石鎚山 四つの鎖場と天狗岳へのナイフリッジ

2017.05.05(金) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 4
休憩時間
51
距離
9.9 km
のぼり / くだり
1101 / 1103 m
13
4
19
10
11
13
4
37
2

活動詳細

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四国遠征の3日目。 京屋の駐車場では車中泊も多く、早朝から登山者が支度を整えている。 石鎚登山ロープウェイのゴールデンウィーク期間中の始発定刻は7時40分であるが、昨日は7時20分の臨時便があったようなので、早めに下谷駅に向かう。 既に改札口前に20人以上の行列が出来ていたが、今日は7時10分の始発臨時便にぎりぎり間に合った。 10分で山頂成就駅着。 石鎚神社成就社まで林道を歩く。 成就社には旅館が数軒あって、前日のうちにロープウェイで上がって宿泊しておけば、早朝の鎖場は空いていたのではないかと思われる。 安全登山祈願して出発。 序盤はひたすら下るので道を間違ってないか少々不安になる。 八丁のコルから階段の多い登りが始まる。 今回の核心部「試しの鎖」にさしかかる。 74mの岩場を鎖を使って登る。 足場が無いところは鎖の輪に靴先を入れて登るのだが、靴の先っちょが引っかかっているだけで不安定なので、腕に力を入れて懸垂するように登る。 登り切るとそこは狭い前社が森の小ピークである。 次の登山者が来るのですぐに反対側の鎖で降りる。 この下りの鎖の一番最後に足場が無くて苦労する。 「試しの鎖」は、わざわざ尖った小ピークに登って降りるだけであるが見晴らしは良い。 ここをクリアできれば後の鎖場は問題なく行ける。 もちろん各鎖場には迂回路があるので無理はしない。 夜明峠を過ぎると「一の鎖」33m。 これは難も無く楽だった。 二の鎖小屋から「二の鎖」65m「三の鎖」68mである。 その小屋手前で突然「ラーック!」と叫び声が聞こえたので、声の方を見ると大きな岩が落ちていくのが見えた。 どうやらけが人は出なかったようなので安心した。 「二の鎖」からは渋滞。 団体さんの何人かが立ち往生して後が詰まっている状況である。 この団体さんらはおそらく成就社にある旅館に前泊したのだろう。 「三の鎖」は上の方がほぼ垂直であるが「試しの鎖」の難易度を超えることは無いので難なくクリア。 石鎚山頂上の弥山に着く。 ザックをデポってここから2つめの核心部である天狗岳に行く。 天狗岳に向かう登山者は多く既にその山頂には何人もの登山者が見えた。 初めは鎖で降りる。 迂回路は無く一本道で登りと下りが交互に行き交うため譲り合いが必要だ。 狭い尾根を進むと岩がむき出しのナイフリッジが現れる。 一方が垂直に切れ落ちていて下を見て恐怖に駆られて先へ進めずに引き返す登山者も多いようだ。 足を架けられるような足場はほとんど無いが、濡れてなければ斜めの岩肌のグリップはよく効く。 万が一滑ったら身体を止めるような物は無いのでここは慎重を期す。 天狗岳山頂は狭いので長居は出来ないが、到着した時はちょうど貸し切り状態だった。 昨日の雨の剣山とは違って眺望は良い。 さらにこの先の南尖峰に向かう登山者もいたが、十分楽しんだのでここで引き返す。 頂上山荘で食事をしようと弥山に戻ったら、どんどん登山者が上がってきていて山頂は大賑わいであった。 名物?の「石鎚チキンカレー」を注文。 スパイスが効いて大変旨かった。 下りは迂回路を使ってすべての鎖場をトラバースした。 迂回路は単管足場を組んであった。 この日の宿は名湯「道後温泉」。 温泉とビールが楽しみである。 「石鎚山温泉 温泉旅館京屋」 1泊2食8800円。 朝食時間は宿泊客の希望で6時からいただけた。 宿は古くて、各部屋のカギは外カギで中から掛けられない。 トイレは男女の別は無いが、個室は全部ウォシュレット。 温泉は濁り湯で評判は良いが、2つある湯船が2つともジャグジーになっていたので、出来れば1つは無しでゆっくり入りたいと思った。 宿泊客の車は旅館の駐車場に置いたままで、すぐ前が登山ロープウェイ乗り場の入口である。 駐車のみの場合は700円。 4泊5日の四国旅行の3日目 延べ走行距離2030km 1日目:5月3日終日移動 新潟から840km走って初日の宿「ラフォーレつるぎ山」へ。 2日目:5月4日「剣山」登山 見ノ越登山口までのアクセス道路はすれ違い出来ない箇所が多い悪路。 観光登山リフトはパスして下から登った。 2日目の宿は石鎚山登山口の「石鎚山温泉旅館京屋」。 3日目:5月5日「石鎚山」登山 石鎚山登山ロープウエイは休日臨時便の7時10分発に乗る。 通常GWと土日の始発は時刻表では7時40分。 3日目の宿は「道後温泉茶波瑠」。 4日目:5月6日いろいろ迷ってこんぴら参り「金刀比羅宮」 奥社まで1368段の石段を登る四国で3回目の登山?高速道路のGW渋滞を避けて走って4日目の宿は京都は福知山駅近くのビジネスホテル。 5日目:5月7日終日移動 福知山市から新潟までの550kmの道のりを帰る。

