白馬岳→日本海 Summit to Sea|残雪の栂海新道を往く

2022.04.29(金) 5 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 45
休憩時間
1 時間 27
距離
3.3 km
のぼり / くだり
635 / 81 m
1 41
1 13
DAY 2
合計時間
10 時間 40
休憩時間
2 時間 5
距離
12.4 km
のぼり / くだり
1034 / 1398 m
DAY 3
合計時間
4 時間 28
休憩時間
1 時間 7
距離
3.8 km
のぼり / くだり
493 / 279 m
DAY 4
合計時間
12 時間 15
休憩時間
2 時間 33
距離
14.9 km
のぼり / くだり
950 / 1889 m
2 35
1 38
1 50
3
1 11
43
37
1 25
DAY 5
合計時間
6 時間 1
休憩時間
1 時間 7
距離
9.1 km
のぼり / くだり
390 / 1603 m
1 2
31
39
39
14
1 12

活動詳細

すべて見る

※ド長文警報⚠️用途に応じてご覧下さい 《登山道状況》 ※危険個所…犬ヶ岳付近、両側が切れ落ちている痩せ尾根(鎖場あり)白馬岳の急斜面の下り(ザイル着けました) ※下駒ケ岳への登りは非常に急で、鎖場もあります ※雪崩地帯…天狗原〜白馬乗鞍。左側が比較的安全 ※大池〜小蓮華間は風強く、テント張れる場所もないため、悪天時は突っ込むと危険 ※白馬乗鞍〜大池間雪なし、白馬以北(特にサワガニ山以降)雪とザレ・岩のミックス ※吹上のコル(朝日岳より少し下ったところ)以降は広かったり嫌な場所があったり。視界不良のときは吹上のコル直後で行動終了すべし ※電波…小蓮華山周辺、白馬岳、朝日岳、吹上のコルの先(弱) ※水場…黒岩平、北俣ノ水場、黄蓮ノ水場、白鳥の水場・シキ割(両者夏涸れるもよう)。今回いずれも出ておらず 《追想》 【序】 北アルプス最北部。 そこには、標高2,418mの朝日岳から標高0mの日本海・親不知海岸まで続く、長大な縦走路があるという。 「栂海新道…?」 その名を知ったのは、雪山講習を受けてきた山岳ガイド『風の谷』山田さんの計画書だった。 3000m級の山から海抜0mにかけて、高山帯より低山帯まで多種多様な植物を有する道。 地層の年代を見れば、白馬岳の古生代ペルム紀(約2億5千年前より古い)から海岸の中生代白亜紀(約1億年前)まで、地球の生きてきた時を旅するような道。 白馬岳から親不知へ4泊5日。 雪山テント/避難小屋泊の雄大な縦走プラン。 対する私は雪山一年目。 とても挑戦出来るような技量も、体力もあるとは思えなかった。 それでも吸い寄せられるように文を追い、白妙の白馬、碧い峰々、そして若草色へと変化していく美しい稜線を想い、焦がれた。 (もし、 もしもそんな稜線を歩けるなら…) だから。 『春合宿、来ない?』 そう聞かれたとき、既に答えは決まっていた。 【壱】曇り、昼から雨のち雪 前夜、道の駅・池田で張ったテントを撤収してやってきたのは、栂池高原。 ゴンドラとロープウェイを乗り継いで身支度を整え、12時頃からの雨天予報に背を押されながら雪面を行く。 視界はお世辞にもよいとは言えず、雪崩の危険性のある地帯に至っては真っ白で、息をひそめて這い上がる。 白馬乗鞍への登りをこなしたあたりで小雨がちらつき始め、 雪のない白馬大池への道をアイゼンでガリガリ言わせながら乗り切ったら、直ぐにテント2つの設営に取り掛かった。 予定の半分も歩けなかった初日。 厳冬期より遥かに作りやすくなった雪解け水を使って、昼から宴会をした。 予報通り激しさを増してテントを叩いた風雨は夜半に雪へと変わり、まどろみながら除雪を繰り返す。 天候の悪い日はほんの少しの前進を。 天候の良い日は遅れを取り戻すべく、懸命に歩いて。 自然の恵みを受け、自然に沿って生きる、春合宿の幕開けだった。 【弐】晴れ 群青の空に、煌々と太陽が昇る。 夜通し降り続いた雨と雪はテントとデポしたギアを凍らせ、暫し足留めをされた。 嵩の増した荷物をなんとかザックに押し込んで、小蓮華岳から白馬岳へと延びる白銀の尾根へ。 夏は白と緑のコントラストが美しく、足元では花々が咲き競う極上の稜線だ。 (いつか絶対、夏に…) 夢想しながら歩く今、頭上にはあまりにも完璧な青空。 輝く雪が荒々しい山肌をくっきりと浮かび上がらせる様は、既に視界が滲むほどの美しさである。 それでも直下の急斜面を慎重に上がった白馬岳の、その頂きからの景色は。 「………」 言葉を尽くしても足りない、というべきか、紡ぐべき言葉が浮かばないというのが正しいのか。 ただただ、圧倒的な美しさを前に息を呑み、射すくめられたように身体が動かなかった。 歩いてきた小蓮華から、目指す雪倉へ。 ゆっくりと視線を移し、ひと際輝くのは、唐松や五竜の稜線。 憧れが憧れを呼ぶのは、山の常だ。 『じゃー降りるよー。今日はまだ長いからね』 山田さんの声にはっと引き戻され、漸く足を踏み出した。 三国境に戻り北へ進路をとれば、いよいよ本格的に日本海への旅路が始まる。 白馬岳まではかろうじてあった人の気配は、この先5日目までついえることとなった。 鉢ヶ岳の長い長いトラバースは、雪崩を誘発せぬよう、互いの間隔を大きく開けて慎重に。 先頭でない分気は楽なはずだが、休憩時に相当気を張って疲れがたまっていることに気が付いた。 そんな時は甘いもの! 行動食を口にして、眼前に広がる雲海や、うねるように続く山々を眺めて充電。 雪倉岳に近づくにつれ地面の露出が増え、アイゼンのままの足元にも負荷がかかるが、 ひたすらに贅沢な景色とハロ、環水平アークの広がる空に励まされては笑顔になれた。 