西穂・ピラミッドピークまでにしたらラーメン間に合った!

2022.04.10(日) 日帰り

活動データ

タイム

06:18

距離

7.7km

のぼり

970m

くだり

977m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 18
休憩時間
1 時間 20
距離
7.7 km
のぼり / くだり
970 / 977 m
57
16
53
17
6
54

活動詳細

すべて見る

西穂高口09:09ー旧ボッカ道分岐ー西穂山荘10:08ー西穂丸山10:29ー11:40西穂独標12:21ー12:33ピラミッドピーク12:57ー13:06西穂独標13:25ー西穂丸山13:45ー13:55西穂山荘14:25ー14:42旧ボッカ道分岐ー15:04西穂高口 遠征2日目。新穂高温泉登山者用駐車場は何段にもなっているが、一番上は結構詰まっていた。薄いダウンを着て寝たので、モンベル#3でも、寒く無く眠れた。ロープウエイが動くのは8:30で、web予約してあるので急ぐ必要もない。カップラーメンを食べて、準備する。毎回、何かあっても、1日はビバークできる準備をしているが、今日は岩稜や雪稜の登下降になるので、ヘルメット、ピッケル2本、その代わりストックは1本。カラビナ、シュリンゲも用意した。アイゼンまでザックに入れると結構重い。ロープウエイ乗り場まで歩くが、これで西穂日帰りできるだろうか。スピードには自信がないので、西穂山頂でなくても、ピラミッドピークでもよいので、できるところまで行って引き返そう。 ロープウエイ乗り場の階段にはすでに登山者が10名くらいか、並んでおられた。私も階段に荷を下ろして待っていると、後ろから見覚えのある方がやって来た。DARTSさん、となりはかよっちさん。かよっちさんは初めましてなのだが、沢山レポを拝見しているので初めての気がしない。3人であれこれ話をしていると、列が動き出した。窓口で研を購入する方は左へ。Web予約の方は右の自動発券機と言われたが、窓口の方が早かったので、そちらに行ったら、web予約の方は自動発券機でないとダメと言われ、列の後ろに並びなおした。荷物券(6kg以上の方、登山者はほとんど該当しそう)も自動発券機で購入した。 でも、時刻指定の予約の方は少なかった。ロープウエイは第1、第2に分かれており、上部の第2は2階になっており輸送能力が大きい。第1で始発に乗れなくても、臨時便が出れば第2の始発に乗れるようだ。ロープウエイから笠ヶ岳が白く雄大な姿を見せている。ヤマレコのボッチさんは今日、笠ヶ岳に行っている。笠ヶ岳を見て、ボッチさん、頑張って!って思っていたが、実はこの時刻には登り終えてほとんど下山してしまっていると後で分かった。早すぎ! さて、ロープウエイを乗り継いで西穂高口に到着。DARTSさん、かよっちさんはチェーンアイゼンでスタートダッシュをかける算段。私はトイレに行ってから12本爪アイゼンでスタート。13時の時点で引き返すことにする。西穂山荘までダッシュしたいところだが、2日目ということもあってか、ハーハーゼイゼイ。途中で立ち止まっては呼吸を整えないといけない。若い女性三人と抜いたり抜かれたり。これを何度も繰り返すもんだから、お互いにニガ笑い。西穂山荘まで1時間かかった。とりあえず乗鞍や焼岳、霞沢の写真を撮ってから丸山へ。ここでヘルメットを装着し、ピッケルに換装した。丸山山頂は人が多い。さすが日曜日。すぐに独標に向かう。独標の直前の岩場は核心であるが今日はほとんど雪が付いてなかった。