和歌山ピークハント🌅和歌浦

2022.03.20(日) 日帰り

活動データ

タイム

07:23

距離

17.7km

のぼり

800m

くだり

809m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 23
休憩時間
1 時間 17
距離
17.7 km
のぼり / くだり
800 / 809 m
1 4
9
28
11
5
10
42
11
1 32
3
9
13
3

活動詳細

すべて見る

プレ春分の日企画。 一日早いが、昼と夜がおなじ長さになるこの日の〈登る朝日〉と〈沈む夕日〉を、 「和歌山県の朝日・夕陽100選」にして 「和歌山誕生の地」和歌浦から鑑賞する。 🔖----------和歌浦 和歌山の地は古くは「岡山」、 和歌浦の干潟あたりは奈良時代以前は「若々しく活気があり、これから成長する干潟」として「弱浜」と記され「わかのはま」「よわはま」と呼ばれた。 724年ここを訪れた聖武天皇は「弱浜」を「明光浦」(あかのうら)と呼ぶ詔を出し、平安時代になると〝若い浜〟に〝和歌〟が重ねられ「和歌浦」となる。 その後の1585年、羽柴秀吉が紀州統一を果たした際に和歌山城を建てる場所を岡山に選び、南にある和歌の浦を合わせ、初めて「和歌山」という地名を書状に記した。 …つまり、此処こそが〈THE・和歌山〉。 🔖----------雑賀山 紀の川河口の南西の辺り一帯は、古くは雑賀とよばれ、 和歌浦湾に面して東西に連なる小高い山並みを総称して雑賀山という。 東(写真右)から東照宮がある権現山、天満宮がある天神山、高津子山 (蛸のような姿から章魚頭姿山ともいう)が連なり、この西は和歌浦・関戸・西浜・雑賀崎・田野浦の5か村の境にあたるため五箇所山とよばれ、その先は「鷹の巣」とよばれる断崖で海に至る。 標高151mの高津子山からは、東西南北に展望が開け、古くから和歌にうたわれ絵画に描かれた 「和歌の浦十景」の景色が一望できる。 …見どころも、盛り沢山。 さあ、 和歌山の真髄を味わう春分行へ出発♪ ・今回のピーク: 妹背山・鏡山・奠供山・ 権現山・天神山・章魚頭姿山 ※くわしいメモを写真に追記

章魚頭姿山 日の出を見るため🏠️四時前発
                                    →🚗現地着六時。

和歌浦のトレードマーク、ながく伸びた砂州先端へ向かっていると、朝日が顔を出してきた。
日の出を見るため🏠️四時前発 →🚗現地着六時。 和歌浦のトレードマーク、ながく伸びた砂州先端へ向かっていると、朝日が顔を出してきた。
章魚頭姿山 ここが、1キロ以上ある長い砂州の先端。
眼下は波打ち際で「果て」感たっぷり。
際まで降りてみよう。
ここが、1キロ以上ある長い砂州の先端。 眼下は波打ち際で「果て」感たっぷり。 際まで降りてみよう。
章魚頭姿山 石垣をくだり、波打ち際。
標高30センチメートルから見る春分の日・和歌浦からの朝日。
今回は、海からYAMAP記録開始。
石垣をくだり、波打ち際。 標高30センチメートルから見る春分の日・和歌浦からの朝日。 今回は、海からYAMAP記録開始。
章魚頭姿山 現在地は、青矢印。
海上に突き出た砂州の先端、海のなか。
現在地は、青矢印。 海上に突き出た砂州の先端、海のなか。
章魚頭姿山 和歌浦からの朝日は、春という時期柄もあり、真っ赤にもえる、という感にはならない。
和歌浦からの朝日は、春という時期柄もあり、真っ赤にもえる、という感にはならない。
章魚頭姿山 さあ、陸の端から出発🚶
まずは、ぐーん、と弧を描きのびる〈海の道〉をあるく。
さあ、陸の端から出発🚶 まずは、ぐーん、と弧を描きのびる〈海の道〉をあるく。
章魚頭姿山 海のなかの一本道あるき、これはなかなか体験できない。
海のなかの一本道あるき、これはなかなか体験できない。
章魚頭姿山 砂州を歩きながら見る朝日。
空気の霞む春の日の出は、やはりおとなしめの発色。
これも乙、と思おう。
砂州を歩きながら見る朝日。 空気の霞む春の日の出は、やはりおとなしめの発色。 これも乙、と思おう。
章魚頭姿山 いまは満潮で普通の入り江だが…
いまは満潮で普通の入り江だが…
章魚頭姿山 潮がひくと、こんなになるみたい。
※転載