とはいえ、辿り着いた雪倉岳からの眺望に息をついたのもつかの間、 赤男山への砂利道を下って藪を抜け、その日の宿を張った時にはへろへろ。 そっと心身を癒してくれるのは、 温かい夕餉を食べながらテント越しに見えた雲海と遠い白の山、 そして雨の気配のない、静かな夜だった。 【参】ガス、12時から雪 『今日は5時間くらいしか行動できないね』 電波の入ったメンバーの情報と外の気配を探って、山田さんが言った。 『とにかく朝日岳を越えよう』 テント場から登山道へ復帰するために長いトラバースを行うと、その先に恐ろしいほどの質量を持った斜面が現れた。この山行一番のまとまった登りである。 フラットからはじまりキックステップ、ダイアゴナルとどんどん歩き方を変化させ、黙々と白い世界に向き合うこと数時間。 効かぬ視界の中、飄々と前を横切ってゆく冬毛の雷鳥に癒やされ、朝日岳の山頂で一息ついて降りるとき、ついに上下左右の境目が分からなくなるほどのガスにまかれた。 『とりあえず休もーう』 長めに休憩し、視界の回復を待ってから少し先の樹林帯でその日の宿を作った。 時は朝の9時。 「9時!?」 思わず時計を二度見する時間である。 それでも判断は常に安全が最優先… 再び白く烟った景色を眺めて思った。 ゆっくりお喋りしながら雪を解かしお茶を淹れ、非常食2パック分のごはんをお昼に皆で分けて過ごす。 明日の宿は、避難小屋。 この天候で3日目もテントとなったため、久しぶりの建物での一夜である。 栂海山荘までか白鳥小屋までかと予報と照らして話し合う。 『皆を白鳥小屋に泊めてあげたいんだけど』 日本海が大きく見えて、窓が沢山ある明るい小屋。布団だってあるし、本当にいい小屋なんだよ―。 『そこにいけばなんであんなに小屋にこだわったかわかるよ』と語る山田さんの言葉に期待が膨らみ、瞼の裏に青い海を思い描いた。 はじめは本当に遠く小さかった、日本海のかけら。 明日になればいよいよその姿が大きく地平に広がるのだと思うと、待ち切れない気持ちだった。 【肆】晴れ、夕方より雷雨、霙、雹 自然というものは、いつも容易く想像を超えてゆく。 白馬岳からの景色が、きっとこの旅のハイライトだろう…そんな考えはこの日、次々覆えされる景色の連続だった。 微かな夜明けの気配のなか、テントを撤収するとき。 絶えず変化する雪面を、黎明の光が染めるとき。 青の世界が橙の光に包まれて、歩いてきた跡がはっきりと見えたとき。 濃紺の空、果てしなく続く雪原、ふとラッセルを止めて振り返り、ぽつんと続くひとの小ささに、 歩く世界の果てしなさを知ったとき。 このために歩き、登り、下界で身体を休めてはまた、ここにかえってきてしまう…そんな山登りの魅力を濃縮したような、素晴らしい眺めだった。 この日、山は雪山から春山へ、表情を変えつつあった。 事故の多発する犬ヶ岳周辺はその大半を夏道を歩くこととなり、アイゼンを着けての歩行に体力を消耗する。 一方で視線をあげれば木々は緑で装い、時折マンサクの黄色の花が鮮やかだ。 足元にはショウジョウバカマ、イワウチワ、そして足の置き場がないほど一面に咲くカタクリ。 辿り着いた栂海山荘は可愛らしい配色の小屋で、その先に続く核心部、白鳥小屋まで大きく波打つ稜線を前に身の引き締まる思いだった。 『みんな大丈夫ー?』 の声にドキドキしながら「大丈夫です」と答えた身体はそこそこ疲労を訴えていたけれど、 これを乗り切れば日本海、その希望が背を押した。 急斜面を時に滑るように駆け、時に後ろ向きで怖がりながら降り、壁のように立ちはだかる下駒ヶ岳の夏道を、 息を切らして詰める。 今日頑張った分明日の行動時間は短く、避難小屋泊で時間に余裕がある分、ゆっくりと歩けたのが幸いだ。 重い足を引きずるようにして這い上がるは、白鳥山への木々が突き出た急斜面。 不意に視界が開けた先に千草色の小屋を見た時の、心からの安堵と達成感といったら! へにゃへにゃの身体で屋上に上がって眺める360度の大展望、とりわけ日本海の輝きは、最高のご褒美だった。 【終】晴れ 外では雷雨に雹、霙と嵐のような様相を見せる中、ランタンの明かりに囲まれて過ごした、最後の夜。 久しぶりに小屋で休んだ身体は翌朝、嘘のように軽くなっていた。 朝陽に照らされて出発した先には、堂々と横たわる海の姿。 長い旅路、最後の雪を楽しみながらブナ林へと降りていけば、春に飛び込んでいくように景色が変わる。 激坂を下って坂田峠の車道でアイゼンを外し、赤土の滑り台をやりすごしながら熊笹の子を頬張っていると、 あんなに山で過ごしたのにやっぱり、離れがたい気持ちに襲われて困った。 夢見心地で親不知の駐車場に降り立つと観光客ばかりで、浮世離れした出で立ちの7人はさぞかし奇妙に映るだろうなあと愉快な気分だ。 山田さんにご馳走してもらったコーラに少しずつ現世に引き戻されつつ、ザックをデポした軽やかな身体で海へ。 「…!海だァー!」 『海だ!』 はしゃぎながら飛び降りた石の海岸は、眩しさとお腹に響く波の音で迎えてくれた。 日本海に着いたらどんなにか感動するだろう…と想像していたのとは少し違って、実際にはなかなか実感がわかない。 打ち寄せる波をぼんやり眺め、はるか遠くの空と海の境に視線を滑らせて。 あっ、そうだそうだと動画を撮っていたら、不意に胸が詰まった。 「白馬岳から日本海、 達成しました~…」 小さく口に出して録画停止のボタンに触れれば、 ポン。 ピリオドの音は、旅してきた世界から、現世に戻る合図。 (ああ、ほんとに終わったんだ…) やっと、いまに心が追いついた。 無事に、ここまで歩いてこれた。 まるで映画の世界を旅しているような、濃密で、鮮やかな5日間。 深呼吸とともに見上げた空は、 どこまでも高く青く、澄んでいた。 ~後日談~ 5日間も山にいたので何気なく爪を見た時のこと。 「(ちらっ)…? …!??(二度見) 全く…伸びていない…!?