円山原始林、お仕事前の1時間登山。

2015.10.04(日) 日帰り Hokkaido
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活動データ

タイム

01:13

距離

4.4km

上り

244m

下り

253m

チェックポイント

活動詳細

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 札幌近郊に金・土・日の週末出張。鬼スケジュールの間隙を縫って、お仕事前の2時間で円山に朝駆け登山をして参りました。  前週の村積山山頂の「殺生石」の影響でしょうか…。下山直後から膝は痛めるわ、風邪はひくわ、玉突き事故に巻き込まれるわ(かつ第一当事者は無保険だわ)、出張前に爆弾低気圧が発生するわ(かつ出張先の北海道に居座って暴れるわ)……。 実際、出張当日のフライトは「着陸困難なら引き返す」ことが条件でしたが、無事新千歳に着陸、3日間の出張が始まったのでした。  今回の出張は朝7時台から夜22時過ぎまでスケジュールがびっしり、最終日の4日(日)も7時半にホテルを出て夕刻、フライト直前に空港に着くという鬼スケジュール。YAMAPでは出張ついでに週末登山を楽しむ方がいらっしゃいますが、真似したくても絶対に不可能な状況でした。  ……それでもあきらめきれず、出発前夜に頭を絞ってつくったのが、円山への朝駆け登山計画。ポイントは6つ! ①円山は中央区にあり、都心隣接。登山口は地下鉄駅から10分足らず。 ②標高225m、登山道も整備されているので登り下り合わせて1時間強あればOK。 ③ホテルは都心を挟んで円山の反対側だが、タクシーで15分、地下鉄と徒歩なら30分で到達できる。 ④山全体が国の天然記念物「円山原始林」。たくさんの野鳥やリスが生息。しかも熊はいない!と魅力的。 ⑤山頂からは札幌市街が一望できる! しかも東側に開けていてご来光を拝むのにぴったり! ⑥最終日の4日は朝7時半に仕事に出発。日の出は5時34分。頂上でのご来光を基本に計画を立てると、ホテル出発4時半過ぎ、ホテル帰着6時半過ぎ、つまり全行程が2時間で完了できる!  ……いける、いけるぞ!(((o(^。^")o))) 少々無謀な気もしましたが、気付けばスーツケースにトレッキングシューズとヘッドライトを忍ばせている自分が居たのでした…。  出張の最終日、4時半に暗がりの中ホテルを出る。いまだ宴たけなわ、大にぎわいのすすきの歓楽街をヤマ仕様で横切るおっちゃん(変人ですね)…。客待ちのタクシーに乗り込み円山の「八十八ヶ所登山口」を示すも「?」。「大師堂」でも通じない。登山者以外には、意外と登山口が知られていないようなので、運転手さんと二人でYAMAPをナビがわりに登山口を探して回ったのでした。  運転手さんが「たぶんこのあたりでは?」と教えてくれた公衆トイレに差し掛かった時、暗がりをウォーキングするおじさんを発見。運転手さんと二人で声をかけたら「すぐそこだから一緒に行きましょう」。やさしいなあ、札幌の人は。  晴れて登山口を見つけ登り始めたのが5時5分。山頂に着いたのが日の出直前の5時半。素晴らしいご来光を堪能してから、もうひとつの登山道で下り、円山動物園の脇から北海道神宮の境内を通り地下鉄駅へ。始発から2本目、6時20分の車両に乗り、ホテルに着いたのが6時40分頃。登山に1時間、全行程2時間少々で帰って来られました! シャワーを浴びて身支度を済ませて朝食をとり、7時半には何食わぬ顔でチェックアウト。見事、予定通りに仕事に戻ったのでした(´▽`) ホッ。  バタバタで余裕のない山行でしたが、これまで登らせてもらった低山の中でも、ナンバー1か2かという素晴らしい印象の山、決して侮れません!  ①円山原始林の迫力。ここまで素晴らしいとは! 神々しい巨木群、清々しい空気、爽やかな野鳥の声。これが地下鉄出口から10分なんて…。北海道の底力を見せつけられました。 ②眺望の凄まじさ。遠くに都心を見るのではなく眼下に街を見下ろす感じ。中央区に山を持つ大都市なんて贅沢! ③整備された登山道。といっても整備されすぎず、登山の満足感もそこそこ味わえる絶妙の味わい。  再び札幌を訪れる時、自分はシューズとヘッドライトを忘れないでしょう。それこそ1日時間があれば、隣の藻岩山や八剣山にも登ってみたい…。北海道は名だたる名山も多いが、低山も素晴らしいことを思い知りました。 PS.円山三角点タッチ以降は、体調も回復に向かっており、クルマの修理のメドも立ちました。「殺生石」を「札幌軟石」が鎮めてくれたのでしょうか…(←まだ気にしてる(笑))。

