絶景の小遠見山~西遠見山

2022.04.09(土) 日帰り

活動データ

タイム

06:08

距離

10.9km

のぼり

931m

くだり

1026m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 8
休憩時間
15
距離
10.9 km
のぼり / くだり
931 / 1026 m
1 12
14
32
47
27
24
12
30
9

活動詳細

すべて見る

アルプス第1ペアリフト終点08:58ー10:19小遠見山10:37ー中遠見山10:57ー大遠見山11:38ー12:32西遠見山12:39ー大遠見山13:10ー中遠見山13:40ー13:59小遠見山14:09ー14:47地蔵の頭14:52ー14:53アルプス第1ペアリフト終点ー白馬五竜アルプス平15:02 まだまだ雪山に未練があって、霞沢以来の遠征。行きたい山は沢山あるのだけど、北アルプスで遠見尾根、乗鞍、十石山、西穂、焼岳を候補に考えた。土日プラス有給1日でどこまで行けるか。いろいろシミュレーションして、前夜発で1日目遠見尾根(目標は西遠見山、可能なら天狗岳も)、下山後移動して2日目は西穂、最終日は焼岳にした。乗鞍と十石山は、まだ、もう少し先でも楽しめるかな。 金曜の夜に自宅を発ち、5時間少々かけて、サンサンパーク白馬へ。ここは車中泊できる公園でトイレもあります(自販機はない)。道中、山道を快調に走っていると大きな角を持った鹿が木の芽を食べていた。ヘッドライトが当たっても気にしてなかった。悠然として格好良かったが、立派な体格の鹿さんがクルマにぶつかったら、こちらも堪ったものではない。 サンサンパーク白馬は広いが既に沢山のクルマが車中泊していた。夜半は結構冷えて寒かった。朝起きると、白馬方面の雪の頂きが素晴らしかった。公園だけに大きな広場があって雰囲気が良かった。五竜テレキャビンの近くのエスカルプラザ第1駐車場は無料だけど夜間からの使用はできず5:30から開場らしいので、それに合わせて移動した。すでに何台も停まっていた。テレキャビンは8:30から動くので、しばらく仮眠して待機。夜行バスがやって来た。関西からの夜行バスはもう終了していて、夏まで待たないといけないが、東京方面からはまだ、出ているようだ。もう少し早めに来れば、夜行バス日帰りもできたのだが。 テレキャビンの方に何人も向かわれるので、私も列に並んだ。今日は何かの競技会があるようだ。8:30前に列が動き出した。登山者は乗り場への階段の右側に分かれ、ゴンドラ往復+リフト1回券を購入。2400円也。目の前の乗り場でテレキャビンに乗った。テレキャビンを降りたら、右下のペアリフト乗り場へ。久しぶりのリフトだな。ここのところ、良いお天気が続いていて気持ち良い。五竜の武田菱も見える。ここで、アイゼンを装着して、目の前の地蔵の頭への急登は回避して左に回り込んでスキー場境界線を越えて登山開始。小遠見から天狗岳の稜線が見えている。みんな、同じ時間帯にスタートなので、一列になって登る。途中で写真を撮って抜かれ、休憩しては抜かれ、また、抜き返したり、いつもの光景。すでに十分、日光が当たっているので雪は重いが、アイゼンは効く。途中に細尾根もでてくる。左右に滑り落ちたら止まらないかなあと思うが、それほど緊張感はなく、淡々と登る。