(驚愕でガン見)」 どうやら摂取したエネルギーはまるまる全部『生きる』『行動する』ことに捧げられていたようです🤣 ほんとギリギリだったんだねえ。ありがとう、我が身体よ。おつかれさん。 ▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△ 【ご参考】 ⛰夏の栂池自然園~白馬大池レポ 白馬大池&栂池自然園|お花見&岩トレ https://yamap.com/activities/12352198 ⛰栂海新道HP:小屋の予約など https://tsugami.info/ 【覚書】 ・前夜泊する場合、ザックの一番上にシュラフ類入れておく! ・雨天(1時間でも危険)や視界不良の場合遭難の危険があるため、早急に行動停止すること ・夏用フライ=通気性なし:雪に埋もれると酸欠になるので、適宜払うこと。冬用=通気性あるが、かなり重い。 ・雪山は燃料を必ず倍持つ:停滞してもシュラフ濡れても乾かせる ・雨天時はL1L2にレインで丁度いい ・ワカンは結局一度も使わず。例年であればアヤメ平あたりなどは必須だったらしい ・アイゼンと鉄の格子階段の相性はとても悪いので注意 ★行動食 ・レーズンマーガリンパン6個…完食 ・チョコドーナツ8個…残り3 ・チョコフレーク1袋(80g)…残り1/6 ・ラムネ1本…残り3粒 ・柿ピー・ドライフルーツ(ナルゲンボトル1本分)…残り1/4 →やはりミニパン類が一番手ごろかも。ジップロックに全部詰めて持っていくのが◎ ★おつまみ類 ・425mlなっちゃん1本、430mlアセロラ1本(お酒の代わり) ・チータラ2袋(定番) ・アルフォート3種(ウイスキーにあうので意外と人気、1泊より長期山行に好まれた) ・ポテトと料理(デミハンバーグ) ・ピーナツ入りあられ6袋(すぐはけた) ・みなさまのお墨付きシリーズの『海鮮ミックスせん(大袋)』が美味しかった! ★服装 ・上半身:L1(長袖)L2(冬用)L3(秋用)、下半身:L1(冬用)山ズボン(冬用)+レイン(雪より雨のため) ・行動中…L1L2L3 or L1L2+レイン ・睡眠時…L1L2(寒ければ+L3)で3期用シュラフ+シュラフカバー。朝方はダウン(上) ・前半2日はニット帽+L1L2手袋(稀にオーバーグローブ)、後半は夏用ハット+モンベル軍手で十分 暑くても目出帽をした場所は日焼けを抑えられて助かった ★食糧 朝/夜 29日:ー(各自コンビニ調達)/ 炊き込みゴハン+ビーフシチュー 30日:うどん(細麺) / 五目寿司+豚汁 1日:日本蕎麦 / クリームシチュー+二種類のパスタ(ツナマヨ、バジル) 2日:味噌ラーメン / カレー 3日:醤油ラーメン

白馬岳・小蓮華山 おはようございます!
いよいよ1日目の朝です。
今回はガイドの山田さんの車で道の駅・池田に前のりし、テント泊しました。
コンビニあり、対岸のお手洗いも綺麗でいい宿泊地。
メンバーはいつもの山田さん、Mさんと、ゲストに男性3人・私含め女性2人の7人です。
初対面の方は1人だけですが、山歴・『風の谷』歴長い体力オバケばかりのメンバーで、身の引き締まる思い…!
とはいえ、来ちまったモンは仕方ねェ!やってやるぜ!!(震え声)
おはようございます! いよいよ1日目の朝です。 今回はガイドの山田さんの車で道の駅・池田に前のりし、テント泊しました。 コンビニあり、対岸のお手洗いも綺麗でいい宿泊地。 メンバーはいつもの山田さん、Mさんと、ゲストに男性3人・私含め女性2人の7人です。 初対面の方は1人だけですが、山歴・『風の谷』歴長い体力オバケばかりのメンバーで、身の引き締まる思い…! とはいえ、来ちまったモンは仕方ねェ!やってやるぜ!!(震え声)
白馬岳・小蓮華山 栂池ロープウェイを乗り継いで、まずは白馬大池を目指す
本日の日程で一番注意しなくてはならないのは、天狗原〜白馬乗鞍間の登りでの雪崩。
終始視界が悪く、雪崩てもわかりにくいのが怖かったけれど、一瞬だけ見えて助かった!
栂池ロープウェイを乗り継いで、まずは白馬大池を目指す 本日の日程で一番注意しなくてはならないのは、天狗原〜白馬乗鞍間の登りでの雪崩。 終始視界が悪く、雪崩てもわかりにくいのが怖かったけれど、一瞬だけ見えて助かった!
白馬岳・小蓮華山 夏に苦労した天狗原〜白馬乗鞍の大岩急登地帯は雪の下。
大分楽でした
夏に苦労した天狗原〜白馬乗鞍の大岩急登地帯は雪の下。 大分楽でした
白馬岳・小蓮華山 大池見えた!!
小雨がぱらついており、予報通り。
今日は早めに行動終了です
白馬乗鞍~大池間は雪がなく、アイゼンだととても歩きにくい!
この春合宿中、基本的にアイゼンはつけっぱなしだったので、大分慣れました
大池見えた!! 小雨がぱらついており、予報通り。 今日は早めに行動終了です 白馬乗鞍~大池間は雪がなく、アイゼンだととても歩きにくい! この春合宿中、基本的にアイゼンはつけっぱなしだったので、大分慣れました
白馬岳・小蓮華山 小屋の白馬側がテント適地
この先小蓮華山越えるまでは稜線の強風地帯、
計画では三国境にて張る予定でしたが雨の中行動するのは危険なため、ここで泊まることに。
雨の中急いでテントを設営、宴会を始めると、風雨が強まってすごい音が笑
この日は同年代のMMと2人、シングルウォールのテントで寝ます。
夜間、雨は雪に変わり、まどろみながら除雪を繰り返した夜でした
小屋の白馬側がテント適地 この先小蓮華山越えるまでは稜線の強風地帯、 計画では三国境にて張る予定でしたが雨の中行動するのは危険なため、ここで泊まることに。 雨の中急いでテントを設営、宴会を始めると、風雨が強まってすごい音が笑 この日は同年代のMMと2人、シングルウォールのテントで寝ます。 夜間、雨は雪に変わり、まどろみながら除雪を繰り返した夜でした
白馬岳・小蓮華山 おはようございます!