Moiwayama ウォーキングの方に教えていただいた登山コースの案内板。登山口は直ぐそこ。「自転車が置いてあるから何人かはもう登ってると思うよ」。
ウォーキングの方に教えていただいた登山コースの案内板。登山口は直ぐそこ。「自転車が置いてあるから何人かはもう登ってると思うよ」。
Moiwayama 何体もの観音様が両側に立ち並ぶ大師堂を通り抜け(暗いのでちょっと怖かった)、5時5分に登山口に到着。夜明け前で空は薄明るいものの鬱蒼と茂る樹木で足元は漆黒の闇。
何体もの観音様が両側に立ち並ぶ大師堂を通り抜け(暗いのでちょっと怖かった)、5時5分に登山口に到着。夜明け前で空は薄明るいものの鬱蒼と茂る樹木で足元は漆黒の闇。
Moiwayama 九十九折の急な坂道をヘッドライトで照らしながら登っていきます。さすが天然記念物の原始林、暗がりでも樹木の大きさ、立派さに圧倒されます。
九十九折の急な坂道をヘッドライトで照らしながら登っていきます。さすが天然記念物の原始林、暗がりでも樹木の大きさ、立派さに圧倒されます。
Moiwayama 大変な巨木が登山道に見事な根を張っております。…が、残念ながら暗くて写せませんでした。
大変な巨木が登山道に見事な根を張っております。…が、残念ながら暗くて写せませんでした。
Moiwayama 15分ほど登ると、樹間から札幌の街並みを覗くことができるポイントに到達。藻岩山と同様、都心に隣接する稀有な山であることを実感。
15分ほど登ると、樹間から札幌の街並みを覗くことができるポイントに到達。藻岩山と同様、都心に隣接する稀有な山であることを実感。
Moiwayama 登るにつれ、ヘッドライトがいらなくなってきました。気持ちのよい美しい森が徐々に姿を現して感動します。ここちよい野鳥のさえずりも響いてきます。
登るにつれ、ヘッドライトがいらなくなってきました。気持ちのよい美しい森が徐々に姿を現して感動します。ここちよい野鳥のさえずりも響いてきます。
Moiwayama 道はよく整備され大変登りやすいものの、岩場や急登もあり侮れません。荷物になったけど、トレッキングシューズを持ってきて良かったです。
道はよく整備され大変登りやすいものの、岩場や急登もあり侮れません。荷物になったけど、トレッキングシューズを持ってきて良かったです。
Moiwayama 樹種は豊富で、札幌市の解説によると麓にはカツラ、中腹にはセンノキ、エゾイタヤ、上部にはミズナラが多いとか。昼間だともっと美しい森なのでしょうね。
樹種は豊富で、札幌市の解説によると麓にはカツラ、中腹にはセンノキ、エゾイタヤ、上部にはミズナラが多いとか。昼間だともっと美しい森なのでしょうね。
Moiwayama 5時29分、山頂が見えてきました。日の出まであと5分です。
5時29分、山頂が見えてきました。日の出まであと5分です。
Moiwayama 山頂にも円山原始林の説明が。山全体が天然記念物なので火気の使用は禁止です。
山頂にも円山原始林の説明が。山全体が天然記念物なので火気の使用は禁止です。
Moiwayama この標は昭和43年建設ながら、国の天然記念物指定は大正10年とのこと。
この標は昭和43年建設ながら、国の天然記念物指定は大正10年とのこと。
Moiwayama 142年前に彫られた山神碑。明治5年に石材採掘が始まった円山で作業安全を願い彫られたものの、翌6年には一切の採掘と伐採が禁止に。碑も置き去りになり土に埋もれたが、戦後に発見され安置されたらしいです。
