常陸野Cジオトレッキング(https://www.geotrekking.jp/geoscience/hitachino-c/course/)「十巡り」は宝篋山。 天候も良く楽しく歩くことができましたが、ちょっと4月初旬にしては暑く、また途中での説明にも熱が入ったため、予定していた小田城址までたどり着くことはできませんでした。 下山後、タマリバ(https://tsukkura.com/)にておいしいコーヒーを頂きつつ小休止して解散。
極楽寺コースから登っていきます。
鎌倉時代後期の地蔵菩薩立像。この辺りで採れる花崗岩でできています。覆いの石も花崗岩です。
覆いの石を拡大してみました。7百年くらいで花崗岩の表面はこれだけ風化しています。
田んぼの水路にカエルの卵とおたまがたくさん。
三村山極楽寺跡。ここの極楽寺は、忍性が鎌倉の極楽寺より前に開山しています。
これからあそこまで登ります。
桜
五輪塔。これも花崗岩。
この辺りから、沢沿いに登ります。小さい滝がいくつかつづきます。
宝篋山を造っている岩は「筑波変成岩」と呼ばれています。ジュラ紀の海底にたまった泥や砂が変成したもの。
石が何かを語りかけています。
変成岩の所々に見られる白い筋は岩脈。花崗岩(まだマグマ状態だったもの)が貫入してきたときに、変成岩の間に入り込んだマグマの残り滓。
岩脈の内部は結晶が発達して大きくなっています。
変成した砂泥互層。上の方ほど細かくなっている(級化層理といいます)ので、正常層(下から順に溜まっていった状態)であることが分かります。
褶曲した砂泥互層。
宝篋印塔と筑波山
帰路は小田城コース
大岩がご神体となっているのでしょうか。
中腹から見た桜川。現在の桜川の規模に比べて低地の部分(昔の河原)が広いのはなぜでしょうか?
麓に近いところまでくると花崗岩の露頭が増えてきます。
花崗岩の風化と節理が発達する様子の解説を聞いています。
あまり標高は高くないですが、気持ちの良い風景が時折見られます。
花崗岩の採石場跡
採石場跡近くの風化した花崗岩の露頭。ボロボロと手で引っ掻くことができるほど風化(マサ化)しています。
お地蔵さんがならんでいます。
下山後にTAMARIBARで一服。 お疲れ様でした。