活動データ
タイム
06:16
距離
7.8km
のぼり
974m
くだり
975m
活動詳細
すべて見る今年もやってきましたゴールデンウィーク。何だかんだ毎年思い出がありますが、今年も楽しい記憶になりました。今回の旅先は…Nexco西日本管内です! って意味わからないかもしれないですがそう言うしかないんですよ。話せば長くなります。 【山鮪の2022GW】 はじめは大学時代の仲間とぼんやり四国とだけ決まっていました。異動したばかりで休みも読めず、飛び石をどう使いこなすかが直前まで決まらなかったので、飛行機とか取れなかったのですよ。これといってやりたい山もなく(*ここで言うやりたい山とは、魂込めて正面からぶつかるような山のことです)どうしようかな~と悩んでいたら、大学仲間から四国に行こうと提案。なるほどみんな登れるし、僕も行ったことがないし長い縦走ルートも取れるから楽しめそうだ名案だとフレームは決まりました。 僕のサークル同期はビックリするくらい全国散り散りで、僕が東京に戻ってきてもなお長崎、福岡、広島、三重、名古屋、山形と一堂に会するのはなかなか一苦労。僕が東京入りしたことでどちらかというと西日本に集まりやすくなったのも、四国の要因な気がします。幸い名古屋から車があるので、飛行機やレンタカーを考えなくても済みます。これは予約大嫌い(というか天気ですべてが決まる人なので、予約で自由を制限したくない)僕にとってはまさに渡りに船のプランでした。 ところが四国を提案してくれた張本人が残念なことに仕事で参加できないとの連絡。もう1人の九州勢も仕事が読めないとのことで、東海+東京チームでしっぽり四国旅行か~と思っていました。5月になるまでは…。 4月29日、連休初日は大雨でやる気も出ず夕方名古屋入り。サッと寝て西に向かいます。サッと寝たので車で寝てしまい…起きるとこれが広島県福山何ですわあら不思議。高速代を浮かせるため淡路島は避け岡山から四国入りすると聞いていたけれど??文字通り寝耳に水となっているところに、福山の同期がお昼時だけ予定が合ったからご飯食べようということになったみたい。なるほどそれならとしまなみ海道の手前(*ギリギリ広島県の生口島なのがポイント)側で時間を潰し、同期との邂逅を果たす。で、またしまなみ海道を引き返し四国入りを果たすのかと思いきや…「今日の宿泊地はどこでしょう~? 呉です!!!」この時点で?????となったのですが、まぁ確かに瀬戸内にはたくさんの航路が本州と四国を結んでいて、プランナーが交通好きなものだからきっとその手を使うのだろうと油断しておりました。 ところが、ところがです。宿で発表された翌日の行先はなんと福岡。え、ちょっと僕の初四国は…と思いつつも嬉しいことに九州の同期の都合が良くなって会えることになってみたい。ということで秋吉台に立ち寄りながら東京を発って3日目で九州上陸。そして博多で告げられた翌日登る山が、由布岳だったのでした。 というわけで四国のつもりが東京から神奈川、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、山口、福岡、大分と陸路でひたすら西進。山陽旅行とも九州旅行とも言えないので、もうNexco西日本としかこの旅程のエリアを言い表す言葉がないのです…笑 【由布岳】 正面登山口を起点に御鉢巡りを経て飯盛ヶ山に立ち寄り登山口に帰ってくるルート。度メジャールートなので詳細は書きません笑 親愛なる私の同期まっすー君が去年の同時期にまとめてくれています。https://yamap.com/activities/10972383 由布岳は、はじめての九州で博多から大分に抜けた際、車窓越しに見た記憶があります。百名山ではないですが、別府の町の背後に聳える雄姿は大変カッコよく、印象の良い山でした。深田久弥も後書きで百名山候補だったと遺していますし、事実二百名山・一等三角点百名山・九州百名山とタイトルホルダーで、豊後富士と古くから讃えられています。九州に長いこと住んでいるまっすー君に九州で一番好きな山を訊いたら由布岳と答えるくらいなので、これはもう九州屈指の名山と言っても過言ではないでしょう。確かに登っていて楽しかったし、景色は申し分ありませんでした。 【有朋遠行】 山は逃げない、と言いますがそんなことはなくって、自分のタイミング・山のタイミングで簡単に登る機会は消えてしまうと思っています。今回思いのほか連休がまとまって取れたので結論から言えばビッグな縦走も組めたのでしょうが、それ以上にかつてのサークル仲間で登れたというのは値千金でした。山ですら逃げるのですから、誰かと登れる機会は本当に大事にした方が良いのかなと。下山路でぽつりと、もうこのメンバーで登れる機会はないなんて声も出ましたけど、それはどうなんでしょうね。これからも、これまでと同じように自分もみんなも変わっていて、それぞれの人生を歩んでいくのでしょうが、たまにはこうして肩を並べて山頂で写真を撮るのも悪くないので、何度でもやりたいですね~。 朋有り遠方より来る、亦た楽しからずやと孔子は言いましたが、この友とは志を同じくする友人のようです。サークルの先輩・後輩が自分の人生を見つけ山から離れるのは何とも寂しいですが、今回は志ひとつ同じ山に登ることができました。まさに朋有り遠方に行きたる、亦た楽しからずや、というような素敵な連休のひと時でした。
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