万葉歌人に愛された雄大な和歌浦干潟。シオマネキなどの稀少生物が生息しているらしい。
潮がひくと、こんなになるみたい。 ※転載 万葉歌人に愛された雄大な和歌浦干潟。シオマネキなどの稀少生物が生息しているらしい。
章魚頭姿山 モニュメントが立っていて、ここからは万葉の句碑のならぶ散策小路。
モニュメントが立っていて、ここからは万葉の句碑のならぶ散策小路。
章魚頭姿山 「和歌山県の朝日夕陽100選」の標。
&朝日
「和歌山県の朝日夕陽100選」の標。 &朝日
章魚頭姿山 🔖----------片男波公園
写真は環境省選定 「快水浴場百選」の海部門に選ばれたビーチ。 夏は、さぞ賑わうのだろう。
🔖----------片男波公園 写真は環境省選定 「快水浴場百選」の海部門に選ばれたビーチ。 夏は、さぞ賑わうのだろう。
章魚頭姿山 砂浜をあるいてみる。
  👣
👣
  👣
👣♪
砂浜をあるいてみる。 👣 👣 👣 👣♪
章魚頭姿山 桟橋には釣り客。海中にはふぐらしき魚が泳いでいるのが見える🐡
桟橋には釣り客。海中にはふぐらしき魚が泳いでいるのが見える🐡
章魚頭姿山 桟橋からは今日歩く「雑賀山」全体を一望。
ひくいが、見どころ満載。
桟橋からは今日歩く「雑賀山」全体を一望。 ひくいが、見どころ満載。
章魚頭姿山 マップ。なお、現在地は右下の〈片男波公園〉赤字あたり。
がんばるぞー💃
マップ。なお、現在地は右下の〈片男波公園〉赤字あたり。 がんばるぞー💃
章魚頭姿山 まずは、一つ目の山、妹背山に向かう。

干潟に向かって連なる玉津島山のながめに感動し景観を守るよう命じた、という、聖武天皇が愛した景観。
まずは、一つ目の山、妹背山に向かう。 干潟に向かって連なる玉津島山のながめに感動し景観を守るよう命じた、という、聖武天皇が愛した景観。
章魚頭姿山 🔖----------不老橋
和歌浦のシンボル的な中国風アーチ式石橋で、10代藩主 徳川治宝が隠居後、東照宮御旅所への御成道に築造した、不老不死の願いがこめらた石橋。江戸時代のアーチ型石橋は、九州地方以外では非常に珍しいもの。

