活動データ
タイム
10:04
距離
17.4km
のぼり
917m
くだり
918m
活動詳細
すべて見る白岩岳に登るつもりだったが、戸台大橋から黒川に沿う市道黒河内線は、災害復旧工事による「全面通行止め」らしい。やむなく、釜無山を入笠山をセットにして計画を組み直す。 ヘッドライトに照らされた大阿原Pへの道路は、霜が凍ってキラキラ光っている。登山口はマイナス2℃。寒さに慣れていない体にはこたえる。 身を縮めて歩く私の脇を、山仕事の大型ダンプがエンジンの唸りをあげて通り抜けていった。 まずは、程久保山に寄り道。その後、林道釜無山線ゲートへ。一呼吸おいて笹ヤブに突っ込むが、林道わきに八ヶ岳がのぞいているのが目に入った。スタート直後というのに、いきなり道草を決め込むだらしない私。 ルート変更して、あられの散り敷いたササの切り拓きを歩く。その先は、霜の降りたササ分けの小路が続く。紅葉も終わりがけのカラマツがいいアクセントになっている。中央アルプスや御嶽、乗鞍、北アルプスを道づれに歩けるなんて、実にゴージャスだ。 釜無山直前で、一気にササが深くなった。まずは一座ゲット。さあ、ここからが本番だ。針路をしっかり見定めないと、ヤブのルートアウトはダメージが大きい。 コンパスで狙いを定め、踏み跡を獣目線で探っていく。古いテープを探し当てたときの喜びは大きい。ヤブが乱れて踏み跡を隠している区間は、心して歩かないと。展望地もチラホラあるし、うまく歩けばヤブも避けられる。 鞍部からの登り返しになった。ちょっとしたギャップや露岩での見晴らしを楽しみながら、東谷ノ頭にゴール・イン!時計と相談して、ここを折り返し点にする。 いきなりまとめちゃうけど、この日の展望は、北アルプス側が、槍・穂をめぐるメジャーたちに、乗鞍・経ヶ岳・御嶽・・・ 中央&南アルプス側は、大棚入山・木曽駒・空木・仙丈・間ノ岳・鋸岳・甲斐駒・鳳凰三山・大岩山・鞍掛山・日向山・雨乞岳・・・ 東には、御坂山塊・大菩薩・茅ヶ岳・乾徳・甲武信・国師・御座・・・そして、八ヶ岳は三ツ頭・赤岳・天狗岳・横岳・蓼科山・・・ こうした山並みに程久保山・釜無山・白岩岳の山並みが絶妙に絡み、Aランクのパノラマを見せてくれる。 大阿原Pに戻ってから、久しぶりの入笠山へ。首切清水から仏平峠、さらにひと登りで入笠山山頂だ。 富士山だ!そして、暮れなずむ八ヶ岳と諏訪湖。その背後の美ヶ原の台地・・・一日の締めくくりにふさわしい、雄大な景色だった。
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