杣添尾根から横岳トリオ(三叉峰・無名峰・奥の院)ピストンで滑落の恐怖!?

2022.04.09(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 27
休憩時間
44
距離
9.6 km
のぼり / くだり
1149 / 1147 m
1
2 27
40
1 33

活動詳細

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https://www.youtube.com/channel/UCOQzkd5ivu3UgfY9Pgq5KFA YouTubeに登山動画をアップいたしました。宜しければ是非。 先週の権現岳に引き続き、今週も南八ヶ岳を攻めていきます。南八ヶ岳と言えば、西側の美濃戸口からのルートがメジャーだと思いますが、今回は東斜面から杣添尾根で横岳を目指します。杣添尾根は、八ヶ岳高原別荘地の一角に駐車場があり、そこからすぐ登山口です。朝6時半に駐車場到着。10台位停められそうですが、着いた時点では数台程度、やはりそれ程競争率は高くなさそうです。 横岳は急斜面で岩場の連続なので、普段は着けないヘルメットを装備。トレッキングポールは邪魔になりそうなので、ピッケルのみ装備で挑みます。スタート時からかなりの暖かさです。最初は別荘地をぬって、登山道を進んで行きます。30分程で別荘地を抜け、林道に合流します。ここら辺から雪が深くなりそうなのでアイゼン装着。林道の脇の広場的なところから、本格的な登山道です。しばらくは何のランドマークもない樹林帯をひたすら登ります。どうやら本日最初のグループだったらしく、トレースが消えていましたが、YAMAPさんの地図とGPSを頼りに、前後に登られていた方と代わる代わる登っていきます。 森林限界を超えて、稜線に出ると、目の前に聳え立つ横岳。こ、これを登るんですか?痩せ尾根を進み、斜面に取り付くと、予想通りの急斜面。岩ミックスのところも有り、登りは手を使いながら何とか這い上がりましたが、ピストンなので帰りが地獄になるのは確定しましたが、気にせず前に進みます。赤岳・硫黄岳・杣添尾根の標識が見えたら、最初のピーク、三叉峰に到着です。そこから一旦下ってからの無名峰、奥の院となります。奥の院手前の鉄梯子はそのまま登るか、回避して脇の岩と雪のところを登るか迷いましたが、梯子の長い下側は回避ルート、梯子の短い上側は梯子ルートで登りました。奥の院に山頂標識が有りますが、夏に登った時と違い、かなりの部分が雪に埋もれてました。もう4月とはいえ、流石八ヶ岳ですね。赤岳や硫黄岳の美しい姿も写真に収め、下山開始。余談ですが、余りにも美しいので、サムネを赤岳の写真にしようかなと思いましたが、誤解されそうなので、ちゃんと横岳の写真にしてます。 杣添尾根の標識まで戻ると、先程の急斜面を下る道となります。時刻は11時前。太陽も高く、気温も10℃以上はあったと思うので、雪が腐って、アイゼンが効きません。横向きになり、しゃがみながら慎重に下りますが、1~2メートル位のプチ滑落。何とか岩場にアイゼンを引っ掛け、体勢を立て直します。やはり、三叉峰直下の急斜面が鬼門でした。その後も樹林帯に入るまでは際どい斜面が所々有りながらも、今度は滑落せずにゆっくり降りれました。ちなみに踏み抜きは下山の最後の瞬間まで多数発生です。 樹林帯に降りたら、あとはひたすら斜面を下ります。林道との合流の辺りから、雪が所々無くなるんですが、結局最後まで雪の部分を踏み続けて、駐車場手前までアイゼンで降りられました。来週以降は林道より上じゃないとキツいかも。杣添尾根という、読み方もわからない尾根で、横岳と言う、以前の登山時は通過点としてしか通らなかった山を敢えて目指すルートでしたが、なかなか登りがいもあり、スリルもあり、景色も良く、やっぱり八ヶ岳はみんなに愛される理由があるよなー、としみじみ感じました。相当汗をかいたので帰りは途中の「ほうとう小作」に寄り道し、ほうとうを汁まで食べつくし、しっかり塩分補給。良いリフレッシュが出来ました!

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