あとで渡ってみよう。
🔖----------不老橋 和歌浦のシンボル的な中国風アーチ式石橋で、10代藩主 徳川治宝が隠居後、東照宮御旅所への御成道に築造した、不老不死の願いがこめらた石橋。江戸時代のアーチ型石橋は、九州地方以外では非常に珍しいもの。 あとで渡ってみよう。
章魚頭姿山 妹背山は周囲 250m程の、山というより小島。
妹背山は周囲 250m程の、山というより小島。
章魚頭姿山 🔖----------三断橋
妹背山(島?)につながる、和歌山県内最古の石橋。砂岩製高欄が付き、独特の意匠構造。
🔖----------三断橋 妹背山(島?)につながる、和歌山県内最古の石橋。砂岩製高欄が付き、独特の意匠構造。
章魚頭姿山 妹背山には、かつては「観海閣」という徳川頼宣が建てた木造の水上楼閣があり、
妹背山には、かつては「観海閣」という徳川頼宣が建てた木造の水上楼閣があり、
章魚頭姿山 こんなだったようだが、
こんなだったようだが、
章魚頭姿山 今は、こんな具合。
山頂にあたる多宝塔が妹背山の山頂だが、階段には立入禁止のロープが張られている。
今は、こんな具合。 山頂にあたる多宝塔が妹背山の山頂だが、階段には立入禁止のロープが張られている。
章魚頭姿山 観海閣からの和歌浦干潟の眺め。今は満潮で水にひたっているが、
観海閣からの和歌浦干潟の眺め。今は満潮で水にひたっているが、
章魚頭姿山 干潮になると、こんな様子になるらしい。
※転載
干潮になると、こんな様子になるらしい。 ※転載
章魚頭姿山 二つ目の山、塩竈神社の背後にある鏡山へ。
二つ目の山、塩竈神社の背後にある鏡山へ。
章魚頭姿山 鏡山の山頂からは、和歌の浦を一望。
鏡山の山頂からは、和歌の浦を一望。
章魚頭姿山 潮がひくと、こんなになるみたい。
※転載
潮がひくと、こんなになるみたい。 ※転載
章魚頭姿山 🔖----------玉津島神社
和歌の神・衣通姫など女神三神が祀られていることから万葉歌人の信仰を集めた神社で、多くの和歌が奉納された。
🔖----------玉津島神社 和歌の神・衣通姫など女神三神が祀られていることから万葉歌人の信仰を集めた神社で、多くの和歌が奉納された。
章魚頭姿山 『紀伊続風土記』には「和歌」とはこの玉津島神社の祭神で天照大神の妹神、稚日女尊(わかひるめのみこと)にちなんだものかとの説も紹介されており、ここはまさに「和歌」の神社。
『紀伊続風土記』には「和歌」とはこの玉津島神社の祭神で天照大神の妹神、稚日女尊(わかひるめのみこと)にちなんだものかとの説も紹介されており、ここはまさに「和歌」の神社。
章魚頭姿山 玉津島神社の裏山で、眺望の良い奠供山は神事の道具を供えた場所。
玉津島神社の裏山で、眺望の良い奠供山は神事の道具を供えた場所。
章魚頭姿山 奠供山山頂。
撰文揮毫いずれも紀伊藩の儒学者仁井田好古の手に成る石碑があり、和歌の浦における古今の地形変遷にふれられている。
古代の和歌の浦は、 前面に雄大な海が開け、 背後に島や干潟が複雑に入り組んだ地形を特色としたが、その後、南浜の前面に出島のあたりから 東南方に向けて繊細な砂嘴が成長し、そのため風景が一変した。しかし景観のおもしろさはいささかも減ずることはなく、まことに造化の神の妙配というしかない、と絶賛している。
奠供山山頂。 撰文揮毫いずれも紀伊藩の儒学者仁井田好古の手に成る石碑があり、和歌の浦における古今の地形変遷にふれられている。 古代の和歌の浦は、 前面に雄大な海が開け、 背後に島や干潟が複雑に入り組んだ地形を特色としたが、その後、南浜の前面に出島のあたりから 東南方に向けて繊細な砂嘴が成長し、そのため風景が一変した。しかし景観のおもしろさはいささかも減ずることはなく、まことに造化の神の妙配というしかない、と絶賛している。
章魚頭姿山 奠供山山頂から、雑賀崎方面の展望。
このあと、あの山並みを縦走するのだ、
奠供山山頂から、雑賀崎方面の展望。 このあと、あの山並みを縦走するのだ、
章魚頭姿山 奠供山から下山して、鏡山の下にある安産祈願で有名な青石の祠 「塩竈神社」 へ。
途中、鏡山を下から見る。
荒れた木理のような薄墨色で、香木「伽羅」に似ていることから「伽羅岩」と呼ばれる鏡山の岩肌。
江戸時代の本草学者貝原益軒は「諸州めぐり」で「和歌の浦の石は皆木理有りて甚だ美也。他州にでは未だ見ざる所なり」と感嘆している。
奠供山から下山して、鏡山の下にある安産祈願で有名な青石の祠 「塩竈神社」 へ。 途中、鏡山を下から見る。 荒れた木理のような薄墨色で、香木「伽羅」に似ていることから「伽羅岩」と呼ばれる鏡山の岩肌。 江戸時代の本草学者貝原益軒は「諸州めぐり」で「和歌の浦の石は皆木理有りて甚だ美也。他州にでは未だ見ざる所なり」と感嘆している。
章魚頭姿山 🔖----------鹽竈神社
主祭神・鹽槌翁尊は、古事記「海幸彦・山幸彦」の神話に“塩椎神”として登場。潮の流れを司る尊は、兄・海幸彦から借りた釣り針をなくして困っている山幸彦に海神(綿津見神)のところへ行くように教え、送り出す。これにより山幸彦は釣り針を見つけ、さらに山幸彦は海神の娘・豊玉姫と結婚し、姫は安産により御子を授かる。
🔖----------鹽竈神社 主祭神・鹽槌翁尊は、古事記「海幸彦・山幸彦」の神話に“塩椎神”として登場。潮の流れを司る尊は、兄・海幸彦から借りた釣り針をなくして困っている山幸彦に海神(綿津見神)のところへ行くように教え、送り出す。これにより山幸彦は釣り針を見つけ、さらに山幸彦は海神の娘・豊玉姫と結婚し、姫は安産により御子を授かる。
章魚頭姿山 これらの所以と潮の満ち引きが出産に関係することから、安産守護・子授けの神として人々の厚い信仰を集めている。
たくさんの、名前が書かれた御札。
これらの所以と潮の満ち引きが出産に関係することから、安産守護・子授けの神として人々の厚い信仰を集めている。 たくさんの、名前が書かれた御札。
章魚頭姿山 神秘的な、青い岩窟。
神秘的な、青い岩窟。
章魚頭姿山 不老橋。
いつまでも健康でいられるよう願いながら渡る。
不老橋。 いつまでも健康でいられるよう願いながら渡る。
章魚頭姿山 橋のアーチ部分は肥後熊本の石工が作り、雲の浮き彫りがある勾欄部分は紀州湯浅の石工石屋忠兵衛が作ったとのこと。
橋のアーチ部分は肥後熊本の石工が作り、雲の浮き彫りがある勾欄部分は紀州湯浅の石工石屋忠兵衛が作ったとのこと。
章魚頭姿山 対岸からは、玉津島神社や塩竈神社、聖武天皇が愛された景観が美しく見られる。
今回はとくに軌跡にはこだわらないので、好きなところを、思ったように歩ける。
対岸からは、玉津島神社や塩竈神社、聖武天皇が愛された景観が美しく見られる。 今回はとくに軌跡にはこだわらないので、好きなところを、思ったように歩ける。
章魚頭姿山 橋のもよう。
橋のもよう。
章魚頭姿山 ここから雑賀山にはいる。
紀州東照宮と権現山。
権現は徳川家康を指し、紀州東照宮はその家康を神として祀る神社。
まず東照宮に詣で、そのあと権現山にのぼろう。
ここから雑賀山にはいる。 紀州東照宮と権現山。 権現は徳川家康を指し、紀州東照宮はその家康を神として祀る神社。 まず東照宮に詣で、そのあと権現山にのぼろう。
章魚頭姿山 この紋所が目に入らぬか!?
滅んだ豊臣と違い、今も威光は健在です。
この紋所が目に入らぬか!? 滅んだ豊臣と違い、今も威光は健在です。
章魚頭姿山 もう一枚。
まさに〈THE・徳川〉。
待ち受けにしても、よいかも。
もう一枚。 まさに〈THE・徳川〉。 待ち受けにしても、よいかも。
章魚頭姿山 お、🐿️がいる。
境内に多くいるみたいで、二匹見かける。
お、🐿️がいる。 境内に多くいるみたいで、二匹見かける。
章魚頭姿山 三つ葉葵の紋所の先が、東照宮。
三つ葉葵の紋所の先が、東照宮。
章魚頭姿山 その手前に、石段。

