活動データ
タイム
09:06
距離
22.4km
のぼり
2090m
くだり
2096m
活動詳細
すべて見る奥多摩日原の奥、孫惣谷林道からアララギ谷を渉って中尾根に取り付く際、「天祖山・水松山」の私設道標がありますが、そもそも中尾根から直接天祖山を目指すハイカーはいないと思い、道標に疑問を感じていました。しかし、平成初期の梯子坂ノクビレの写真を見ると既に通行禁止ではあったものの、孫惣谷の御供所に下る登山道 (裏参道) があったようです。ネットで「天祖山裏参道」を検索したところ、一件だけ最近の記録が見つかり、その方の記録を参考に天祖山裏参道を歩いてきました。 アララギ谷を渉り、中尾根に乗って暫く歩くと林班界標 (34/31) が裏参道との分岐で、そこから尾根を外れて西に向かうと孫惣谷に沿ってトラバースする踏み跡が出てきます。踏み跡は石積みの箇所もあり、以前は登山道であったことが窺えますが、所々に崩落があり谷に滑落しないように注意が必要です。特に、孫惣谷に下り立つ直前の土砂で埋まった木橋の前後は危険と思われます。また、一ヶ所、沢を渉りますが踏み跡が消滅し、対岸の踏み跡もはっきりしません。 下り立った孫惣谷はワサビ谷出合いの滝やカツラの大木があり、とても雰囲気の良い場所です。谷から梯子坂ノクビレまでは危険な箇所はなく、石積みの残る踏み跡を九十九折に上り、最後は直登で梯子坂ノクビレ付近に立ちました。 タワ尾根から下山を考えていましたが、裏参道を歩いた満足感から、急遽手っ取り早く中尾根で下山しました。前回の小川谷三又に続いてのことで、緊張感から解放されると直ぐに下山しようとする癖が付いてしまったようです。
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