大峯奥駈道0一目千本桜

2022.04.10(日) 日帰り

活動データ

タイム

07:13

距離

20.0km

のぼり

1045m

くだり

1050m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 13
休憩時間
38
距離
20.0 km
のぼり / くだり
1045 / 1050 m

活動詳細

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春!桜のハイシーズン🌸 ということで、去年からあたためていた吉野千本桜再鑑賞を、満を持して実行。 テーマ1 吉野の桜は前年、二度も見にきたが、初回は曇り・二度目は黄砂、と天候不順でその真価を味わえず。今度こそ、日本一とも言われる千本桜を堪能するぞ! & テーマ2 2021夏から秋にかけて、吉野~熊野へ足掛け七泊八日の縦走を果たした〈大峯奥駈道〉。 だが、その時のスタート地点は吉野下千本で、オープニング部分は歩いていない。 そこで今回、大峯奥駈道の入り口にあたる六田~吉野までを本番同様の様式で歩き、74、75靡も見学して「端から端まで」を完成させるぞ! & テーマ3 でも、新ピークがひとつも増えないのは寂しいので、吉野の未踏2山にものぼるぞ! というわけで、盛り沢山でお楽しみ満載。 天気予報は🌞。今日は25℃まであがる6月なみの気温で、からりと乾燥した初夏の陽気。 最高の天候でどんな景色が見られるかな💃 ・今回のピーク: 船岡山・城山 ※くわしいメモを写真に追記

吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 美しい朝焼け。好天確実🌞
どんな一日になるか、楽しみ♪
美しい朝焼け。好天確実🌞 どんな一日になるか、楽しみ♪
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 7時前に着くが、目当ての下千本駐車場は満車⛔️でいけず、予定を変更し、近鉄吉野駅から300mほどさきのPへ。
ここにも続々と車が入ってくる。この分なら、10分もすれば満車になるだろう。これは、予想を上回る大人気。
7時前に着くが、目当ての下千本駐車場は満車⛔️でいけず、予定を変更し、近鉄吉野駅から300mほどさきのPへ。 ここにも続々と車が入ってくる。この分なら、10分もすれば満車になるだろう。これは、予想を上回る大人気。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 行動開始。
当初は、下千本P→吉野駅🚃六田駅→大峯奥駈→下千本→一目千本→花矢倉→如意輪寺→二山ハントの順で回るつもりだったが、スタート地点が変わったことで計画も変更。

気温が上がるまえ、涼しい朝のうちに、一番汗をかくであろう未踏山を登っておこう。
テーマ3 吉野の未踏2山のぼり  に向かう。
行動開始。 当初は、下千本P→吉野駅🚃六田駅→大峯奥駈→下千本→一目千本→花矢倉→如意輪寺→二山ハントの順で回るつもりだったが、スタート地点が変わったことで計画も変更。 気温が上がるまえ、涼しい朝のうちに、一番汗をかくであろう未踏山を登っておこう。 テーマ3 吉野の未踏2山のぼり に向かう。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 谷沿いにはPいっぱい。
かなり広いが、このあたりも満車になるのかな?
谷沿いにはPいっぱい。 かなり広いが、このあたりも満車になるのかな?
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 谷の奥には、1300年の歴史をもつという吉野温泉元湯。
谷の奥には、1300年の歴史をもつという吉野温泉元湯。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 谷を奥まで来たところで、ふりかえる。山陰だが、満開。
帰りに同じ道を通るので、日の照るようすはそのときに見よう。
谷を奥まで来たところで、ふりかえる。山陰だが、満開。 帰りに同じ道を通るので、日の照るようすはそのときに見よう。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 吉野は、南北朝時代に南朝の都が置かれた場所でもある。
後醍醐天皇もあるいた石畳の道をのぼり、
吉野は、南北朝時代に南朝の都が置かれた場所でもある。 後醍醐天皇もあるいた石畳の道をのぼり、
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 南朝勅願寺の如意輪寺へ。
南朝勅願寺の如意輪寺へ。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 後醍醐帝や小楠公所縁の地でもある。ここも、帰りに寄ってみよう。
後醍醐帝や小楠公所縁の地でもある。ここも、帰りに寄ってみよう。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 ここには、楠公さんを大河ドラマに推す幟。
ここには、楠公さんを大河ドラマに推す幟。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 吉野の裏山二山へはここからはいり、尾根を縦走する。

このさき、YAMAPにはないが、尾根沿いに整備度C(ところどころD)の道あり。
吉野の裏山二山へはここからはいり、尾根を縦走する。 このさき、YAMAPにはないが、尾根沿いに整備度C(ところどころD)の道あり。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 金峯山寺があり、華やかで賑わう参道筋から見て、温泉のある谷を挟んだ反対側になるこの尾根筋を歩く人は少なく、クモの巣🕸️あり。
今期初のクモの巣バスター出動。
金峯山寺があり、華やかで賑わう参道筋から見て、温泉のある谷を挟んだ反対側になるこの尾根筋を歩く人は少なく、クモの巣🕸️あり。 今期初のクモの巣バスター出動。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 吉野のマイナーピーク①船岡山。