🔖----------侍坂(さむらいざか)
鶴岡八幡宮の古例に習い、藩主徳川頼宣公が自ら陣頭指揮を取り、家臣の武士団が一段一段 積み上げたもの。
欲望や怒りや憎しみなど人の煩悩の数と同じ一〇八段あり、この階段を上ることで一段ごとに一つ煩悩を落としていき、清々しい心でお参りできる。
その手前に、石段。 🔖----------侍坂(さむらいざか) 鶴岡八幡宮の古例に習い、藩主徳川頼宣公が自ら陣頭指揮を取り、家臣の武士団が一段一段 積み上げたもの。 欲望や怒りや憎しみなど人の煩悩の数と同じ一〇八段あり、この階段を上ることで一段ごとに一つ煩悩を落としていき、清々しい心でお参りできる。
章魚頭姿山 🔖-----紀州東照宮
「関西の日光」と呼ばれる神社で、祭神は徳川家康。 
天皇家の祖神「天照大神」に対し、
東国を照らす「東照大権現」となったわけですね。
🔖-----紀州東照宮 「関西の日光」と呼ばれる神社で、祭神は徳川家康。 天皇家の祖神「天照大神」に対し、 東国を照らす「東照大権現」となったわけですね。
章魚頭姿山 東照宮のうらが権現山なのだが、直登はできないので、いったん下山して登り直す。
東照宮のうらが権現山なのだが、直登はできないので、いったん下山して登り直す。
章魚頭姿山 登り道はここから。
先端の雑賀崎灯台までつながる遊歩道の入り口でもある。
登り道はここから。 先端の雑賀崎灯台までつながる遊歩道の入り口でもある。
章魚頭姿山 10分ほどで、徳川家康の山、権現山山頂。
10分ほどで、徳川家康の山、権現山山頂。
章魚頭姿山 権現山から10分で、天神山山頂。
天神は、菅原道真公を指す。
つまり、権現山天神山は神になった人間の名をもつ山がふたつならぶ、全国的にも珍しい構図。
権現山から10分で、天神山山頂。 天神は、菅原道真公を指す。 つまり、権現山天神山は神になった人間の名をもつ山がふたつならぶ、全国的にも珍しい構図。
章魚頭姿山 …しかしどちらにも、展望も特別感もなく、やや残念な感じ。
…しかしどちらにも、展望も特別感もなく、やや残念な感じ。
章魚頭姿山 よく整備された遊歩道を15分歩くと、
よく整備された遊歩道を15分歩くと、
章魚頭姿山 高津子山 (章魚頭姿山)山頂展望台に到着。