142年前に彫られた山神碑。明治5年に石材採掘が始まった円山で作業安全を願い彫られたものの、翌6年には一切の採掘と伐採が禁止に。碑も置き去りになり土に埋もれたが、戦後に発見され安置されたらしいです。
Moiwayama 日の出の3分前。山頂の岩場は安山岩質の溶岩で、石材を切り出した跡。街の方角に段々になっていますので、何人もの人が岩に腰掛け、絶景を堪能できます。
日の出の3分前。山頂の岩場は安山岩質の溶岩で、石材を切り出した跡。街の方角に段々になっていますので、何人もの人が岩に腰掛け、絶景を堪能できます。
Moiwayama 5時35分、札幌の夜明けです。
5時35分、札幌の夜明けです。
Moiwayama 雲間から太陽が顔を出し……。
雲間から太陽が顔を出し……。
Moiwayama 太陽は輝きを増して……。
太陽は輝きを増して……。
Moiwayama 空と街を照らしながら、太陽が登っていきます。
空と街を照らしながら、太陽が登っていきます。
Moiwayama 頂上の岩場から下を覗くと、こんな感じです。登山道の緩やかな尾根とは対照的に、街側は急峻です。
頂上の岩場から下を覗くと、こんな感じです。登山道の緩やかな尾根とは対照的に、街側は急峻です。
Moiwayama 強烈な朝日に、ビルが赤々と照らし出されています。
強烈な朝日に、ビルが赤々と照らし出されています。
Moiwayama 自分の後に、3名の方が頂上に登って来られ、札幌の夜明けを堪能していました。
自分の後に、3名の方が頂上に登って来られ、札幌の夜明けを堪能していました。
Moiwayama 三等三角点「円山2」。先週のアレの邪気払いの願いを込め、ターッチ!(三角点はそういうものではないと思いますが)
三等三角点「円山2」。先週のアレの邪気払いの願いを込め、ターッチ!(三角点はそういうものではないと思いますが)
Moiwayama 気温は9度ほど。太陽が出て温度が上がってきましたね。……は! のんびりしてたら5時45分! 名残惜しいけれど早く下山せねば!
気温は9度ほど。太陽が出て温度が上がってきましたね。……は! のんびりしてたら5時45分! 名残惜しいけれど早く下山せねば!
Moiwayama 帰りは西尾根方面へ向かいます。下るとすぐ札幌軟石で造られた「奥の院」が。札幌軟石は開拓時代、北海道の主要建造物の資材として広く使われた石材。
帰りは西尾根方面へ向かいます。下るとすぐ札幌軟石で造られた「奥の院」が。札幌軟石は開拓時代、北海道の主要建造物の資材として広く使われた石材。
Moiwayama 明るくなるに従って、森の全貌が現れてきました。
明るくなるに従って、森の全貌が現れてきました。
Moiwayama 気持ちの良い尾根道、足元には笹が茂っています。
気持ちの良い尾根道、足元には笹が茂っています。
Moiwayama 空は徐々に青く色づきはじめ、雲は淡い茜色に。美しい原始林に野鳥のさえずりが響きます。
空は徐々に青く色づきはじめ、雲は淡い茜色に。美しい原始林に野鳥のさえずりが響きます。
Moiwayama 両腕でも抱えきれない太さ。神社のご神木クラスの巨木が至るところに根を張っています。
両腕でも抱えきれない太さ。神社のご神木クラスの巨木が至るところに根を張っています。
Moiwayama このような見事な森が、政令指定都市の中央区にあるとは! 奇跡としか言えないですね。
このような見事な森が、政令指定都市の中央区にあるとは! 奇跡としか言えないですね。
Moiwayama 日中であれば、もっと綺麗に撮れるのですが…。スマホの限界ですね。
日中であれば、もっと綺麗に撮れるのですが…。スマホの限界ですね。