京を追われた後醍醐帝が都を偲んで名づけたのかな?
吉野のマイナーピーク①船岡山。 京を追われた後醍醐帝が都を偲んで名づけたのかな?
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 山頂には二等三角点「吉野山」あり。
ここから城山へ向かうのだが、登山道への道をロスト。道なき荒れ斜面くだり。
まだ8時だが、運動していると暑い。涼しい早朝のうちに来てよかった。
山頂には二等三角点「吉野山」あり。 ここから城山へ向かうのだが、登山道への道をロスト。道なき荒れ斜面くだり。 まだ8時だが、運動していると暑い。涼しい早朝のうちに来てよかった。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 城山への登山道に復帰。
道は、基本整備度Cだが、
城山への登山道に復帰。 道は、基本整備度Cだが、
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 時々、倒木に遮られる。
時々、倒木に遮られる。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 吉野のマイナーピーク②城山。
山頂には展望もプレートもない。
ハント終了。
大峯奥駈道チャレンジのため、ここから尾根をくだり、神宮駅をめざす。
吉野のマイナーピーク②城山。 山頂には展望もプレートもない。 ハント終了。 大峯奥駈道チャレンジのため、ここから尾根をくだり、神宮駅をめざす。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 YAMAPでは一部途切れているが、麓へ通じる道あり。
YAMAPでは一部途切れているが、麓へ通じる道あり。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 近鉄 吉野神宮駅。ここにも、🌸。
近鉄 吉野神宮駅。ここにも、🌸。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 ここから、大峯奥駈道の起点である[柳の渡し]のある六田(むだ)駅まで🚃💨移動。
ここから、大峯奥駈道の起点である[柳の渡し]のある六田(むだ)駅まで🚃💨移動。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 5分で六田駅に到着。
5分で六田駅に到着。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 ここから、今日のテーマ2
大峯奥駈オープニングパート歩き。

近鉄六田駅。
ただしく大峯奥駈道を辿ろうと思ったら、この駅が起点になる。

〈ここまでの前置き〉
2021夏から秋にかけて、吉野~熊野へ足掛け七泊八日の縦走を果たした[大峯奥駈道①~④]だが、その時のスタート地点は吉野下千本で、74、75の靡とオープニング部分は歩いていない。
で、今回、未踏の部分を歩き「大峯北端から南端まで歩く」を完成させる。
なので、今回タイトルは[大峯奥駈道0]

北の端[柳の渡し]へ向けて、出発。
ここから、今日のテーマ2 大峯奥駈オープニングパート歩き。 近鉄六田駅。 ただしく大峯奥駈道を辿ろうと思ったら、この駅が起点になる。 〈ここまでの前置き〉 2021夏から秋にかけて、吉野~熊野へ足掛け七泊八日の縦走を果たした[大峯奥駈道①~④]だが、その時のスタート地点は吉野下千本で、74、75の靡とオープニング部分は歩いていない。 で、今回、未踏の部分を歩き「大峯北端から南端まで歩く」を完成させる。 なので、今回タイトルは[大峯奥駈道0] 北の端[柳の渡し]へ向けて、出発。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 駅から5分で、柳の渡し。

🔖----------柳の渡し
昔、吉野川には椿・柳・桜の3つの渡し場があり、なかでも千年余り前、聖宝理源大師が開いたといわれるこの柳の渡し(現六田の美吉野橋)は、大峰七十五靡の最初の行場として知られる。
かつてはもう少し上流にあったが、道路拡張のため現在の場所となり、いまは灯籠と柳の木が残っている。
駅から5分で、柳の渡し。 🔖----------柳の渡し 昔、吉野川には椿・柳・桜の3つの渡し場があり、なかでも千年余り前、聖宝理源大師が開いたといわれるこの柳の渡し(現六田の美吉野橋)は、大峰七十五靡の最初の行場として知られる。 かつてはもう少し上流にあったが、道路拡張のため現在の場所となり、いまは灯籠と柳の木が残っている。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 清浄な山へ入る前、最初の行場に相応しい禊場。
かつては、多くの行者がこの川で禊ぎをし心身を清める姿が見受けられたが、美吉野橋がかけられた現在では殆ど見ることはできないらしい。

…ちょっと、深くない?
清浄な山へ入る前、最初の行場に相応しい禊場。 かつては、多くの行者がこの川で禊ぎをし心身を清める姿が見受けられたが、美吉野橋がかけられた現在では殆ど見ることはできないらしい。 …ちょっと、深くない?
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 もちろん、自分はわきの橋を渡らせていただきますが、
もちろん、自分はわきの橋を渡らせていただきますが、
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 橋の上から。かつての修験者は、みそぎをしながらここをわたったのだ。

さて、ここを越えると大峯奥駈道に入るが、その前におさらい。
復習①
🔖------大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)
修験道の根本道場である金峯山寺などがある奈良吉野山と熊野三山を結ぶ大峯山を縦走する、修験道の修行の道。1000-1900m級の険しい峰々を踏破する「奥駈」という峰入修行を行なう約80kmに渡る古道を指す。
もとは修験道の修行場としてその開祖とされる役行者が8世紀初頭に開いたとされる。
橋の上から。かつての修験者は、みそぎをしながらここをわたったのだ。 さて、ここを越えると大峯奥駈道に入るが、その前におさらい。 復習① 🔖------大峯奥駈道(おおみねおくがけみち) 修験道の根本道場である金峯山寺などがある奈良吉野山と熊野三山を結ぶ大峯山を縦走する、修験道の修行の道。1000-1900m級の険しい峰々を踏破する「奥駈」という峰入修行を行なう約80kmに渡る古道を指す。 もとは修験道の修行場としてその開祖とされる役行者が8世紀初頭に開いたとされる。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 復習②
🔖----------大峯奥駈と大峯七十五靡
寺や神社のほかに、大峰山脈の主稜線沿いの75の靡(なびき)と呼ばれる行場霊場があり、それを巡ることを大峯奥駈という。
靡は神仏が宿るとされる岩や峰、滝などで、ひとつひとつに番号が割り当てられている。即ち、
熊野本宮大社本宮証誠殿(1番)に始り
吉野川河岸の柳の宿(75番)に終わる。
修験者は5月3日の大峯山寺の戸開けから9月23日の戸閉めまでの間に奥駈修行を行なう。