🔖----------章魚頭姿山(たこずしやま)
パノラマ展望の絶景ポイントで、和歌浦湾をはじめ和歌山市内、 遠くは四国まで望むこともできる。 新吉野と呼ばれる桜の名所で、山の形がタコの頭に似たところから章魚頭姿山と呼ばれていた。

絶景ポイントだが、あいにくの曇り。
高津子山 (章魚頭姿山)山頂展望台に到着。 🔖----------章魚頭姿山(たこずしやま) パノラマ展望の絶景ポイントで、和歌浦湾をはじめ和歌山市内、 遠くは四国まで望むこともできる。 新吉野と呼ばれる桜の名所で、山の形がタコの頭に似たところから章魚頭姿山と呼ばれていた。 絶景ポイントだが、あいにくの曇り。
章魚頭姿山 楽しみにしていた和歌浦は、なまり色。
楽しみにしていた和歌浦は、なまり色。
章魚頭姿山 和歌山市街も、陰鬱な色。
和歌山市街も、陰鬱な色。
章魚頭姿山 東側、瀬戸内海だけ、向こうの海面には日が照り、うつくしいブルー。
東側、瀬戸内海だけ、向こうの海面には日が照り、うつくしいブルー。
章魚頭姿山 かなり残念だが、先へ進もう。
かなり残念だが、先へ進もう。
章魚頭姿山 引き続きよく整備された散策道をすすみ、切り通しを越えると、
引き続きよく整備された散策道をすすみ、切り通しを越えると、
章魚頭姿山 雑賀崎の集落が近づいてくる。
海に面した崖に張り付くように建つ、独特の町並み。
雑賀崎の集落が近づいてくる。 海に面した崖に張り付くように建つ、独特の町並み。
章魚頭姿山 家の間の、人がすれ違うのがやっとの狭い路地をとおる。
迷宮探検みたい。こういう、その土地ならではの人の営みを見るのも楽しみのひとつ♪
家の間の、人がすれ違うのがやっとの狭い路地をとおる。 迷宮探検みたい。こういう、その土地ならではの人の営みを見るのも楽しみのひとつ♪
章魚頭姿山 🔖----------雜貨崎台場
「トンガの鼻」と呼ばれる岬の先端には、異国船の来航を契機として海岸防御のため紀州藩が築いた大砲を据える砲台が造られ、カゴバ台場と呼ばれていた。