Moiwayama この山では、結構な確率でエゾリスやシマリスに出会えるとか。この日は急いでいたせいもあり会えませんでした。
この山では、結構な確率でエゾリスやシマリスに出会えるとか。この日は急いでいたせいもあり会えませんでした。
Moiwayama 森の中の紅葉も始まっていました。
森の中の紅葉も始まっていました。
Moiwayama 山の主のごとき巨木。…ここまで下りてきた時、なんとゾウの声が…。隣接する円山動物園の動物たちも目を覚ましたようです。
山の主のごとき巨木。…ここまで下りてきた時、なんとゾウの声が…。隣接する円山動物園の動物たちも目を覚ましたようです。
Moiwayama 麓付近まで下りると野鳥の案内板が。西尾根は北西尾根と比べて随分距離が短いです。
麓付近まで下りると野鳥の案内板が。西尾根は北西尾根と比べて随分距離が短いです。
Moiwayama 西尾根の終点。左は丸山西町口(住宅地)に出る道、右は円山動物園口を経て、スタート地点の八十八ケ所口に向かう道。右に向かいます。
西尾根の終点。左は丸山西町口(住宅地)に出る道、右は円山動物園口を経て、スタート地点の八十八ケ所口に向かう道。右に向かいます。
Moiwayama 麓をぐるりと回り、動物園の入り口方向へ進みます。
麓をぐるりと回り、動物園の入り口方向へ進みます。
Moiwayama このあたりは水が湧いているようで、道が一部ぬかるんでいますが快適に歩けます。
このあたりは水が湧いているようで、道が一部ぬかるんでいますが快適に歩けます。
Moiwayama これは桂でしょうか。一層、巨木が目立ちます。
これは桂でしょうか。一層、巨木が目立ちます。
Moiwayama ……森の息吹が聞こえてきそうです。
……森の息吹が聞こえてきそうです。
Moiwayama ……実際は、動物園の動物たちの鳴き声が賑やかに聞こえてきます(笑))。
……実際は、動物園の動物たちの鳴き声が賑やかに聞こえてきます(笑))。
Moiwayama 木の階段が見えてきました。動物園に続く木の道が杉林の中に続いています。
木の階段が見えてきました。動物園に続く木の道が杉林の中に続いています。
Moiwayama 円山川を渡り、円山動物園前に出ました。道沿いに北海道神宮方面に向かいます。
円山川を渡り、円山動物園前に出ました。道沿いに北海道神宮方面に向かいます。
Moiwayama 6時6分、ホテルを出て1時間半強、登山開始から1時間経過。開拓の神々を祀る北海道神宮を通り、地下鉄駅をめざします。
6時6分、ホテルを出て1時間半強、登山開始から1時間経過。開拓の神々を祀る北海道神宮を通り、地下鉄駅をめざします。
Moiwayama 開拓神社。北海道神宮の末社のひとつです。
開拓神社。北海道神宮の末社のひとつです。
Moiwayama 北海道神宮の大鳥居(振り返ったところ)。市街地と神宮の森との境界です。
北海道神宮の大鳥居(振り返ったところ)。市街地と神宮の森との境界です。
Moiwayama 交差点を渡りながら、ビルの間に円山を望む。札幌市民の素晴らしい財産ですねー。
交差点を渡りながら、ビルの間に円山を望む。札幌市民の素晴らしい財産ですねー。
Moiwayama タクシーの運転手さんが教えてくれた公衆トイレ。登山口(通称八十八ケ所口・北西尾根)から1分の絶妙な位置のきれいなトイレでした。
タクシーの運転手さんが教えてくれた公衆トイレ。登山口(通称八十八ケ所口・北西尾根)から1分の絶妙な位置のきれいなトイレでした。

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