▼大峯七十五靡 一覧
第75靡 柳の宿
第74靡 丈六山
第73靡 吉野山
第72靡 水分神社
第71靡 金峯神社
第70靡 愛染の宿
第69靡 二蔵宿
第68靡 浄心門
第67靡 山上岳
第66靡 小篠の宿
第65靡 阿弥陀森
第64靡 脇の宿
第63靡 普賢岳
第62靡 笙の窟
第61靡 弥勒岳
第60靡 稚児泊
第59靡 七曜岳
第58靡 行者還
第57靡 一の多和
第56靡 石休宿
第55靡 講婆世宿
第54靡 弥山
第53靡 頂仙岳
第52靡 古今宿
第51靡 八経ヶ岳
第50靡 明星ヶ岳
第49靡 菊の窟
第48靡 禅師の森
第47靡 五鈷嶺
第46靡 舟の多和
第45靡 七面山
第44靡 楊枝の宿
第43靡 仏性ヶ岳
第42靡 孔雀岳
第41靡 空鉢岳
第40靡 釈迦ヶ岳
第39靡 都津門
第38靡 深仙宿
第37靡 聖天の森
第36靡 五角仙
第35靡 大日岳
第34靡 千手岳
第33靡 二つ岩
第32靡 蘇莫岳
第31靡 小池宿
第30靡 千草岳
第29靡 前鬼山
第28靡 前鬼三重滝
第27靡 奥森岳
第26靡 子守岳
第25靡 般若岳
第24靡 涅槃岳
第23靡 乾光門
第22靡 持経宿
第21靡 平治宿
第20靡 怒田宿
第19靡 行仙岳
第18靡 笠捨山
第17靡 槍ヶ岳
第16靡 四阿宿
第15靡 菊ヶ池
第14靡 拝返し
第13靡 香精山
第12靡 古屋宿
第11靡 如意珠岳
第10靡 玉置山
第9靡 水呑宿
第8靡 岸の宿
第7靡 五大尊岳
第6靡 金剛多和
第5靡 大黒岳
第4靡 吹越山
第3靡 新宮(熊野速玉大社
第2靡 那智山(熊野那智大社
第1靡 熊野大社
復習② 🔖----------大峯奥駈と大峯七十五靡 寺や神社のほかに、大峰山脈の主稜線沿いの75の靡(なびき)と呼ばれる行場霊場があり、それを巡ることを大峯奥駈という。 靡は神仏が宿るとされる岩や峰、滝などで、ひとつひとつに番号が割り当てられている。即ち、 熊野本宮大社本宮証誠殿(1番)に始り 吉野川河岸の柳の宿(75番)に終わる。 修験者は5月3日の大峯山寺の戸開けから9月23日の戸閉めまでの間に奥駈修行を行なう。 ▼大峯七十五靡 一覧 第75靡 柳の宿 第74靡 丈六山 第73靡 吉野山 第72靡 水分神社 第71靡 金峯神社 第70靡 愛染の宿 第69靡 二蔵宿 第68靡 浄心門 第67靡 山上岳 第66靡 小篠の宿 第65靡 阿弥陀森 第64靡 脇の宿 第63靡 普賢岳 第62靡 笙の窟 第61靡 弥勒岳 第60靡 稚児泊 第59靡 七曜岳 第58靡 行者還 第57靡 一の多和 第56靡 石休宿 第55靡 講婆世宿 第54靡 弥山 第53靡 頂仙岳 第52靡 古今宿 第51靡 八経ヶ岳 第50靡 明星ヶ岳 第49靡 菊の窟 第48靡 禅師の森 第47靡 五鈷嶺 第46靡 舟の多和 第45靡 七面山 第44靡 楊枝の宿 第43靡 仏性ヶ岳 第42靡 孔雀岳 第41靡 空鉢岳 第40靡 釈迦ヶ岳 第39靡 都津門 第38靡 深仙宿 第37靡 聖天の森 第36靡 五角仙 第35靡 大日岳 第34靡 千手岳 第33靡 二つ岩 第32靡 蘇莫岳 第31靡 小池宿 第30靡 千草岳 第29靡 前鬼山 第28靡 前鬼三重滝 第27靡 奥森岳 第26靡 子守岳 第25靡 般若岳 第24靡 涅槃岳 第23靡 乾光門 第22靡 持経宿 第21靡 平治宿 第20靡 怒田宿 第19靡 行仙岳 第18靡 笠捨山 第17靡 槍ヶ岳 第16靡 四阿宿 第15靡 菊ヶ池 第14靡 拝返し 第13靡 香精山 第12靡 古屋宿 第11靡 如意珠岳 第10靡 玉置山 第9靡 水呑宿 第8靡 岸の宿 第7靡 五大尊岳 第6靡 金剛多和 第5靡 大黒岳 第4靡 吹越山 第3靡 新宮(熊野速玉大社 第2靡 那智山(熊野那智大社 第1靡 熊野大社
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 第75靡 柳の宿①
橋を渡ったところにある、長い奥駈道の、最初の靡。奥駈の創始者で、このさき大峯奥駈を歩いていると百以上ある修験道の開祖役行者の像が祀られている。