カゴバ台場には、 砲台の周囲を廻る石垣と土塁、砲台の中央には砲座とみられる V字状の石積み、また砲弾や火薬の貯蔵庫跡とみられる方形の石積み壇、遠見番所跡の防御を目的とした石垣と土塁などが残されている。
🔖----------雜貨崎台場 「トンガの鼻」と呼ばれる岬の先端には、異国船の来航を契機として海岸防御のため紀州藩が築いた大砲を据える砲台が造られ、カゴバ台場と呼ばれていた。 カゴバ台場には、 砲台の周囲を廻る石垣と土塁、砲台の中央には砲座とみられる V字状の石積み、また砲弾や火薬の貯蔵庫跡とみられる方形の石積み壇、遠見番所跡の防御を目的とした石垣と土塁などが残されている。
章魚頭姿山 雑賀崎台場①土塁
雑賀崎台場①土塁
章魚頭姿山 雑賀崎台場②土塁を横から。
雑賀崎台場②土塁を横から。
章魚頭姿山 雑賀崎台場③番所鼻と大島
海の青と、芝のみどり。良い。
雑賀崎台場③番所鼻と大島 海の青と、芝のみどり。良い。
章魚頭姿山 雑賀崎台場④
空の青とみどりも、良し。
雑賀崎台場④ 空の青とみどりも、良し。
章魚頭姿山 雑賀崎台場④
台場からの眺め。
碧い海に、大島がぽっかり。
雑賀崎台場④ 台場からの眺め。 碧い海に、大島がぽっかり。
章魚頭姿山 雑賀崎台場⑤
土塁のある先端部からの眺め。

では、最先端の雑賀崎へ向かおう。
雑賀崎台場⑤ 土塁のある先端部からの眺め。 では、最先端の雑賀崎へ向かおう。
章魚頭姿山 雑賀崎先端に到着。
灯台が建つこの西端の岬は、鷹が巣を作るような断崖絶壁であることから「鷹の巣」とよばれる。
崖下には 「上人窟」とよばれる洞窟があり、戦国時代に、織田信長によって石山本願寺を追われた教如上人が匿われたと伝えられる。
現在通行禁止のため見学はできず。
雑賀崎先端に到着。 灯台が建つこの西端の岬は、鷹が巣を作るような断崖絶壁であることから「鷹の巣」とよばれる。 崖下には 「上人窟」とよばれる洞窟があり、戦国時代に、織田信長によって石山本願寺を追われた教如上人が匿われたと伝えられる。 現在通行禁止のため見学はできず。
章魚頭姿山 🔖----------雑賀崎灯台
初点灯は1960年(昭和35年)3月31日という比較的新しい灯台。
和歌山市が観光用展望施設を建設した際に、ちょうどよい、と海上保安庁がその上に設置したもの。
なので、その実体は「展望台付き灯台」ではなく「灯台付き展望台」。珍。
🔖----------雑賀崎灯台 初点灯は1960年(昭和35年)3月31日という比較的新しい灯台。 和歌山市が観光用展望施設を建設した際に、ちょうどよい、と海上保安庁がその上に設置したもの。 なので、その実体は「展望台付き灯台」ではなく「灯台付き展望台」。珍。
章魚頭姿山 灯台からの眺め。正面には四国、視線を右にずらすと、
灯台からの眺め。正面には四国、視線を右にずらすと、
章魚頭姿山 右から鼻のように突き出て見えるのが「番所ノ鼻」。
海に浮かぶ島は、右から順に、大島、中ノ島、双子島。遠方に見えるのは淡路島。

