乗鞍岳BC(乗鞍高原ピストン)

2022.04.17(日) 日帰り

活動データ

タイム

04:55

距離

9.5km

のぼり

1236m

くだり

1091m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 55
休憩時間
1 時間
距離
9.5 km
のぼり / くだり
1236 / 1091 m
3 34
1
1
49

活動詳細

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今回の週末は乗鞍岳。 【目的】 ①山梨・長野方面遠征の最適解模索 東京でクルマを持つのは維持費がバカにならないので、当方泣く泣く愛車を手放しました。代わりに交通手段が豊富なので、それらを駆使した山を検討したいと思っておりました。特に、山梨・長野方面への利便性が比較的高いところに引っ越したので、これからはそちらにお邪魔すること増えそうですし色々試したいなと。山スキーともなると何かと荷物も多くなってしまうので、果たしてクルマなしでも太刀打ちできるかの練習も兼ねてです。 ②アルプスを見る ①と被りますが、せっかくアルプスが近くなったので、行きたくてウズウズしてました笑。乗鞍岳は北アルプスには属さない(個人的には安房峠までが北アルプス)と思いますが、格好の展望台。まだ雪を抱くアルプスを見に行こうという企画でございます。 ③乗鞍岳で山スキーをする 学生時代に一度この時期の乗鞍に来たことがあるのですが、その時はスキーヤーにバンバン抜かされて悔しい思い?をしました。そのため、今回は雪辱を晴らし颯爽とスキー決めるぞと意気込んでおりました。 ④スキー納め そろそろ春も本格めいてきて、スキーも納める頃。あと1本計画はありますが実行できるかは何とも言えないので…。とはいえ前回の浅草・守門だけだとちょっと春スキー不足。というわけで乗鞍でもう1本加えて、今シーズンの山スキーは一旦締めますかという心持ちでした。 【ルート】 ルートは最もメジャーな乗鞍高原から。ピストンはちょっと物足りないですが、とはいえ3000m峰ですからね。不安要素は少ない方が心強いです。 スキー場は先々週くらいに営業終了してしまいましたが、代わりに三本滝まで除雪が進んだのでそこまで大変ではありません。登り始めで1800mありますからね。 山スキー5年目にして今さらクトーを導入したのですが、放射冷却で最初からカリカリだったので登り始めから使用。なるほどなかなか良いもんですね。ただ、稜線が近くなるとさすがにクトーも効かないウィンドクラストだったので、最後はアイゼンで。なかなか怖い登りでした。それから寝不足&高い標高で体力的にもちょっとシンドかった。昔登った時は暑かったからスキーでもガシガシ登れたのかもしれませんが、今回みたく凍結していると苦労します。スキーはスキーなりの苦労があるんですね…笑 帰りはスキーで楽々。本領発揮という感じです。ただ滑り始めはガリガリバーンで綺麗に滑るというよりはいかに安全に降りるかでゆっくり行きました。その後は段々ターンも決まるようになり、BCルートに入ってしまえばコースも明瞭なのでガンガン降ります。過去最速の3000m峰下山だったと思います。 ちなみに天気は帯状高気圧の勢力下の境目というところで非常に迷いました。白馬や上信越まで行けば確実に晴れではあったのですが、なかなか気軽なアプローチがなく登りたい山もなかったので…。SCWでは10時頃一瞬雲が薄くなる予報だったのでそこに照準を合わせましたが、本当によく晴れてくれたと思います。いや~良かった。 【アプローチ】 今回は高速バス+カーシェア。松本までだと最速はあずさなのでしょうが、ちと高い。普通列車は時間がかかるし乗り換えが面倒。というわけで特急より少し遅いくらいでずっと座っていれば着く高速バスが良いのです。Web回数券で3000円ちょいですし。ただ帰りは渋滞に巻き込まれる確率大なので要検討。 カーシェアは初の試み。レンタカーは開店時間に縛られますが、カーシェアは24時間対応なので自由度の高い計画が組めます。はじめて利用したので不慣れでしたが、なかなか良いですね。値段は燃料代含め大手のレンタカーと同じくらいか。 安く抑えるなら登山口までも車を借りずバスなのでしょうが、これまた時間の制約が大きく機動力も大きく損なうので、完全にスケジューリングができている時くらいかなぁ。 【反省点】 すみません自分用のメモです。 ①カーシェアは本当に安いのか検証 ②シガーソケット繋ぐやつはあった方がいい ③ブーツとシュラフが入る巨大なバッグがあると良い。 ④日曜登山だと21:05新宿発は遅い ⑤スキーを脱ぐ位置。上部はこの時期でも凍結しているので肩の小屋が無難。 ⑥帯状高気圧の淵は天気崩れる。 ⑦柔軟に晴天域に飛び込めるよう、行きたい計画をストックしておく。 というわけで、半信半疑で向かいましたが、良い山行でした。いろいろ学んだ点も多かったです。ただ、約束された晴れより、今回みたいなどっちに転ぶのやらみたいな天気の方が、青空覗いた時の喜びは段違いですね。時たま雲が湧いてくれたおかげでライチョウにも会えましたし(ライチョウ、猛禽類が敵なので青空の時はあまり姿を見せません)。 目的を果たせたのは嬉しいですが、やはり久々の3000m峰はなかなか感慨深いものがあります。実は先週登ろうと松本まで来たのに足が本調子でなく取りやめたので、その分の喜びもプラス。予報と睨めっこしたのも、ガリガリの凍結斜面も、障壁があるほど登頂の喜びは増していきますよね。 久々の北アルプス界隈ですが、今回の登頂で登りたい山が雪だるま式に増えました笑 これからも機会があればお邪魔したいと思います。楽しみです!

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