活動データ
タイム
10:12
距離
14.2km
のぼり
1496m
くだり
1496m
活動詳細
すべて見るゴールデンウィークなのでそれでも人の少なそうな大峰南部に行こうと考えたのが、地蔵岳の鎖を登り蛇崩山に寄って明日平からあわよくば高森までという上葛川集落からの周回コース。 しかしさすがに大峰南部までは遠かった上、車で向かう途中普段なら車もまばらな山間部、谷瀬の吊り橋付近でコーナー曲がったらいきなり意味不明の渋滞。 最初事故でもあったかと最悪撤退も考えながら少しずつ進んでまたコーナーにさしかかって見えてきたのが朝早くから右にあるオートキャンプ場に入っていく車の列。 それを見たとたん、じっと待っていた他の車がその列の間を縫って向こう側に飛び出していく。 ここで15分くらいはおとなしく渋滞につかまっていた気がするが、ゴールデンウィークということを少し思い出さされた。 その後もねむの木街道に入ってすぐに右側を流れる川の対岸高くから吹き出している不動滝に驚かされたり、道を間違えて車がナビに何も道の無い所を進んでいくが狭くてUターン出来るところまで焦りながら進んだりと、山に入る前からいろいろあったが、山に入ったら入ったで奥駆け道に上がってからは次から次へ、塔ノ谷峠から笠捨山までにおそらく25人くらいの人とすれ違い、ここでやっとゴールデンウィークは奥駆け、今は主流らしい逆峰の奥駆けをやる人が一番多い時だと思い出す。 おかげで地蔵岳の鎖あたりでも自分だけ逆行する形になってしまって気を遣う。 笠捨山東峰から南西尾根に入ってやっと誰にも会わない静かな山歩きに。 笠捨山西峰から東峰の間に通行禁止の標示があったが、これは茶臼山に通じる尾根がよほどの難路で、そこに入り込んでしまうのを防ぐためと思われるが、間違いなく蛇崩山方向に入っていけばちょっと分かりにくいところはあっても危ないところは無く、逆に蛇崩山山頂は今回一番広々静かで気持ちの良い場所だった。 思うに上葛川集落ではこの場所の良さをよく分かっており、何十年か前に辺り一帯を植林した際出来た作業道を利用して集落から蛇崩山への登山道を作ったのではと思う。 しかしただでさえ遠くて人の少ない大峰南部で北側には奥駆け道が通っていては反対側の蛇崩山に登ろうという人は少なかったと思われ、いつの間にか忘れられ、整備も最低限しか行われず、知る人ぞ知るといった道になってきたのではと感じた。 そしてその植林で残念に思ったのは最新の山と高原地図にも載っている明日平。 大峰の平と言えば中腹や鞍部にあるどこも小さいながらも美しい草原。 広くなだらかな鞍部で明日平という名前が残っているということは植林される前はここも草原だったと思われ、今やうっそうと暗い植林帯で間伐された倒木だらけの荒れた感じからはもう想像も付かなくなってしまっていたのには時の流れを感じさせられた。
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