2日目の朝です。
2時半起き4時半出発予定が、強風のため3時起き5時出発に。
夜通し降った雨と雪のため、テントポールやアイゼンの紐をはじめとしてあらゆるものがガチガチに凍り、各自悪戦苦闘の末なんとか撤収・装着して5時半出発になりました
遅れを取り戻すべく、今日はいけるところまで行きます!
おはようございます! 2日目の朝です。 2時半起き4時半出発予定が、強風のため3時起き5時出発に。 夜通し降った雨と雪のため、テントポールやアイゼンの紐をはじめとしてあらゆるものがガチガチに凍り、各自悪戦苦闘の末なんとか撤収・装着して5時半出発になりました 遅れを取り戻すべく、今日はいけるところまで行きます!
白馬岳・小蓮華山 昨日の天気が嘘のような快晴
震える
大きくてなだらかなのが、白馬を越えて向かう雪倉岳
手前が鉢ヶ岳かな
昨日の天気が嘘のような快晴 震える 大きくてなだらかなのが、白馬を越えて向かう雪倉岳 手前が鉢ヶ岳かな
白馬岳・小蓮華山 夜明けの色が残って、うつくしい
休憩しながら白馬岳を目指します
風がそれなりにあり、この稜線を雨の中行動するのは相当に厳しかっただろうことを改めて実感。
夜明けの色が残って、うつくしい 休憩しながら白馬岳を目指します 風がそれなりにあり、この稜線を雨の中行動するのは相当に厳しかっただろうことを改めて実感。
白馬岳・小蓮華山 素晴らしい雲海を眼下に捉えて
素晴らしい雲海を眼下に捉えて
白馬岳・小蓮華山 振り返れば
深雪の峰々
振り返れば 深雪の峰々
白馬岳・小蓮華山 三国境の手前のこの場所が、風が弱まるところ
微妙な地形の違いで全然違うのがすごい
急登をこなし、西側の斜面をトラバースすれば
三国境の手前のこの場所が、風が弱まるところ 微妙な地形の違いで全然違うのがすごい 急登をこなし、西側の斜面をトラバースすれば
白馬岳・小蓮華山 以前、諦めた白馬岳の山頂。
言葉にできない景色が待っていました
以前、諦めた白馬岳の山頂。 言葉にできない景色が待っていました
白馬岳・小蓮華山 振り返って辿ってきた道
稜線上ひときわ高いのが小蓮華岳
振り返って辿ってきた道 稜線上ひときわ高いのが小蓮華岳
白馬岳・小蓮華山 東側の深い青
東側の深い青
白馬岳・小蓮華山 いつか、唐松や五竜にもいきたいな
いつか、唐松や五竜にもいきたいな
白馬岳・小蓮華山 きっと行くから、待っててください!
きっと行くから、待っててください!
白馬岳・小蓮華山 あまりに素晴らしい眺めに目標達成していた気分だけど、今日はまだまだ先が長いのです笑
白馬岳直下の急斜面は、下りでザイルを結びました
初心者は怖すぎたので後ろ向きで慎重に…笑
あまりに素晴らしい眺めに目標達成していた気分だけど、今日はまだまだ先が長いのです笑 白馬岳直下の急斜面は、下りでザイルを結びました 初心者は怖すぎたので後ろ向きで慎重に…笑
白馬岳・小蓮華山 圧倒的なスケール
人間ってなんてちっぽけなんだ
圧倒的なスケール 人間ってなんてちっぽけなんだ
白馬岳・小蓮華山 雪倉岳避難小屋到着!
うっすらとしたハロ、そして環水平アーク!
やぁ、綺麗です
雪倉岳避難小屋到着! うっすらとしたハロ、そして環水平アーク! やぁ、綺麗です
白馬岳・小蓮華山 このあたりは雪が少なく、岩場ザレ場のアイゼン歩行の練習地帯
このあたりは雪が少なく、岩場ザレ場のアイゼン歩行の練習地帯
白馬岳・小蓮華山 歩きにくいし足裏に響いて痛いけど、景色が背中を押してくれる
歩きにくいし足裏に響いて痛いけど、景色が背中を押してくれる
白馬岳・小蓮華山 振り返って辿ってきた道。
一番とんがっているのが旭岳(こちらは登れない山らしい)、その左手がさっきまでいた白馬岳、そして小蓮華岳。
こんなに歩いてきたのか!
振り返って辿ってきた道。 一番とんがっているのが旭岳(こちらは登れない山らしい)、その左手がさっきまでいた白馬岳、そして小蓮華岳。 こんなに歩いてきたのか!
白馬岳・小蓮華山 遠方に妙高・燧。
爆風で結構寒い!
この時点で結構へろへろしてきてます笑
今日の宿はここを少し降りたところで。
遠方に妙高・燧。 爆風で結構寒い! この時点で結構へろへろしてきてます笑 今日の宿はここを少し降りたところで。
白馬岳・小蓮華山 ここまで岩場ザレミックス地帯を降り、トラバースを何度も繰り返しました
途中腐った雪の斜面で足元崩れ、あわや滑落しそうになってひやひや。
なんとか停止して這い上がれてよかった…
本日はここで幕営します
今日も雲海が美しい
ここまで岩場ザレミックス地帯を降り、トラバースを何度も繰り返しました 途中腐った雪の斜面で足元崩れ、あわや滑落しそうになってひやひや。 なんとか停止して這い上がれてよかった… 本日はここで幕営します 今日も雲海が美しい
白馬岳・小蓮華山 振り返って。
脳みそに酸素が行ってない感じがしてふらふら~!
