【唐松岳】暴風と強風の間

2022.03.10(木) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 2
休憩時間
55
距離
9.0 km
のぼり / くだり
967 / 965 m
20
1 14
1 1
43
51
13

活動詳細

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北アルプス北部、唐松岳に登ってきました。 天気は午前高曇り、午後になると☀️ 気温は朝-4℃ 稜線上はずっと暴風。多分15-20mくらい?予報より強く、非常に体力を奪われました。 出発はバスタ新宿。23:05発の夜行バスに乗り、翌日6:30八方バスターミナルに到着。ターミナル内で少し時間をつぶし、準備をして八方ロープウェイ駅に向かう。 ロープウェイの始発は8時。7:15分くらいに行くと、二人パーティの先行者の方が既に並んでいました。 気温は-4℃。 ロープウェイとリフト2本の往復チケット3,800円を購入し、ロープウェイ に乗り込む(PayPay で支払うと898円分還元されるらしい。要確認です) 30分ほどで(最初のリフトが8:30始動で、そこで少し待たされました。)八方池山荘に到着。冬山装備を装着し、8:50出発。 最初は緩やかな登りが長くつづく。年度末の平日にも関わらず登山者やBCの人達でなかなかの賑わい。スタート地点では自然と隊列がてきる。陽も出ていて暑いのでシェルを脱ぐ。 6合目?くらいから傾斜がきつくなる。積雪も所々足首まで埋まる。でも、ワカンをつけるほどじゃなかった。 8合目あたりから暴風。バラクラバとヘルメットを被り、サングラスからゴーグルに変え、シェルのフードで頭部を覆う。先行するスノボを担いだお兄さんがスノボにモロに風を受けていて、飛ばされちゃうんじないかとドキドキした。 ここから先ずっと暴風。そして想像より行程が長いっ!やはり北アルプスを侮ってはいけなかった。 稜線上は遮るものがなくなかなか休憩が取れない。喉も乾いて水分補給したいが、暴風にさらされているため、立ち止まって水を飲むのが面倒くさい。そうこうしているうちに疲労がたまり、撤退して帰りたくなる。まずい。立ち止まり、山ボトルのお湯を飲む。美味。温度も適温。おつまみおかきを取り出して、いっぺんに口に放り込む。数種類のお楽しみおかきが、口内で混ざり合う。冷たくて味がしない。お湯で流し込む。 少し休んだら、元気が出てきた。 また登り始める。岩場なんかも出てきて傾斜も急になる。ピッケルに持ち変える場面なんだけど、面倒でできない。 ストックを短くもって雪に突き刺して登る。 頂上が見えてきて、ふぅぅぅぅもうすぐだ、と思う。 昨夜バス内であまり眠れなかったせいか、高度障害なのか少し頭痛もしてくる。ゆっくりゆっくり高度を詰め、ピークに立つ。よっしゃ〜っ!と思ったらそこは八方のピークだった。 そこからけっこう下って登り返した先に唐松岳の頂上が見える。絶妙な距離。ココロを無にして下り始める。30分ほどで唐松岳山頂。高曇りかつ暴風なので撮影をしてさっさっと下山。くだりで太ももがつりそうになる。最近、仕事ばかりしてたからな。少し下ったところで休憩をとる。全方位から暴風が吹き付けてくる。ソーセージパンを出して食べる。パッサパサ。お湯で流し込む。 歩くのがやになり、誰もいないので、シリセードを試みる。10mくらいいい感じで滑る。でも、止まってしまうのでまた歩く。そして山ボトルをなくす。 あーあ。と思いながら自撮りなんぞをしていると、後ろから下山してきた方が、山ボトル落としました?と聞いてくる。うぉ〜神降臨。はい、落としました!ありがとうございます!山ボトルの生還。 ロープウェイ 駅に近づくと風も弱まり、ピーカンの青空。 残雪期の唐松岳。ロープウェイでいける初心者向けのイージーコース、という認識を改めました。けっこうハードだったな。積雪あったらどうなるんだ、と思うと怖気付く。ま、自分がポンコツなだけなんだけど。 帰りは八方の湯。

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