先ほどの女性たちと連れの男性たちが岩場の手前で、リーダーの話を聞いていた。少し拝聴してから、岩場に取り付く。アイゼンを着けているのでかえって登りにくいし、ピッケルも邪魔なので背中に差し込んで、両手をフリーにしても登った。 独標も狭く、すごく混んでいたが、私は今朝から貧血気味。ふらつきを感じるので、膝をついて、水分補給して回復を待つ。例の若者たちが到着し、ユーチューバーのYagiさんが西穂西尾根から帰還してきたので一気に盛り上がった。体格が良く、謙虚な人柄のようだった。例の若者たちのうち、リーダーともう一名がピラミッドピークに向かった。私はというと、しばらく大人しくしていると貧血も改善した。ここで引き返したらこの先に当分、行けないような気がしたので、できるところまで行くことにした。ピラミッドピークに着くころにはDARTSさん達に会えそうに思うので、そこまで頑張ろう。独標からの下降は写真ではものすごい高度感であるが、実際には写真のイメージとは異なり、落ち着いて問題なく下降できた。ここまで雪面は盤石とは言わないが、安定していた。まず手前のピークを登る。次の下降の後は細い雪庇のある雪面を歩く。ここが崩れたら怖いなあ。恐怖はないので慎重に、冷静に歩く。そのあとは長い雪の急斜面を一気に登り、ピラミッドピークを見上げるところまで来るとDARTSさん達がピークから下降してくるのが見えた。記念写真を撮って少し話をする。ピラミッドピークから戻る話をすると、かよっちさんから、西穂本峰直下の雪面はステップが切られていて比較的安全に登れるとのこと。ちょっと、行きたくなったが、相当暑くなっていて、雪面がますます崩れやすくなる気がするし、ロープウエイの最終めがけて走るのは、狭心症の既往歴のある私には辛い。やっぱりピラミッドピークから戻ろう。 絶景を楽しんで下降に入った。雪面は多少緩いので慎重に降りれば問題なかった。ピッケルはほとんど不要だった。独標までは快調に戻れた。独標で端の方に腰掛けようとすると、先に下降してきていた若者たち二人のリーダーが、しばらく前の地震でそちらの岩の根元に亀裂が入っており、立ち入り禁止・・・。それを聞いて慌てて立ち戻った。確かに緑のロープがされているが、立ち入り禁止かよくわからない雰囲気だ。ここで事故を起こして「また、60過ぎの老人が・・」などとヤフコメで叩かれたくない。そんな話をしていると、リーダーが「今回は独標手前の急斜面は随分降りやすくなっている。雪が多いと一面の雪面で、初級ではなくなる。よく初級として紹介されているが、ここだけは違う。」とのこと。何人も降りられなくなった人を助けたそうだ。山頂にはカラビナをかけられるアンカーが一か所、設置されていた。これが使えるなら、懸垂下降した方が安全な気がした。 今日は雪がなくて慎重に降りれば問題ないレベル。丸山もノンストップで降りて山荘に着いたら、Dartsさん達がラーメンを食べて山荘から出てきたところだった。   私「まだ、ラーメン食べられるかなあ」   かよっちさん「まだ、行けるんじゃないですか。」時計を見て「あと5分!」 それから、二人に急げ急げと励まされて、ヒーヒー言いながらザックを降ろして、ピッケル解除、アイゼンを外して、財布を出して、おお、マスクはどこだ?・・・何とか注文に間に合いました!! 57番! ゆっくりラーメンを楽しんで、ロープウエイに戻った。 ピラミッドピークまでだったけど細いリッジや急な雪面等楽しめて、山友さんにも会えて、ラーメンもいただけて充実した一日となりました。3日間の遠征でこの西穂がメインディッシュだと思っていましたが、実は最終日がもっとも過酷で充実した登山となりました。

