みたいに横に広げて渡りました 【ふりかえって】 今回のツェルト泊は楽しみでしたが、それ以上に「一人だったらどうしよう」、「寝ている間にクマに襲われたらどうしよう」、「凍死してしまわないだろうか」など不安の方が大きかったです　結果的には運よく気温もそれほど低くならず、テント場も満員御礼で安心して朝を迎えることができました (もちろん熊も出ませんでした)　また、ご一緒させて頂いたお二人とは色々なお話しができ、本当に楽しかったです　この活動日記を見て頂けるかは分かりませんが、その節はありがとうございました！ 美しい高原の景色、頂上からの大展望、初オカリナ、初ツェルト泊、初星空撮影、ご来光、恵那山の試練！と盛りだくさんの内容でしたが、天候にも恵まれ、熊や怪我にも見舞われず、たくさんの新しい発見があった充実した旅となりました！ 💧【水場】 萬岳荘の調理室、萬岳荘付近の天然の水場 (使用の際は確認をとって下さい) 🅿【駐車場】 広河原登山口駐車場：約４０台 無料 🅿【駐車場】 神坂峠：約８台 🚾【トイレ】 広河原登山口駐車場 🚾【トイレ】 萬岳荘 チップ制 🚾【トイレ】 恵那山 避難小屋周辺 🍜【グルメ】 来来亭 恵那店：11:00～23:00 (水曜休) 麺の硬さやネギの量など、細かい設定ができます ♨【温泉】 野熊の月川：大人１人 ６２０円 静かで穏やかな雰囲気、露天風呂もあります 📷【観光】 花桃の里：ピークは過ぎていましたが十分美しかったです 路上は駐停車禁止ですよー