ゴールの熊野本宮大社ははるか彼方。ここから山あり谷あり、深山渓谷の授業の道が始まるのだ。
第75靡 柳の宿① 橋を渡ったところにある、長い奥駈道の、最初の靡。奥駈の創始者で、このさき大峯奥駈を歩いていると百以上ある修験道の開祖役行者の像が祀られている。 ゴールの熊野本宮大社ははるか彼方。ここから山あり谷あり、深山渓谷の授業の道が始まるのだ。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 古道の風情の残る町並みをぬけ、
古道の風情の残る町並みをぬけ、
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 ここから山へはいる。
100キロ、累計標高11073m(富士山の3倍) の登りの始まり。
ここから山へはいる。 100キロ、累計標高11073m(富士山の3倍) の登りの始まり。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 その最初の坂が、これ。
〈一之坂〉
百千ある大峯奥駈道の坂中の、名実ともに「一」の坂。
(左の、手擦りつき登り道)
その最初の坂が、これ。 〈一之坂〉 百千ある大峯奥駈道の坂中の、名実ともに「一」の坂。 (左の、手擦りつき登り道)
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 坂道そのものは変哲のないコンクリ鋪道だが、きちんと[一之坂登り口]の石碑あり。
スタート感、あり!
坂道そのものは変哲のないコンクリ鋪道だが、きちんと[一之坂登り口]の石碑あり。 スタート感、あり!
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 その一之坂をのぼる。
その一之坂をのぼる。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 第75靡 柳の宿②
一之坂の途中に宿跡がある。
一之坂行者堂跡。こちらがもともとの靡だった。
第75靡 柳の宿② 一之坂の途中に宿跡がある。 一之坂行者堂跡。こちらがもともとの靡だった。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 …ということが書いてある石碑。
…ということが書いてある石碑。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 かつて修験者たちがさまざまな思いを抱きながら登ったであろう、大峯奥駈道の最初の坂。
だが、そうと知らなければ特別感ない、ふつうの坂道。知識が道行きの深みを増すという典型例。
かつて修験者たちがさまざまな思いを抱きながら登ったであろう、大峯奥駈道の最初の坂。 だが、そうと知らなければ特別感ない、ふつうの坂道。知識が道行きの深みを増すという典型例。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 一の坂の途中から。
吉野川のむこうに、とおく金剛山と葛城山が見える。
一の坂の途中から。 吉野川のむこうに、とおく金剛山と葛城山が見える。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 コンクリ道はおわり、ここから第ニ靡の吉野神宮までは土の道。
コンクリ道はおわり、ここから第ニ靡の吉野神宮までは土の道。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 頭上には山桜、
頭上には山桜、
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 はらはら舞い落ちるその花びらのしたを歩く🌸
はらはら舞い落ちるその花びらのしたを歩く🌸
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 この先が二つ目の靡、
第74靡 丈六山。

現在は、吉野神宮が建つが、これは明治になってから建てられたもの。境内は丈六平と呼ばれ、元は丈六山一之蔵王堂勝福寺があった。
元弘の変(1333年)の折、大塔宮護良親王が籠もる吉野山に来襲した鎌倉幕府方の二階堂道薀が占領し、本陣としたところ。
この先が二つ目の靡、 第74靡 丈六山。 現在は、吉野神宮が建つが、これは明治になってから建てられたもの。境内は丈六平と呼ばれ、元は丈六山一之蔵王堂勝福寺があった。 元弘の変(1333年)の折、大塔宮護良親王が籠もる吉野山に来襲した鎌倉幕府方の二階堂道薀が占領し、本陣としたところ。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 🔖----------吉野神宮
明治22年明治天皇の勅命で創立された。祭神は後醍醐天皇。摂社は日野資朝、児島高徳など7人の功臣たちを祀っている。
🔖----------吉野神宮 明治22年明治天皇の勅命で創立された。祭神は後醍醐天皇。摂社は日野資朝、児島高徳など7人の功臣たちを祀っている。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 大鳥居の狛犬(向かって左)と桜。
大鳥居の狛犬(向かって左)と桜。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 大鳥居の狛犬(向かって右)と桜。
どちらもやや葉桜だが、隆盛
大鳥居の狛犬(向かって右)と桜。 どちらもやや葉桜だが、隆盛
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 🔖------吉野神宮の本殿・拝殿・神門
近代神社建築の代表とされる総檜造の建物は、かつて後醍醐天皇が京都の御所への帰還を熱望していた心情を汲み、京都の方角を向き、北向きに建てられているとのこと。
🔖------吉野神宮の本殿・拝殿・神門 近代神社建築の代表とされる総檜造の建物は、かつて後醍醐天皇が京都の御所への帰還を熱望していた心情を汲み、京都の方角を向き、北向きに建てられているとのこと。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 ここから下千本まで、車道あるき。
ここから下千本まで、車道あるき。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 かつて、大峯奥駈は命懸けの修行だったのだろう。道脇に、七十五靡供養碑がある。
かつて、大峯奥駈は命懸けの修行だったのだろう。道脇に、七十五靡供養碑がある。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 🔖----------吉野、危機一髪のこと
峰の薬師堂跡。
かつては茶屋があり、5000名を引き連れてこの吉野で花見を行った秀吉が一服したところ。
なお、花見直前は3日間雨続きで、怒った秀吉は僧侶たちに雨を止めるよう命じる。やまなければ吉野全山を焼き討ちする!ほどの勢いだったということで、まさに危機一髪。
🔖----------吉野、危機一髪のこと 峰の薬師堂跡。 かつては茶屋があり、5000名を引き連れてこの吉野で花見を行った秀吉が一服したところ。 なお、花見直前は3日間雨続きで、怒った秀吉は僧侶たちに雨を止めるよう命じる。やまなければ吉野全山を焼き討ちする!ほどの勢いだったということで、まさに危機一髪。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 🔖----------村上義光公の墓。
村上彦四郎義光は信州埴科の人で、早くから大塔宮護良親王に従って北条幕府と戦う。
元弘三年(1333) 吉野城が落ちたとき、大塔宮の身代りとなって蔵王堂 前二天門の高やぐらの上で腹かき切って果てる。その後、首を検分した北条方が大塔宮でないことを知り、ここに捨てられたのを、里人がとむらって墓としたと伝わる。
🔖----------村上義光公の墓。 村上彦四郎義光は信州埴科の人で、早くから大塔宮護良親王に従って北条幕府と戦う。 元弘三年(1333) 吉野城が落ちたとき、大塔宮の身代りとなって蔵王堂 前二天門の高やぐらの上で腹かき切って果てる。その後、首を検分した北条方が大塔宮でないことを知り、ここに捨てられたのを、里人がとむらって墓としたと伝わる。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 さらに車道をてくてく歩いて、
〈大峯奥駈道①〉のスタート地点、
下千本駐車場に到着。
やや時間はあいたが、これで大峯奥駈道の南の端第一靡熊野大社から北の端第七十五靡柳の宿まで、貫通⬇️
さらに車道をてくてく歩いて、 〈大峯奥駈道①〉のスタート地点、 下千本駐車場に到着。 やや時間はあいたが、これで大峯奥駈道の南の端第一靡熊野大社から北の端第七十五靡柳の宿まで、貫通⬇️
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 大峯奥駈道 全軌跡。
七十五靡も、未踏だった75-74を巡り、あとは別地にある熊野三山の
第3靡 新宮(熊野速玉大社
第2靡 那智山(熊野那智大社
と、
普賢岳から下った、コース外にある
第62靡 笙の窟  を残すのみ。
大峯奥駈道 全軌跡。 七十五靡も、未踏だった75-74を巡り、あとは別地にある熊野三山の 第3靡 新宮(熊野速玉大社 第2靡 那智山(熊野那智大社 と、 普賢岳から下った、コース外にある 第62靡 笙の窟 を残すのみ。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 ここからは、テーマ2  吉野の桜鑑賞🌸

