活動データ
タイム
00:09
距離
304m
のぼり
74m
くだり
0m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る屋久島から帰り着いた2日後、予定より2週間も早く妻が破水した。 そしてその4日後、39℃の発熱を伴った激しい胃腸炎により2週間も体調不良が悪く寝たきりとなった。 ようやく4月1日から、体調は7割くらいだったが子供の所へ行くと育児が始まった。 毎食自分が食事を手作りし、洗濯、食器洗いに買い出し、ミルク作りからオムツ替えなど次々とやらなければいけないことをこなした。 夜も言われていた通り眠ることは出来ない。 そんな中、産後にホルモンバランスが崩れたせいか妻が苛々し、些細なことで「出ていけ」と言われたので暫く実家へ帰ることにした(笑) 何故か山に行きたいと思った。 娘が生まれる前までは無事に産まれることをそれぞれの山の神にお願いした。 しかしこれからは山の神にお礼を伝えに行きたいと考えている。 そして屋久島を踏破した今、今後は山に闘いに行くのではなく、山に感謝しながらゆっくり登ろうと考えている。 ただ、病気で食事もあまり摂れず痩せて筋力が落ちたのは分かっていた。 寝てばかりだったのもあると思う。 以前医学ラジオで医者が、「1日寝たきりでいると1%ずつ筋力が落ちる」と言っていた。 何もしていないのにハムストリングがかなり傷んだり、100mも歩いていないのに内転筋が傷んだりしていた。 「始めに戻ろう」と思った。 自分はいつも登山トレーニングの始まりは南さつま市の金峯山(金峰山)から始めていた。 ただ、いつもは二千年橋から本岳の往復コース。 今回は気になっていた矢杖登山口からの浦之名ルートに挑むことにした。 正直、金峯山程度と軽い気持ちで、舐めていた。 服装もいい加減、水は水筒に500ml、それにキャンディ2個。 しかし途中なかなかの斜度の坂もあったりで、楽勝と言える山ではなかった。 途中、やはり病み上がりだからか身体がキツくなり「ヤバい。もしかしたら山頂まで辿り着けないかも…」と思った。 3週間前に屋久島日帰り登山を余裕で2発踏破した人間とは思えないほど弱っていた。 足はまだ大丈夫だったが、心肺機能が落ちており、身体が重かった。 それでも何とか山頂に到達すると、素晴らしい景色が待っていた! 天気も快晴で、同じ薩摩三山の野間岳、開聞岳だけでなく、桜島、屋久島まで綺麗に見えた。 これで気分が一気に晴れ渡り、元気が出た。 山へのお礼を済ませ、娘へのメッセージビデオを30分以上かけて撮ったりもした。 そして何度も金峯山には来ていたものの、始めて東岳と北岳にも行ってみた。 綺麗に整備され、気持ち良く山を歩けた。 東岳からみた桜島、北岳の急な階段を登り終えた後に見える桜島や吹上浜など、どれもこれも綺麗だった。 平日登山のおかげで独り占めの金峯山。 大声で自然や景色に感謝の気持ちを述べたりもした。 コースタイム1:40のはずが、既に3時間を過ぎていた(苦笑) 下りはやはり少し膝にきた。 下っていて思ったが、「楽な下りではないな」と。 急な下りもあり、開聞岳程ではないが小さな石のせいで足元が滑ったり、そこそこのトレーニングになるルートであることを知った。 金峯山くらいだからと甘く考えていた自分を恥じた。 そしてこれほど素敵な山だったのかと今回初めて感じた。 木々の必死に生きている姿も感じ取れた。 地元の人達に大切にされ、整備をされているのも分かった。 リハビリ登山と軽い気持ちで登ったものの、気持ちは晴れやかになり、予想に反して100名山に匹敵するほどの達成感を味わった。 金峯山に深く謝罪した。 やはり登山は良いな、と改めて感じた。 ちなみに、ボルダリングしたいんだけど、有名な岩場はどこにあるのだろう??? ※GPSの軌跡は相変わらず狂ってますが、もはやYAMAPはそんなものと割り切ってます。
活動の装備
- ダーンタフ(DARN TOUGH)ブーツソック フルクッション
- その他(Other)ザンバラン 530 パスビオ GTX
- ドイター(deuter)ストラーセ25
- その他(Other)スーパーフィート
- アウトドアリサーチ(OUTDOOR RESEARCH)ヴィガー ライトウェイト センサーグローブ
- モンベル(mont-bell)ジオライン
- ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)グレートトラバース3 応援Tシャツ
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