活動データ
タイム
05:27
距離
8.0km
のぼり
709m
くだり
709m
活動詳細
すべて見るGWが2日間だけ休みになりました*\(^o^)/* 2日間なんてゴールデンでも何でもないですが、天気も良さそうだし、せっかくの休み無駄にするわけにはいかないので山旅に出ます! 今回のプチ遠征は愛知県! なぜか今まで愛知県の山に縁がなかった。しかも3月の連休に静岡県に富士見登山に行ってしまったので、ダッシュボードの白地図の愛知県が、謎の空白地帯みたいになってしまいました(^_^;)空白地帯を青く塗りつぶすべく、愛知県に向かうことにします! …で、どこの山に行くか?心配ご無用!相互フォローのフォロワーさん、愛知県在住のにゃン子さんに勧めていただいた山がある! 山の情報はネットなんかでも調べますが、地元の方の口コミの方が確か。信頼できるフォロワーさんの推し山なら間違いありません!…というわけで、奥三河の名勝、鳳来寺山に登ることにします(^^) 鳳来寺山は愛知県新城市に位置し、天竜奥三河国定公園に含まれ、国の名勝、天然記念物にも指定されている。山腹には鳳来寺があり、コノハズクの棲息地や紅葉の名所としてもよく知られています。豊かな自然や展望にも恵まれた山であり、新日本百名山にも選定されています。 夜走りで車を走らせ5:05に無料の笠川駐車場に到着。門谷のおかめ茶屋の前の駐車場と言えば、地元の方は大抵わかるとか…(^_^;)自宅からは3時間ちょい。意外と時間はかかりませんでした。奈良の山奥や、兵庫の山奥でも、もっと時間がかかることはありますからね。 20台ほど止められる駐車場でトイレもありますが、参拝客も利用するので、休日にはすぐに満車になるようです。参道を500mほど入った先に広い有料駐車場もあります。 準備を済ませ5:40に出発。天気はいいけど、めちゃくちゃ寒いです! まずは参道を歩いて鳳来寺を目指すわけなんですが、干支の石彫像があったり、門跡があったり、弁天様やらお不動様やら石像やら石仏やら、花も咲いてるし、歌碑や句碑も多い…もう見どころが多すぎて全く進みません!(>_<) 一つ一つに立ち寄り、説明板を読み、写真を撮る…こりゃ鳳来寺に辿り着くのにどれだけ時間がかかるか全くわからんな(^_^;)それにしてもなにかと勉強になりますなー! 6:20、鳳来寺の入り口に到着。ここから先は鳳来寺の境内。殺生禁断です! さあ、いよいよ鳳来寺名物、1425段の石段上りです! 段数だけ聞くと尻込みしそうですが、少なからず登山の経験のある方なら、それほど厳しい石段上りではありません。感覚的には岩場の斜面を登って行くのと大差ないように感じます。ペース配分も技術的なことに関しても、ほぼ岩登りの経験を転用できるので、安全な分石段の方が楽かもしれません。 石段が多少急になっても、もっと急な岩登りをたくさんしてきましたからね!それにこう言うと変態扱いされますが、階段は決して嫌いではありません(^^) 境内に入ると辺りは神聖な雰囲気に包まれます。静かな森…古杉の中を続く石段のなんと美しいことか。 そんな森の奥に朱塗りの門が見えました!仁王門です。 門を越えると石段沿いには数えきれないほどのお堂の跡があります。全盛期の鳳来寺の繁栄が偲ばれます。 石段は始めは穏やかな傾斜ですが、中頃からは急な傾斜になります。頑張って登りましょう! あれこれ眺めながら、7:00に鳳来寺本堂に到着です*\(^o^)/* まだ開帳してませんが、お参りをしておきましょう。 奥の院に向かい本堂横の階段を登って山頂を目指します。利修仙人の石像を過ぎて緑の鉄階段が現れる辺りから、ようやく本格的な登山道となります。 厳しい上りもありますが、本当に急なところ、危険なところには程よく人の手がかけられていて、とても安全に気持ちよく登れる登山道です。 岩が多いので気になります。この山の成り立ちは火山活動なので、やはり火成岩が多いですね。上りのルートは安山岩が多いのかな?火山砕屑岩も多いですね。火山礫凝灰岩か安山岩質の凝灰岩みたいです。深成岩の花崗閃緑岩もあるようですね。多彩な地質です。面白い(^^) 風が吹くと少し寒いですが、あれこれと興味の尽きない登山道を楽しく歩いているうちに鳳来寺山山頂に到着しました*\(^o^)/*時刻は7:45。出発してからおよそ2時間5分、本堂からはおよそ45分です。 山頂はそれほど広くはありません。木々に囲まれ展望もありませんが、ピークはもちろん、少し下がったあたりにもいくつかのベンチが設置してありますので、ゆっくり休憩できそうです。 10分ほど先を進んだところにある瑠璃山辺りの展望がよいということなので、瑠璃山へ向かうことにします。 