石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 ロープウエイ入口ゲートをくぐる
ロープウエイ入口ゲートをくぐる
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 階段登って下谷駅への道中
かつてのにぎやかさが偲ばれる
階段登って下谷駅への道中 かつてのにぎやかさが偲ばれる
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 下谷駅
この日は臨時便が7時10分に出発
何とか始発に乗れた
下谷駅 この日は臨時便が7時10分に出発 何とか始発に乗れた
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 山頂成就駅へ約10分で到着
山頂成就駅へ約10分で到着
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 7時20分
いざ出発
7時20分 いざ出発
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 石鎚神社成就社前の旅館
昨日の剣山の団体さんが泊まっていたと思われる
ここに前泊すればロープウェイで来る登山者らで混む前に鎖場に行ける
石鎚神社成就社前の旅館 昨日の剣山の団体さんが泊まっていたと思われる ここに前泊すればロープウェイで来る登山者らで混む前に鎖場に行ける
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 石鎚神社成就社
石鎚神社成就社
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 ここからが登山
ここからが登山
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 最初は下る
最初は下る
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 鳥居をくぐる
登山者でない方はここで引き返そう
鳥居をくぐる 登山者でない方はここで引き返そう
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 階段が続く
階段が続く
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 試しの鎖74m
試しの鎖74m
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 太い鎖を掴んで登る
太い鎖を掴んで登る
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 足場が無い・・
足場が無い・・
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 もうすぐてっぺん
もうすぐてっぺん
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 試しの鎖を登りきった
試しの鎖を登りきった
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 反対側には下りの鎖があってせっかく登ったのに下る
反対側には下りの鎖があってせっかく登ったのに下る
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 石鎚山が迫る
石鎚山が迫る
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 下りの鎖を上から見る
下りの鎖を上から見る
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 足が掛からない
足が掛からない
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 何とか鎖を下りるとまた階段登り
何とか鎖を下りるとまた階段登り
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 石鎚山が衝立の様に迫ってくる
石鎚山が衝立の様に迫ってくる
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 夜明峠
夜明峠
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 一の鎖33m
一の鎖33m
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 一の鎖を登りきった
一の鎖を登りきった
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 また鳥居をくぐる
また鳥居をくぐる
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 二の鎖小屋から二の鎖と三の鎖を望む
ここに来る直前に「ラーック」「ラック」と声が聞こえて大きな岩が落ちるのが見えたが大丈夫だったのだろうか
二の鎖小屋から二の鎖と三の鎖を望む ここに来る直前に「ラーック」「ラック」と声が聞こえて大きな岩が落ちるのが見えたが大丈夫だったのだろうか
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 二の鎖は渋滞でなかなか進まない
二の鎖は渋滞でなかなか進まない
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 ところどころにトライアングルがあって足を掛けやすくなっている
ところどころにトライアングルがあって足を掛けやすくなっている
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 二は余裕である
続々と登る登山者
二は余裕である 続々と登る登山者
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 二も終わった
二も終わった
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 三の鎖68m
ほぼ垂直である
三の鎖68m ほぼ垂直である
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 懸垂状態
懸垂状態
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 三も登りきる
三も登りきる
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 石鎚山山頂
石鎚山山頂
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 天狗岳はとんがっててかっこ良い
天狗岳はとんがっててかっこ良い
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 ザックをデポって早速向かう
ザックをデポって早速向かう
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 ここが一番厳しいナイフリッジ
足場の確保も難しいが、岩が濡れてなければ結構グリップが効く
片側が切れ落ちていてここから下を見て断念して帰る人もいる
ここが一番厳しいナイフリッジ 足場の確保も難しいが、岩が濡れてなければ結構グリップが効く 片側が切れ落ちていてここから下を見て断念して帰る人もいる
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 てっぺんに来た
てっぺんに来た
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 西日本最高峰
うしろに見えるのは南尖峰
西日本最高峰 うしろに見えるのは南尖峰
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 頂上山荘に戻って「石鎚チキンカレー」830円
スパイシーで旨い
頂上山荘に戻って「石鎚チキンカレー」830円 スパイシーで旨い
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 下りは巻き道で
鎖場の全部にこんな迂回路が整備されている
下りは巻き道で 鎖場の全部にこんな迂回路が整備されている
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 「道後麦酒館」で地ビールで乾杯!
「道後麦酒館」で地ビールで乾杯!
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 「道後温泉本館」
「道後温泉本館」

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