桜鑑賞を始める前に、復習。

🔖----------吉野の桜
吉野山は、大峰連山北端約8kmの尾根。
谷や尾根を埋める3万本ともいわれる桜は、役行者が金峯山寺を開くにあたり、桜の木に感得した蔵王権現を彫って本尊としたことから御神木として保護され、相次ぐ寄進を受けたことを発端とする。
桜の種類は約200種とされるが、多くがシロヤマザクラ。麓から下千本、中千本、上千本、奥千本と順に開花し、山を染めていく様子は天下の絶景。


今日はこのまま吉野の参道をのぼり、有名な吉水神社や花矢倉からの景観を楽しみながら、72靡 水分神社まであるこう。
ここからは、テーマ2 吉野の桜鑑賞🌸 桜鑑賞を始める前に、復習。 🔖----------吉野の桜 吉野山は、大峰連山北端約8kmの尾根。 谷や尾根を埋める3万本ともいわれる桜は、役行者が金峯山寺を開くにあたり、桜の木に感得した蔵王権現を彫って本尊としたことから御神木として保護され、相次ぐ寄進を受けたことを発端とする。 桜の種類は約200種とされるが、多くがシロヤマザクラ。麓から下千本、中千本、上千本、奥千本と順に開花し、山を染めていく様子は天下の絶景。 今日はこのまま吉野の参道をのぼり、有名な吉水神社や花矢倉からの景観を楽しみながら、72靡 水分神社まであるこう。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 そのまえに栄養補給。
さくらソフト。うまし!
あまりに美味しかったので、この先でもう一本たべる。🍦🍦
そのまえに栄養補給。 さくらソフト。うまし! あまりに美味しかったので、この先でもう一本たべる。🍦🍦
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 下千本からの眺め。行く手に、蔵王堂が見える。
やや盛りはすぎるが、中千本あたりはいい感じかな。
下千本からの眺め。行く手に、蔵王堂が見える。 やや盛りはすぎるが、中千本あたりはいい感じかな。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 谷を彩る白い桜の群れ。善き哉。
谷を彩る白い桜の群れ。善き哉。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 一之橋もさくらで飾られ、華やか。

この先あちこちでみごとな花吹雪が見られるが、写真では一割も伝えられない。🌸🌸🌸 🌸🌸
一之橋もさくらで飾られ、華やか。 この先あちこちでみごとな花吹雪が見られるが、写真では一割も伝えられない。🌸🌸🌸 🌸🌸
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 黒門をくぐり、
黒門をくぐり、
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 銅(あか)門をくぐり、
銅(あか)門をくぐり、
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 修験道場の心臓部、金峯山寺へ。
有名なニ王門は、あいにく修理中。
修験道場の心臓部、金峯山寺へ。 有名なニ王門は、あいにく修理中。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 第73靡 吉野山

🔖----------金峯山寺
寺伝によると白鳳年間に役行者が創建したといわれ、現在は金峯山修験本宗の総本山。
すでに数回訪れているが、ここは外すわけにはいかない。
第73靡 吉野山 🔖----------金峯山寺 寺伝によると白鳳年間に役行者が創建したといわれ、現在は金峯山修験本宗の総本山。 すでに数回訪れているが、ここは外すわけにはいかない。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 しかし、女性ばかり?なんだろう?