テント設営して、食欲ないながらも頑張って食べる。
でも今日はとても天気が良く、開けたテントの入口ごしに山々と雲海が見えて本当にきれい
この日はメインテントで5人、雨音も雪の気配も感じることなく、静かな夜を過ごしました
振り返って。 脳みそに酸素が行ってない感じがしてふらふら~! テント設営して、食欲ないながらも頑張って食べる。 でも今日はとても天気が良く、開けたテントの入口ごしに山々と雲海が見えて本当にきれい この日はメインテントで5人、雨音も雪の気配も感じることなく、静かな夜を過ごしました
白馬岳・小蓮華山 おはようございます!
3日目の朝になりました。
今日は昼前ころから天気が崩れる予報。
2時半起き4時半出発で5時間ほど行動予定です
とりあえず目標は『朝日岳を越える』こと!
ちなみにこの朝日岳への登りが山行中一番まとまった急斜面、色々な歩き方をしながらごまかしますが、ふくらはぎへの負荷がすごい笑
おはようございます! 3日目の朝になりました。 今日は昼前ころから天気が崩れる予報。 2時半起き4時半出発で5時間ほど行動予定です とりあえず目標は『朝日岳を越える』こと! ちなみにこの朝日岳への登りが山行中一番まとまった急斜面、色々な歩き方をしながらごまかしますが、ふくらはぎへの負荷がすごい笑
白馬岳・小蓮華山 ふぃ~。登り切りました。しんどかった!
ガッスガスで視界があまりききません
天気が悪いのは残念だけど、おかげで春合宿中は冬毛の雷鳥さんを4度ほど見かけてハッピー!
この日もつがいの雷鳥さん、すーっと目の前を横切っていきました
尾っぽをぴこっとあげてて本当にかわいかった…!
ふぃ~。登り切りました。しんどかった! ガッスガスで視界があまりききません 天気が悪いのは残念だけど、おかげで春合宿中は冬毛の雷鳥さんを4度ほど見かけてハッピー! この日もつがいの雷鳥さん、すーっと目の前を横切っていきました 尾っぽをぴこっとあげてて本当にかわいかった…!
白馬岳・小蓮華山 GPSを頼りに山頂、到着!
ベンチもあって、きっと夏山シーズンに来ても素晴らしいところでしょう
ちなみに栂海新道は、故・小野健さんの「さわがに山岳会」が1966年から抜開を始め、1971年に全線開通した道。
設立当初は、会員たったの7名の山岳会でした。
2021年、栂海新道開通50周年だったんだ!
ニアミスだなあ、去年歩いていたらまた感動もひとしおだったでしょう
GPSを頼りに山頂、到着! ベンチもあって、きっと夏山シーズンに来ても素晴らしいところでしょう ちなみに栂海新道は、故・小野健さんの「さわがに山岳会」が1966年から抜開を始め、1971年に全線開通した道。 設立当初は、会員たったの7名の山岳会でした。 2021年、栂海新道開通50周年だったんだ! ニアミスだなあ、去年歩いていたらまた感動もひとしおだったでしょう
白馬岳・小蓮華山 当初の予定は犬ヶ岳の栂海山荘泊でしたが、こんな感じの視界になってしまったので、今日はもう少しだけ進んで樹林帯横でテントを張ります
当初の予定は犬ヶ岳の栂海山荘泊でしたが、こんな感じの視界になってしまったので、今日はもう少しだけ進んで樹林帯横でテントを張ります
白馬岳・小蓮華山 栂海新道の看板がある、吹上のコルです!
『↑ツガミ』『↑日本海』の赤文字にわくわく
現在は、小野さんの意思を引き継いだ地元のカタクリクラブと栂海岳友会、そしてドンガラ山の会や栂海山遊同人など協力団体が整備してくださっているそうです。
まだ午前9時でしたが、以降は広かったり嫌な場所が続くので、この先の鞍部で幕営。
安全第一です
お昼過ぎまで宴会、お昼には非常食のカレーメシと炊き込みご飯2袋を全員で少しずつ分けて食べ、14時過ぎから夜ご飯の準備をして寝るという驚きのスケジュール笑
普段は食前食後にお茶を沸かしてるけど、この日はそれに加えて珈琲を飲んだり白湯を飲んだりと沢山水分をとりました笑
栂海新道の看板がある、吹上のコルです! 『↑ツガミ』『↑日本海』の赤文字にわくわく 現在は、小野さんの意思を引き継いだ地元のカタクリクラブと栂海岳友会、そしてドンガラ山の会や栂海山遊同人など協力団体が整備してくださっているそうです。 まだ午前9時でしたが、以降は広かったり嫌な場所が続くので、この先の鞍部で幕営。 安全第一です お昼過ぎまで宴会、お昼には非常食のカレーメシと炊き込みご飯2袋を全員で少しずつ分けて食べ、14時過ぎから夜ご飯の準備をして寝るという驚きのスケジュール笑 普段は食前食後にお茶を沸かしてるけど、この日はそれに加えて珈琲を飲んだり白湯を飲んだりと沢山水分をとりました笑
白馬岳・小蓮華山 おはようございます!
4日目の朝がきました。
素晴らしい夜明けの気配。
昨日もあまり行動時間がとれなかったため、2日目に続いて本日もたくさん歩く予定です。
なんたって…白鳥小屋までが目標!遠い!遠すぎる!大丈夫かわたし!?
おはようございます! 4日目の朝がきました。 素晴らしい夜明けの気配。 昨日もあまり行動時間がとれなかったため、2日目に続いて本日もたくさん歩く予定です。 なんたって…白鳥小屋までが目標!遠い!遠すぎる!大丈夫かわたし!?
白馬岳・小蓮華山 でも、満点の星空の元起きだしてきてさっさと出立準備をする頃には、今日の天気の良さと稜線歩きにわくわく
でも、満点の星空の元起きだしてきてさっさと出立準備をする頃には、今日の天気の良さと稜線歩きにわくわく
白馬岳・小蓮華山 今日は朝からラッセル、ラッセル
深くて脹脛くらいなのでそんなにつらくありません
今日は朝からラッセル、ラッセル 深くて脹脛くらいなのでそんなにつらくありません
白馬岳・小蓮華山 黎明の光が
黎明の光が
白馬岳・小蓮華山 うつくしい、って言葉じゃ足りないんだけど
うつくしい、って言葉じゃ足りないんだけど
白馬岳・小蓮華山 それ以上の言葉を持ち合わせていないことが歯がゆい
それ以上の言葉を持ち合わせていないことが歯がゆい
白馬岳・小蓮華山 ずっと歩いていられたらいいのに
ずっと歩いていられたらいいのに
白馬岳・小蓮華山 栂海新道の山頂名はこんな感じに型抜きで刻まれていて、とっても素敵!