右手に見える白馬三山も良いのだが、八方から見るのと比べると迫力に欠ける。この尾根からはやっぱり五竜が素晴らしい。隊列になって高度を上げていくと、稜線の雪の状態が思ったより融けているのが分かった。雪庇は融けて変形しており、崩れも見える。雪面にはクラックも見える。雪庇を避けるようにつけられたトレースに従って稜線を登りきると小遠見山。ここからは五竜から鹿島槍への稜線が素晴らしい。ここを今回の目標に選んだのはこの景色を見るため。この絶景を見られて本当に嬉しい。鹿島槍にもまた、登らねば、もちろん、この季節は無理だけど。 ここから天狗岳までの稜線を眺める。一気に下って、その後、ジワジワと登っていく。ノートレース。日の当たった南斜面は雪が重そうで、下降はともかく登り返しがキツそうだ。しかも、鞍部の雪庇は一部崩れている。これを見て、天狗岳はあきらめた。もっと早い時期に来た方が良さそうだ。気持ちを変えて、西遠見を目標にして五竜、白岳への尾根を固視する。すでに何人も先行している。五竜狙いのテン泊装備の方々も多い。雪崩などの雪面の難易度の見極めの必要はあるだろうが、今日明日ならきっといいテン泊になるだろうなあ。 一旦下って登りなおすと中遠見。この辺りでテン泊される方も多かった。鹿島槍の南には爺が岳かな。この辺りの山の襞が素晴らしい。モルゲンロートが見られたらさぞ、素晴らしいだろう。ここから細尾根の下り、登りとなる。両側の斜度は大きくないものの、落ちれば止まりそうにない。風が大してないので問題ないが、吹き荒れると怖いかもしれない。大きな雪庇の左側、樹林帯の近くのトレースを登っていく。大遠見の山頂表示は見つからなかったが、広くなだらかな稜線でたくさんの方がテン泊の設営作業をされている。 天狗岳に行かなかったので、せめて西遠見に行ってみよう。ここまで来ると随分、人が少なくなった。ほんの数人だ。黒々とした五竜岳が眼前に迫る。その右、白岳への白いノッペリした稜線は、雪崩れそうで怖い気がする。途中ですれ違った女性はテン泊して、白岳までピストンして下山してきたそうだ。確かに、広い雪面にトレースが付いている。これは難易度高そうだ。気温の低いうちに通過しないと行けなさそうだ。 さあ、ここから引き返そう。テレキャビンの最終は16時か16時半だと思っていたが、残っている方はテン泊の方ばかり。いつの間にか皆さん、帰られたようだ。もう一人、先に戻られて、またしてもシンガリになった。その方がテレキャビンがギリギリだと言われていたので気になってエスカルプラザに電話したらやはり、16時半が最終だった。安心して、慎重に戻った。天狗岳を見ると稜線のクラックが広がっていた。これはますます危険になってきた。今年は雪が多かったが、ここのところの好天もあり、一気に雪が減ったようだ。 名残惜しいが、さあ戻ろう。行きには登らなかった地蔵の頭に登った。ゲレンデでは競技会の表彰をしているようで賑やかだった。ゲレンデの端を逃げるように歩いてテレキャビン降り場に戻った。下山後、道の駅白馬でソフトクリームを食べた。モンベルカード提示で50円引き。250円で山盛りのソフトクリーム、おいしかった。明日は西穂に登るので、ひらゆの森(600円)でお風呂に入り、食事をしてさっぱりした気分で新穂高温泉駐車場で車中泊した。

鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 早朝のサンサンパーク白馬。車中泊が沢山。白馬の稜線の眺めがよい。オススメ!
早朝のサンサンパーク白馬。車中泊が沢山。白馬の稜線の眺めがよい。オススメ!
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 五竜スキー場
五竜スキー場
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 テレキャビンを降りて、下のペアリフトまで下りて乗りなおす。
テレキャビンを降りて、下のペアリフトまで下りて乗りなおす。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 リフトから撮影。この稜線を見るとワクワクする
リフトから撮影。この稜線を見るとワクワクする
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 これが武田菱
これが武田菱
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 スキー場境界を越えて
スキー場境界を越えて
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 登山開始
登山開始
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 これが天狗岳。登山ルートはなく、積雪期限定で行ける山。
これが天狗岳。登山ルートはなく、積雪期限定で行ける山。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 ここからは雪面の崩れはなさそう。行けるかな?
ここからは雪面の崩れはなさそう。行けるかな?
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 最高の天気の下、一列で進む。
最高の天気の下、一列で進む。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 小遠見山か。雪面の崩落も見える。
小遠見山か。雪面の崩落も見える。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 みんな、頑張れ!
みんな、頑張れ!
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 五竜岳と、これから登る遠見尾根
五竜岳と、これから登る遠見尾根
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 こちらは白馬三山。手前は八方尾根
こちらは白馬三山。手前は八方尾根
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 小遠見へ続く稜線
小遠見へ続く稜線
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 天狗岳への稜線が見えてきた
天狗岳への稜線が見えてきた
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 遠見尾根
遠見尾根
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 八方尾根と白馬三山
八方尾根と白馬三山
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 もう少しで小遠見山
もう少しで小遠見山
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 五竜がかっこいい
五竜がかっこいい
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 到着!
到着!
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 遠見尾根
遠見尾根
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 鹿島槍。カクネ里雪渓。
鹿島槍。カクネ里雪渓。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 爺が岳
爺が岳
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 北ア南部の山々(ざっくり(^^;))
北ア南部の山々(ざっくり(^^;))
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 天狗岳への稜線。一部、雪庇が崩落し、クラックが見られる。今回はやめておこう
天狗岳への稜線。一部、雪庇が崩落し、クラックが見られる。今回はやめておこう
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 鹿島槍と爺が岳。手前の尾根は天狗尾根かな
鹿島槍と爺が岳。手前の尾根は天狗尾根かな
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 これから行く遠見尾根
これから行く遠見尾根
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 中遠見山
中遠見山
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 鹿島槍
鹿島槍
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 いい稜線!
いい稜線!
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 雪庇の張り出し。近いうちに崩れるかな
雪庇の張り出し。近いうちに崩れるかな
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 山の襞が美しい
山の襞が美しい
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 さっきもあったけど鹿島槍
さっきもあったけど鹿島槍
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 この稜線を見るだけでも来た甲斐がある
この稜線を見るだけでも来た甲斐がある
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 大遠見へ行くぞ!
大遠見へ行くぞ!
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 迫ってくる五竜岳
迫ってくる五竜岳
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 大遠見山頂付近
大遠見山頂付近
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 怖いくらいに美しい
怖いくらいに美しい
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 自然の造形に畏怖さえ感じる
自然の造形に畏怖さえ感じる
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 振り返って大遠見
振り返って大遠見
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 西遠見山から白岳
西遠見山から白岳
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 鹿島槍
鹿島槍
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 迫力満点
迫力満点
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 西遠見山から白岳
西遠見山から白岳
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 白岳へはここを登る。緩むと雪崩れそうだ
白岳へはここを登る。緩むと雪崩れそうだ
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 トレースも見えるが、恐そう
トレースも見えるが、恐そう
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 引き返すので自撮り
引き返すので自撮り
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 広い気持ち良い尾根
広い気持ち良い尾根
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 ここを登って来たのか。
ここを登って来たのか。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 先行者。私が最後尾(^^;)
先行者。私が最後尾(^^;)
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 登ってきた稜線と五竜岳
登ってきた稜線と五竜岳
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 これから戻る径
これから戻る径
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 何度も振り返る
何度も振り返る
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 小遠見から下るルートの雪庇
小遠見から下るルートの雪庇
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 雪が結構切れ始めている
雪が結構切れ始めている
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 周りに木がないので悪天候では厳しそうだ。今日は快適。
周りに木がないので悪天候では厳しそうだ。今日は快適。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 地蔵の頭
地蔵の頭
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 小遠見山へつづく尾根
小遠見山へつづく尾根
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 八方尾根
八方尾根
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 お地蔵様
お地蔵様
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 スキー場の端を失礼します
スキー場の端を失礼します

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