活動データ
タイム
07:10
距離
12.1km
のぼり
1082m
くだり
1103m
活動詳細
すべて見る今が見頃だと言うミツマタを群生地として有名な屋敷山へ見に行きました。 合わせて、根本山も登ってみる事に。 どちらも初めての場所です。 前日夕食後、テレビの前でゴロ寝。そして目覚めると0時を回っている。 いか〜ん! 慌てて準備、そこからの本寝。 しかし、中々寝付けない。 遠足の前日に寝れないのと同じで、気持ちがハイになっている(笑) 前回の山行から1月半。無理もないかぁ~。 目覚ましの助けを借りて、何とか予定通りに家を出る。 自宅からは目指す根本山登山口駐車場はさほど遠くはない。 屋敷山のミツマタ群生地は観光地としても知れていると思っていましたが、そこへ至る道は中々の狭き道。 所により、すれ違いは不可です。しかも、落石注意の場所らしいので通行の際はご注意を。 ナビを頼りに登山口駐車場へ到着。路肩の広い空き地が駐車場の様です。すでに7〜8台の車が駐車。皆さんお早いです。 支度して7時40分出発。 歩き出して直ぐに分岐です。 左に本日のメイン、屋敷山へ続く舗装路の林道。右は根本山登山口へ続く林道。 先ずは右側、根本山登山口のある不死熊橋を目指します。 しかし、冷静に考えても凄い名前。名前にどんな由来があると言うのか?気になる所です。 単純に…熊が多い山域である事は間違いない(笑) 事前に出した登山届けのルートでは根本沢ルートからとしていましたが、久しぶりの登山である事とあくまでも本日のメインは屋敷山のミツマタであると言う事で、ルートは現場を見てからにする事に決めていました。 フォロワーさんの投稿に一発目のロープでビビる人は先へ進まない方がいいですと書かれていたので…。 取り敢えず…問題なく行けそうではあるが…これは序章に過ぎないんだよなぁ~と、不安を抱きつつも根本沢ルートを進む事にしました。 序盤、中尾根ルートへ繋がる分岐が2ヶ所ほどあります。 戻るならココです。 まだハナネコノメを見ていなかったので、花見たさに私はそのまま根本沢ルートを進みました。 谷間を流れる沢沿いのルートです。時に沢の遥か上を、時に沢まで下りて渡渉も。 渡渉箇所は数え切れません。 丸太橋や見るからに滑りそうな橋、中には朽ちてしまって渡れない橋もあります。 今の時期はまだ良いですが、あるフォロワーさん情報によれば、この山域はヤマビルが出るそうです。 温かくなれば、ヒルも活発に活動するかもしれません。 今の時期、ハナネコノメやネコノメソウは飽きるほど見れます。 私も初めは何度も足を止め撮影に夢中になっていましたが、そのうち感覚は麻痺して来ます(笑) 同じ様に、中々前へ進めないでいる女性の先行者さんが2人。 「中々前へ進めないですよね~」とご挨拶し、追い越し先へ進みます。 登るにつれ、沢はV字谷を呈して来ます。幾つも支流が交差し、大雨でも降ればヤバい場所である事が容易に推察されます。 かつては上流にあったらしい錫杖を置く為の石も、流失し見つけられた場所に鎮座していたり、男坂にあったと言う鉄梯子も横たわって置かれていました。 男坂と女坂の分岐点、案内板には初めて参拝される方は女坂へ…と書かれています。 案内に従い、ここは迷わず女坂へ。 まぁ すでに疲れていたってのがホントのとこですが…(笑) 女坂へ入り、写真を撮影する際にカメラのレンズフードが無い事に気付く。 あれっ? 分岐で撮影した時にはあった様な…? 定かでない。 取り敢えず分岐まで戻ってみる。 探せど探せど見つけられません。 カメラはYAMAPのストアでも取り扱われいるピークデザインさんのキャプチャーをザックのショルダーハーネスに装着し、カメラを取り付けています。 今回、感じた事ですが、ロープや鎖を使用して登る際には邪魔に感じてしまう事が何度かありました。 カメラを岩にぶつけそうになり、かばっておかしな体勢となったり、掴みたい岩へあと数センチ届かなかったり。 今回は最後まで通して歩きましたが、これは少し考えた方がいいのかも?と思いました。 