槍ヶ岳・穂高岳・上高地 おはようございます。良いお天気!
おはようございます。良いお天気!
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ロープウエイ駅を見下ろす
ロープウエイ駅を見下ろす
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 笠ヶ岳。ボッチさんはいずこ?
実は登山口近くまで下降してきてた。
笠ヶ岳。ボッチさんはいずこ? 実は登山口近くまで下降してきてた。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 槍ヶ岳
槍ヶ岳
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 双六あたり
双六あたり
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 さあ、雪の回廊を出発
さあ、雪の回廊を出発
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 目指す西穂の稜線
目指す西穂の稜線
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ハーハーゼイゼイしてようやく西穂山荘。結構、きつかった。
ハーハーゼイゼイしてようやく西穂山荘。結構、きつかった。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 大好き、霞沢岳
大好き、霞沢岳
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 アップで
アップで
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 明日登る焼岳と乗鞍岳
明日登る焼岳と乗鞍岳
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 テン場は賑わっています。
テン場は賑わっています。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 まずは丸山へ
まずは丸山へ
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 雄大な笠ヶ岳の稜線
雄大な笠ヶ岳の稜線
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 独標、ピラミッドピークらしいのが見える
独標、ピラミッドピークらしいのが見える
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 丸山到着
丸山到着
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 この先も登りやすい。独標直前に、雪のない岩場。これが核心部
この先も登りやすい。独標直前に、雪のない岩場。これが核心部
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 独標到着。人いっぱい。
独標到着。人いっぱい。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 登ってくる人
登ってくる人
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 この先のピラミッドピーク、本峰など
この先のピラミッドピーク、本峰など
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 奥穂まで続く稜線
奥穂まで続く稜線
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 吊尾根
吊尾根
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 焼岳と乗鞍
焼岳と乗鞍
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 笠ヶ岳
笠ヶ岳
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 人が空いてきたので撮ってもらった
人が空いてきたので撮ってもらった
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 もう一枚
もう一枚
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 体調が回復してきたのでピラミッドピークへスタート。独標を振り返る
体調が回復してきたのでピラミッドピークへスタート。独標を振り返る
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ここを降りてきた
ここを降りてきた
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 この先の稜線
この先の稜線
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ここを下降する。細い雪面は、そのうちに崩れるかもしれない。
ここを下降する。細い雪面は、そのうちに崩れるかもしれない。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 振り返って独標と霞沢、乗鞍
振り返って独標と霞沢、乗鞍
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 独標アップ
独標アップ
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 DARTSさん、かよっちさんが西穂から降りてきた。
DARTSさん、かよっちさんが西穂から降りてきた。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 さすが、速いねえ
さすが、速いねえ
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 かよっちさん、誰かわからんわ
かよっちさん、誰かわからんわ
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ピラミッドピークから西穂本峰を眺める。ちょっと残念だけど、今回はこれで納得!
ピラミッドピークから西穂本峰を眺める。ちょっと残念だけど、今回はこれで納得!
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ちょっと名残惜しい
ちょっと名残惜しい
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 笠ヶ岳は雪一杯
笠ヶ岳は雪一杯
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 前穂と明神
前穂と明神
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 霞沢岳と上高地
霞沢岳と上高地
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 今年、登れて良かった
今年、登れて良かった
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 これから降りる稜線
これから降りる稜線
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 慎重に戻ろう
慎重に戻ろう
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 独標への登り
独標への登り
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 独標からの下り。いろいろ教えてくれたリーダー
独標からの下り。いろいろ教えてくれたリーダー
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 独標を振り返る
独標を振り返る
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 拡大して
拡大して
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 最後に吊尾根
最後に吊尾根
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 丸山通過
丸山通過
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ラーメンは2時まで。何とか間に合いました。2分前(^^;)
ラーメンは2時まで。何とか間に合いました。2分前(^^;)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 本峰までは行けなかったけど楽しかった!
本峰までは行けなかったけど楽しかった!
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 白い頂に惹かれるなあ
白い頂に惹かれるなあ
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 槍にも行かなくっちゃ
槍にも行かなくっちゃ
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ひらゆの森で、とろろ付きざるうどん大盛り。昨日も同じ(^^;)
ひらゆの森で、とろろ付きざるうどん大盛り。昨日も同じ(^^;)

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