…調べてみると、
毎年吉野山の桜が満開となる4月10日~12日は、壱千年の歴史を持つ金峯山寺の伝統法会で、蔵王権現のご神木・山桜の満開を御本尊に報告する金峯山寺三大行事のひとつの初日。
花供千本搗き・女人採灯大護摩供。
しかし、女性ばかり?なんだろう? …調べてみると、 毎年吉野山の桜が満開となる4月10日~12日は、壱千年の歴史を持つ金峯山寺の伝統法会で、蔵王権現のご神木・山桜の満開を御本尊に報告する金峯山寺三大行事のひとつの初日。 花供千本搗き・女人採灯大護摩供。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 なるほど、だから女性が多いのか。納得。
せっかくの巡り合わせ、どんな行事か見てみたい。
が、今日のメインは千本桜。
先を急ぐ。
なるほど、だから女性が多いのか。納得。 せっかくの巡り合わせ、どんな行事か見てみたい。 が、今日のメインは千本桜。 先を急ぐ。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 しかし、人通りも満開レベル。
あらゆる店に行列。しかも、暑い。
しかし、人通りも満開レベル。 あらゆる店に行列。しかも、暑い。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 今日のメインイベント一目千本桜を望める吉水神社へ。

🔖----------吉水神社
もとは「吉水院」という修験宗の僧坊。
明治初期の神仏分離令発令後、後醍醐天皇、楠木正成を祭神とする神社となる。
・源頼朝に追われた源義経が静御前、弁慶らと身を隠した
・南北朝時代に後醍醐天皇の南朝皇居になった
・豊臣秀吉が花見の本陣とした、
など、歴史的な逸話が多く残る。
この吉水神社境内から「一目千本」と呼ばれる桜の絶景が望める。
今日のメインイベント一目千本桜を望める吉水神社へ。 🔖----------吉水神社 もとは「吉水院」という修験宗の僧坊。 明治初期の神仏分離令発令後、後醍醐天皇、楠木正成を祭神とする神社となる。 ・源頼朝に追われた源義経が静御前、弁慶らと身を隠した ・南北朝時代に後醍醐天皇の南朝皇居になった ・豊臣秀吉が花見の本陣とした、 など、歴史的な逸話が多く残る。 この吉水神社境内から「一目千本」と呼ばれる桜の絶景が望める。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 今日の吉野山中の、一番人気スポット。
天下の絶景を見るべく、展望台には、順番待ちの行列が!
🚻🚻🚻🚻🚻🚻

すごい。こちらは一目百人か?
きちんと順番を待って、望んだ光景は…
今日の吉野山中の、一番人気スポット。 天下の絶景を見るべく、展望台には、順番待ちの行列が! 🚻🚻🚻🚻🚻🚻 すごい。こちらは一目百人か? きちんと順番を待って、望んだ光景は…
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 美!
ほかに名所は数あれど、なるほどこれは、唯一無二。山の斜面を覆いつくす、まさに一目千本の桜。
🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸
美! ほかに名所は数あれど、なるほどこれは、唯一無二。山の斜面を覆いつくす、まさに一目千本の桜。 🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 豊臣秀吉もここに本陣を置き、花見の宴を楽しんだ、というのも、納得の絶景。
豊臣秀吉もここに本陣を置き、花見の宴を楽しんだ、というのも、納得の絶景。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 中千本~うえの、上千本まで視界におさめる
そう、これを、ずっと見たかったのだ。
満足。
中千本~うえの、上千本まで視界におさめる そう、これを、ずっと見たかったのだ。 満足。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 天下の名景を堪能したあと、奥駈道をたどり、上千本へ。もつひとつの桜展望スポット「花矢倉」へ向かう。
天下の名景を堪能したあと、奥駈道をたどり、上千本へ。もつひとつの桜展望スポット「花矢倉」へ向かう。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 宿坊 喜蔵院。
大峯奥駈に赴く修験者が泊まるのかな?
宿坊 喜蔵院。 大峯奥駈に赴く修験者が泊まるのかな?
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 たくさんの顕彰碑がたてられ、歴史と興隆ぶりが感じられる。
たくさんの顕彰碑がたてられ、歴史と興隆ぶりが感じられる。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 吉野山 上の千本。
吉野山 上の千本。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 まさに、さくらの海🌸🌸🌸
まさに、さくらの海🌸🌸🌸
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 蔵王堂が、ピンクの海にうかぶ島のよう。
蔵王堂が、ピンクの海にうかぶ島のよう。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 うーん、良い…!
うーん、良い…!
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 あまりに華やかで忘れそうになるが、ここも修験の道の一部。
しかし、花の美しさも真理のひとつ。自然と向き合いながら、歩を進めよう。
あまりに華やかで忘れそうになるが、ここも修験の道の一部。 しかし、花の美しさも真理のひとつ。自然と向き合いながら、歩を進めよう。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 [花矢倉 展望台]に到着。
ここも、桜の景観を求める花見客でいっぱい。
[花矢倉 展望台]に到着。 ここも、桜の景観を求める花見客でいっぱい。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 眼下に上千本、中千本、蔵王堂を見下ろせ、金剛・葛城・二上山を遠望できる、吉野一の展望台。
去年は黄砂や曇りで不調だったが、今年はばっちり!
眼下に上千本、中千本、蔵王堂を見下ろせ、金剛・葛城・二上山を遠望できる、吉野一の展望台。 去年は黄砂や曇りで不調だったが、今年はばっちり!
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 縦アングルで。もう一枚📱✨
しばし、見惚れる。
縦アングルで。もう一枚📱✨ しばし、見惚れる。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 もう少し足を伸ばして、水分神社まで。
途中にも、見事な桜を愛でつつ、
もう少し足を伸ばして、水分神社まで。 途中にも、見事な桜を愛でつつ、
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 第72靡 水分神社につく。

🔖----------吉野水分神社
水を司る天之水分(あめのみくまり)大神を主神とし、"みくまりが"御子守"(みこもり)となまって、俗に子守さんと呼ばれ子宝の神として信仰されている。
吉野の花見の際、豊臣秀吉が子宝祈願したところ秀頼を授かったといういわれあり。
奥駈本番のときは朝7時でまだ山門が閉まっていたが、今日は開いてる。
行ってみよう。
第72靡 水分神社につく。 🔖----------吉野水分神社 水を司る天之水分(あめのみくまり)大神を主神とし、"みくまりが"御子守"(みこもり)となまって、俗に子守さんと呼ばれ子宝の神として信仰されている。 吉野の花見の際、豊臣秀吉が子宝祈願したところ秀頼を授かったといういわれあり。 奥駈本番のときは朝7時でまだ山門が閉まっていたが、今日は開いてる。 行ってみよう。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 …ここも、みごと!

