活動データ
タイム
06:08
距離
10.9km
のぼり
931m
くだり
1026m
活動詳細
すべて見るアルプス第1ペアリフト終点08:58ー10:19小遠見山10:37ー中遠見山10:57ー大遠見山11:38ー12:32西遠見山12:39ー大遠見山13:10ー中遠見山13:40ー13:59小遠見山14:09ー14:47地蔵の頭14:52ー14:53アルプス第1ペアリフト終点ー白馬五竜アルプス平15:02 まだまだ雪山に未練があって、霞沢以来の遠征。行きたい山は沢山あるのだけど、北アルプスで遠見尾根、乗鞍、十石山、西穂、焼岳を候補に考えた。土日プラス有給1日でどこまで行けるか。いろいろシミュレーションして、前夜発で1日目遠見尾根(目標は西遠見山、可能なら天狗岳も)、下山後移動して2日目は西穂、最終日は焼岳にした。乗鞍と十石山は、まだ、もう少し先でも楽しめるかな。 金曜の夜に自宅を発ち、5時間少々かけて、サンサンパーク白馬へ。ここは車中泊できる公園でトイレもあります(自販機はない)。道中、山道を快調に走っていると大きな角を持った鹿が木の芽を食べていた。ヘッドライトが当たっても気にしてなかった。悠然として格好良かったが、立派な体格の鹿さんがクルマにぶつかったら、こちらも堪ったものではない。 サンサンパーク白馬は広いが既に沢山のクルマが車中泊していた。夜半は結構冷えて寒かった。朝起きると、白馬方面の雪の頂きが素晴らしかった。公園だけに大きな広場があって雰囲気が良かった。五竜テレキャビンの近くのエスカルプラザ第1駐車場は無料だけど夜間からの使用はできず5:30から開場らしいので、それに合わせて移動した。すでに何台も停まっていた。テレキャビンは8:30から動くので、しばらく仮眠して待機。夜行バスがやって来た。関西からの夜行バスはもう終了していて、夏まで待たないといけないが、東京方面からはまだ、出ているようだ。もう少し早めに来れば、夜行バス日帰りもできたのだが。 テレキャビンの方に何人も向かわれるので、私も列に並んだ。今日は何かの競技会があるようだ。8:30前に列が動き出した。登山者は乗り場への階段の右側に分かれ、ゴンドラ往復+リフト1回券を購入。2400円也。目の前の乗り場でテレキャビンに乗った。テレキャビンを降りたら、右下のペアリフト乗り場へ。久しぶりのリフトだな。ここのところ、良いお天気が続いていて気持ち良い。五竜の武田菱も見える。ここで、アイゼンを装着して、目の前の地蔵の頭への急登は回避して左に回り込んでスキー場境界線を越えて登山開始。小遠見から天狗岳の稜線が見えている。みんな、同じ時間帯にスタートなので、一列になって登る。途中で写真を撮って抜かれ、休憩しては抜かれ、また、抜き返したり、いつもの光景。すでに十分、日光が当たっているので雪は重いが、アイゼンは効く。途中に細尾根もでてくる。左右に滑り落ちたら止まらないかなあと思うが、それほど緊張感はなく、淡々と登る。右手に見える白馬三山も良いのだが、八方から見るのと比べると迫力に欠ける。この尾根からはやっぱり五竜が素晴らしい。隊列になって高度を上げていくと、稜線の雪の状態が思ったより融けているのが分かった。雪庇は融けて変形しており、崩れも見える。雪面にはクラックも見える。雪庇を避けるようにつけられたトレースに従って稜線を登りきると小遠見山。ここからは五竜から鹿島槍への稜線が素晴らしい。ここを今回の目標に選んだのはこの景色を見るため。この絶景を見られて本当に嬉しい。鹿島槍にもまた、登らねば、もちろん、この季節は無理だけど。 ここから天狗岳までの稜線を眺める。一気に下って、その後、ジワジワと登っていく。ノートレース。日の当たった南斜面は雪が重そうで、下降はともかく登り返しがキツそうだ。しかも、鞍部の雪庇は一部崩れている。これを見て、天狗岳はあきらめた。もっと早い時期に来た方が良さそうだ。気持ちを変えて、西遠見を目標にして五竜、白岳への尾根を固視する。すでに何人も先行している。五竜狙いのテン泊装備の方々も多い。雪崩などの雪面の難易度の見極めの必要はあるだろうが、今日明日ならきっといいテン泊になるだろうなあ。 一旦下って登りなおすと中遠見。この辺りでテン泊される方も多かった。鹿島槍の南には爺が岳かな。この辺りの山の襞が素晴らしい。モルゲンロートが見られたらさぞ、素晴らしいだろう。ここから細尾根の下り、登りとなる。両側の斜度は大きくないものの、落ちれば止まりそうにない。風が大してないので問題ないが、吹き荒れると怖いかもしれない。大きな雪庇の左側、樹林帯の近くのトレースを登っていく。大遠見の山頂表示は見つからなかったが、広くなだらかな稜線でたくさんの方がテン泊の設営作業をされている。 天狗岳に行かなかったので、せめて西遠見に行ってみよう。ここまで来ると随分、人が少なくなった。ほんの数人だ。黒々とした五竜岳が眼前に迫る。その右、白岳への白いノッペリした稜線は、雪崩れそうで怖い気がする。途中ですれ違った女性はテン泊して、白岳までピストンして下山してきたそうだ。確かに、広い雪面にトレースが付いている。これは難易度高そうだ。気温の低いうちに通過しないと行けなさそうだ。 さあ、ここから引き返そう。テレキャビンの最終は16時か16時半だと思っていたが、残っている方はテン泊の方ばかり。いつの間にか皆さん、帰られたようだ。もう一人、先に戻られて、またしてもシンガリになった。その方がテレキャビンがギリギリだと言われていたので気になってエスカルプラザに電話したらやはり、16時半が最終だった。安心して、慎重に戻った。天狗岳を見ると稜線のクラックが広がっていた。これはますます危険になってきた。今年は雪が多かったが、ここのところの好天もあり、一気に雪が減ったようだ。 名残惜しいが、さあ戻ろう。行きには登らなかった地蔵の頭に登った。ゲレンデでは競技会の表彰をしているようで賑やかだった。ゲレンデの端を逃げるように歩いてテレキャビン降り場に戻った。下山後、道の駅白馬でソフトクリームを食べた。モンベルカード提示で50円引き。250円で山盛りのソフトクリーム、おいしかった。明日は西穂に登るので、ひらゆの森(600円)でお風呂に入り、食事をしてさっぱりした気分で新穂高温泉駐車場で車中泊した。
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