カメラをかばいきれずにぶつけてしまった事が2度ほど。 勿論、軽くでしたが、恐らくはその時にフードが落ちてしまったのだ思います。 結局、見つけられず諦める事に。気分も下降線です。 楽しく歩けても、下山して戻れば落とし物した山…と言う記憶が残っちゃうなぁ~などと思いながら女坂を進む。 そんな気持ちを見透かす様に、そして女坂だからと言って「甘く見るんじゃないわよ!」と言わんばかりに足下は滑ります。 案の定、滑ってバランスを崩して四つん這いに。 手を付きそれ以上の難は逃れましたが、これで気持ちが引き締まりました。 女坂をクリアし、最後のロープある場所を見上げれば、お堂が見えました。 登り詰めて右、鐘楼の先にお堂。左は鎖場。真っ直ぐ先には男坂。 男坂、これはヤバい!と思いました。 女坂とて、決して楽に登れる坂ではありません。とにかく足下が滑りますのでご注意を。 そもそも、雨の日は根本沢ルートを通る事は避けた方がよいのでは…。私なら歩きません。 女坂をクリアして先ずはひと安心ではあるのですが、このルートの最大の山場はむしろここから先。 鎖の連続で緊張感の続く登りになります。 鎖場の連続の先には根本山神社奥宮。その先が行者山山頂です。 行者山山頂から一旦下り、根本山山頂を目指します。 その途中、昔の時代の鎖があります。とにかくデカいです。 まもなく山頂へ到着。 根本山山頂には誰も居らず。 1人貸し切り状態でランチする事となりました。 今回は珍しくカップ麺。 ソロだとつい面倒くさくて、コンビニで買ったパンなどで済ませてしまいがちですが、実はいつもザックの中には入っています。 トレーニングの重りとなっています(笑) お湯を沸かして待っている時に、ゴロゴロと音が聴こえすてきました。 雷のそれではありません。動物が発する様な音。 あれ…熊ですかね? 以前に1度、林道横の茂みの中から唸り声を上げられた事はあります。 ゴロゴロって…何? 取り敢えずザックに付けてあった熊鈴を手に取り、掻き鳴らしました。 こんな山の上、そもそも何も食べられそうな物は無いし、こんなとこまで来る事はないだろうとカップ麺をすすり始めました。 ランチ終了し、下山の支度をしている所で、途中で追い越した女性2人組みが到着しました。 私を見付けるなり「あの〜これ落としませんでしたか?」と手にはレンズフードを持っています。 あ〜!有り難う御座います! 助かります! 諦めていたので、なんとも嬉しいサプライズです。 これで、この山の思い出は落とし物した山から、落とし物を拾って届けてもらえた嬉しいサプライズのあった思い出の山と塗り替えられる事となりました。 気持ちは上向きましたが、体力的にはヘトヘト。 しかし、今日のメインはまだこれから。 中尾根ルートでは、朽ちた木に穴が開けられ、木くずが撒き散らされている場所がありました。木の中にはアリの巣穴でしょうか。 上の方は私が手を伸ばしても届きません。 これは誰の仕業だ? 思い浮かぶのはひとつ。 熊しか居ないだろう…と。 木の幹を見てみると…ありました爪跡! 樹木の新芽も出ていない山の上に熊さんの餌となる物はないだろうと思っていたのですが、目に見える場所だけでなく、木や土の中にもあるのだなぁ~と言う事、今回知る事となりました。 山登りを始めた頃からすれば、私の熊対策もだいぶ充実しましたが、まだまだ分からない事はたくさんあります。 なんせ、幸いな事にまだ対峙した事はないですから。 会いたい様な会いたくない様な…。 いや、やっぱり会いたくない(笑) その後は少しルートミスをするも無事にスタート地点まで戻る事が出来ました。 すでに疲れもピークではありましたが、ここからさらに踏ん張り屋敷山へ。 アスファルトの上はやはり疲れます。 屋敷山のミツマタ。これは言葉で語るより写真を見ていただければ分かると思います。 そして、実際のミツマタは写真で見るよりも綺麗で、感動ものです。 是非、一度自分の目で確かめる事をオススメ致します。 今日もよい山旅でした。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。