心に刻んだこの世界　いつか、また、きっと

深淵なる乗鞍岳の魅力!!というのが今回のテーマ📝 山の楽しみ方に正解はなく個々人なりの楽しみ方をすればいいと思いますが、 乗鞍岳の場合、下から登るとよりこの山の素晴らしさを感じることができるのではないでしょうか。 もう５年以上前の話になりますが、夏山の時期に朴の木平からバス🚍を利用して乗鞍岳を訪れたことがありました。 バスを降り立った途端目に飛び込んでくる北アルプスの雄大さや悠久の昔から変わらずそこにある景色の美しさに瞬時に魅了はされたものの、心のどこかで何だか物足りない気がしたのも事実。 やはり標高が高くなるにつれて少しずつ息苦しくなっていき、徐々に足どりが重くなるあの感覚が、 私にとって山を感じるということなのかもしれません。 コースの印象としては、往復に要する距離は長いですが危険な場所は少なく登りやすいと思います。 もちろんその時の雪の状況によって危険度は変わる可能性はあります。 所々急な斜面もありますが、何よりくせものは緩やかな傾斜の登り。これが地味ぃぃに体力を削ってくれます。 肩の小屋から先は別世界。私は肩の小屋でアイゼンとピッケルを装着しました。 時折強風が吹き抜け、体が持っていかれそうになることもしばしば。 幸い足元はガチガチに凍っているわけではないので、滑落の心配は少ないですが油断は禁物。 爆風で私のお気に入りの帽子が吹っ飛ばされました(ＴｍＴ)ｳｩｩ･･･　いずこへ・・・ 肩の小屋からの登りで、ルート次第では目の前に立ちはだかるのがシュカブラ。 とても美しい自然の造形美なんですが、乗り越えていくとなるとこれが結構厄介。 段差もそこそこ大きく、3,000m近い高地ではかなりハードな運動になります。 当初は、逆巻く波を乗り越えて～♬なんて鼻歌を歌いながら直登していましたが、徐々にスローダウン。 結局シュカブラが少ない場所の方向に流されて行きました(笑) 以下、山頂での感想。 たどり着いた剣ヶ峰。 冬の北アルプスで体験した3,000mの世界は、限りなく青く、静かで、ただただ美しかった。 それ以上の言葉はなく、またそれ以外にどんな言葉も必要ない。 感動だけが静かにこみあげてくる。 この世界を今度はいつ見られるんだろう。 やはり、日本の自然は美しい。 最後に・・・ 今回は乗鞍岳のベテラン（と私が勝手に思っている）ふじなおさんにガイド役をお願い。 下調べなどほとんど任せっきりで、私は天気予報を見てやきもきするだけでした。 さすがシェルパふじなお氏。御嶽＆乗鞍マイスターの異名は伊達じゃありません(*ﾟ▽ﾟﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ ここ最近、なぜか山へ行く予定を立てると体調を崩してばかりで、本当に久しぶりの山歩き👣 今回は大丈夫かな？と思ったら、またまた体調を崩し一瞬行くのをやめようかという思いが頭をよぎる。 しかしどうしても行きたい気持ちが抑えられず、薬を飲んで様子を見ることに。 そのせいか行き帰りの車中では助手席に座りながら深い眠りの中へ撃沈。 運転してくれたmaeさん、ごめんね。