景色が透けて見えるのがいい~~たまらん~~
栂海新道の山頂名はこんな感じに型抜きで刻まれていて、とっても素敵! 景色が透けて見えるのがいい~~たまらん~~
白馬岳・小蓮華山 早朝の雪山は何度歩いてもため息が出る美しさです
早朝の雪山は何度歩いてもため息が出る美しさです
白馬岳・小蓮華山 黒岩山に向けて、夢見心地で歩く
黒岩山に向けて、夢見心地で歩く
白馬岳・小蓮華山 雲海と、光と影のコントラストに何度もすごい、とつぶやいてしまう
雲海と、光と影のコントラストに何度もすごい、とつぶやいてしまう
白馬岳・小蓮華山 そしてこの快晴です!
かみさまありがとう…(涙)
そしてこの快晴です! かみさまありがとう…(涙)
白馬岳・小蓮華山 景色に夢中になっていて、気づいたらラッセルマシーンになってた
パーティーから離れすぎやろがい
景色に夢中になっていて、気づいたらラッセルマシーンになってた パーティーから離れすぎやろがい
白馬岳・小蓮華山 アヤメ平で休憩
夏にはお花畑と池塘とで天国のような美しさだそうです
アヤメ平で休憩 夏にはお花畑と池塘とで天国のような美しさだそうです
白馬岳・小蓮華山 MMが後姿を撮ってくれてた~~!
この、果てしない自然の中にぽつんとした感じって、ものすごくよくないですか!?いいですね(断定)
MMが後姿を撮ってくれてた~~! この、果てしない自然の中にぽつんとした感じって、ものすごくよくないですか!?いいですね(断定)
白馬岳・小蓮華山 この合宿中、雪質がパウダー、ざらめ、くされ、クラストと少し歩くだけでどんどん変わっていくのが本当に面白いです
この合宿中、雪質がパウダー、ざらめ、くされ、クラストと少し歩くだけでどんどん変わっていくのが本当に面白いです
白馬岳・小蓮華山 黒岩平で休憩
ここも「花の楽園」だそうです
これからサワガニ山、犬ヶ岳と歩き、問題なければ予定通り山田さんオススメの白鳥小屋まで行こうという話に
黒岩平で休憩 ここも「花の楽園」だそうです これからサワガニ山、犬ヶ岳と歩き、問題なければ予定通り山田さんオススメの白鳥小屋まで行こうという話に
白馬岳・小蓮華山 黒岩山から振り返ると、歩いてきた道がくっきり。
雪山は好きにルートどりが出来るからいいですね
黒岩山から振り返ると、歩いてきた道がくっきり。 雪山は好きにルートどりが出来るからいいですね
白馬岳・小蓮華山 犬ヶ岳に向かいます
犬ヶ岳に向かいます
白馬岳・小蓮華山 あれなるは小滝駅へ通ずる小滝川であろうか
だんだんと雪がなくなっていくグラデーションが、とても綺麗です
あれなるは小滝駅へ通ずる小滝川であろうか だんだんと雪がなくなっていくグラデーションが、とても綺麗です
白馬岳・小蓮華山 犬ヶ岳周辺は左右切れ落ちた痩せ尾根がおおく、ザレや岩や木の枝の露出した夏道をアイゼンで行くのでかなり神経を使いました
(筋やクラックが入っていたり雪庇が崩れかけていたりで、雪面は回避したため)
犬ヶ岳周辺は左右切れ落ちた痩せ尾根がおおく、ザレや岩や木の枝の露出した夏道をアイゼンで行くのでかなり神経を使いました (筋やクラックが入っていたり雪庇が崩れかけていたりで、雪面は回避したため)
白馬岳・小蓮華山 こんな鎖場がいくつもあって、
もう、アイゼンで歩くのが怖い怖い…!
ゆっくりでもとにかく慎重にを心がけてそろそろと歩く
こんな鎖場がいくつもあって、 もう、アイゼンで歩くのが怖い怖い…! ゆっくりでもとにかく慎重にを心がけてそろそろと歩く
白馬岳・小蓮華山 振り返れば、もう遥か遠くに白馬岳が。
すごいなあ、こんなに歩いてきたんだ…
振り返れば、もう遥か遠くに白馬岳が。 すごいなあ、こんなに歩いてきたんだ…
白馬岳・小蓮華山 だいすきな稜線、見放題!!
なんて贅沢なんだぁ
だいすきな稜線、見放題!! なんて贅沢なんだぁ
白馬岳・小蓮華山 犬ヶ岳!…でも、例の型抜き山頂標識は撮る余裕なく笑
犬ヶ岳、菊石山や白鳥山では、中生代ジュラ紀(約2億年前)の地層が横たわっているそうです
きょ、恐竜の…時代…
植物の化石やアンモナイトの化石も見られるみたい。
いやぁ…夏にも歩きたい道ですね
犬ヶ岳!…でも、例の型抜き山頂標識は撮る余裕なく笑 犬ヶ岳、菊石山や白鳥山では、中生代ジュラ紀(約2億年前)の地層が横たわっているそうです きょ、恐竜の…時代… 植物の化石やアンモナイトの化石も見られるみたい。 いやぁ…夏にも歩きたい道ですね
白馬岳・小蓮華山 少し下って栂海山荘(避難小屋)、到着!
体力ゲージ残り40%くらいですが、明日の自分のために白鳥小屋まで頑張って歩くぞー!