この鳳来寺山と瑠璃山を結ぶルート上では、ギンリョウソウをたくさん見つけることができました。好きなんですよ、ギンリョウソウ。キモかわいい!(≧∀≦) 急な階段を登り詰めた左側に展望の良さそうな大きな岩があったので、登ってみることにします。 ザックとポールをデポして岩に取り付く。足場もしっかりしているし、ホールドの効く手掛かりもあるのでなんの苦もありません。 狭い岩の上からの眺めはまさに絶景!東側には南アルプスの山並みが一望できます。北側近くには宇連山。南側も開けています。 テンション爆上がりで足取りも軽い!先へと進みます。 開けた岩稜帯を歩き、鉄階段を下って上る…ここでふと気づく。あれ?もう10分くらい経ってね? YAMAPで位置を確認。あっちゃー!テンション上がり過ぎて瑠璃山のピーク通り過ぎてるやん!(>_<) Uターンします(^_^;)でも結局瑠璃山のピークがわからなかった。後で確認したところ、よじ登った岩が瑠璃山のピークらしい。山頂標示も何もありませんが(どこかにあるらしいです)、とりあえず瑠璃山のピークを踏めてよかった(^-^) 8:15、鳳来寺山まで戻ってきました。人も少ないので山頂で食事することにします。展望はありませんが静かな森の山頂で英気を養いましょう!(^^) 8:50、休憩を終えて山行再開です。天狗岩から鷹打場を目指します。 緩やかなアップダウンを繰り返しながら進むことおよそ20分。天狗岩に到着です*\(^o^)/* 特に巨岩があるわけではありません。展望のいい岩場に東屋があります。ここからは南側の景色を楽しめる。遠くに三河の街が見えています。標高は低いのに高度感をすごく感じます。 先へと進みます。この辺りは岩稜帯で岩が多い。その中に見慣れぬ黒い岩を発見!調べてみるとこれが松脂岩のようです。流紋岩質の松脂岩です。 岩稜の多くを占めているのは流紋岩ですね。相変わらずめちゃくちゃフリクションの効く岩です(^^) それから5月といえばメイグリーン !! 山のあちらこちらに鮮やかな新緑が輝いています!ちまたではグリーンシャワーなどと言うそうですが、私はやっぱりこのメイグリーン と言う言葉にこだわっていきたいですね。5月の山が一番好きですから!( ´ ▽ ` ) 東海自然歩道に出合ったら、本線を右に進まずに、反対の左に進んで鷹打場に向かいます。天狗岩からおよそ25分、行き止まりの岩場の先端が鷹打場です。 先は絶壁なので素晴らしい展望です!今日一の大展望ですね(^^) 南アルプスの山々も一望できますし、南側の山並みもたっぷりと堪能できます。いやー、素晴らしい!来てよかったぁ!しみじみと喜びを噛み締めます。しばし休憩☆ 鷹打場から少し戻ったら東海自然歩道の本線を歩いて東照宮へと向かいます。自然歩道はよく整備された歩きやすい道。ここまで来ればもう難路はありません。 眼下の木々の間に社殿の屋根が見えてきました。鷹打場からおよそ25分、鳳来山東照宮に到着です*\(^o^)/* 私の歴史好きは古代史専門なので江戸時代のことなどさっぱりわかりませんが、東照宮というからには家康を祀っているのかな?とりあえずお参りを。 この辺りまで戻ってくると、一般の観光客、参拝客の方がたくさんおられます。山から俗世に戻ってきたな、という感じ(^_^;)まあこれはこれで賑やかで楽しい気分になりますけど☆ 東照宮からおよそ10分ほどで鳳来寺本堂です。ここからは朝歩いてきた道を戻ることになります。今度は1400余段の石段を下らなければなりません!下りの方が危険ですし、一般のお客さんがたくさんおられるので注意して行きましょう!下りも岩場下りの技術を応用すれば、特に難しいことはないですし、疲れることもありません。 新緑に映える仁王門を通過し、本堂からおよそ20分、お寺の入り口まで戻ってきました(^^) ここからは表参道をのんびりと歩いて駐車場まで戻ります。朝は開いてなかった花がたくさん咲いてます! お寺の入り口からおよそ30分、無事に駐車場まで戻ってきました*\(^o^)/* 当然ですが駐車場は満車!ひっきりなしに車がやって来る。頑張ったご褒美に、おかめ茶屋で五平餅をいただきます(^^) ちょうど今から焼くということだったので、店先でしばし休憩。あー、いい山だったなぁ…などと思ってるうちに五平餅が焼き上がる。 お!デカいね!しゃもじくらいあるぞ。ベタ甘ではなく、大人の五平餅って感じですね。今日は食事が軽めだったし、熱いけど美味いわ(^-^) 久しぶりのプチ遠征!下山後の楽しみと言えば温泉とラーメンだぁ! 