…よいね。
夕日は、ここから見ることにしよう。
右から鼻のように突き出て見えるのが「番所ノ鼻」。 海に浮かぶ島は、右から順に、大島、中ノ島、双子島。遠方に見えるのは淡路島。 …よいね。 夕日は、ここから見ることにしよう。
章魚頭姿山 お休み処「たかのすセンター」。
休憩していこう。
なにか食べるものあるかな?
お休み処「たかのすセンター」。 休憩していこう。 なにか食べるものあるかな?
章魚頭姿山 雑賀ブルーを見ながら、ジビエバーガーと雑賀ブルーをイメージした青いフルーツポンチをいただく。
微風、日差しもあたたかく、至福♪

食べおわったら、「番所の鼻」へ行ってみよう。
雑賀ブルーを見ながら、ジビエバーガーと雑賀ブルーをイメージした青いフルーツポンチをいただく。 微風、日差しもあたたかく、至福♪ 食べおわったら、「番所の鼻」へ行ってみよう。
章魚頭姿山 🔖----------番所庭園
「番所ノ鼻」には藩政時代、 黒船の見張り番所が置かれていた。
現在は、松と芝の庭園となり、海に浮かぶ大島、中ノ島、双子島を望む美しい景色を楽しめる。
🔖----------番所庭園 「番所ノ鼻」には藩政時代、 黒船の見張り番所が置かれていた。 現在は、松と芝の庭園となり、海に浮かぶ大島、中ノ島、双子島を望む美しい景色を楽しめる。
章魚頭姿山 番所庭園 古図。
番所庭園 古図。
章魚頭姿山 番所庭園から見る雑賀灯台。
階段で南岸の磯へ降りられるぞ。
番所庭園から見る雑賀灯台。 階段で南岸の磯へ降りられるぞ。
章魚頭姿山 碧い海と、白い岩壁を見ながら、
碧い海と、白い岩壁を見ながら、
章魚頭姿山 なかなかの岩くだりをして、
なかなかの岩くだりをして、
章魚頭姿山 海抜1メートル🌊🌊🌊まで降りる。
海♪
海抜1メートル🌊🌊🌊まで降りる。 海♪
章魚頭姿山 北岸にも降りてみる。
北岸にも降りてみる。
章魚頭姿山 淡路島がくっきり。
淡路島がくっきり。
章魚頭姿山 プライベートビーチの灘の浜。美しいエメラルドグリーン。
プライベートビーチの灘の浜。美しいエメラルドグリーン。
章魚頭姿山 さあ、戻ろう。
路地裏迷路を通って、雑賀崎の斜面集落をくだり
さあ、戻ろう。 路地裏迷路を通って、雑賀崎の斜面集落をくだり
章魚頭姿山 橋をわたり、
橋をわたり、
章魚頭姿山 トンネルをくぐると、
トンネルをくぐると、
章魚頭姿山 いかにも撮影スポット的な岩を発見。
…ここから朝日を見るのも、良いかも。
次の機会があったら、ここからのショットを狙おう🎯
いかにも撮影スポット的な岩を発見。 …ここから朝日を見るのも、良いかも。 次の機会があったら、ここからのショットを狙おう🎯
章魚頭姿山 年季のはいったコンクリ堤防を見ながら、すっかり晴れ上がった海岸をてくてく。
潮風が気持ち良い。
年季のはいったコンクリ堤防を見ながら、すっかり晴れ上がった海岸をてくてく。 潮風が気持ち良い。
章魚頭姿山 和歌浦天満宮と天神山まで戻ってきた。