白鳥小屋は山友さんにもいい小屋だと聞いてたので、楽しみにしてました
奥に見えているのは、白鳥小屋への稜線
結構アップダウンあるな…知ってたけど…
栂海山荘~白鳥小屋間は笑えるくらい(というか笑うしかない)アップダウンを繰り返す核心部です笑
少し下って栂海山荘(避難小屋)、到着! 体力ゲージ残り40%くらいですが、明日の自分のために白鳥小屋まで頑張って歩くぞー! 白鳥小屋は山友さんにもいい小屋だと聞いてたので、楽しみにしてました 奥に見えているのは、白鳥小屋への稜線 結構アップダウンあるな…知ってたけど… 栂海山荘~白鳥小屋間は笑えるくらい(というか笑うしかない)アップダウンを繰り返す核心部です笑
白馬岳・小蓮華山 夏道と雪道を行ったり来たり。
カタクリやイワウチワ、ショウジョウバカマなどのお花に癒される~~
夏道と雪道を行ったり来たり。 カタクリやイワウチワ、ショウジョウバカマなどのお花に癒される~~
白馬岳・小蓮華山 「ヒェ…」
地図の等高線を見てすごそうだなと思っていたけど、下駒ヶ岳への登りはもはや垂直に見える
こっ…えっ…どっ…どこ登るというの???
写真じゃ伝わらないのが歯がゆいー!
ひたすら急登を耐え忍び、その後の白鳥山直下でも苦しみ、
「ヒェ…」 地図の等高線を見てすごそうだなと思っていたけど、下駒ヶ岳への登りはもはや垂直に見える こっ…えっ…どっ…どこ登るというの??? 写真じゃ伝わらないのが歯がゆいー! ひたすら急登を耐え忍び、その後の白鳥山直下でも苦しみ、
白馬岳・小蓮華山 ようやっとたどり着いた山頂、泣くかと思いました笑笑
もう、無心でとにかく
足を!
足を前に出せ!
出せ!
出すんだ!
って感じだった…!
やったああああ~~~(涙目)
へろへろなワタクシと握手してくれた山田さん、『よく頑張ったと思うよ』の言葉にへにゃへにゃの顔でなんとか押し出した言葉は
「ありがとうございました…(虫の息)」
ようやっとたどり着いた山頂、泣くかと思いました笑笑 もう、無心でとにかく 足を! 足を前に出せ! 出せ! 出すんだ! って感じだった…! やったああああ~~~(涙目) へろへろなワタクシと握手してくれた山田さん、『よく頑張ったと思うよ』の言葉にへにゃへにゃの顔でなんとか押し出した言葉は 「ありがとうございました…(虫の息)」
白馬岳・小蓮華山 それでも喉元過ぎればなんとやら
それでも喉元過ぎればなんとやら
白馬岳・小蓮華山 日本海に反射する太陽の光に目を奪われ
日本海に反射する太陽の光に目を奪われ
白馬岳・小蓮華山 標高が下がるにつれ白から青、そして緑へと変化する稜線にため息をついて
標高が下がるにつれ白から青、そして緑へと変化する稜線にため息をついて
白馬岳・小蓮華山 避難小屋の屋上に登って、充実感に浸りました
避難小屋の屋上に登って、充実感に浸りました
白馬岳・小蓮華山 小屋内はこんな感じ!
とってもきれいだし、細引きで物干しが出来るし、階段上の桟には緩衝材が貼ってあって。
とっても大切に管理されている小屋なんだな、と感じられます
小屋内はこんな感じ! とってもきれいだし、細引きで物干しが出来るし、階段上の桟には緩衝材が貼ってあって。 とっても大切に管理されている小屋なんだな、と感じられます
白馬岳・小蓮華山 入口から。
当初、3,4泊目が避難小屋泊だったのが3泊目がテントとなったので、もう本当に久々の『建物』に感動している
アイゼンは外に、
ピッケル、ワカン、ハーネス、靴、スパッツとレインウェアは1階で干して。
入口から。 当初、3,4泊目が避難小屋泊だったのが3泊目がテントとなったので、もう本当に久々の『建物』に感動している アイゼンは外に、 ピッケル、ワカン、ハーネス、靴、スパッツとレインウェアは1階で干して。
白馬岳・小蓮華山 日本海に沈みゆく夕日が眩しくて、明日はあそこまで降りていくんだなって、シンとした不思議な気持ちに。
頑張ったなあ
宿泊させていただいたのは2階。
夕方からなんと雷雨となり、霙となり、雹が降り。
避難小屋泊でよかったああああ!な日でした。
夜には止んだので、ほっとした(お手洗い的な意味で)笑
今宵は祭りじゃ!
ランタン祭りじゃーー!
最後の夜なのをいいことに、細引きに吊るしたCarry the Sunの電池を豪華に使いました笑
残ったお酒やおつまみ、紅茶やお茶、珈琲まで大盤振る舞いの大放出パーリィナイッ
疲れもピークだったのでうとうとしましたが、たのしい夜でした
日本海に沈みゆく夕日が眩しくて、明日はあそこまで降りていくんだなって、シンとした不思議な気持ちに。 頑張ったなあ 宿泊させていただいたのは2階。 夕方からなんと雷雨となり、霙となり、雹が降り。 避難小屋泊でよかったああああ!な日でした。 夜には止んだので、ほっとした(お手洗い的な意味で)笑 今宵は祭りじゃ! ランタン祭りじゃーー! 最後の夜なのをいいことに、細引きに吊るしたCarry the Sunの電池を豪華に使いました笑 残ったお酒やおつまみ、紅茶やお茶、珈琲まで大盤振る舞いの大放出パーリィナイッ 疲れもピークだったのでうとうとしましたが、たのしい夜でした
白馬岳・小蓮華山 おはようございます!
ついに最終日、5日目の朝です。
夜は驚くくらいぐっすり眠れて、めちゃくちゃ元気になってました笑
ここ数日、横たわってまどろむくらいの睡眠(ともいえない睡眠)でも平気で行動出来てたけど、やっぱりよく眠るとパフォーマンスいいなぁ
筋肉痛も痛いところもなし、ウン、最後の日にふさわしい調子です♪
正面に見えるは日本海、今日はいよいよ海抜0メートルに降り立ちます!
おはようございます! ついに最終日、5日目の朝です。 夜は驚くくらいぐっすり眠れて、めちゃくちゃ元気になってました笑 ここ数日、横たわってまどろむくらいの睡眠(ともいえない睡眠)でも平気で行動出来てたけど、やっぱりよく眠るとパフォーマンスいいなぁ 筋肉痛も痛いところもなし、ウン、最後の日にふさわしい調子です♪ 正面に見えるは日本海、今日はいよいよ海抜0メートルに降り立ちます!