秀頼が再建した桃山時代の美しい社殿と満開桜が最高のコラボレーション。
すばらしい、のひと言。
…ここも、みごと! 秀頼が再建した桃山時代の美しい社殿と満開桜が最高のコラボレーション。 すばらしい、のひと言。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 縦アングルで、もう一枚📱✨

さて、予定の水分神社まで来たところで、この先の行動を検討。
さらに進み、高城山・奥千本まで登って大峯奥駈の山々を一望する、というのもアリだが、今日のメインは花見。
また、スマホの調子が悪く、うまく充電できなくなるアクシデントも発生。ここでUターンする。
縦アングルで、もう一枚📱✨ さて、予定の水分神社まで来たところで、この先の行動を検討。 さらに進み、高城山・奥千本まで登って大峯奥駈の山々を一望する、というのもアリだが、今日のメインは花見。 また、スマホの調子が悪く、うまく充電できなくなるアクシデントも発生。ここでUターンする。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 上千本から如意輪寺尾根へ。
上千本から如意輪寺尾根へ。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 途中、お墓。
金剛山に吉野、最高の桜と紅葉を毎年見られるぜいたくな終の棲家。こんなところだと、逆に往生できないかも。
旅立ったひとも、
途中、お墓。 金剛山に吉野、最高の桜と紅葉を毎年見られるぜいたくな終の棲家。こんなところだと、逆に往生できないかも。 旅立ったひとも、
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 旅立ってないひとも、思い思いに春の景色に酔いしれている。
旅立ってないひとも、思い思いに春の景色に酔いしれている。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 さくらの園は、ここまで。
さくらの園は、ここまで。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 如意輪寺までは杉林の道。
日向は初夏の陽気が、さわやかな木
影にはいると心地よい涼しさ爽やかさ♪
如意輪寺までは杉林の道。 日向は初夏の陽気が、さわやかな木 影にはいると心地よい涼しさ爽やかさ♪
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 くだりの途中にある、稚児の松地蔵。
聖徳太子に関する伝説があるようだが、詳細不明。
くだりの途中にある、稚児の松地蔵。 聖徳太子に関する伝説があるようだが、詳細不明。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 ほどなく、如意輪寺に到着。
朝とは比べ物にならない混み具合で、山上への道は、おまわりさんが規制中🚧
ほどなく、如意輪寺に到着。 朝とは比べ物にならない混み具合で、山上への道は、おまわりさんが規制中🚧
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 あらためて、如意輪寺を見学。

如意輪寺は延年間(805)日親上人の開基で、各種宝物や中千本の眺めなど、見どころ多し。
そのなかでも目を引くのが、南朝由来の史跡等。
あらためて、如意輪寺を見学。 如意輪寺は延年間(805)日親上人の開基で、各種宝物や中千本の眺めなど、見どころ多し。 そのなかでも目を引くのが、南朝由来の史跡等。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 🔖----------後醍醐天皇陵
如意輪寺境内を少し上ると第九十六代後醍副天皇の陵がある。
足利尊氏に京を追われた後醍醐帝は、都に恋がれつつ四年間を吉野山で過ごし、遂に戻ること叶わぬまま
延元4(1339)年8月16日、この地で崩御。それにあたり「只生々世々の妄念となるべきは朝敵を悉く亡ぼして四海を泰平ならしめんと思うばかりなり。玉骨はたとひ南山の苔に埋るとも魂魄は北闕の天を望まんと思ふ。若し命を背き義を軽んぜば君も継体の君にあらず。臣も忠烈の臣にあらじ」との遺詔を残す。
その陵は遺詔に沿って、日本で唯一、京の空を睨むように北面して造られているので、北面の陵とも呼ばれている。

…すさまじいみかど。
🔖----------後醍醐天皇陵 如意輪寺境内を少し上ると第九十六代後醍副天皇の陵がある。 足利尊氏に京を追われた後醍醐帝は、都に恋がれつつ四年間を吉野山で過ごし、遂に戻ること叶わぬまま 延元4(1339)年8月16日、この地で崩御。それにあたり「只生々世々の妄念となるべきは朝敵を悉く亡ぼして四海を泰平ならしめんと思うばかりなり。玉骨はたとひ南山の苔に埋るとも魂魄は北闕の天を望まんと思ふ。若し命を背き義を軽んぜば君も継体の君にあらず。臣も忠烈の臣にあらじ」との遺詔を残す。 その陵は遺詔に沿って、日本で唯一、京の空を睨むように北面して造られているので、北面の陵とも呼ばれている。 …すさまじいみかど。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 如意輪寺の庭園には、後醍醐帝が愛したという枝垂れ柳が植えられている。
無念の帝の御霊を、すこしでも慰めていればよいが。
如意輪寺の庭園には、後醍醐帝が愛したという枝垂れ柳が植えられている。 無念の帝の御霊を、すこしでも慰めていればよいが。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 しかし、帝の遺詔は遺臣を縛り、死へと追いやる。
しかし、帝の遺詔は遺臣を縛り、死へと追いやる。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 🔖----------楠木正行の出陣
第九十七代後村上天皇の正平二年(1346)楠木正行 (正成の子)が四条畷の決戦(足利の武将高師直との戦)に 向う時、如意輪寺本堂の扉に鏃で刻んで辞世の歌を残す。