🔖----------和歌浦天満宮
学問の神様・菅原道真が祭神。華麗な極彩色が施され、本殿・楼門などは国の重要文化財。
狛犬ならぬ、狛牛がはべる。
のぼろう。
和歌浦天満宮と天神山まで戻ってきた。 🔖----------和歌浦天満宮 学問の神様・菅原道真が祭神。華麗な極彩色が施され、本殿・楼門などは国の重要文化財。 狛犬ならぬ、狛牛がはべる。 のぼろう。
章魚頭姿山 となりの紀州東照宮とは違い、何とも味わいのある石段。
となりの紀州東照宮とは違い、何とも味わいのある石段。
章魚頭姿山 かわいい阿吽の狛寅が番をする門をくぐり、本殿へ。
かわいい阿吽の狛寅が番をする門をくぐり、本殿へ。
章魚頭姿山 時期的に、合格祈願の絵馬がびっしり
時期的に、合格祈願の絵馬がびっしり
章魚頭姿山 紅梅。その下に、
紅梅。その下に、
章魚頭姿山 これまた、かわいい壬寅🐯
これまた、かわいい壬寅🐯
章魚頭姿山 いい天気なので、午前中に見損ねた「晴れた和歌浦」を見るため、天神宮の登山口から章魚頭姿山展望台へ再度登ってみる。
いい天気なので、午前中に見損ねた「晴れた和歌浦」を見るため、天神宮の登山口から章魚頭姿山展望台へ再度登ってみる。
章魚頭姿山 左右の枝は桜。満開期に来たら、さぞ華やかだろう。
左右の枝は桜。満開期に来たら、さぞ華やかだろう。
章魚頭姿山 展望台に到着。山頂は、青空
さっそくのぼる。
展望台に到着。山頂は、青空 さっそくのぼる。
章魚頭姿山 ブルー♪
ブルー♪
章魚頭姿山 午前中はあいにくの曇天だったが、今回は、見たかった青い海と白い砂浜が見られる♪
午前中はあいにくの曇天だったが、今回は、見たかった青い海と白い砂浜が見られる♪
章魚頭姿山 和歌山市街も、美。
蛇のようにうねる緑は、災害防止と景観保護のため江戸時代後期に造られた水軒堤防(すいけんていぼう)。
国史跡で、日本遺産「絶景の宝庫 和歌の浦」の構成文化財。
和歌山市街も、美。 蛇のようにうねる緑は、災害防止と景観保護のため江戸時代後期に造られた水軒堤防(すいけんていぼう)。 国史跡で、日本遺産「絶景の宝庫 和歌の浦」の構成文化財。
章魚頭姿山 瀬戸内海も、朝とは違う青。
これも良し。
瀬戸内海も、朝とは違う青。 これも良し。
章魚頭姿山 たっぷり青を満喫して、下山。
天神宮楼門をくだり、
たっぷり青を満喫して、下山。 天神宮楼門をくだり、
章魚頭姿山 砂州の先端からはじまった和歌浦行は、もとは海岸だったが埋め立てられ、海→川→池、となったという真ん丸な御手洗池が終点。
橋を渡って、
砂州の先端からはじまった和歌浦行は、もとは海岸だったが埋め立てられ、海→川→池、となったという真ん丸な御手洗池が終点。 橋を渡って、
章魚頭姿山 〈紀州東照宮と権現山〉
〈和歌浦天満宮と天神山〉
天神さま菅原道真公と権現さま徳川家康公がならぶ、ありがたさ爆発の珍しいショットで行程終了🏁
〈紀州東照宮と権現山〉 〈和歌浦天満宮と天神山〉 天神さま菅原道真公と権現さま徳川家康公がならぶ、ありがたさ爆発の珍しいショットで行程終了🏁
章魚頭姿山 …三時間後。
雑賀崎の先端から見る春分の日・和歌浦からの夕日。
…三時間後。 雑賀崎の先端から見る春分の日・和歌浦からの夕日。
章魚頭姿山 灯台と夕日。
良いのだが…徹夜明けのような、ぼんやり薄黄色。
思っていたのと、ちょっと違う。
灯台と夕日。 良いのだが…徹夜明けのような、ぼんやり薄黄色。 思っていたのと、ちょっと違う。
章魚頭姿山 そして、春分の日はおわる。

メインの朝日夕日はぼんやりだったが、和歌浦を楽しんだ一日でした。
そして、春分の日はおわる。 メインの朝日夕日はぼんやりだったが、和歌浦を楽しんだ一日でした。

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