白馬岳・小蓮華山 最後まで目を離せない、白から緑へ変わる世界
最後まで目を離せない、白から緑へ変わる世界
白馬岳・小蓮華山 白馬岳ではちっぽけだった海。
いまとなっては視界を埋め尽くすほどの大きさです
白馬岳ではちっぽけだった海。 いまとなっては視界を埋め尽くすほどの大きさです
白馬岳・小蓮華山 遠くに親不知の港も見える!
ここからは雪から顔を出すブナの木立の間をどんどん下って、
遠くに親不知の港も見える! ここからは雪から顔を出すブナの木立の間をどんどん下って、
白馬岳・小蓮華山 新緑の瑞々しい緑の世界に。
美しいブナ林が、とてもまぶしい。
ほんとうに綺麗です
新緑の瑞々しい緑の世界に。 美しいブナ林が、とてもまぶしい。 ほんとうに綺麗です
白馬岳・小蓮華山 港がどんどん近くなる!
いったん車道にでる坂田峠の車道でアイゼンを外し、大分歩きやすくなりました(坂田峠までは激下り)
ふきのとうもたくさん出てて可愛かった~
この旅路、白馬岳以降全く人に会っておらず、このあたりで白鳥小屋まで行くというソロ男性とすれ違ったときは
「ひ、ヒトだ…!ヒトがいるぞ…!」
という気分になりました笑
港がどんどん近くなる! いったん車道にでる坂田峠の車道でアイゼンを外し、大分歩きやすくなりました(坂田峠までは激下り) ふきのとうもたくさん出てて可愛かった~ この旅路、白馬岳以降全く人に会っておらず、このあたりで白鳥小屋まで行くというソロ男性とすれ違ったときは 「ひ、ヒトだ…!ヒトがいるぞ…!」 という気分になりました笑
白馬岳・小蓮華山 杉の大木。
御神木といってもいいくらいじゃなかろうか?何百年、生きてきたのでしょう
ちなみに、赤土・ぬかるみ・濡れた木の根と大変滑りやすい道が続くので要注意!
杉の大木。 御神木といってもいいくらいじゃなかろうか?何百年、生きてきたのでしょう ちなみに、赤土・ぬかるみ・濡れた木の根と大変滑りやすい道が続くので要注意!
白馬岳・小蓮華山 道中、熊のフンが登山道上に2ヵ所あってどきどき
道中、熊のフンが登山道上に2ヵ所あってどきどき
白馬岳・小蓮華山 破竹、熊笹の子と呼ばれるタケノコが沢山!
皮をむいて、そのまま食べられます
ちょっと青臭いけど、瑞々しいし、こりこりして美味しい~!
破竹、熊笹の子と呼ばれるタケノコが沢山! 皮をむいて、そのまま食べられます ちょっと青臭いけど、瑞々しいし、こりこりして美味しい~!
白馬岳・小蓮華山 道路を1ヵ所横断して(国道だ!と騙されないように笑)、ついに国道まで降りてきました
対岸のきらきら☆観光駐車場を雪山テント泊の重装備で歩く我々は、明らかに異質の存在です笑
『あの日焼けした顔、ピッケルに大型ザックのいで立ち…
おそらく標高2,932m、白馬岳から日本海まで降りてきた者達だ
面構えが違う』
なーんて脳内再生してほくそ笑みます。
うっふっふ
道路を1ヵ所横断して(国道だ!と騙されないように笑)、ついに国道まで降りてきました 対岸のきらきら☆観光駐車場を雪山テント泊の重装備で歩く我々は、明らかに異質の存在です笑 『あの日焼けした顔、ピッケルに大型ザックのいで立ち… おそらく標高2,932m、白馬岳から日本海まで降りてきた者達だ 面構えが違う』 なーんて脳内再生してほくそ笑みます。 うっふっふ
白馬岳・小蓮華山 駐車場のトイレわきにザックをデポして、身軽な身体でるんるん下る。
波打ち際が見えて、歓声をあげてしまった!
今日はまだまだ元気です!!
「うっ…海だぁーーーーーーーーーッ」
駐車場のトイレわきにザックをデポして、身軽な身体でるんるん下る。 波打ち際が見えて、歓声をあげてしまった! 今日はまだまだ元気です!! 「うっ…海だぁーーーーーーーーーッ」
白馬岳・小蓮華山 暫く実感わかず、海岸をうろうろ、写真をパシャパシャ、波打ち際をてくてく。
「ハッ、証拠写真撮っておかなきゃ!」
Mさんにお願いして後姿をおさめました。
そのまま遠くで心配しているであろう人々にもいそいそと写真を送信。
電波が普通に通じるって、すごいなあ。下界だ…
暫く実感わかず、海岸をうろうろ、写真をパシャパシャ、波打ち際をてくてく。 「ハッ、証拠写真撮っておかなきゃ!」 Mさんにお願いして後姿をおさめました。 そのまま遠くで心配しているであろう人々にもいそいそと写真を送信。 電波が普通に通じるって、すごいなあ。下界だ…
白馬岳・小蓮華山 やっとそわそわした気持ちが落ち着いて海を眺め、波の轟きに身を任せてみると、『あぁ…』とじんわりきました。
雪山一年生、ちゃんと歩いて、生きて降りてきたんだなあ。
『風の谷』の山田さんをはじめ、今回ともに5日間を旅したMさん、MM、BYさん、BAさん、RGさん。
心配しながら送り出してくれた大事なひとたち。
無事降ろしてくれたお山のかみさま。
そしてここまで読んでくださったSUPER ULTRA ド根気強い皆々様に、
心からの感謝を!

そして我が身体よ!
本当に頑張ったね!!
おつかれさまあああ😭🙏✨
やっとそわそわした気持ちが落ち着いて海を眺め、波の轟きに身を任せてみると、『あぁ…』とじんわりきました。 雪山一年生、ちゃんと歩いて、生きて降りてきたんだなあ。 『風の谷』の山田さんをはじめ、今回ともに5日間を旅したMさん、MM、BYさん、BAさん、RGさん。 心配しながら送り出してくれた大事なひとたち。 無事降ろしてくれたお山のかみさま。 そしてここまで読んでくださったSUPER ULTRA ド根気強い皆々様に、 心からの感謝を! そして我が身体よ! 本当に頑張ったね!! おつかれさまあああ😭🙏✨

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