本日の下山即温泉は湯谷温泉の「ゆ〜ゆ〜ありいな」。車移動は20分ほど。 内湯も露天も充実していますが、ちょっとお湯が熱いかなぁ…ぬる湯好きなので、あんまり長く浸かれなかった。露天風呂で半身浴してたら、風吹いて寒いし!(>_<)ぜひぬるいお湯をお願いします。 湯谷温泉から車で20分ほど移動して、新城ICの近くまで戻ってきました。目的は「道の駅もっくる新城」。この道の駅の中に「奥三河製麺」というとってもジビエなラーメン屋さんがあるんです(^^) 快晴のGWの人気の道の駅。大渋滞してたら諦める覚悟で行ってみました。入場待ちの車列が多少あるものの、何とかぬるぬると入場に成功。大変な賑わいです! みんな楽しそうですね!なにせ3年ぶりのコロナの規制の無いGWですから。 奥三河製麺に突入!お目当ては新城名物猪ラーメン!それに温玉鹿カレー小をプラスしたジビエ祭りメニューをオーダーしました(^^) 猪ラーメンは少し甘めの醤油味のスープ。椎茸を甘辛く炊いたのがトッピングされているので、その甘さもあるのかな?それに揚げた香味野菜とネギ。なんか臭み消しに必死な感じが伺えますが、イヤな獣臭は全くありません。もちろん猪肉もたっぷり乗ってます(^^) はっきり言ってなかなか美味しいです!猪肉は脂の少ない部位を使っているので、肉の味がしっかりしてます。洗練された豚肉などとは違い、野生味あふれるワイルドな肉ですね。意外と椎茸や揚げ野菜とのマッチングもよい。 鹿カレーは甘めのカレーに温玉なので、かなりマイルドな味わいになってます。玉ねぎが多いのでさらに甘く感じます。鹿肉もしっかり入ってますよ!ヘルシーカレーです。 このお店には数量限定の熊ラーメンというのもあるんですが、こちらはなかなかパンチの効いた獣感ということで、今回は遠慮しました(^_^;)興味のある方はぜひ食べてみてください。 ラーメン+カレーで大満足の大満腹!あとは大阪に帰るだけ…と、言いたいところなんですが… 実は!今回の愛知県プチ遠征、これで終わりではないんです!…とその前に鳳来寺山の総括を。 鳳来寺山…これは掛け値なしにいい山です! 見どころも展望も申し分ありません。鳳来寺への参道を歩くのも楽しいし、1425段の石段…神聖な森の中を延々と続く石段…一段登るごとに穢れが払われていくような、そんな気持ちにさえなってきます。古刹の素晴らしさを実感できますね。多くの歌人や俳人がここを訪れた気持ちもよくわかります。 お寺を離れ山に入ってもその素晴らしさは変わりません。 この山の良さは人の手の入れ具合が絶妙な加減でいいところですかね?本当に危険なところ、急なところに、必要最低限の手入れがされているんですが、とても自然とよく調和している。それがまたいい。 展望の多い山ではありません。展望は瑠璃山辺り、天狗岩、鷹打場になりますが、その展望が抜群に素晴らしいんです!まさに息を飲むような絶景です。 では展望地以外はつまらないのかというと、そんなことはありません。豊かな自然…木々も、花も、土も、岩も、その全てが素晴らしい。飽きることなどありません。じっくりと自然と向き合い、ゆっくりと山と対話のできる…奥深い楽しみを実感できる山の一つです。 この山を新日本百名山に選出した選者のセンスに脱帽です。 素晴らしい豊かな自然…コノハズクが棲み着くわけがよくわかります。そしてこの信仰の山で毎夜「仏法僧」と鳴くんですね。なんて素敵なんでしょう! 本当の山好きが、本物の山をじっくり楽しむための山…標高でもなく、展望だけでもない、本当の山の素晴らしさ…それをしっかりと感じることのできる山…それが鳳来寺山でした。 この山を勧めていただいたにゃン子さんに、この場を借りて改めてお礼を言いたい。ありがとーございましたm(_ _)m もう少しだけお付き合いを! 先程今回の愛知県プチ遠征にはまだ続きがあると申し上げました。そのために少し移動します(^^) もっくる新城から車で45分ほど、設楽町の「道の駅したら」へ向かいます。 道の駅したらはちょうど1年ほど前にできた新しい道の駅です。旧田口鉄道の車両が展示してあるのが目をひきます。鉄ヲタにはたまらないご馳走でしょう!郷土資料館も併設されています。 ここも人気の道の駅なので、一旦臨時駐車場に車を入れる。17時に店舗は閉店。一気に車が少なくなったところで、施設の駐車場に移動。今日はここで仮眠を取ることにします。隣がコンビニなのもありがたい! …で、今回の愛知県プチ遠征の続きは何かというと… それは次回の活動日記で!(^-^)/
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。