「かえらじとかねて思へば
  梓弓なき数にいる名をぞとどむる」

この後、正行は四條畷で戦死。
小楠公が句を刻んだその扉を、宝物殿で見ることができる。
×撮影は禁止
🔖----------楠木正行の出陣 第九十七代後村上天皇の正平二年(1346)楠木正行 (正成の子)が四条畷の決戦(足利の武将高師直との戦)に 向う時、如意輪寺本堂の扉に鏃で刻んで辞世の歌を残す。 「かえらじとかねて思へば 梓弓なき数にいる名をぞとどむる」 この後、正行は四條畷で戦死。 小楠公が句を刻んだその扉を、宝物殿で見ることができる。 ×撮影は禁止
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 楠木父子の石像。
四條畷神社にあるものと同じデザイン。
楠木父子の石像。 四條畷神社にあるものと同じデザイン。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 赤い石庭と青い石庭の真ん中を、白い道がのびている。これは、なんだ?

🔖----------二河白道庭園
法然上人が開いた浄土宗ではこの世 (此岸) での命を終えた後、阿弥陀さまやご先祖さまの住む極楽浄士 (彼岸へと向かう。「二河白道」はこの世からあの世へ往生する様子を庭園に表現したもの。
赤い石庭と青い石庭の真ん中を、白い道がのびている。これは、なんだ? 🔖----------二河白道庭園 法然上人が開いた浄土宗ではこの世 (此岸) での命を終えた後、阿弥陀さまやご先祖さまの住む極楽浄士 (彼岸へと向かう。「二河白道」はこの世からあの世へ往生する様子を庭園に表現したもの。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 手前は釈迦如来、奥の石柱は阿弥陀如来。
釈迦が「行け」と発遣し、 弥陀は「来い」 と招喚する。目指す先、阿弥陀如来の石柱が立つ所が西方極楽浄土。そこへ向かう唯一の方法は、左に燃え盛る「火の河」と右の激流が渦巻く 「水の河」の間を貫く一筋の道を進むしかない。
手前は釈迦如来、奥の石柱は阿弥陀如来。 釈迦が「行け」と発遣し、 弥陀は「来い」 と招喚する。目指す先、阿弥陀如来の石柱が立つ所が西方極楽浄土。そこへ向かう唯一の方法は、左に燃え盛る「火の河」と右の激流が渦巻く 「水の河」の間を貫く一筋の道を進むしかない。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 激流が渦巻く 「水の河」をあらわす右側には、青いビー玉と青や白の石。
激流が渦巻く 「水の河」をあらわす右側には、青いビー玉と青や白の石。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 燃え盛る「火の河」をあらわす左側には、赤いビー玉と、赤い石。
燃え盛る「火の河」をあらわす左側には、赤いビー玉と、赤い石。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 その間を貫く一筋の道を、落ちないように歩くのが、人生。修行。

火焔と波浪が襲い掛かる白道を前にして進むことを悩み恐れる煩悩多き人間を、
「恐れず安心して行きなさい」 と優しく背中を押してくれるお釈迦さま。 
「恐れがらずに信じて来なさい」と力強く導いてけれる阿弥陀さま。

…これは、すごい。
これほど分かりやすく教義を具現化したものは、初めて見た。
その間を貫く一筋の道を、落ちないように歩くのが、人生。修行。 火焔と波浪が襲い掛かる白道を前にして進むことを悩み恐れる煩悩多き人間を、 「恐れず安心して行きなさい」 と優しく背中を押してくれるお釈迦さま。 「恐れがらずに信じて来なさい」と力強く導いてけれる阿弥陀さま。 …これは、すごい。 これほど分かりやすく教義を具現化したものは、初めて見た。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 境内の展望台から、中千本を望む。
歩いた参道を横から見るかっこうで、今までと違うアングル。良い。
境内の展望台から、中千本を望む。 歩いた参道を横から見るかっこうで、今までと違うアングル。良い。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 如意輪寺をあとにして、温泉谷を駐車場までもどる。
行きは日陰だった温泉谷の桜も、日があたり美しい。
如意輪寺をあとにして、温泉谷を駐車場までもどる。 行きは日陰だった温泉谷の桜も、日があたり美しい。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 谷筋の駐車場は、すべて🈵
谷筋の駐車場は、すべて🈵
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 駐車場に帰着。

満開に、花吹雪。最高の天気で、最高の状態の桜を愛でる、という三年越しの念願を果たす。
未踏山ハントも奥駈道オープニングも、ぜんぶまとめて吉野を満喫。

でも、まだ日は高く、時間もたっぷりあるぞ(14時20分)
で、おかわり行へGo♪
駐車場に帰着。 満開に、花吹雪。最高の天気で、最高の状態の桜を愛でる、という三年越しの念願を果たす。 未踏山ハントも奥駈道オープニングも、ぜんぶまとめて吉野を満喫。 でも、まだ日は高く、時間もたっぷりあるぞ(14時20分) で、おかわり行へGo♪
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 おまけ;
絶景を求めてやって来た花見客の車で、道路は大渋滞。
吉野川河原の臨時Pまで🈵。
おまけ; 絶景を求めてやって来た花見客の車で、道路は大渋滞。 吉野川河原の臨時Pまで🈵。
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳 おまけ; 今日の軌跡
木にとまっているサギみたい🦩
おまけ; 今日の軌跡 木にとまっているサギみたい🦩

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